小さな三克と、1kgの方磚。
この2つのお茶は、茶の歴史の節目に作られ、北京の乾いた時間のなかで、静かに熟成を重ねてきました。
どちらも美味しく歴史を感じるお茶です。
下関茶廠の1998年の生沱です。
一粒およそ3gの小さな沱茶で、微型沱茶と呼ばれます。
はじめは手で押して作られていた微型沱茶を、下関茶廠は機械で押すことに取り組みます。1996年に特許出願、1997年に試生産が目標に達し、1998年に3g沱の加工機械が大理州の鑑定に合格しました。微型沱茶の機械化が形になった年に作られたお茶です。
熟成は非常に綺麗で、雑味も倉の匂いもなく、下関には珍しい柔らかさ。陳香はほとんど感じません。透明感のある甘さに、梅を思わせる香りと柔らかな酸味。5煎目あたりからミネラル感と烟香、芯のある茶気が加わり、梅の香りはそのまま、焦糖を思わせる甘さへ近づきます。
年を重ねたお茶は、どうしても高価になりがちです。一粒で何煎も楽しめる微型沱茶なので、二十八年の熟成を、気負わずに確かめていただけます。
2007年、益陽茶廠は国企改制を行い、国有企業から会社組織へ移りました。この茯茶は、その年に出された、建廠五十周年の数量限定の紀念茯磚です。西北の少数民族や各地の茶商への感謝を込めた1kgの正方形磚茶で、箱内には役員・文建輝による『茯茶記』が収められています。
発売直後に北京の姉妹店が入手し、以来北京で保管してきました。南方にありがちな湿った癖は感じにくい倉歴です。柔らかな木質系の香りと、清らかな菌花香。茶水は明るい褐色で、穏やかな甘味と深い滋味、奥行きのあるミネラル感が長く続きます。
一般的な黒茶と同じように高温で洗茶を行い、茶刀や茶針で必要な分だけ崩してお楽しみください。
販売は、お試しパック(崩し50g)と1kgの2種類です。
お試しパックは、お一人様(1世帯様)につき1点限りとさせていただきます。重複注文(同一人物・同一住所)と判断された場合は、キャンセル処理をさせていただく場合がございます。発送は、通常のご注文と同じように行います。
1kgは予約入荷です。入荷は11月末を予定しており、入荷後の発送となります。ご予約は11月20日24:00まで承ります。
10月のワークショップでお話しした茯茶の製法に、 お寄せいただいた質問への答えと、茯茶の歴史を加えて、ブログにまとめました。
ご好評につき完売しておりました雲南白茶 雲白毫です。
このたび、業務販売分を調整し、わずかに再入荷いたしました。
白茶は新芽や若葉を丁寧に摘み取り、なるべく人の手が触れないように、自然のまま萎凋(しおれさせて水分を抜く工程)させ、乾燥させるだけのシンプルな製法で作られるお茶です。この間に、酸化もゆるやかに進みます。
この雲南白茶は雲南省南部の思茅の標高1800m付近にある茶園で3月上旬に摘み取られました。無農薬・無肥料栽培の茶樹から丁寧に摘み取り、製茶されています。ビロードのような白毫が非常に美しい茶葉です。思茅に住む少数民族の作り手さんが丁寧に作った白茶です。
福建白茶の青い香りが苦手という方にも、まず飲んでいただきたい雲南白茶です。青みが少なく飲みやすく、雲南大葉種のフレッシュな爽やかな甘さと、心地よい紅茶のような風味、普洱生茶のようなミネラル感がバランスよく広がります。
■ 発送業務お休みのお知らせ ■
11月13日から15日までの間、ワークショップ開催のため
および
11月19日から25日までの間、中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
期間中もご注文はこれまでどおりお受けしておりますが、いつもよりご注文の確認メールなどのお返事が遅くなる場合がございます。
ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。


