去熱作用や美肌作用があると言われ、まさに夏向きのお茶として知られる白茶が入荷しました。
今年は白茶のオリジナル、福建省の白茶も入荷しております。
白茶の中には、独特の癖を持つものも多く、あまり好きになれないという方もいらっしゃいます。実は当店にも同じ感想を持つスタッフがいたのですが、そのスタッフも納得して美味しいと楽しめる品質の白茶を探しました。
茶王、美女といった別名を持つほど有名な白茶の最高級品です。白毫銀針と名前の付くお茶は沢山ありますが、このお茶は甘い花香と
シナモンスティックのような上品な清涼感を持っています。
この香りと味わいを探して福鼎県の作り手のものに出会いました。奥行きのある旨みと甘さ、複雑で品のあるミネラル感、長く続く余韻と、茶王と呼ばれる理由を実感していただけるお茶です。
こちらは福建省政和県の白茶です。
この野生白牡丹は山中にある野生茶樹から作られています。この地で白茶を作り続けている作り手が自家用にと山中に入って摘み取り、製茶したものを分けていただきました。貴重で大変手間のかかるお茶であるため、一般には流通させていないものですが、この作り手さんとは長年の友人でもあり、鈴茶堂にならと譲っていただきました。
無農薬はもちろん、肥料すら施されていない純粋な野生茶です。
清涼感を伴った甘い花香のある薄い金色のお茶です。
少し粘性のあるトロっとしたお茶は複雑で柔らかく、驚く程に深みのある甘い味わいが楽しめます。
のど越しが素晴らしく良く、余韻も長く続きます。煎をすすめていくと上質なシナモンティーのような爽やかさへ変化するのも、この野生白牡丹の特徴です。
白茶は年月を経た方がより柔らかく旨味を増していくお茶です。
お手元で時間の経過による変化を楽しみながら、大切にお楽しみいただければと思います。
毎日の常備茶として、安心して美味しくお楽しみいただける、雲南白茶も入荷しています。
この雲南白茶は雲南省南部の思茅の標高1800m付近にある茶園で2013年3月中旬に摘み取られました。無農薬栽培の茶樹から丁寧に摘み取り、製茶されています。ビロードのような白毫が非常に美しい茶葉です。
雲南大葉種の持つ深い甘さと、夏向きの爽やかな紅茶のような風味、プーアル生茶のようなミネラル感を持つ深みのある味わいです。
思芽に住む少数民族の作り手さんが丁寧に作った白茶です。
今回はその作り手さんのご好意もあり、お求めやすいお値段でご紹介することができました。
ぜひ夏の常備茶としてお楽しみください。
中国・福建省の漳平市という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。
その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。
中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、私たちは何年もこの漳平水仙を作る茶農家さんを探していました。やっと納得いく品質の漳平水仙を作る茶農家さんとのご縁ができ、昨年からご紹介させていただいています。
爽やかな香りと味を持つお茶です。
これからの時期にぴったりで、普通にお湯で淹れるのはもちろん、アイスティーにしたり、水出しにしても美味しくお楽しみいただけます。
非常に煎が続くのも特徴で、通常の淹れ方であれば15煎以上は楽しめます。
私たちの場合は2日にかけて楽しんだり、お湯で普通に淹れた後に水出しにして楽しんだりしています。
それでも茶葉が多すぎるという場合は千枚通しなどで茶葉を砕かないように、注意しながら半量程度の大きさに固形茶を崩してお使いください。
こちらは伝統的な製法を守って作られているものです。
漳平水仙には桂花香型と花香型とありますが、この漳平水仙は金木犀の花の香りを持つ桂花香型になります。
ふわっとむせ返るように出てくる金木犀の香りが見事な落ち着きのある香りを持ち、甘く、柔らかい味と旨味、複雑なミネラル感が印象的です。
2013年はとても綺麗に香りが出ています。
漳平水仙紅茶も入荷しております!
烏龍茶の漳平水仙よりも実は人気の高い紅茶ですが、昨年は予想以上に早く完売してしまい、ご不便をおかけしました。
今年も入荷しております。
紅茶も今年はとても美味しく仕上がっています。
夏となると黒茶という気分でもない気がしますが実は蔵茶がおすすめです。
当店でも夏の常備茶として、ヤカンいっぱいに作って冷水筒へ。
冷蔵庫で冷やして楽しんでいます。
黒茶に良くある癖や臭いがなく、また刺激性もカフェインもないため、身体を冷やしすぎることも負担をかけることもなく、お子様からお年寄りまでシチュエーションを選ばずにお楽しみいただけます。
5gの茶葉で1リットルのお茶を作ることができますので、1袋250gでざっと50リットル近くの蔵茶を作ることができる計算になります。
この夏の常備茶としてお勧めします。
便利なティーバックタイプもあります。