投稿者「suzuchado」のアーカイブ

2025年 老樹鳳凰単叢試飲会

鳳凰山 天池

11月にご紹介予定の老樹鳳凰単叢の試飲会を行います。
2025年産の老樹鳳凰単叢4種と、その他に古樹鳳凰単叢1種をご紹介する予定です。(状況によって増える場合もあります)
また、当日試飲する鳳凰単叢の先行販売も行います。

2025年10月 31日(金曜) 14時00分~16時30分頃まで
(状況によって延長あり)
各回の内容は同じです。
2025年11月 1日(土曜)
2日(日曜)

場所 鈴茶堂
東京都新宿区四谷4-28-15 慶和ビル1F

丸ノ内線 四谷三丁目駅2番出口または新宿御苑前駅2番出口から徒歩約5分
同名のビルが四谷三丁目にあり、間違えてそちらにナビゲートされてしまう方がいらっしゃいます。検索の際は住所で行ってください。
参加費 各回4400円(税込み)
お支払い方法 お支払い方法は以下をお選びいただけます。
  ・銀行振込(SBIネットバンク)
  ・ゆうちょ銀行振込
  ・クレジットカードまたはPayPay
参加費お支払い後のキャンセルは当日または無連絡の場合、参加費の返金はございません。
前日までのキャンセルは返金させていただきますが、銀行振込およびゆうちょ銀行振込の場合は振込手数料を除いた金額となります。

お申し込みは10月15日20:00より開始いたします。

2025年 老樹鳳凰単叢試飲会 参加お申し込みページ
(10月15日20:00より表示可能となります。)

なお、当日試飲する老樹鳳凰単叢以外の商品のお求めをご希望される場合は事前にお知らせください。ご連絡がない場合、パッキングにお時間をいただいてしまうこととなりますので、前日までにメールにてご連絡いただくか、webショップにてお求めください。
webショップにてお求めの際は、決済お手続き時の備考欄に試飲会当日受け取りの旨をお書き添えください。システムの仕様上、送料が加算される場合がありますが、後ほど当店より送料を調整させていただきます。

新サロンお披露目 兼 2025年の武夷岩茶試飲会 ご報告

鈴茶堂

10月10日から12日まで新サロンお披露目も兼ねて2025年の武夷岩茶試飲会を行いました。
ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

2025年の武夷岩茶23種のうち3日間で19種の新茶を試飲しました。
日付のある岩茶は、該当日に試飲したお茶です。

鈴茶堂

極品 大紅袍(10/10)
手工 花香 大紅袍(10/11)
花香 大紅袍
手工 牛欄坑肉桂(10/12)
手工 牛欄坑肉桂(牛頭)(10/12)
手工 金交椅肉桂(10/12)
手工 馬頭岩肉桂
手工 慧苑花香肉桂(10/10)
慧苑肉桂(10/10)
特級肉桂
手工 慧苑花香水仙(10/12)
手工 百年老叢水仙(10/11)
手工 慧苑花香老叢水仙(10/11)
手工 慧苑坑 白鶏冠(10/12)
手工 慧苑坑 鉄羅漢(10/11)
手工 慧苑坑 花香 名樅(枞)(10/10)
手工 青獅子岩 金牡丹(10/11)
手工 慧苑坑 白瑞香(10/10)
手工 慧苑坑 老君眉
手工 流香澗 雀舌(10/11)
手工 九龍巣 奇丹(10/12)
手工 慧苑坑 花香丹桂(10/12)
手工 慧苑坑 黄観音(10/10)

同じ牛欄坑肉桂でも場所による違いや、老叢水仙の樹齢の違いなどを比べたり、試飲だけでなく飲み比べにもなり、なかなか興味深い会になったと思います。
全て今年の岩茶のため、まだ強さが残っていたのと、中にはかなり強い岩茶もあったかと思います。そのせいか、お茶受けとしてご用意したライチケーキも大人気でした。

鈴茶堂

鈴茶堂

今回のお披露目茶会に際して綺麗なお花などの贈り物をいただきました。
四谷三丁目のがみ様、広島の雲間さま、藤波様、新潟燕の玉川堂さま、ありがとうございます!

今回ご参加いただいたみなさまからのリクエストもあり、今月下旬のどこかでご紹介予定の鳳凰単叢の試飲茶会を行おうと思います。近日中に詳細をご案内させていただきます。

移転記念 1983年 雲南普洱茶磚 特別提供ご予約承ります! / 龍泉窯 在山堂 劉傑 湯宣武 作品 入荷しました!

弊店事務所およびサロン移転記念として1983年 雲南普洱茶磚を特別提供させていただきます!

1983年に作られた普洱熟茶です。
2020年まで香港の乾倉にて保管、その後に北京にて保管していたものです。店主の師匠が所有していた普洱茶で、今回事務所移転、サロン(店舗)開店のお祝いとして特別に、そして価格も期間限定で抑えて提供していただきました。

1983年 雲南普洱茶磚
1983年 雲南普洱茶磚

この普洱熟茶の美味しさ、凄さは、今ではみられない、その製法にあります。
現在のように確立された手順で効率を重視した熟茶の渥堆発酵ではなく、当時の、ゆっくりとした自然な渥堆を行っているため、今で言う普洱生茶と普洱熟茶の中間のような感じになっています。そのおかげで老熟茶でありながらも清らかな檀木香、果汁のような爽やかさも持つ甘味、滋味あふれるスープのような底知れない旨味を備えたお茶になりました。葉底(茶殻)もぜひご覧になってください。いわゆる、普洱熟茶のそれとは違います。

大変古い普洱茶というだけでも珍しいお茶であることには違いありませんが、もともとの茶葉のレベルの高さ、保管の良さ(価格を抑えすぎてのご提供となっているため、お名前は出せませんが、店主の師匠の師匠、普洱茶の世界では大変有名な方が香港で保管していたお茶です)、古いというだけでなく、大変美味しいお茶です。同じ年代の普洱熟茶をお持ちの場合はぜひ飲み比べていただきたいと思うほど、本当に美味しく凄いお茶です。

2025年3月に師匠から飲ませていただき、その美味しさに驚き、譲っていただけるようお願いしました。一度は価格を抑えていただいたものの、まだまだかなり高価でご紹介するのには・・・という状態でした。その後もずっと交渉、今回の弊店移転に際して師匠が弊店移転のお祝いという名目で数量限定であればという条件付きで更に価格を抑えてくださいました。中国国内流通価格よりも抑えてのご紹介となるため、この価格は期間限定とさせていただきます。

事務所移転およびサロン開設記念として10月13日(月)24:00まで特別価格にてご提供させていただきます。
10月14日以後は価格が変わりますので、ご了承ください。
お渡しは入荷後、10月下旬頃を予定しております。


龍泉窯の劉傑大師による柴窯(薪窯)作品が入荷しました。
今回は蓋碗、花瓶、茶杯など、いろいろと入荷しております。

龍泉窯 在山堂 劉傑 作品

龍泉窯 在山堂 劉傑 作品
https://suzuchado.com/ja/category/item/itemgenre/teaware/longquanyao

劉傑大師は若くして中国伝統工芸大師、麗水市工芸美術大師となった非常に優秀な作家です。
APECやG20、一路一帯といった国賓を迎えて行われる晩餐会で使用される食器の制作や浙江省博物館の青瓷技芸復元プロジェクトを任されるなど、龍泉窯の中でも技術の高い作家として知られています。
最近では主宰する在山堂が十四五国家重点研究開発 中国陶瓷焼成技術研究の主要施設に認定、浙江省博物館との協力のもと、古代青磁技術の研究再現に努めています。
龍泉の「龍泉三傑」(龍泉窯で最も優れている人物)はこの劉傑大師が筆頭、続いて李震、陳衛武とされています。

久しぶりに紫砂作品も入荷しています。

湯宣武 大紅袍 如菱
湯宣武 大紅袍 如菱

国家級工芸美術師の湯宣武による如菱です。
洗練された造形もさることながら、泥料の大紅袍も質もかなり高く、一般的に流通する「大紅袍泥料」とは全く違います。この硬度、発色のまま作品を作ることができるのは、湯宣武の技術の高さによるものです。
実際、一般的に流通している大紅袍泥料とは別物と思うほど、レベルが違います。

作品を実際にご覧になりたい方は弊店サロン(東京都新宿区四谷)にて承ります。
その場合はお問い合わせください。(ご予約制)
ただし、作品のお取り置きはできません。ご予約後に作品が完売した場合は、改めてご連絡させていただきます。

発送業務お休みのお知らせ

10月3日および10月10日から10月12日までの間、イベントのため発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ありません。

ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

2025年武夷岩茶試飲茶会

武夷山 牛欄抗

新サロンお披露目も兼ねて2025年の武夷岩茶試飲会を行います。
20種類以上の今年の武夷岩茶を数日に渡って試飲します。(各回5〜8種類位になる予定です。なお、試飲する武夷岩茶全てが入荷するとは限りません。)1回だけの参加でも、複数回参加でも大歓迎です。

現在の中国現地の状況(武夷山に限らず)や中国国内のお茶事情など、お茶を楽しみながら、ゆっくりお話できればと思っています。新茶に限らず、リクエストがあれば店主秘蔵の中国茶も出します。

2025年10月 10日(金曜) 14時00分~16時30分頃まで
(状況によって延長あり)
満席
11日(土曜) 満席
12日(日曜) 満席

場所 鈴茶堂
東京都新宿区四谷4-28-15 慶和ビル1F

丸ノ内線 四谷三丁目駅2番出口および新宿御苑前駅2番出口から徒歩約5分
参加費 6ヶ月以内に当店webショップのご利用のある方 各回4400円(税込み)
6ヶ月以内に当店webショップのご利用がない方 各回5500円(税込み)
※複数回参加の方は割引させていただきます。
お支払い方法 お支払い方法は以下をお選びいただけます。
  ・銀行振込(SBIネットバンク)
  ・ゆうちょ銀行振込
  ・クレジットカードまたはPayPay(別途webショップにてお手続きが必要です)
参加費お支払い後のキャンセルは当日または無連絡の場合、参加費の返金はございません。
前日までのキャンセルは返金させていただきますが、銀行振込および銀行振込の場合は振込手数料を除いた金額となります。

現在は過去に当店のワークショップご参加いただき、継続を希望されている方を対象に優先してご予約をお受けしております。お申込みは対象の方に既にお送りしております、ご予約案内のメールをご確認いただき、お申込みください。
優先予約が終了以降(9月20日頃)、お席に空きがある場合に予約受付のご案内をメールマガジン、ブログ、Instahram、Facebookなどでご案内させていただきます。(詳細は本エントリに追記していきます。)


優先予約の方で満席となりました。
ありがとうございます。
今後は定期的に試飲会、お茶会、ワークショップなどを行っていく予定です。
詳細は都度メールマガジン、ブログ、Instagram、Facebookなどでご案内させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。

2025年 冰島小戸賽古樹龍珠および黄片 入荷しました!

冰島小戸賽

今年も冰島小戸賽の古樹普洱生茶が入荷しました!
昨年、2024年産は完売いたしました。ありがとうございます。

小戸賽は冰島茶区の中でも西半山のかなり奥地にあります。
非常に辺鄙な場所で、実際に集落にたどり着くだけでも簡単ではない地域です。昔からアクセスの悪さもあり、小戸賽は冰島茶区の中でも取り残されたように外部からの影響を受けなかった場所で、戦乱や政治的な影響を受けずに茶樹が守られてきました。そのせいか、小戸賽のお茶は伝統的な普洱茶とも言われています。

小戸賽の普洱茶は賽冰島と呼ばれます。
有名な冰島老寨をはじめとする冰島五寨に匹敵する、あるいは超える美味しさ、香りの良さを持つとされている意味です。
好みはありますが、小戸賽の特徴でもある香り、甘みという点では、冰島五寨を超えると言われるのも納得の素晴らしさです。

2025年 冰島小戸賽古樹龍珠
2025年 冰島小戸賽古樹龍珠

ただし、小戸賽と一口に言っても様々な環境、品質があります。

小戸賽茶区では大きく分けて紅土地と黒土地と呼ばれる場所があります。
詳細は商品ページにてご説明していますが、小戸賽で飲むべきは紅土地のお茶です。現地茶商の中には、黒土地の小戸賽は価値がないとすら言う人も少なくありません。それほど紅土地の普洱茶は素晴らしく、美味しいお茶です。(それほど差があるということでもあります。)今回ご紹介する小戸賽は、もちろん紅土地です。

小戸賽紅土地の普洱茶は非常に人気が高く、本物は入手すら難しい状態ですが、小戸賽に住む現地友人の親戚にお願いし、今年も茶摘みから参加、製茶も立ち会って行いました。
その様子はInstagramなどでもご紹介しています。


上でご紹介している冰島小戸賽の黄片も龍珠にしました。

黄片とは製茶の際に出る大きな葉の部分です。
葉が大きく硬いため、製茶の最後の方の工程で製品茶と黄片により分けられます。熟茶に加工する場合もありますが、その優しい味わいから、本来は地元で番茶のように親しまれてきたお茶です。
芽が含まれていないこともあり、カフェイン含有量も少なく、子供やお年寄りが好むお茶として現地では長く愛されてきていますが、近年はその美味しさに黄片を指定して買い求める人も増えてきました。

2025年 冰島小戸賽古樹黄片
2025年 冰島小戸賽古樹黄片

製品茶としての小戸賽プーアル茶も大変貴重なお茶ですが、その黄片も同様に貴重なお茶でもあります。
製品茶より気軽に楽しめ、小戸賽紅土地の雰囲気、面影も感じることができます。

黄片は普洱茶の製茶過程で生まれるお茶です。
黄片は大変人気が高いお茶ですが、製品茶に付随して生まれるお茶だけに量が少なく、完売が早くなっております。

本来の製品茶としての普洱茶もお楽しみいただきたいこと、飲み比べてお楽しみいただきたいという思いもあり、9月17日までの間は2025年冰島小戸賽古樹龍珠と同時購入のみの販売とさせていただきます。
期間中、本商品のみご購入された場合はキャンセルとさせていただきます。(冰島小戸賽古樹龍珠をお求めの方を優先させてください。)
9月18日以降は単独でもご購入いただけます。

冰島地界一類古樹単株 冰島五寨黄片 祁眉 入荷しました!

Instagramなどでご紹介していた2025年の冰島地界 一類古樹単株が入荷しました!

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冰島といえば大変上質な普洱茶が産出されることで知られる名産地の1つです。地界はその冰島の中でも最も高額をつける冰島老寨の隣の山に位置します。
地界の普洱茶は冰島老寨と偽って販売されることも多く、冰島老寨とされる普洱茶の多くは地界という話もあるほどです。
その地界の樹齢500年と言われる古樹から作られた特別な普洱生茶です。

2025年 冰島地界 一類古樹単株
2025年 冰島地界 一類古樹単株

2025年の春に製茶した普洱茶の中では一番の仕上がり、美味しさを持つ特別なお茶です。
現地スタッフ、姉妹店スタッフ、そして店主も、この地界が一番、最高に大好きです。毎年ご紹介したいと心から願うほどに美味しいお茶で、香り、味わい、余韻、全てが特別です。美味しすぎて説明する言葉が浮かばないというのが正直なところです・・・

茶摘みの様子です。

製茶の様子です。

さて、このお茶の名前、一類古樹単株の一類ってなんだ?と思う方もいらっしゃると思いますので、こちらで簡単にご説明します。
主に普洱茶の産地で最近になって使われることが増えてきた呼び方です。店主の感覚だと、まだ10年も経っていないように思います。よく聞くようになったのは、ここ数年でしょうか。ですので、昔からの作り手さんは、この呼称を使わないことも多いですし、地域によっても使いません。例えば易武あたりでは使っているのを見たことが無かったのですが、今年になってちらほらと使うようになってきました。ということで、使わなくてはいけない呼称ではなく、どちらかというと宣伝用の呼称といったポジションです。(今は。先は分かりません。)
最近になって使われることが増えた呼称ですので、標準化はされていません。ですので、いくつかのパターンがあります。
まずは、樹齢を指して一類二類三類とするケースです。じゃあ何年から分類するの?と思いますが、これも場所によってまちまちです。概ね一類は300年以上、二類は100年以上、三類は50年以上でしょうか。樹齢の高い古樹が多い地域だったり、その逆だったりと地域によっても何年から一類とするかなどは変わります。
次は茶区の中の位置によるものです。同じ茶区の中でも場所によって雲泥の差があるというのはよくある話です。一番良い場所を一類と呼ぶ場合もあります。その場合は樹齢はそれほど気にしませんが、一類と命名されている場合は(騙そうとするお茶ではない限り)大抵100年以上の樹齢はあることが多いです。
といった様に、なんともぼんやりとした使われ方をしている呼称です。日本の方は標準化がされていることを好む傾向が強いので違和感があるかもしれませんが、まぁその地域で一番良い茶樹に付けられる名称という感じで理解していただければ問題ないかなと思います。ただ、いくら一類と命名されていても(単株などもそうですが)勝手に名乗っているケースはとても多いです。茶摘みから張り付く位じゃないと、正直なところ、本物かどうかは分かりません。


たくさんのお問い合わせをいただいている今年の冰島五寨の黄片、入荷しました。
今年は1回分ずつの固形茶、龍珠に加工しています。

加工地、雲南の天候不順で固形茶への加工工程に遅れがでていたため、入荷が遅くなりました。大手メーカーさんのように乾燥機があれば問題ないのですが、当店が加工を依頼している製茶場は小規模で人の手と自然の力で行っているため、雨が多いと整形後の乾燥が進まず、固形茶に加工できないのです。

2025年 冰島五寨 黄片
2025年 冰島五寨 黄片

昔からある冰岛老寨、地界、南迫、坝歪、糯伍で作られるお茶は特に珍重されます。この地域は雨が少ないため、他の地域よりも香りが強く、味わいもしっかりとしたお茶になります。

春にご紹介させていただきました冰島五寨セットの黄片です。
昨年は黄金条という名前で、条形の固形茶でご紹介しました。今年は更に扱いやすく、龍珠の形状に加工しています。

黄片とは製茶の際に出る大きな葉の部分です。
葉が大きく硬いため、製茶の最後の方の工程で製品茶と黄片により分けられます。熟茶に加工する場合もありますが、その優しい味わいから、本来は地元で番茶のように親しまれてきたお茶です。
芽が含まれていないこともあり、カフェイン含有量も少なく、子供やお年寄りが好むお茶として現地では長く愛されてきていますが、近年はその美味しさに黄片を指定して買い求める人も増えてきました。


人気の祁眉(祁門紅茶)が今年も入荷しました!

祁眉(祁門紅茶) 2025
祁眉(祁門紅茶) 2025

祁門は祁門香と呼ばれる蘭の花の香りとリンゴなどの果物に例えられる特有の香りを目指して作られます。この祁門香をスモーキー(焙煎香)と例えられることがありますが、それは本当の祁門香ではありません。
本来の祁門はスモーキーではあってはならないのですが、焙煎香のない祁門を作るのは難しく、流通する多くの祁門はスモーキーなものが多く見られます。しかしそのような祁門を作ることができる製茶場が非常に少ないのも事実です。

2025年の3月下旬に祁門本来の在来品種を使って丁寧に製茶された祁門です。
祁門の中でも最高級のものに名づけられる祁眉は、祁門の中でも仙寓山の海抜1000m付近にある茶畑から作られます。その中でもこの祁眉は樹齢80年近くと思われる、何世代も大切に育て続けてきた古樹から作られています。昔からのまま、伝統的な製法による祁門です。

祁門は1年が経過して本来の祁門香が楽しめると言われる紅茶でもあります。
また、味わいも深く美味しく変化していきます。お手元に長く置いていただき、その変化を楽しむのもおすすめです。特に今年は果花香が素晴らしく、現在でも驚くほどに美味しい祁門ですが、その先の変化もとても楽しみな品質の高さです。

今が飲み頃の祁門は2024年のお茶です。
味わい、香りの深み、奥行きはこちらがおすすめです。

祁眉(祁門紅茶) 2024(在庫僅少)

発送業務お休みのお知らせ

20250831

9月22日(月)から9月30日(火)まで事務所移転のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ありません。

ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

新しい事務所ではワークショップ用のサロンおよび店舗スペースもございます。
まずは、ワークショップの再開や試飲会からはじめる予定です。(店舗は運営方法など決まり次第、改めてご案内させていただきます。)

最初はご紹介も兼ねて2025年、今年の武夷岩茶試飲会を行う予定です。詳細が決まりましたら、ワークショップへ継続参加のご希望をいただいている方を優先してご案内させていただきます。

ジャスミン茶 入荷しました! / 荒野 政和工夫紅茶 再入荷ご予約承ります!

日常のお茶としても人気の高いジャスミン茶、碧潭飄雪が入荷しました!
長く品切れでリピートされているお客さまにはご不便をおかけしました。

現在流通するジャスミン茶には完全無農薬のものはまず存在しません。
というのも、茶葉よりも香りの強いジャスミンの花を栽培する場合に、花が虫を引き寄せてしまうため、無農薬で栽培することが非常に難しく、茶葉は無農薬でもジャスミンは農薬を使用せざるを得ないという事情があります。

この碧潭飄雪はそのジャスミンの花においても無農薬にこだわっています。
茶葉は四川省蒙山の標高1000m以上という高山地帯で栽培された蒙頂甘露を使用しています。こちらも無農薬で栽培されています。

当店の碧潭飄雪の特徴は無農薬というだけではありません。
ジャスミン茶を作るためには生の花から花の香りを茶葉に移しますが、その際にどうしても花のもつ水分が茶葉に吸収されてしまいます。そのため、いちど花の香りを移した茶葉は加熱して乾燥させます。これを何日も何度も繰り返すのですが、段々と茶葉も焼けてしまいます。多くのジャスミン茶に焼けたような味が残るのはそのためです。

この碧潭飄雪にはその独特の味がありません。
非常にフレッシュで甘く爽やかな香りと味を持っています。

ジャスミン茶はどれも同じと思っている方も多いと思いますが、そういった方にぜひお勧めしたい、とても美味しいジャスミン茶です。
夏に冷たくしてお楽しみいただいているお客さまも多いお茶です。

無農薬 碧潭飄雪 2025
無農薬 碧潭飄雪 2025

野生茶をベースにしたジャスミン茶、茉莉雪竹も入荷しました。

高山野生 茉莉雪竹 2025
高山野生 茉莉雪竹 2025

四川省蒙山山系の野生茶に、ジャスミンの花の香りを移した茉莉雪竹です。
最高品質のジャスミン茶を作ろうという思いで作られた花茶です。

この茉莉雪竹の素晴らしいところはジャスミンの高く清らかな香りと、それに呼応するかのような茶葉本来が持つ奥行きのある甘味です。本来であれば花茶にする必要のない品質の野生緑茶をぜいたくに使っています。
花の香りが強いだけ、茶葉の味わいが強いだけというジャスミン茶と違い、優しく、清らかで透明感のある、非常にバランスの良いジャスミン茶に仕上がっています。

昨年、大変ご好評をいただいたおかげで、作り手さんが喜んでくださり、そのおかげで価格を下げてご提供ができるようになりました。

とっておきの時間にぜひお楽しみいただきたいジャスミン茶です。


先日ご紹介した政和工夫紅茶と政和白牡丹の再入荷リクエストをたくさんいただいております。ありがとうございます。
あいにく、白牡丹は現地、北京姉妹店も含め在庫がないのですが、政和工夫紅茶は北京姉妹店に数キロ在庫がございます。

とても美味しく、品質の高い紅茶ですので、店主も楽しみたい(自分の分を確保し忘れました・・・)ということで、姉妹店の在庫を日本へ入荷させることにしましたので、ご予約をお受けいたします。

荒野 政和工夫紅茶 2025年
荒野 政和工夫紅茶 2025年

清らかで上品な花果香と雑味のないきび砂糖のような甘味が素晴らしい紅茶です。
小葉在来種のみが持つ純度の高い花の蜜のような甘味が特徴的で、回甘も素晴らしく、身体の中から甘味と香りが戻ってきます。滋味も深く、小葉紅茶のお手本のような上質な紅茶に仕上がっています。

お渡しは入荷後、8月下旬から9月上旬頃を予定しております。
本商品と一緒にご注文いただきましたお品物は同梱しての発送となります。先のお届けをご希望される場合は、ご注文を分けてお手続きをお願いいたします。