7月30日(水)は設備点検のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ありません。
ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
2025年の春に作られた雲南冰島の白茶(貢眉)が入荷しました。
1個約6gの龍珠(固形茶)にしています。
毎年、当店現地スタッフと姉妹店スタッフが冰島に赴き、数ヶ月滞在してお茶を作っています。この冰島古樹白茶も私たちが茶摘みから製茶まで立ち会って作ったお茶です。
綺麗な花香が感じられる白茶です。
そして圧倒的な甘味、氷砂糖のような清らかな甘味が強く感じられます。ミネラル感と相まって、複雑で心地よい余韻も十分にあり、美味しい、その一言で十分なお茶です。
白茶で有名な産地、福建省福鼎といっても結構広い範囲になります。
その福鼎の中でもいくつか、概ね5つ位の産地に分かれています。その中でも最も味わいが良いと言われる産地が、この磻渓です。
磻渓での白茶の品質が良いと言われるのには、その環境にあります。
今でこそ道路が整備されてアクセスしやすくなりましたが、10年ほど前までは山奥にある磻渓へのアクセスは本当に大変な状態でした。(今でも結構大変ですが・・・ちゃんとした道ができただけ楽になりました。)悪路を通ってようやくたどり着くような場所にあり、また他の産地よりも標高の高い山の中にあります。
そのような環境のおかげもあり、磻渓は昔のままの環境を保ってきました。今でも他の産地よりもずっと山深い地域です。
その磻渓で2020年の春に作られた白茶、白毫銀針です。
同じ産地の寿眉との飲み比べもおすすめです。
昨年はじめてご紹介させていただきました。
たくさんのリピートをいただき、今年も入荷しました。
白茶といえば福建省や雲南省が知られていますが、この白毫銀針は本来の産地の福建省ではなく四川省蒙頂山で作られています。
四川省蒙頂山は世界で最初に茶樹の人工栽培が始まり、以後、現在に至るまで中国を代表するお茶の産地の1つです。お茶づくりが非常に盛んな地域ではあるものの残念ながら中国国内で人気が高いとは言い難い状態でもあります。蒙頂山のお茶は今も他地域の銘茶のOEM生産を行ってきました。
長年懇意にしている作り手さんも、四川省の銘茶だけでは難しく、白毫銀針の製茶も行っています。福建省から福鼎大白茶種を移植し、製茶を行っています。
おそらくブラインドであれば福建省、しかも上質な白毫銀針と思ったと思います。驚くほどに品質が高く、外観、味わい、香り共に非常に品質の高い白毫銀針です。福建省産の白毫銀針だとしても、相当に高い品質の部類に入ります。胸を張って蒙頂山の白茶として売り出したいという作り手さんの気持ち、そして何より、その製茶技術、情熱、努力は私たちもよく知っています。
白茶は製茶した年は甘味が浅いことが多いのですが、この時点でここまで甘味があれば、通常の白茶と同様、年月を経て更に甘く、深みをましてきます。ミネラル感、滋味もしっかりとあり、大変美味しい白茶です。
味わいも、価格的にも日常的にお楽しみいただける白茶だと思います。
ぜひ、蒙頂山の白茶も夏の日常茶に加えていただければと思います。
2024年は残り僅かとなります。
四川高山白毫銀針 2024
完売しておりました雲南白茶 月光白が入荷しました。
雲南の思芽に住む少数民族の作り手さんが無農薬・無肥料栽培にこだわり、丁寧に作った白茶です。
標高1800m付近にある茶園で2024年3月上旬に摘み取られました。
茶園栽培によるものですが、無農薬・無肥料栽培の茶樹から丁寧に摘み取り製茶されています。ビロードのような白毫が非常に美しい茶葉です。作り手さんのご好意で、特に品質のよいものを優先して入手させていただきました。最高品質の雲南白茶をご紹介いたします。
芽の部分のみを使用して作られている雲白毫も2024年度産は残り僅かとなっております。
雲南白茶 雲白毫 2024
毎年、大変ご好評をいただいております蘭香甘露が入荷しました!
珍しい君子蘭の香りを移した花茶です。
中国・四川省の有名な名茶、蒙頂甘露の茶葉に丁寧に君子蘭の香りを移した上質な花茶です。
一般的に花の香りを移す花茶に使われるのはジャスミンの花(茉莉花)ですが、この蘭香甘露は君子蘭を使用して香りを移しています。清らかで品格のある蘭香と蒙頂甘露の優しく深い味わいが素晴らしいお茶です。
君子蘭の香りを移した花茶は非常に珍しいものです。一般的なジャスミンなどよりも君子蘭の場合は香りを移す工程が難しく、茶師の技術が問われます。この蘭香甘露を作り出した茶師は店主が知る限り、最も高い技術を持っています。
また、生の花から花の香りを茶葉に移しますが、その際にどうしても花のもつ水分が茶葉に吸収されてしまいます。そのため、1晩花の香りを移した茶葉は加熱して乾燥させます。これを何日も何度も繰り返すのですが、段々と茶葉も焼けてしまいます。多くのジャスミン茶をはじめとした花茶に焼けたような味が残るのはそのためです。
この蘭香甘露にはその独特の味がありません。
非常にフレッシュで甘く爽やかな香りと味を持っています。
暑い時期には冷たくしていただいても、とても美味しく楽しめます。
西早稲田の甘露さんでも人気の花茶です。
在山堂の双色蓋碗と双色茶杯2客のセットを数点追加入荷しました。
在山堂へ大量制作の依頼があり制作を行ったガス窯による蓋碗と茶杯です。
表面は焦げ茶色、中は青の美しいデザインです。
在山堂に所属する弟子たちによる制作ですが、大量に制作を行ったこともあり、釉薬の色や艶にばらつきがあります。使用には全く問題はありません。
蓋碗、茶杯毎に品質にばらつきがあることから、訳ありとして特別価格にてご紹介させていただきます。
■ 発送業務お休みのお知らせ ■
7月4日から7月6日までの間、出張のため
発送業務をお休みさせていただきます。
ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、
ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、
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大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
福建省政和里洋
たくさんの方から入荷はまだですかとのお問い合わせをいただいておりました政和白牡丹が入荷いたしました。
大変おまたせいたしました。
福建省政和の野生茶樹、樹齢80年を超えると思われる古茶樹から作られた白茶です。
通常は葉の大きい政和大白茶種から作られますが、この政和工夫紅茶は小葉の在来種から作られています。先日、産地である政和の作り手さんのもとを訪れた際に、あまりの美味しさに全て入手してきました。
家族だけで製茶を行うような小さな製茶場で、全て手作業で作られた優しい花の香りの白牡丹です。とろりとした粘性のある茶水と清らかな砂糖のような甘味、そして栽培茶樹にはない素直で素朴でありながら、深みのある滋味が素晴らしい白茶に仕上がっています。
白茶は年月を経た方がより美味しくなると言われるお茶ですが、2025年の春に製茶されたばかりの今でもこれは美味しいと唸ってしまうほどです。
今楽しんでも、この先も楽しみな凄い白牡丹です。
荒野政和白牡丹と同じ産地の野生茶樹から作られた紅茶です。
政和工夫紅茶も通常は葉の大きい政和大白茶種から作られますが、この政和工夫紅茶は小葉の在来種から作られています。香り、味わい、全てにおいて特別です。
清らかで上品な花果香と雑味のないきび砂糖のような甘味が素晴らしい紅茶です。
小葉在来種のみが持つ純度の高い花の蜜のような甘味が特徴的で回甘も素晴らしく、身体の中から甘味と香りが戻ってきます。滋味も深く、小葉紅茶のお手本のような上質な紅茶に仕上がっています。
5年ぶりにご紹介する矮脚烏龍です。
2017年の春に製茶、武夷山の作り手さんのもとで、火入れを行いながら(3回)ゆっくりと熟成させてきました。
先日訪問した武夷山で一番驚いたのが、この矮脚烏龍です。
作り手さんが自分用に熟成させていた岩茶ですが、あまりの美味しさに譲っていただきました。
まるでお菓子と思うほどの甘味、雑味のない上質なカラメルのような味わいが最初に感じられます。ニッキのような清涼感もあわさり、懐かしい素朴なお菓子のような味わいです。煎をすすめていくと優しい果香もあり、上質な果汁を連想させます。更に進めると花香も感じられます。
強すぎず、さらりと楽しめる、盛夏の時期でも楽しめる武夷岩茶です。
黄片とは製茶の際に出る大きな葉の部分です。
葉が大きく硬いため、製茶の最後の方で製品茶と黄片により分けられます。その優しい味わいから本来は地元で番茶のように親しまれてきたお茶です。芽が含まれていないこともあり、カフェイン含有量も少なく、子供やお年寄りが好むお茶として現地では長く愛されてきていますが、近年はその美味しさに黄片を指定して買い求める人も増えてきました。
毎年、当店現地スタッフと姉妹店スタッフが冰島に赴き、数ヶ月滞在してお茶を作っています。糯伍老寨のプーアル生茶も毎年製茶しています。この黄片はその製茶の際に出たもので、樹齢300年ほどの古茶樹から作られています。
在山堂の双色蓋碗と双色茶杯2客のセットです。
在山堂へ大量制作の依頼があり制作を行ったガス窯による蓋碗と茶杯です。
表面は焦げ茶色、中は青の美しいデザインです。
在山堂に所属する弟子たちによる制作ですが、大量に制作を行ったこともあり、釉薬の色や艶にばらつきがあります。
今回ご紹介する蓋碗は全体的に艶がありますが、茶杯は全体的に艶がなく、釉薬に曇りがあります。
使用には全く問題はありません。
蓋碗、茶杯毎に品質にばらつきがあることから、訳ありとして特別価格にてご紹介させていただきます。
景徳鎮・雲木在の茶壺が入荷しました。
白居易の茶詩(謝李六郎中寄新蜀茶)が書かれています。
■ 発送業務お休みのお知らせ ■
6月20日は都合のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
冰島といえばプーアル茶に詳しい方はご存知のように、大変上質なプーアル茶が産出されることで知られる名産地の1つです。
中でも昔からある5つの村、冰島老寨、地界、南迫、バ歪、糯伍で作られるお茶は特に珍重されます。この地域は雨が少ないため、他の地域よりも香りが強く、味わいもしっかりとしたお茶になります。
毎年、当店現地スタッフが現地に赴き数ヶ月滞在してお茶を作っています。
2024年は代々冰島で暮らす現地友人作り手の協力もあり、この冰島五寨のそれぞれの違いを分かりやすく実感できるセットを作りました。大変ご好評をいただきました。ありがとうございます。
2025年も同じ茶樹、作り手によるセットをご紹介させていただきます。
また、昨年に買い損ねてしまった、追加で欲しいというご要望もいただいておりますので、特別に昨年と同じ価格で2024年のセットもご予約を承ります。
Web会員様限定で、ご予約は6月7日(土)24:00までお受けいたします。
入荷は6月中旬頃を予定しております。
ただし、入荷予定数に達した場合はご予約を早期終了させていただきます。
普段使いの白磁蓋碗 入荷しました!
シンプルで、とても使いやすい形の蓋碗です。
■ 発送業務お休みのお知らせ ■
6月5日から6月11日までの間、中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
6月3日12:00までのクレジットカード、PayPay、代金引換でのご注文
および
銀行振込およびゆうちょ銀行振込でのご注文で6月3日12:00までに当店にてご入金の確認がとれた場合は、6月4日中に発送させていただきます。(配達希望日の指定のある場合を除きます。)
それ以降は6月12日以降の発送となります。
発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ネット環境が不安定な地域への訪問も予定しておりますため、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
Instagramでもご紹介させていただきましたが、先日龍泉窯の在山堂で劉傑大師による開窯が行われました。
新作のお取り寄せを承ります。
6月6日14:00までのお申し込み、在庫が確保できた場合は、6月中旬頃のお渡しとなります。
お申し込みは先着順となります。
また、現地工房、北京姉妹店でもご紹介中のお品物となりますので、現地在庫がなくなった場合は売り切れとなる場合もございます。
お申込みをお受けした後、当店にて現地在庫を確認してお返事させていただきます。
今回は劉傑大師の新釉薬、秘色釉の作品もございます。
秘色釉とは、かつて中国浙江省にあった越州窯を起源とする釉薬で、陸羽の茶経にもお茶を美味しく楽しめる茶器としての紹介が記述されています。日本へも平安時代には持ち込まれていたらしく、源氏物語などにその記述が出てきます。越州窯は東洋で最も古い磁窯と言われ、龍泉窯の前身にあたります。
今回、劉傑大師が挑戦したのは、その秘色釉の再現です。宋代の青磁を思わせる、素晴らしい釉薬が生み出されました。
惚れ惚れするほど美しく、宋代の青磁が現代によみがえったようです。
ぜひご覧ください。
今年も漳平水仙の春茶が入荷しました!
中国・福建省の漳平市という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。
その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。
中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、鈴茶堂ではずっと何年もこのお茶を探し、ようやく納得できる品質のお茶を作る茶農家さんと出会い、以後10年以上、日本の方が殆どこのお茶をご存じないという時からご紹介してきました。
昔のままの村で、今も殆ど手作業で1つ1つ丁寧に作られています。
また、無農薬、有機栽培を徹底しており、茶畑の中には養蜂の巣箱がたくさん配置されています。
茶畑で取れるこの蜂蜜も村の大事な収入源となっています。
漳平水仙には桂花香型と花香型とあります。桂花香型は漳平の中でも比較的低標高の茶畑で作られたものを、花香型は標高の高い茶畑で作られた上質なものとなります。
この漳平水仙は花香型の中でも最高品質の蘭花香型になります。標高800m以上の、漳平の中では最も高地の茶畑で作られています。また、機械を可能な限り使用しない伝統的な製法で作られています。
また固形にする際の技術も味わいや香りに影響します。
熟練した茶師によるものは、大きすぎず、圧をかけすぎず、最適な大きさ、緊圧をもって成形を行います。産地でもこの成形技術のレベルはまちまちで、大きすぎるものや小さすぎるものなど様々なものが見られます。実際、大きすぎるものなどは味わいが鈍く感じるようになってしまいます。
当店では最適な大きさ、味わいが鈍くなるような成形のものは選ばす、最高品質の蘭花香型にこだわって選んでいます。
とても希少な炭焙煎の漳平水仙(青茶)です。
この炭焙煎は紙に包んでから行うため、通常の散茶よりもずっと時間も技術も必要となり、今では数件の茶農家でしか行うことができません。
ほっこりとした香ばしい火の香りと、甘い柔らかな花香が感じられます。深みのある旨みと柔らかで心地良い回甘、ミネラル感がとても強く、焙煎を施すことでまた違った茶樹の旨味を強く感じることができます。
蘭花香を十分に引き出せるよう中火(中焙煎)に仕上げていただきました。
暑い夏にも心地よく感じていただけるような焙煎具合にしております。
昨年は秋茶の紅茶を7年ぶりにご紹介したところ、大変ご好評をいただきました。どうもありがとうございます。
たくさんのリクエストをいただき、今年は春茶の紅茶も入荷しました。
花蜜香と深みのある旨味、甘さを持っています。
中国紅茶にしては珍しく甘く柔らかい中にミネラル感も感じることができます。英徳紅茶にも通じるような清涼感、心地良い独特な余韻もしっかり感じられます。
先日の出張で武夷山に立ち寄った際、作り手さんに地元の人が普段楽しむ武夷岩茶を出していただきました。
Instagramでご紹介していた大紅袍とは別になりました。譲ってもらうことが決まり、上記の投稿をした後に作り手さんの弟さん(こちらも作り手さんです)が顔を出し、もっと良いのがあると言い始め、そこから更に試飲が始まりました。結局、作り手さんご兄弟が話し合った結果、おすすめされたロットを譲っていただきました。
2020年の春に製茶、4回焙煎を行い、武夷山の作り手さんのもとで5年間ゆっくりと熟成されています。
岩名はありませんが、正岩地域の茶樹から摘み取られた鮮葉を使用しています。
武夷山の水で試飲した際には綺麗な花香が楽しめました。日本の水では水蜜桃のような香りが出てきました。水質、茶器や温度、淹れ方で表れる表情が変わるお茶です。深みのある清らかな甘味とずっしりしたミネラル感、酸味のバランスの良い美味しいお茶です。強焙煎による火の強さがしっかり感じられるものの、柔らかさ、優しさが感じられます。時間の経過による熟成によって、強さに柔らかさが加わったお茶です。
■ 発送業務お休みのお知らせ ■
6月5日から6月11日までの間、中国出張のため
発送業務をお休みさせていただきます。
大変ご不便、ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、
ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、
いつもより少しお時間をいただく場合がございます。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。