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大紅袍茶壺

大紅袍茶壺

原矿大红袍を使用した湯宣武老師の紫砂茶壺です。
北京の事務所に届きましたのでご紹介させていただきます。

大紅袍というと岩茶を連想してしまいますが、実は紫砂の泥料にもその名前が使われています。明・清代から伝わる伝統的な泥料の1つですが、非常に産出量が少ないこと、扱うにはかなりの技術が必要とされるということなどがあり、今では殆ど見られなくなりました。

大紅袍を使用した茶壺はもちろん偽物もあります。紫砂の泥料の中ではトップクラスの硬度を持ち、焼成時の収縮度も一般的な泥料よりも大きいため、技術の高くない作家には扱えないものですが、着色した全く違う泥料を大紅袍と偽ったり、混ぜものをして柔らかく扱いやすくした大紅袍を使用した作品も残念ながら流通しています。
本来の大紅袍は一般的な紫砂泥料の吸水率が3~5%と言われているのに対して(かつて研究機関が湯宣武さんの茶壺を調査した際に3%あるかどうかだったそうです)、大紅袍は1%前後です。非常に硬度が高く、艷やか、お茶の味わいが非常に清らかに出る、朱泥系の泥料の中では最高品質とされています。

ご希望の方はお問い合わせください。(現時点で販売は未定です)

秋のフルーツと蔵茶 / 発送業務お休みのお知らせ

秋のフルーツと蔵茶

お客さまよりご提供いただきました。ありがとうございます!

蔵茶と巨峰を合わせてお楽しみいただいています。
とても美しい高坏と合わせていただき、素敵ですね!

冷やしても美味しく楽しめますが、温かい蔵茶とフルーツもとても美味しくお楽しみいただけます。
当店取り扱いの蔵茶はカフェインがありませんので(他社の蔵茶は確認していません)渋みや苦味といった味わいが無く、フルーツとの相性がとても良いお茶です。蔵茶の故郷、四川省の雅安では蔵茶にリンゴやオレンジ、桃などを入れて良く飲んでいます。
これから秋を迎え、フルーツがおいしくなってきます。ぜひみなさまも色々とお試しください!

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蔵茶 康磚(布袋)


9月17日から26日までのあいだ中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

9月13日22時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は16日までに発送させていただきます。
銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、9月13日中に入金確認ができたご注文を16日までに発送いたします。
それ以降のご注文は9月27日以降の発送となります。
また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

発送業務をお休みさせていただいている期間もご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどに、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。また、今回は通信状況が不明の場所に行くことも予定しておりますため、最長で5日程度、お返事にお時間をいただく可能性もございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

夏の蔵茶 / 発送業務お休みのお知らせ

蔵茶と桃のカクテル

新宿のAfterTasteCOMODOさんが蔵茶のリキュールを作って桃のカクテルにしてくださいました。

蔵茶は苦味などが全く無いせいかフルーツとの相性が抜群、このカクテルも桃の美味しさと合わせて絶品です。
桃の香りと甘味のあとに、しっかりと蔵茶の香ばしい香りと旨みが感じられるカクテルに仕上がっています。
他のフルーツとも合わせても美味しそうです!

お近くにお越しの際にはぜひお試しください!

蔵茶とソルダムの冷茶

こちらはお客さまよりご提供いただきました。ありがとうございます!

蔵茶にソルダムを入れて冷やした冷茶だそうです。
とても美味しくできたとのことで、写真つきでご報告いただきました。ありがとうございます。

当店取り扱いの蔵茶はカフェインがありませんので(他社の蔵茶は確認していません)渋みや苦味といった味わいが無く、フルーツとの相性がとても良いお茶です。蔵茶の故郷、四川省の雅安では蔵茶にリンゴやオレンジ、桃などを季節のフルーツを入れて良く飲んでいます。

冷茶にしても身体を冷やしすぎることなく、胃腸や循環器系にも優しい蔵茶は夏にもおすすめしたいお茶です。もちろん味も癖がなく美味しいお茶です。

ぜひみなさまも色々とお試しください!

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蔵茶 康磚(布袋)


8月10日から15日までのあいだ中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

8月7日22時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は9日までに発送させていただきます。
銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、8月7日中に入金確認ができたご注文を9日までに発送いたします。
それ以降のご注文は8月16日以降の発送となります。
また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

発送業務をお休みさせていただいている期間もご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

手摘み川根茶 2012年一番茶

手摘み川根茶

中国茶の多い鈴茶堂ですが、美味しいお茶は地域に限らずにご紹介したいと思っています。
鈴茶堂の扱う川根茶もその1つで
普段は日本茶をあまり飲まない人でも美味しいと言っていただけるような
特別に美味しい日本のお茶です。

手摘み川根茶

川根茶のふるさと、静岡県の川根本町は大井川の上流
SLで有名な大井川鉄道が走る、山深い静かなところにあります。

川根は標高が高いために年間を通して気温が低く
静岡県の中でも最も茶摘みが遅い場所です。

高冷地でじっくりと育てられた茶樹は完全無農薬で大事に育てられています。

手摘み川根茶

険しい山間地に広がるお茶畑は、一般的に知られる平坦な茶畑と違い、
歩くのも大変な険しい傾斜地に作られていたり
春先になってからの朝晩の冷え込みによる霜から守るべく霜よけを施したり・・・

気の遠くなるような茶農家さんの努力によって、ようやく茶摘みの時期を迎えます。

今年は5月10日すぎからの茶摘みになりました。

手摘み川根茶

私たちがお願いしている茶農家さんでは手袋をして茶摘みを行なっていました。
何でも茶樹の樹液が手につくとなかなか落ちなくなることや
無農薬栽培をしているため小さな虫たちが沢山いる畑で手を守るためとか。
茶摘みは茶農家さん家族総出で行っていますが、女性はやっぱり手のケアも気になりますよね。
私たちも早速手袋をして茶摘みに参加させていただきました。

手摘み川根茶

摘み取った茶葉はすぐに製茶されます。
茶畑の横にある製茶工場で荒茶まで加工されます。
製茶工場といっても数件の茶農家さんが共同で作業するとても小さな作業場所で、実際に茶農家さん自ら製茶を行います。

手摘み川根茶

鈴茶堂がご紹介させていただく茶農家さんの川根茶は
一般には流通せず、毎年口コミによる茶農家さん自身の直接販売だけで完売してしまう知る人ぞ知る名茶です。

川根茶は他の地域の日本茶に比べて色が薄く
華のような香り高さ、適度な柔らかい渋み、そして濃厚な甘みと旨みが特徴です。

普段は中国茶ばかりで日本茶をあまり意識してこなかった私たちも「これは美味しい。」と感動した最高のお茶です。
茶葉をそのまま食べても美味しく楽しめる、旨みの塊のような日本茶です。

昨年までは二番茶まで作っていたのですが、今年は一番茶のみの生産だそうです。

鈴茶堂のご提供する川根茶は5月13日に茶摘みされたものになります。
荒茶までの製茶は完了しておりますが、熟成をかけてから出荷されるため、入荷は6月はじめを予定しています。

手摘み川根茶 2012年一番茶
手摘み川根茶 2012年一番茶

5月31日24時までご予約を承っております。

ご予約いただいた数量以上に川根茶の確保ができれば通常販売もと思っていたのですが、口コミで完売してしまうような人気のお茶のため茶農家さんの方では既に完売してしまいました。
鈴茶堂で確保しているお茶の量、お受けしているご予約の量とペースを考えると、おそらくご予約いただいた方のみのご提供となり、通常販売させていただく量は残らないと思います。

日本のお茶も美味しい。と改めて感じることができる川根茶です。
是非この機会にお試しいただければ私たちも嬉しいです。

四川高山紅茶

鈴茶堂での人気商品の1つである四川高山紅茶です。

中国の四川省・蒙頂山で栽培された茶葉を使用して丁寧に作られた紅茶です。
四川省の紅茶と言うと聞きなれない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
四川省の紅茶という意味で「川紅」(センホン)と呼ばれる、あまり見かけない希少な紅茶です。

元々、四川省、特に蒙頂山ではお茶についての古い歴史を持っています。世界で初めて茶樹の人工栽培が行われたのもこの蒙頂山ですし、古くから皇帝献上茶を作ってきた由緒あるお茶の産地でもあります。日本ではあまり知られてはいませんが今でも上質なお茶の産地として有名な場所です。

この地での紅茶作りは1950年代からはじまりました。
50年以上の歴史があるお茶にも関わらず、四川省のちょっとした観光地のお土産屋さんや空港の売店などでも殆ど見かけないばかりか、中国国内のお茶屋さんや市場でもなかなか見かけることがありません。強いて言えば欧州系大手のお茶ブランドのリストにあるのをたまに確認する程度で、あまり流通することのない希少なお茶です。昨今の中国での紅茶ブームで少しずつ見かけるようになってきたものの、まだごく僅かな店舗にしか扱いがなく、その質もまちまちです。

四川高山紅茶

元々、川紅が好きだった私たちは何年もの間、色々な場所で納得のできる川紅を探していました。
いくつかの幸運と周囲のご好意で、ある川紅を作っているメーカーさんと知り合うことができました。中国国内向けにのみ作っている小さなメーカーさんですが、非常に研究熱心で、より美味しい川紅を作り出すべく努力されています。研究に研究を重ねて作り出されたこの川紅は、私たちが今まで出会ったどの川紅よりも素晴らしい香りと濃厚な旨み、べっこう飴のような甘みを持つ美味しい紅茶でした。

一般的な川紅の多くは比較的平地で栽培されます。この四川高山紅茶は平地ではなく、蒙頂山の標高1200mを越える地域で栽培されています。多くの高山茶と同じように無農薬栽培です。標高が高く斜度がきついため、農薬はもちろん、肥料でさえも運ぶのが難しいとか。非常に厳しい環境のもとで育てられています。

四川高山紅茶

トップノートは華やかな花。ミドルノートからラストノートへはべっこう飴のような甘い香りと成熟した果実香へと移ります。渋味や雑味は全くといって良いほどになく、濃厚な旨みと深みのある甜と言うべき甘みをたくさん含んだ柔らかい茶水は一度飲むと忘れられなくなるのか、リピーターの方が多いことも特徴的です。
近年の紅茶ブームの中にあっても知名度がそれほどないせいか、品質の割りには抑えめの価格で入手できていることもあり(今現在の話ですので、今年のシーズンはどうなるか分かりませんが・・・)、中には毎日の定番の紅茶として定期的に揃えてくださっている方もいらっしゃいます。私たちも当然ですが日常のお茶として、おいしくいただいています。

ストレートはもちろん、ミルクティーでも。
もちろんアイスティーとしても、おいしく楽しめます。

四川省からきた紅茶です。
一度この紅茶の香りと味を試してみてください。

四川高山紅茶 10gパック 900円から

※ 東京新宿西口のBar ARGYLLでもおためしいただけます。


ご好評につき品切れていた古玉瓷 蓋碗 大が再入荷いたしました。

古玉瓷 蓋碗 (大)

古玉瓷 蓋碗 (大) 1,800円