新入荷情報」カテゴリーアーカイブ

九曲紅梅 冰島小戸賽古樹龍珠 入荷しました!

九曲紅梅が今年も入荷しました!
毎年楽しみにお待ちいただいている方も多いお茶です。

この紅茶は福建省北部の武夷山付近から太平天国の乱の混乱を避け、浙江省のこの地へ湖埠へ移住してきた人々が作り出した紅茶と言われ、その名にある九曲は武夷山にある九曲溪から名づけられたものと言われます。

九曲紅梅

この紅茶の伝統的な茶樹品種は在来種である鳩坑小葉種ですが、実際には様々な品種が使われています。龍井茶の品種が使われているとも言われますが、このお茶はその伝統的な鳩坑小葉種のみを使って作られています。

伝統 九曲紅梅 2024
伝統 九曲紅梅 2024

大湖山で栽培された伝統的な品種と製法を守って作られています。
とても技術の高い現地では非常に有名な茶師が全て手作業で機械を使わずに作ったとても上質な九曲紅梅です。

今が飲み頃の九曲紅梅は2023年のお茶です。
味わい、香りの深み、奥行きはこちらがおすすめです。

伝統 九曲紅梅 2023(在庫僅少)

渋みなどがないため、冷茶にしても美味しくお楽しみいただけます。


昨年は天候の影響で花の質が十分ではなかったために生産を見送りましたが、今年は2年ぶりに製茶を行うことができました。

無農薬 玖瑰 九曲紅梅 2024
無農薬 玖瑰 九曲紅梅 2024

茶葉はもちろん、花も無農薬栽培を行っているため、生産量が少ないお茶です。
花茶では珍しく男性に人気の高いお茶でもあります。
今年も美味しく仕上がりました。

茶葉はもちろん、バラの花(玖瑰)に至るまで無農薬で栽培していますが、そういった栽培方法だけでなく、大変に美味しくバランスの良い花茶です。九曲紅梅の優しい味わいとお茶本来の香りが玖瑰と見事に調和しています。この美味しさは茶葉を作る作り手の技術と玖瑰を育てる作り手の技術、そして製茶を行う作り手の技術の集大成です。これほどまでに美味しい玖瑰紅茶はなかなか出会えないと自負しています。

暑い時期は冷茶もおすすめです。
玖瑰の香りで一味違うアイスティーとしてお楽しみいただけます。


冰島小戸賽の古樹プーアル生茶が入荷しました!

小戸賽紅土地のプーアル生茶に感動して惚れ込み、数年間現地で交渉し、今年はようやくご紹介できるようになりました。

2024年 冰島小戸賽古樹龍珠
2024年 冰島小戸賽古樹龍珠

ほとんどの方は冰島小戸賽紅土地ってなんだろう?という産地だと思います。
商品ページの方に説明させていただいておりますので、ご興味のあるかたはご覧いただければ幸いです。

冰島小戸賽紅土地

小戸賽紅土地のプーアル茶は今では非常に人気が高く、本物は入手すら難しい状態ですが、小戸賽に住む現地友人の親戚に何年もかけてお願いしていました。今年は茶摘みから参加、製茶も立ち会って行いました。
その様子はFacebookでもご紹介しています。

圧倒的で清らかな花蜜香、力強くも優しく柔らかい滋味、氷砂糖に例えられるのが納得できるクリアな甘み、本当に素晴らしいプーアル生茶に仕上がりました。

私蔵茶にしようかとも思っていたほど店主の好みのお茶ですが、小戸賽の美味しさを日本の方にも知っていただきたく日本でもご紹介させていただきます。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

8月6〜14日は中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。

発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、今回は通信状況が不安定な場所への訪問を予定しておりますこともあり、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

白茶 茉莉安茶 2006年布朗山熟沱 紫砂湯宣武 在山堂 入荷しました!

2024年の雲南白茶 雲白毫が入荷しました!
雲南の思芽に住む少数民族の作り手さんが無農薬・無肥料栽培にこだわり、丁寧に作った白茶です。
品切れでご迷惑をおかけしておりました。

雲南白茶 雲白毫 2024
雲南白茶 雲白毫 2024

白茶は作られた年よりも年月を経ることで、より美味しくなるお茶です。
雲南白茶 月光白については2023年が昨年よりもずっと美味しくなってきました。

雲南白茶 月光白 2023
雲南白茶 月光白 2023

また、雲南白茶では冰島 糯伍白茶が一番のおすすめです。
味わい、香り共に別格の美味しさです。

古樹冰島 糯伍白茶 2020
古樹冰島 糯伍白茶 2020

福建省の白茶は2024年新茶のご紹介予定は本年はございません。
昨年からご紹介をはじめた白牡丹も、ずっと美味しくなってきました。

熟成 福鼎 高山白牡丹 2022
熟成 福鼎 高山白牡丹 2022

リピート率の多い変わり種、鳳凰単叢の白茶もおすすめです。

野生高山鳳凰単叢 白茶 2022
野生高山鳳凰単叢 白茶 2022

こちらは2023年以降、製茶が行われていないため、現在の在庫で終了となる予定です。


かなり珍しいジャスミン茶が入荷しました。

通常、ジャスミン茶のベースは緑茶を用います。
黒茶に花を混ぜただけのお茶はありますが、伝統的な製法で黒茶をベースとしたジャスミン茶は非常に珍しく、おそらく初めての試みではないかと思います。
黒茶を専門とする店主の老師が今年初めて作りました。
香り高さ、清らかさが全く違います。

茉莉安茶
茉莉安茶

安茶ならではのやさしく、さらりとした味わいにジャスミンの清らかな香りが素晴らしく、純粋な花茶としてのレベルも相当なものです。

夏の暑い時期でも、冬の寒い時期でも、心と身体に沁み入るような、そしてリフレッシュできるお茶に仕上がりました。

※2024年の碧潭飄雪(ジャスミン茶)は8月入荷予定です。


中茶牌の2006年布朗山熟沱(普洱熟茶)が入荷しました!

2006年 中茶牌布朗山熟沱
2006年 中茶牌布朗山熟沱

北京の姉妹店倉庫にて保管されていたものです。
南方で保管されていた普洱熟茶のような、まったりと濃厚な感じではなく、さらりと味わえる普洱熟茶に仕上がっています。
それでいて味わいは深く、軽やかな甘味、深いミネラル感、奥行きのある滋味が楽しめるのは、年月を経た熟茶のみが持つ特徴です。
最近の普洱熟茶にあるような不自然な熟成感といったものは一切なく、身体に抵抗を感じることなく楽しめるバランスの良さが光ります。

濃厚な普洱熟茶と違い、盛夏の時期でも、むしろ暑い夏にこそ、
身体をいたわりながら楽しんでいただきたいお茶です。


当店が取り扱う紫砂作家の中でも人気の高い、国家級工芸美術師の女性作家、湯宣武による作品が入荷しました。
お取り寄せ以外では2年ぶりのご紹介です。
しかも珍しい小壺になります。

湯宣武 大紅袍 倣古
湯宣武 大紅袍 倣古


在山堂 工房作品 粉青蓋碗セットが入荷しました!

龍泉窯の劉傑大師の工房、在山堂の蓋碗と茶杯のセットです。
以前ご紹介した粉青蓋碗セットの2024年版です。
形状や大きさが変わっています。

在山堂 自珍集 粉青蓋碗セット
在山堂 自珍集 粉青蓋碗セット


久しぶりに龍泉窯の劉傑大師による作品が入荷しました。
彼の作品は洗練された造形、宝石のような釉薬の美しさだけでなく、使いやすく、釉薬の効果で柔らかく美味しくお茶を楽しむことができます。

最近では作品の人気が更に上がり、作品の入手が難しくなってきています。
また、日本では小さめの作品が好まれますが、中国では大きめの作品の方が好まれます。そのため、大型作品が多く、手頃な大きさの茶器が少なくなっていましたが、今回はリクエストに応じて小さめの茶器をいくつか製作していただきました。

在山堂 劉傑 甲辰年柴焼第一窯 柴焼盞
在山堂 劉傑 甲辰年柴焼第一窯 柴焼盞

在山堂 劉傑 甲辰年柴焼第一窯 蓋碗(訳あり)
在山堂 劉傑 甲辰年柴焼第一窯 蓋碗(訳あり)

千年紅茶 四川高山白毫銀針 入荷しました! / 生態団茶(六堡生茶) 2013年 ご予約承ります!

雲南永徳大雪山の樹齢1000年を超えると思われる野生茶樹から作られた紅茶です。
樹齢だけでなく、お茶本来の香り、味わい、全てが圧倒的な紅茶です。

千年紅茶 2024
千年紅茶 2024

すべてが特別な紅茶です。
乾燥茶葉の状態でもむせ返るような花の香りを感じます。実際に淹れてみると、期待通りの見事な花香、続いて濃厚な果実香も感じられます。味わいは甘く、そして古樹のもつ奥行きの深さ、製茶されて間もないこの時期でも圧倒的な甘味があります。半年、1年、数年後は更に深くなります。底が見えない美味しさです。

千年紅茶

「紅茶」の概念を覆すような、体に沁みわたる、そして広がりをみせる余韻の凄さがあります。
すでにお茶ではなく、上質なブランデーのような感覚です。

6月16日頃から順次発送させていただきます。
たくさんのご注文をいただいておりますため、現在のご注文は発送業務休業明けの6月26日以降順次発送となります。


白茶といえば福建省や雲南省が知られていますが、この白毫銀針は本来の産地の福建省ではなく四川省蒙頂山で作られています。

四川省蒙頂山は世界で最初に茶樹の人工栽培が始まり、以後、現在に至るまで中国を代表するお茶の産地の1つです。お茶づくりが非常に盛んな地域ではあるものの、残念ながら中国国内で人気が高いとは言い難い状態でもあります。
蒙頂山のお茶は今も他地域の銘茶のOEM生産を行ってきました。

長年懇意にしている作り手さんも、四川省の銘茶だけでは難しく、白毫銀針の製茶も行っています。福建省から福鼎大白茶種を移植し、製茶を行っています。今年、その作り手さんから依頼され、はじめて評茶させていただきました。

おそらくブラインドであれば福建省、しかも上質な白毫銀針と思ったと思います。驚くほどに品質が高く、外観、味わい、香り共に非常に品質の高い白毫銀針です。福建省産の白毫銀針だとしても、相当に高い品質の部類に入ります。
胸を張って蒙頂山の白茶として売り出したいという作り手さんの気持ち、そして何より、その製茶技術、情熱、努力は私たちもよく知っています。

四川高山白毫銀針 2024
四川高山白毫銀針 2024

キャラメルのような甘い香りと、本年産にも関わらず十分な甘味がすでにあります。
白茶は製茶した年は甘味が浅いことが多いのですが、この時点でここまで甘味があれば、通常の上質な白茶と同様、年月を経て更に甘く、深みをましてきます。ミネラル感、滋味もしっかりとあり、大変美味しい白茶です。

味わいも、価格的にも日常的にお楽しみいただける白茶だと思います。
ぜひ、蒙頂山の白茶も夏の日常茶に加えていただければと思います。

6月16日頃から順次発送させていただきます。


生態団茶(六堡生茶) 2013年

中国・広西チワン族自治区において伝統製法で作られた六堡生茶です。
自然農法の茶樹から伝統的な製法で作られています。生態団茶の生態とは自然農法であることを指します。

一般的な六堡茶は渥堆工程で加水渥堆または蒸気渥堆で強制発酵を行った六堡「熟」茶ですが、この生態団茶は六堡「生」茶です。熟茶と違い、ゆっくりと年月をかけて自然に発酵させています。

生態団茶(六堡生茶) 2013年
生態団茶(六堡生茶) 2013年

熟茶の六堡茶とは決定的に違う清らかな味わいの六堡茶です。
甘く優しい滋味あふれる美味しさと、微かな松烟香、棗香、蜜香がお楽しみいただけます。深みのある優しい甘味、果実のような柔らかく微かな酸味、ミネラル感とバランスの良さが際立つ大変美味しい六堡茶です。

お手元でゆっくりと熟成を続けても、日常のお茶としてお楽しみいただいても、どちらでもお楽しみいただけます。

6月末または7月上旬頃の入荷となります。
6月20日24:00までご予約を承ります。

2024年6月現在、中国国内流通価格は1,080元(約23,760円)となっています。ご予約期間中は現地価格よりも抑えてご紹介させていただきます。ご予約期間終了後は価格を変えさせていただきます。

漳平水仙 蘭香甘露 冰島糯伍熟茶 潮州錫茶盤 入荷しました!

今年も漳平水仙の春茶が入荷しました!
中国・福建省の漳平市という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。
その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。

中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、鈴茶堂ではずっと何年もこのお茶を探し、ようやく納得できる品質のお茶を作る茶農家さんと出会い、以後10年以上、日本の方が殆どこのお茶をご存じないという時からご紹介してきました。

漳平

昔のままの村で、今も殆ど手作業で1つ1つ丁寧に作られています。
また、無農薬、有機栽培を徹底しており、茶畑の中には養蜂の巣箱がたくさん配置されています。
茶畑で取れるこの蜂蜜も村の大事な収入源となっています。

無農薬 伝統 漳平水仙 2024年春茶
無農薬 伝統 漳平水仙 2024年春茶

漳平水仙には桂花香型と花香型とあります。桂花香型は漳平の中でも比較的低標高の茶畑で作られたものを、花香型は標高の高い茶畑で作られた上質なものとなります。
この漳平水仙は花香型の中でも最高品質の蘭花香型になります。標高800m以上の、漳平の中では最も高地の茶畑で作られています。また、機械を可能な限り使用しない伝統的な製法で作られています。

また固形にする際の技術も味わいや香りに影響します。
熟練した茶師によるものは、大きすぎず、圧をかけすぎず、最適な大きさ、緊圧をもって成形を行います。産地でもこの成形技術のレベルはまちまちで、大きすぎるものや小さすぎるものなど様々なものが見られます。実際、大きすぎるものなどは味わいが鈍く感じるようになってしまいます。
当店では最適な大きさ、味わいが鈍くなるような成形のものは選ばす、最高品質の蘭花香型にこだわって選んでいます。

無農薬 伝統 漳平水仙 2024年 炭焙煎 春
無農薬 伝統 漳平水仙 2024年 炭焙煎 春

とても希少な炭焙煎の漳平水仙(青茶)です。
この炭焙煎は紙に包んでから行うため、通常の散茶よりもずっと時間も技術も必要となり、今では数件の茶農家でしか行うことができません。

ほっこりとした香ばしい火の香りと、甘い柔らかな花香が感じられます。深みのある旨みと柔らかで心地良い回甘、ミネラル感がとても強く、焙煎を施すことでまた違った茶樹の旨味を強く感じることができます。
蘭花香を十分に引き出せるよう中火(中焙煎)に仕上げていただきました。
暑い夏にも心地よく感じていただけるような焙煎具合にしております。


毎年、大変ご好評をいただいております蘭香甘露が入荷しました!
珍しい君子蘭の香りを移した花茶です。

蘭香甘露 2024
蘭香甘露 2024

中国・四川省の有名な名茶、蒙頂甘露の茶葉に丁寧に君子蘭の香りを移した上質な花茶です。
一般的に花の香りを移す花茶に使われるのはジャスミンの花(茉莉花)ですが、この蘭香甘露は君子蘭を使用して香りを移しています。清らかで品格のある蘭香と蒙頂甘露の優しく深い味わいが素晴らしいお茶です。

君子蘭の香りを移した花茶は非常に珍しいものです。一般的なジャスミンなどよりも君子蘭の場合は香りを移す工程が難しく、茶師の技術が問われます。この蘭香甘露を作り出した茶師は店主が知る限り最も高い技術を持っています。
生の花から花の香りを茶葉に移しますが、その際にどうしても花のもつ水分が茶葉に吸収されてしまいます。そのため、1晩花の香りを移した茶葉は加熱して乾燥させます。これを何日も何度も繰り返すのですが、段々と茶葉も焼けてしまいます。多くのジャスミン茶をはじめとした花茶に焼けたような味が残るのはそのためです。
この蘭香甘露にはその独特の味がありません。
非常にフレッシュで甘く爽やかな香りと味を持っています。

暑い時期には冷たくしていただいても、とても美味しく楽しめます。


冰島糯伍老寨の普洱熟茶が入荷しました!

冰島といえば上質な普洱茶が産出されることで知られる名産地の1つです。
現在、普洱茶で最も高値をつけているのはこの冰島といっても過言ではないほど人気の高いお茶が作られています。この冰島の中でも老寨と呼ばれる村で作られるお茶は正統な「冰島」とされます。
この地域は雨が少ないため、他の地域よりも香りが強く、味わいもしっかりとしたお茶になります。また古茶樹が多いことでも知られています。標高の高い(平均1800m)地域で百年以上生きてきた茶樹から作られるお茶の香り味わいは他の地域にはなかなか見られない香り、味わい、そして底力があります。

その糯伍老寨の樹齢100年前後の古茶樹から作られた普洱熟茶です。
中国国内の友人茶商と当店現地スタッフが現地に赴き、共同で作っています。また製茶は長年の友人でもある現地茶農家にお願いしているため、価格を抑えてご提供することができています。この糯伍老寨にある古茶園はその友人と親戚が所有する場所でもあります。

2023年 冰島糯伍老寨 熟茶
2023年 冰島糯伍老寨 熟茶

優しい甘味と果実のような柔らかい酸味で、茶水の色の濃さに反してさらりと軽く楽しめます。それでいて奥底に茶樹の力強さを感じるのは、やはり糯伍老寨のお茶ということでしょうか。口当たりは軽く楽しめる熟茶のため、暑い時期には冷やしても美味しくお楽しみいただけます。

まだまだ若い普洱熟茶です。今はさらりと楽しめますが、年月を経ることで、香りも味わいも深みをましてきます。お手元でその変化をぜひ楽しんでいただきたいと思い、数量限定の特別価格にてご紹介いたします。
(年数を経た後にまた改めてご紹介いたしますが、価格は変わります。)


清代から続く錫器の老舗、顔吉利の手作りの錫茶盤です。
伝統的な潮州式の茶番で、1〜3人用の小さめの使いやすい大きさになっています。

百年顔氏錫器 潮州茶盤
百年顔氏錫器 潮州茶盤

全て職人の手作りのため、製造時に細かな傷が付きます。
また、錫製品のため、使用していくうちに色合い、風合いが変化していきます。
どのような変化になるかどうかは使う茶人次第です。
細かな傷や経年変化も含めて長く可愛がっていただければと思います。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

6月19〜25日は出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、今回は通信状況が不安定な場所への訪問を予定しておりますこともあり、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に
いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

2022年古樹冰島湖 2008年南糯山大樹茶 入荷しました!(冰島湖 再入荷いたします)

2022年古樹冰島湖は即日完売となってしまい、ご希望されていた方にはご迷惑をおかけしました。

北京姉妹店にて発売していた在庫を全て追加輸入することにいたしました。
発送は入荷後、6月上旬頃を予定しております。

本商品と一緒にご注文いただいた商品は入荷後の発送となります。先のお届けをご希望する場合はご注文を分けていただくようお願いいたします。

入荷後は円安の影響のため価格が変わります。ご了承ください。
入荷までのご予約分は現在の価格のままで販売させていただきます。

2008年 南糯山大樹茶は中国国内でも完売しておりますため、追加入荷はございません。

冰島は大変上質な普洱茶が産出されることで知られる名産地の1つです。
現在最も高値をつけているのはこの冰島といっても過言ではないほど人気の高いお茶が作られています。
その冰島茶区の冰島湖(南等)の樹齢3〜400年と言われる茶樹から作られた、2022年の春茶を2024年の春まで現地でゆっくりと後熟成を行いました。

2022年 古樹 冰島湖
2022年 古樹 冰島湖

一概に冰島といっても村により土質はもちろん、日照条件など、茶樹が育つ環境は異なります。半ば観光地化されている冰島老寨などと違い、冰島湖(南等)へ向かうには大変な悪路を登っていく必要があります。普通車では村にたどり着くことができないような場所にあるため、住人以外はほとんど訪れることのない山の上で作られています。

花香から蜂蜜香、糯米香、そして、この地域特有の爽やかな竹香など、煎をすすめる毎に、飲みすすめる毎にその表情を変えていきます。優しい甘味と古樹ならではの深い滋味、素直できれいなミネラル感、非常にバランスが良く、そしてあとをひくような美味しさです。
年月を経ることで更に変化していきます。今も、その先も楽しみなお茶です。


2008年 南糯山大樹茶
2008年 南糯山大樹茶

福海茶廠による普洱生茶です。
雲南省南糯山の樹齢80〜90年後の茶樹から2008年の春に作られ、北京の倉庫にて保管していたものです。ちょっとめずらしいカボチャ型、金瓜貢茶の形状をした固形茶になっています。

2008年 南糯山大樹茶

南糯山らしい、むしろ最近の南糯山の普洱茶には珍しくなった、かつての茶樹の力強さが感じられるお茶です。
時間が経過していることもあり香りは控えめではありますが、リンゴのような果香、花香があります。
南糯山ならではの心地よい収斂味、爽やかな甘味、発酵をしっかり行っている昔の作り方ということもあり、紅茶のような深い甘味を感じられます。
南糯山らしい甘味ということでは当店でご紹介している 南糯山 古樹雲南紅茶 と同じ系統の甘味と味わいを持つ普洱生茶です。
比べていただくと、より南糯山らしさが実感できるかもしれません。

金華野生茶 入荷しました! / 安徽省新茶 ご予約承ります!

毎年楽しみにお待ちいただいている方も多い金華野生茶が入荷しました!
栽培品種にはない驚くような甘味のある本物の野生茶です。

野生茶

店主友人のお母様が毎年手作りしているもので、名前のない自家製茶です。
人の管理下にない、本物の野生茶樹から作るお茶です。人が立ち入らない急斜面の山の中に自生する野生茶樹から作られています。標高約800mの急斜面を1日茶摘みをして回っても1日で作れるお茶の量は多くてもたった250gです。山が厳しいうえに野生茶樹は品種改良された茶樹と違い成長が遅く、また点在して自生しているために、折角山に入っても少しずつしか摘むことができません。


金華 野生茶 2024

整備された茶山と違い、厳しい原生林のため、友人家族、親戚のみなさんの助けで、今年も茶摘みをすることができました。製茶は高齢のお母さまが行います。山の中の茶摘みは相当に体力を必要とするため、また、製茶は高齢のお母さま一人が行うということもあり、親戚と親しい友人分のみしか作られません。
あと何年楽しめるか分かりませんが、多くの方にこの優しさを味わっていただきたく、特別に鈴茶堂にも分けていただいています。

発送業務お休みのため、5月8日以降の発送となります。

ご予約受付中の安徽省の緑茶、2024年冰島五寨セットと同梱しての発送はできません。入荷時期が大きく異なるため、ご了承ください。
ご予約商品とはご注文を分けていただけますよう、お願いいたします。一緒にご注文いただいた場合は送料の計算のため、一旦キャンセルさせていただく場合もございます。ご了承ください。


涌溪火青

今年の安徽省の緑茶がようやく仕上がってきました。
昨年までは温暖化の影響か、早い時期の仕上がりでしたが、今年は寒の戻りなどもあり、本来の時期の仕上がりとなりました。その分、しっかりと旨味、甘味を蓄えているという印象です。

その安徽省の新茶のご予約を承ります。
今年は当店では初めて涌渓火青もご紹介いたします。

ご予約期間は5月8日24:00まで、発送は入荷後、5月下旬から6月上旬頃になります。
ご予約期間は昨年と同価格にてご提供させていただきますが、それ以後は円安などのため、価格が変わる場合もございます。

黄山毛峰
特級 黄山毛峰 2024

六安瓜片
六安瓜片 2024

涌渓火青 2024
涌渓火青 2024

休寧松蘿
休寧松蘿 2024

ご予約商品と一緒にご注文いただきました商品は入荷後、同梱しての発送となります。
ご希望されない場合は、ご注文を分けていただけますようお願いいたします。

2024年冰島五寨セットと同梱して発送が可能です。
冰島五寨セットをご予約済の方で同梱をご希望される場合は、ご注文時の備考欄にその旨をお書き添えください。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

5月7日まで、また、5月10日から5月13日まで、出張およびイベントのため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

2024年 WEB会員様限定 冰島五寨セット ご予約承ります!/ 発送業務お休みのお知らせ

冰島老寨

冰島といえば普洱茶に詳しい方はご存知のように、大変上質な普洱茶が産出されることで知られる名産地の1つです。
現在、普洱茶で最も高値をつけているのはこの冰島といっても過言ではないほど、人気の高いお茶が作られています。なかでも昔からある5つの村、冰島老寨、地界、南迫、坝歪、糯伍で作られるお茶は特に珍重されます。この地域は雨が少ないため、他の地域よりも香りが強く、味わいもしっかりとしたお茶になります。

一概に冰島といっても村により土質はもちろん、日照条件など、茶樹が育つ環境は異なります。その違いは味わいや香りにも表れ、村を指定して入手する愛好家も多くいます。

毎年、当店現地スタッフが現地に赴き数ヶ月滞在してお茶を作っていますが、2024年は代々冰島で暮らす現地友人作り手の協力もあり、この冰島五寨のそれぞれの違いを分かりやすく実感できるセットを作ることにしました。

2024年 冰島五寨セット

基本的には北京姉妹店での販売ですが、日本の方向けにも数量限定で販売いたします。日本向けの販売は中国国内での販売価格とほぼ変わらない価格とさせていただきますので、基本的にはご予約制とさせていただきます。

Web会員様限定で、ご予約は4月19日(金)24:00までお受けいたします。
入荷は5月下旬〜6月上旬頃を予定しております。
ただし、入荷予定数に達した場合はご予約を早期終了させていただきます。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

4月20日および21日、4月26日から5月7日まで、また、5月10日から5月13日まで、出張およびイベントのため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

2006布朗山熟餅再入荷 / 大紅袍 紫砂茶壺 龍泉窯 入荷しました!

1月にご紹介した2006年布朗山熟餅ですが、多くの方からリクエストをいただき、再入荷いたしました!


2006年 布朗山熟餅

2006年春の布朗山章家老寨の喬木古樹から作られたプーアル熟茶です。
2010年5月まで散茶の状態で布朗山章家老寨にて保管、その後に餅茶へ加工、北京にて保管していたものです。布朗山の中でも朗山章家老寨、樹齢300年を超える古茶樹から作られています。

味わいに深みを出しながら、カビや土のような陳香を含まない熟成を目指して、あえて4年間ほど生産地で保管、熟成を行っています。そのおかげか金花が大く見られます。金花とは湖南省の黒茶で有名な茯茶に使用されることで有名な麹菌です。茯茶などの場合は強制的にこの金花を茶葉に移し、渥堆発酵を行います。この布朗山熟餅はそのような強制的に移されたものではなく、この茶葉が自然に持っていた金花です。非常にコンディションが良く、餅茶の表面、内部にも金花がきれいに見えます。

最近のプーアル熟茶にはなかなか見られない深みのある味わいの熟茶です。カビや土のような香りはなく上手に淹れれば花香も感じられるほどに、きれいに熟成されています。
ずっと飲み続けていたくなるような優しく、沁み入るようなお茶です。


日本では湯亜嬌の作品をはじめてご紹介いたしますが、数々の賞を受賞し、いくつもの美術館にその作品が展示されるなど、その技術とセンスが高いことで知られている作家です。
紫砂茶壷の大家である范澤鋒の弟子となり、名門、龍徳堂に所属を許され、現在は范澤鋒の指導のもとで作品作りをおこなっています。

湯亜嬌 大紅袍 檠灯進爵
湯亜嬌 大紅袍 檠灯進爵
※ 特に武夷岩茶、鳳凰単叢などにおすすめの作品です。

湯亜嬌 大紅袍 初放
湯亜嬌 大紅袍 初放

日本の方に好まれる小さめの茶壺です。
(中国では大壺が好まれるため、小壺の作品は少ないです。)
また、紫砂の泥料の中ではトップクラスの硬度を持つ大紅袍朱泥を使い、美味しく、そして楽しくお茶を楽しむことができる作品です。

今回ははじめて日本で湯亜嬌の作品をご紹介するということもあり、価格を抑えてご紹介させていただきます。


久しぶりに龍泉窯の劉傑大師による作品が入荷しました。
彼の作品は洗練された造形、宝石のような釉薬の美しさだけでなく、使いやすく、釉薬の効果で柔らかく美味しくお茶を楽しむことができます。

在山堂 劉傑 辛丑柴窯 点彩束口盞
在山堂 劉傑 辛丑柴窯 点彩束口盞

最近では作品の人気が更に上がり、友人とはいえ、作品の入手が難しくなってきています。
また、日本では小さめの作品が好まれますが、中国では大きめの作品の方が好まれます。
そのため、大型作品が多く、手頃な大きさの茶器が少なくなっています。


在山堂の粉青蓋碗セットが再入荷しました。

在山堂の作品は通常、劉傑大師の作品のみの出品ですが、大師の監修のもと、在山堂に所属する弟子の若手作家たちが制作するシリーズです。お茶好きの劉傑大師が気軽にお茶を楽しむ茶器を提供したいという思いから、このシリーズが生まれました。

在山堂 自珍集 粉青蓋碗セット
在山堂 自珍集 粉青蓋碗セット

小ぶりの蓋碗と茶杯のセットです。
劉傑大師自身による作品とレベルは全く異なりますが、とても使いやすく、よく設計された茶器です。

龍泉窯の量産品の多くは、その釉薬の影響で重く、過剰に蓄熱しやすいものが見られますが、この茶器は軽く使いやすく、放熱具合もちょうどよく、蓋碗の縁を薄くすることで持ちやすく扱いやすいよう工夫されています。茶杯も同様に口を薄く、お茶の味わいがよりわかりやすいよう設計されています。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

4月26日から5月7日まで、また、5月10日から5月13日まで、出張およびイベントのため発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

蒙頂雀舌 甘露 石花 黄芽 入荷しました!

2024年 明前 手工 蒙頂雀舌が入荷しました!

日本ではあまり馴染みのない蒙頂雀舌ですが、唐代から伝わるお茶の1つと言われています。現地では蒙頂甘露よりも親しまれている緑茶で、蒙頂石花と並んで地元の人々に愛されています。

2024年 明前 手工 蒙頂雀舌
2024年 明前 手工 蒙頂雀舌2024年 明前 手工 蒙頂雀舌

蒙頂山系の高山地帯、標高1300m付近にある茶畑で育つ茶樹から作られた蒙頂雀舌です。2024年3月19日に茶摘み、製茶が行われました。機械を使わずに製茶した手工のお茶です。

蒙頂雀舌

豆香と微かな清涼感を持つ花香のあるお茶です。渋みはなく、心地よい爽やかな苦味、また続く甘味が深い緑茶です。高山茶ならではのミネラル感もしっかりとあり、味わいが深く厚みのある秀逸な緑茶です。

蒙頂雀舌のご紹介は当店では初めてとなります。
日本の方にはなじみの薄い緑茶のため、今までご紹介は控えておりましたが、今年のこの蒙頂雀舌の仕上がりが素晴らしく、数量限定にてご紹介させていただきます。


2024年 蒙頂甘露 蒙頂石花 蒙頂黄芽 入荷しました!

ご予約済の方には本日、3月31日に発送させていただきました。
(碧螺春と同梱をご希望の場合は除きます)

2024年 明前 手工 蒙頂甘露
2024年 明前 手工 蒙頂甘露

2024年 明前 手工 蒙頂石花
2024年 明前 手工 蒙頂石花

2024年 明前 手工 蒙頂黄芽
2024年 明前 手工 蒙頂黄芽

今年は天候に恵まれ、大変良い仕上がりです。
特に蒙頂甘露は桜の香りも感じるような素晴らしい仕上がりです。

2024年 雲南毛峰 漓江毛尖 入荷しました!

雲南毛峰、漓江毛尖が入荷しました!

3月31日頃から順次発送となります。

四川蒙頂茶(蒙頂甘露、蒙頂黄芽、蒙頂石花)、碧螺春を既にご予約の方で、同梱をご希望される場合は、ご注文時に同梱希望と備考欄にお書き添えください。入荷次第、同梱して発送させていただきます。


毎年楽しみにお待ちいただく方も多い、雲南毛峰(雲南緑茶)が入荷しました!
中国・雲南省南部の思茅にある標高1800m付近にある茶園で2024年3月10日に摘み取られました。

思茅 雲南毛峰(頭春茶) 2024
思茅 雲南毛峰(頭春茶) 2024

雲南緑茶は中国国内でもあまり流通がない、珍しい緑茶です。
雲南省で作られるお茶のうち、最も有名なものは普洱茶ですが、これは主に他地域や外国へ出荷されます。地元の人々は普洱茶ではなく、普段は雲南緑茶を楽しんでいます。長く地元消費用のお茶として認識されてきた雲南緑茶ですが、実は普洱茶に負けないほど美味しいお茶です。

果実のような優しく甘い香りと深みのある優しいミネラル感、旨味がバランスよく、柔らかく優しい甘味が感じられます。飲み終えた後の余韻も長く、体の中から甘さが戻ってきます。
2024年は優しく上品な香り、甘味と滋味、ミネラル感と、大変に良いバランスに仕上がっています。店主の印象ではここ数年で一番良い仕上がりです。

少数民族が作る土着のお茶です。
ぜひ毎日のお茶としてお楽しみください。


2年ぶりの入荷となる漓江毛尖です。

現地の物価、人件費上昇があり、ここ2年ほど入荷を見合わせていました。今年は更に円安、輸送コスト増もあり、厳しい状況ではありますが、近年稀に見る仕上がりの素晴らしさに入荷を決めたお茶です。漓江毛尖とはこんなに美味しい緑茶だったのかと実感できる仕上がりです。

2024年 漓江毛尖 頭春茶
2024年 漓江毛尖 頭春茶

広西チワン族自治区桂林の近くに龍脊棚田があります。チワン族の人々が、険しい山に逆らわず、開拓していった見事な棚田をみることのできる素晴らしい場所です。
標高900m付近にある山の茶畑で、この漓江毛尖は作られました。チワン族の人たちが大切にする茶樹から丁寧に作った、今年の一番茶です。
2024年3月5日に茶摘みが行われています。