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金交椅肉桂 馬頭岩水仙 野生正山小種 百年老叢小種入荷しました!/ おかげさまで13周年を迎えます

岩茶 金交椅肉桂 馬頭岩水仙 入荷しました!

今年もイチオシの肉桂は金交椅肉桂でした。
昨年ご紹介したところリピートされる方がとても多かった岩茶です。
作り手さんに伝えたところ、大変喜んでいただき、今年は価格を抑えてご紹介できることになりました。

手工岩茶 金交椅肉桂 2024
手工岩茶 金交椅肉桂 2024

金交椅は牛欄坑左側の岩山の上にある地域を指します。
まさに谷底(牛欄坑)と崖上(金交椅)というような近い場所にある地域で、牛欄坑肉桂と同様に素晴らしい香り、味わいの深さを持っています。言葉に表すのが野暮というほどに美味しい岩茶ですが、牛欄坑肉桂とはやはり違います。牛欄坑のニュアンスを持ちつつも、牛欄坑のように飲み手の身体に負荷がかかるような強さはなく、柔らかい強さを持っています。それでもよくある「武夷肉桂」とは違う底力のあるような味わい、香りは、さすが牛欄坑地域の岩茶といったところでしょうか。

老岩茶 馬頭岩水仙 2014
老岩茶 馬頭岩水仙 2014

2014年の春に製茶された馬頭岩水仙を10年ゆっくりと寝かせた老岩茶です。
若い岩茶も美味しいお茶ですが、年月を経た老岩茶にはそれらにはない美味しさがあります。上質な岩茶は美味しいものの、飲み手を選ぶような強さもあるお茶です。年月を経て老茶になることで、優しく身体に沁みるようなお茶に変化します。
優しい果香に加えて清らかな花香、丸く優しい甘味と奥行きのある滋味、煎をすすめていくと表情を変えて果汁のような爽やかな味わい、砂糖水のような甘味など、さまざまな楽しみを与えてくれる岩茶です。


最高品質の紅茶として有名な金駿眉を最初に作り出した1人である老師の無焙煎正山小種を毎年ご紹介させていただいてきました。
しかしながら、ご高齢のため2023年で製茶を引退されました。2024年からは息子さんが跡を継がれ、今回ご紹介するお茶はその息子さんの製茶によるものです。

無焙煎 野生 正山小種 2024
無焙煎 野生 正山小種 2024

お父上である老師の作っていた昨年までの無焙煎正山小種が静とするならば、今年の無焙煎正山小種は陽といった感じでしょうか。
華やかではあるものの、今どき流行りのお茶のように主張が強いものはなく、押し付けがましくない明るさを持つ紅茶です。飲み疲れない、ずっと飲んでいたくなる、寄り添うような明るさを持つ紅茶です。

老師の製茶した無焙煎正山小種と飲み比べもおすすめです。
同じ茶畑、製茶場で製茶されていますが、作り手による違いを感じていただけます。(二人とも製茶技術は凄いです。)

現地熟成 無焙煎 野生 正山小種 2023


お客様のご希望で日本へ入荷した岩茶の客注品の調整分のご紹介です。
そのため、日本国内の在庫は少なめとなります。

野生百年老叢小種 2024
野生百年老叢小種 2024

福建省武夷山桐木保護地区内の野生茶樹、なかでも樹齢100年を超える古茶樹から作られた希少な紅茶です。
これぞ老叢と思えるほど、底の知れない奥行きのある紅茶です。野生古茶樹に対して自然と敬意を持ってしまうような静かな凄みすら感じる紅茶です。
中国紅茶の通好みのお茶かもしれません。


■ おかげさまで13周年を迎えます! ■

12月で鈴茶堂Webショップはおかげさまで13周年を迎えます。

お世話になっているみなさまにお礼の気持ちをと思い、6,000円(商品代金のみ・税抜き)以上ご注文いただいた方には心ばかりではありますが、ノベルティ(お茶)をプレゼントいたします。
また、12,000円(商品代金のみ・税抜き)以上のご注文の場合は、さらに店主秘蔵のお茶もお付けいたします。

ノベルティのご用意には限りがございますため、無くなり次第終了となりますのでご了承ください。

Webショップ会員のお客さまにはWEBショップでご紹介中の価格1万円以上の茶器を10%OFFにてご提供させていただきます。(現地お取り寄せは除きます)
期間は2024年12月末日までのご注文分が対象です。
ご注文受付時に変更後の金額をご連絡させていただきます。

なお、この時期はご注文が混み合いますため、通常よりも発送までにお時間をいただく場合もございます。
どうかご了承ください。

どうぞよろしくお願いいたします。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

2024年12月26日から2025年1月14日までの間、中国出張のため発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ネット接続状況が不安定な地域への訪問も予定しておりますため、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

漳平水仙 白琳工夫 老班章 紫砂 龍泉窯 入荷しました!

今年も漳平水仙の秋茶が入荷しました!

中国・福建省の漳平市という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。
その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。

中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、鈴茶堂ではずっと何年もこのお茶を探し、ようやく納得できる品質のお茶を作る茶農家さんと出会い、以後10年以上、日本の方が殆どこのお茶をご存じないという時からご紹介してきました。

漳平

昔のままの村で、今も殆ど手作業で1つ1つ丁寧に作られています。
また、無農薬、有機栽培を徹底しており、茶畑の中には養蜂の巣箱がたくさん配置されています。
茶畑で取れるこの蜂蜜も村の大事な収入源となっています。

無農薬 伝統 漳平水仙 2024年秋茶
無農薬 伝統 漳平水仙 2024年秋茶

無農薬 伝統 ショウ平水仙 2024年 炭焙煎 秋
無農薬 伝統 ショウ平水仙 2024年 炭焙煎 秋

春茶と違い、製茶時の雨量などの関係で秋茶はまた香り、味わいが違います。中には秋茶しか飲まないという方もいるほどです。どちらも甲乙つけがたい美味しさです。
飲み比べもおすすめです。

無農薬 伝統 漳平水仙 2024年春茶
無農薬 伝統 漳平水仙 2024年春茶

無農薬 伝統 漳平水仙 2024年 炭焙煎 春
無農薬 伝統 漳平水仙 2024年 炭焙煎 春

在庫が少なくなっておりますが、メールマガジンご購読の方で、秋茶と一緒に春茶をご注文の場合は春茶の価格から10%割引させていただきます。メールマガジンをご購読されているメールアドレスでご注文いただくか、その旨をご注文時の備考欄へお書き添えください。
システムの都合上、お値引きは当店がご注文を確認した後に適用させていただきます。銀行振込、ゆうちょ銀行振込でのお支払いをご希望される場合は、当店よりお送りする自動返信ではない「ご注文内容の確認」メールにて変更後の代金をお知らせいたしますので、そちらをご確認になってからお手続きをお願いいたします。

また、今年は7年ぶりに紅茶も入荷しました。
一度品質が落ちたように感じられたので入荷を見合わせていたのですが、久しぶりに品茶したところ大変美味しく、また、秋茶ならではの香りと味わいのバランスが大変良かったため入荷しました。

無農薬 ショウ平水仙 紅茶 2024年秋茶
無農薬 ショウ平水仙 紅茶 2024年秋茶

花蜜香と深みのある旨味、甘さを持っています。
中国紅茶にしては珍しく甘く柔らかい中にミネラル感も感じることができます。英徳紅茶にも通じるような清涼感、心地良い独特な余韻もしっかり感じられます。


白琳工夫紅茶は福建三大工夫(紅茶)の1つとされている歴史ある紅茶です。主要な輸出製品として盛んに取引されていましたが、今は白茶に押されて生産が下火になってきてしまいました。
美味しい白琳工夫紅茶をご紹介したいと何年も福鼎を訪れる毎に探していましたが、なかなか出会えることがなく、今回の出張で福鼎も訪問し、これは!と思える白琳工夫紅茶と出会えることができました。

2013年 老茶 白琳工夫紅茶
2013年 老茶 白琳工夫紅茶

白琳で何代も製茶を行っている製茶場の当主が保管している老茶の白琳工夫紅茶です。
当時、人民代表大会で提供するために製茶したロットで、これ以上の白琳工夫紅茶はなかなか作れないと大切に保管していたそうです。

白琳老街

老茶とは思えない素晴らしい香り、衰えることなく、それでいて深みのある見事な花香を持つ白琳工夫紅茶です。
福建紅茶らしい圧倒的な甘味、ミネラル感がしっかりと感じられるものの、老茶となることで優しさも加わり、実は今が飲み頃なのではないかと思うほど力強く、そして柔らかい紅茶です。良い紅茶は老茶になったほうがより楽しめるという見本のようなお茶です。

全く消えてしまうとは思いませんが、時代の流れでその製茶が下火になっています。私達がご紹介したいと思うような美味しい白琳工夫紅茶という紅茶をご紹介できるのは今回が最後になるかもしれません。ぜひ多くの方にお楽しみいただければと思います。


毎年中国側スタッフが現地を訪れてお茶づくりをしていますが、老班章のお茶は非常に高価なため、日本での需要は少ないと考え、Webショップでのご紹介は控えていました。何人かのお客さまより老班章を味わってみたいというリクエストをいただき、今回、春茶をご紹介させていただくことにいたしました。

2024年 老班章 茶王地 古樹単株
2024年 老班章 茶王地 古樹単株

一口に老班章といっても、そのどこかで味わいも香りも価格も異なります。同じ老班章とは思えないほどの差があります。最も「老班章」らしいとされるエリアは茶王地と呼ばれる地域です。(そして一番高価な地域でもあります・・・)
この茶王地に生きる樹齢400年以上とされる単一茶樹から高老師が機械を使わずに作り上げた普洱生茶です。

これぞ老班章というお茶です。
香気、茶気共に厚み、強さ、柔らかさ、複雑さ、言葉にするのが野暮に思えるほど様々な表情を見せてくれます。
今であればフレッシュさも感じられます。
老班章特有の強さの中に柔らかさが、後を引くような、身体で美味しいと思えるお茶です。


徐飛は非常に技術力が高く、人気のある青年紫砂作家です。
技術が高いことで知られる工房、龍徳堂に所属し、中でもトップクラスの技術の高さを誇る作家です。
普段は大きめの作品が多いのですが、今回は珍しく日本の方にも使いやすい小壺の作品です。

徐飛 八面来福
徐飛 八面来福

作品の美しさ、完成度、紫砂泥のレベルが違います。


先日龍、泉窯の在山堂で開窯が行われました。
開窯の様子はブログ、Facebookでご紹介しております。

当店ブログ
Facebook

劉傑大師にしか出せない深く美しい梅子青が非常に美しい作品です。

在山堂 劉傑 柴焼梅子青 蓋碗(濃)遺珠
在山堂 劉傑 柴焼梅子青 蓋碗(濃)遺珠

碗内部の底にブク(泡状の吹き)があるため遺珠となっています。
使用には全く問題ありません。
茶席に品格よく映える蓋碗です。

在山堂 劉傑 柴焼梅子青 水孟(濃)遺珠
在山堂 劉傑 柴焼梅子青 水孟(濃)遺珠

写真では写らない程度ですが釉薬に色ムラがあるため遺珠となっています。
使用には全く問題ありません。
茶席に映える色合いと使いやすいサイズになっています。

宝石のような美しい粉青も劉傑大師にしか出せません。

在山堂 劉傑 柴焼粉青 蓋碗(三才)
在山堂 劉傑 柴焼粉青 蓋碗(三才)

久しぶりの粉青蓋碗の三才碗です。

岩茶が好きな劉傑大師が、その香り、美味しさを十分に楽しめるようにと制作した茶杯です。大きさ、形状、釉薬を試行錯誤して制作しています。

在山堂 劉傑 柴焼粉青 柴焼盞 (岩茶)
在山堂 劉傑 柴焼粉青 柴焼盞 (岩茶)

在山堂 劉傑 柴焼粉青 柴焼盞 (岩茶)
在山堂 劉傑 柴焼粉青 柴焼盞 (岩茶)

汝窯青磁を連想する宝石のように美しい粉青釉が素晴らしい壺承です。

在山堂 劉傑 柴焼粉青 壺承 遺珠
在山堂 劉傑 柴焼粉青 壺承 遺珠

写真ではほとんど写らないほど小さな白点が2つあり、裏面に釉薬の発色ムラがあります。
日本では問題ないとされるほどの欠点ですが、在山堂では全て遺珠とされます。
使用には全く問題ありません。


四川省雅安茶廠での出荷制限で遅れておりました蔵茶が入荷いたしました。
売り切れで大変ご不便、ご迷惑をおかけしました。

蔵茶 康磚(布袋)
蔵茶 康磚(布袋)

蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、プーアル茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。辺境の少数民族へと運ばれ消費される辺茶であり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。

甘い香りで味は非常に柔らかくて甘く、飲みやすく、癖がありません。
香ばしさもあり、香り高く、品のある甘さが感じられます。

龍泉窯 在山堂 開窯

龍泉窯 在山堂
龍泉窯 在山堂

10月から11月の出張では福建省北部の茶産地と共に龍泉窯へ行ってきました。
日々の忙しさで旅の様子をなかなかご紹介できていないことが多いのですが、ちょっと反省して龍泉窯の様子をご紹介いたします。(茶産地の様子は茶畑と製茶場ばかりなので、あまり面白くないかと思いますが、リクエストがあれば書きます・・・)今回は在山堂の劉傑大師が私たちの訪問に合わせて柴窯(薪窯)の開窯を行ってくださるとのことでの訪問でした。

店主が前回訪問した際と違って、龍泉自体はかなり発展してきたという印象です。街中にはショッピングモールができたり、国内外から陶芸を志す人達を集めてセミナーやイベントなどを行う文化芸術交流施設もできていたり、ほんの数年でずいぶんと変わっていました。ただし、交通の便があまりよくないのは変わっていません。高速鉄道の駅や空港が近くにないので、車での移動が必須という地域は変わらずです。
在山堂は龍泉の街から外れたちょっと郊外にあります。(ガス窯の工房は別に街中にあります。)

龍泉窯 在山堂

工房は以前と変わらずです。
これは開窯を待つばかりの登り窯です。火入れは2日ほど前におこなっています。薪は主に松を使いますが温度によって木材の種類を変えるそうです。松の薪は温度が高く持続性が良いものの、登り窯に複数設置してある温度計などを見て、薪を入れるタイミング、素材などを見ているそうです。また天気、気温、湿度なども大きく影響するそうです。

龍泉窯 在山堂

そういえば新しいメンバーも増えていました。
親戚の家で今年生まれたワンちゃんで、とても人懐っこく良い子でした。
なんと、お食事には劉傑大師の器を使っています・・・羨ましいですね。

開窯前日の様子はこちらでご紹介しています。
劉傑大師自ら説明してくださいました。

竜泉窯の在山堂に来ました。
明日の開窯ですが、劉傑大師のご厚意でちょっと中を拝見させていただきました。

鈴茶堂 SUZUCHADOさんの投稿 2024年11月5日火曜日

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開窯当日は親しい友人が集まりお茶を飲み、劉傑大師のお母さま手作りの昼食をいただきます。
これが優しくてとても美味しい食事でした。食器はすべて龍泉窯という贅沢な昼食です。
ちなみに劉傑大師は岩茶と鳳凰単叢、紅茶が好みとのことで、淹れるお茶は基本的にその3種類です。今回は龍泉窯前に私たちが福鼎に行っていたので、そこで入手した白茶も一緒に楽しんでいました。

開窯前には親しい友達とお茶を飲み、食事でした。当地に来てから、ずっと劉傑大師と一緒に食事していますが、一番美味しいのはレストランではなく、この在山堂でいただく家庭料理です。

鈴茶堂 SUZUCHADOさんの投稿 2024年11月6日水曜日

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食事後に開窯が行われます。
先ほどと違って全国から駆けつけてきたバイヤーさんたち、テレビ局など一気に人が増えます。

昨日の在山堂、開窯の様子です。
各地からのバイヤー、テレビ局など、たくさんの人が集まりました。

柴窯(薪窯)は完美品が本当に少なく、窯玉(完美品)はほんの少し、ほとんど遺珠でした。難しいですね。
品質基準がとても厳しく、日本であれば問題無しとされる僅かな白点や窯傷も遺珠とされます。

鈴茶堂 SUZUCHADOさんの投稿 2024年11月6日水曜日

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実際に窯玉といった完美品はほんのわずかしかありません。薪窯は温度管理が至難の業というほど難しく、窯の中での配置1つとっても温度などが変わってしまいます。また、火を入れた後の気温や湿度の変化でも大きく変わるそうです。なるべく気候の安定した時期に行うそうですが、お茶づくりと同じく人のチカラだけでなく、天のチカラも必要とするものでした。

在山堂では開窯に立ち会って一番に購入できる権利を持っているのは7人(店舗)のみです。ありがたいことに当店はその中に入っているのですが、この7人の中でも更に抽選があり、購入順序が決まります。その後に残った作品が一般市場に各業者を通じて流通する仕組みになっています。欲しかった作品が別の人に取られてしまった場合は、個人間での交渉になります。今回、私たちは希望する作品すべて入手できたのですが、中にはずっと交渉している人もいたりします。とはいえ、お互いに劉傑大師を通して長い付き合いがあったりするので、可能な限りお互いに融通するようにはしています。

龍泉滞在中は市内外にも足を伸ばしました。

龍泉で一番古い街、西街です。一般的な老街と違い観光地化さらておらず、今も生活の場として残されています。縫製屋さん、鍛冶屋さん、お菓子屋さんなど、素敵な場所でした。

鈴茶堂 SUZUCHADOさんの投稿 2024年11月6日水曜日

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龍泉の街の中にある西街です。
中国によくある観光地化された老街と違って、ここは普通に今も地元の人が利用する街として残っています。
写真にある棕床とあるお店は中国で昔からあるシュロを編んで作るベットを作るお店です。今も普通に営業しておられました。
裁縫屋さん。20年位前まで中国では裁縫屋さんに依頼して服を作ってもらうことは珍しいことではありませんでした。かつては北京や上海などでもよく見られましたが(台湾などでもありましたよ)最近はほとんど見かけなくなりました。西街では今も健在のようです。
林記食品は昔からある地元のお菓子屋さんです。懐かしさを感じる素朴な中華菓子を作っていて、地元の人に大人気です。かなり美味しかったです!

友人の実家のある源底村にちょっと立ち寄りました。
丸い土楼は昔のもので、穀物の保存庫だそうです。時間が止まっているかのような村です。龍泉市内から30kmほどの場所にあります。

鈴茶堂 SUZUCHADOさんの投稿 2024年11月7日木曜日

スマートフォンなどで表示されない場合はこちら

こちらは龍泉中心部から車で40分ほどの場所にある源底村です。現地友人の実家がこの村ということで、空き時間に足を伸ばしてきました。
時が止まっているかのような昔のままの村です。明代、清代の頃からある土楼造りの建物に今も村人が住んでいます。
丸い土楼は穀物の保存庫で、このあたりには今も使われている土楼があるそうです。源底村の土楼穀物庫は明代のもので現在は使用されていません。(現在も使用している土楼の穀物庫は新しいとのことです。)
あまり行かれる方はいないと思いますが、観光地という感じではないので土楼穀物庫の場所は大変分かりにくい場所にあります。建物に囲まれた中にあり、道路から見えない場所にあります。道を尋ねようにも若い方がほとんどいないので、標準語が通じず、後から来た友人が到着してようやく辿り着きました・・・

今回入手した劉傑大師の作品は早ければ11月19日、あるいは20日ごろからご紹介開始予定です。
(商品撮影が難しく時間がかかっております・・・終わり次第ご紹介開始します。)
メールマガジンなどでご案内させていただきます。

2012年 布朗山野生古樹茶 入荷しました!

雲南省の西双版纳勐海茶区にある有名な布朗山、その中にある老班章と程近い場所にある班盆という村で作られた2012年の普洱生茶です。老班章に大変近くにある班盆は、その品質の高さから名産地として知られ、近年は大変高価なお茶を産出する産地の1つとなりました。
その班盆の樹齢300年前後の野生茶樹から作られた2012年の春茶(普洱生茶)です。(福海茶廠)

2012年 布朗山野生古樹茶
2012年 布朗山野生古樹茶

今の普洱生茶にはないミネラル感や旨味を楽しめます。最近の普洱生茶は製茶方法や茶樹の状態の変化、市場の好みといった様々な要因により、優しい味わいへと変化していますが、この布朗山野生古樹茶は昔のまま、本来の普洱生茶の製法で作られています。作られたばかりは非常に力強い味わい、香りのお茶でしたが、12年の歳月を経て甘く優しく育ちました。

班盆らしい、きれいで高さを感じる花蜜香がしっかりと深く感じられます。蜜甜と表される驚くような深く優しい甘味、心地よい柔らかな収斂味に続くミネラル感。若い時には尖っていた苦みが優しく柔らかく変化し、更に深みのある味わいを作り出しています。
文句なしに美味しい。そして、ずっと飲んでいたいと思わせるような、後を引く美味しい普洱生茶です。

現在、班盆の普洱生茶は非常に高価なお茶ですが、この布朗山野生古樹茶は当時、まだ班盆のお茶が高騰する前に入手していたものです。
そのため、価格を抑えてご紹介することができています。

# 11月12日まで中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。11月13日以降順次発送となります。ご了承ください。

武夷岩茶 入荷しました!/ 紫砂茶壺 お取り寄せ / 発送業務お休み

今年の岩茶の中から、まずは2種ご紹介を開始します。
数年ぶりに白鶏冠も入荷しています。

岩茶 慧苑坑 白鶏冠 2024
岩茶 慧苑坑 白鶏冠 2024

3年ぶりに白鶏冠を入荷しました。
2024年の岩茶のサンプルの中で、この白鶏冠は特別でした。

白鶏冠というと独特の癖のある岩茶という印象が強いものですが、この白鶏冠はそれを覆す、全く次元の違う岩茶に仕上がっています。特に岩茶に詳しい方であればあるほど、この白鶏冠の凄さがわかります。この白鶏冠の凄さ、美味しさは、鮮葉の状態や製茶時の気温や天気、作り手の技術などの要因が合わさって出来る、すべてが最適な状態で生まれる天恵によるものです。
狙ってつくれるお茶ではなく、この年、このロットのみの特別なお茶です。
残念ながら毎年出会うことはできませんが、数年に一度出会える宝物のような白鶏冠です。

手工岩茶 慧苑坑 白瑞香 2024
手工岩茶 慧苑坑 白瑞香 2024

昨年、ご紹介した白瑞香はリピートされる方も多く、早々に完売させていただきました。
作り手さんにその状況をお伝えしたところ、今年も同じ茶畑の同一レベルの白瑞香を譲っていただきました。しかも今年は価格を抑えてご紹介できました。
一般的に流通する「白瑞香」とは別格の白瑞香です。
圧倒的な甘い花香が素晴らしい岩茶です。


久しぶりに紫砂茶壺のお取り寄せを承ります。

最近は日本の方が好む小壺の作品が少なく、今回ご紹介する作品も4点のみですが、どれも素晴らしい作品です。

紫砂お取り寄せ
紫砂お取り寄せ

作品リストはこちらから

秦権
今回は湯宣武の作品では珍しい秦権の小壺もあります。

お申し込みは10月31日24:00まで承ります。
発送は入荷後、11月中旬を予定しております。

お申し込みは先着順となります。
また、現地工房、北京姉妹店でもご紹介中のお品物となりますので、現地在庫がなくなった場合は売り切れとなる場合もございます。
お申込みをお受けした後、当店にて現地在庫を確認してお返事させていただきます。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

10月31日から11月12日までの間は中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ネット接続状況が不安定な地域への訪問も予定しておりますため、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

龍脊野生古樹紅茶 漓江乳雪 入荷しました!

桂林龍脊

先日の中国出張では広西チワン族自治区に行ってきました。
現地では藪漕ぎをしないと辿り着けないような山の中に茶樹があり、野生古茶樹から作られた珍しく美味しい六堡茶や紅茶を入手してきました。


桂林龍脊の野生古茶樹から作られた紅茶です。
2022年の春に製茶、現地製茶場にてゆっくりと熟成していたお茶です。樹齢100年前後と思われる野生喬木古茶樹から摘み取られた貴重な鮮葉を、すべて機械を使わずに丁寧に製茶を行った貴重なお茶です。茶樹のちからが強いため、2年間現地で熟成を行っていました。

2022年 龍脊野生古樹紅茶
2022年 龍脊野生古樹紅茶

優しい蜜香の紅茶です。パッションフルーツを思わせるような、柔らかい果実のような甘味を感じるお茶です。果実のような爽やかで優しい味わいの裏には圧倒的な滋味があります。奥行きが深い、底が見えないような厚みのあるうまみは古樹ならではの味わいです。
最近の主張の強い味わいの紅茶ではなく、優しく沁み入るような味わい。それでいて、ただものではない奥行きの深さを見せる、まさにこの地の古樹ならではの、他に代えがたい美味しさを持つ紅茶です。

茶樹を弱らせないため、この紅茶は毎年製茶を行ってはいません。2年おきの春のみ製茶が行われます。
貴重な紅茶のため、中国国内では大変高価なお茶として取引されているお茶ですが、現地にて活動されている店主師兄の計らいにより、現地と変わらない、価格を抑えてご紹介できることになりました。


桂林の北部にある猫児山で作られた2005年の漓江乳雪です。
六堡生茶の製法をベースとして作られた新しい黒茶です。このお茶を作り出した李老師が店主の師伯というご縁で、2005年の春茶をご紹介できることになりました。
おそらく日本でのご紹介は初めてではないかと思われるほど、珍しい黒茶です。もちろん珍しさだけでなく、美味しいお茶です。

2005年 野生喬木古樹 漓江乳雪
2005年 野生喬木古樹 漓江乳雪

漓江乳雪は日潤夜露発酵技術を用いて発酵を行い、茶葉の乾燥には松の薪を使用します。今までにないタイプの六堡生茶です。
(製法の詳細は商品ページをご覧ください。)

老師が所有するビンテージの中で一番のおすすめが、この2005年の漓江乳雪ということで譲っていただきました。

優しく爽やかな黒茶です。適度で柔らかい松烟味、檳榔香が感じられます。強すぎず、弱すぎず、心地よい香りをお楽しみいただけます。20年近く経過しているのにもかかわらず、その年月を感じさせない厚み、複雑で奥行きのある味わいは野生古茶樹の持つちからのおかげです。
甘く爽やかな味わいと、それらの滋味が合わさり、あとをひくような美味しい黒茶です。
他の黒茶には見られない、漓江乳雪だけが持つ美味しさです。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

10月31日から11月12日までの間は中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ネット接続状況が不安定な地域への訪問も予定しておりますため、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

蔵茶 入荷しました!

四川省雅安茶廠での出荷制限で遅れておりました蔵茶が入荷いたしました。
売り切れで大変ご不便、ご迷惑をおかけしました。

蔵茶 康磚(布袋)
蔵茶 康磚(布袋)

蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、プーアル茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。辺境の少数民族へと運ばれ消費される辺茶であり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。

甘い香りで味は非常に柔らかくて甘く、飲みやすく、癖がありません。
香ばしさもあり、香り高く、品のある甘さが感じられます。

冰島五寨 黄金条 入荷しました!

冰島五寨の黄金条が入荷しました!

冰島といえば普洱茶に詳しい方はご存知のように大変上質な普洱茶が産出されることで知られる名産地の1つです。現在、普洱茶で最も高値をつけているのはこの冰島といっても過言ではないほど人気の高いお茶が作られています。
なかでも昔からある5つの村、冰岛老寨、地界、南迫、坝歪、糯伍で作られるお茶は特に珍重されます。この地域は雨が少ないため、他の地域よりも香りが強く、味わいもしっかりとしたお茶になります。

春にWEB会員様限定でご紹介させていただきました冰島五寨セットの黄片を333gずつ条型の固形茶にしました。それぞれの村でとれた黄片をブレンドしています。

2024年 冰島五寨 黄金条
2024年 冰島五寨 黄金条

黄片とは製茶の際に出る大きな葉の部分です。
葉が大きく硬いため、製茶の最後の方の工程で製品茶と黄片により分けられます。熟茶に加工する場合もありますが、その優しい味わいから、本来は地元で番茶のように親しまれてきたお茶です。芽が含まれていないこともあり、カフェイン含有量も少なく、子供やお年寄りが好むお茶として現地では長く愛されてきていますが、近年はその美味しさに黄片を指定して買い求める人も増えてきました。

最初は炊きたてご飯のような優しい甘味が感じられるお茶です。煎をすすめていくと、甘味にミネラル感や滋味など複雑な味わいが重なり、大変奥行きのある、そして優しい味わいになります。黄片であっても、さすがは冰島五寨の古樹といったところでしょうか。
じわじわと美味しい、ほっとするような日常茶です。

9月14日から9月24日までの間、中国出張のため、また、9月26日および27日は設備点検のため、発送業務をお休みさせていただいております。
9月25日あるいは28日以降順次発送させていただきます。
(出張前にご紹介すべきでしたが、手が回らず遅れてしまいました・・・)

ご予約商品と同梱をご希望される場合はご注文時の備考欄にその旨をお書き添えください。送料は後ほど当店にて調整させていただきます。

Web会員限定 2011年 賀開古樹茶 ご予約承ります!

Web会員様限定で、ご予約は9月20日(金)24:00までお受けいたします。
ご予約期間中は2011年当時の価格でご提供させていただきます。

2011年 賀開古樹茶
2011年 賀開古樹茶

普洱茶の有名な産地、勐海の中にある賀開は古茶樹で有名な茶山です。
賀開は勐海の中でも、ちょっと特徴のある味わいを持っています。
独特の心地の良い苦味を持ち、この苦味が味わいを深く、甘さを呼び起こすような通好みのお茶です。
最近では製茶が盛んになり、茶樹のちからが落ちてきたせいか、あるいは製茶方法の変化によるものか、最近の市場の好みなのか、この苦みが弱く、なかにはほとんど感じられないようなお茶も増えてきました。

贺开茶山

この賀開古樹茶は2011年の春に福海茶廠によって製茶された、昔ながらの「賀開らしさ」を楽しめる普洱生茶です。

力強いけれど優しい、まさに賀開らしいお茶へ熟成することができました。
これほどきれいに育った賀開も今では出会うことが難しくなっています。

入荷は9月下旬から10月上旬頃を予定しております。

ご予約期間終了後は一般販売いたしますが、価格が変わります。
ただし、入荷予定数に達した場合はご予約を早期終了させていただきます。
(中国在庫完売のため、追加入荷はありません。)

発送業務お休みのお知らせ

9月14日から9月24日までの間、中国出張のため、また、9月26日および27日は設備点検のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

9月13日10:00までのクレジットカード、PayPay、代金引換でのご注文
および
銀行振込およびゆうちょ銀行振込でのご注文で9月13日11:00までに当店にてご入金の確認がとれた場合は
9月13日中に発送させていただきます。(配達希望日の指定のある場合を除きます。)
それ以降は9月25日あるいは9月28日以降の発送となります。

発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ネット接続状況が不安定な地域への訪問も予定しておりますため、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。