数年ぶりに西湖龍井を入荷しました!
龍井茶は中国緑茶の中で最も有名な銘茶です。
中国国内でも人気が高く、たいへん高額なお茶であることでも知られています。あまりにも高価なお茶のため、「西湖龍井」の入荷は見合わせていました。ただ、お客さまからリクエストされることも多いお茶でもあります。
今年は老師、師兄、中国姉妹店の老板などが尽力してくださり、中国国内一般流通価格よりも抑えた価格でご提供できるようになったため、日本でもご紹介することにしました。ただし、来年以降もこの価格でご紹介できるか分かりません。
西湖龍井と名のれるお茶が作られる地域は非常に限られています。
当然ながら産出量は少なく、中国国内でも流通している「西湖龍井」の多くは別の産地のお茶というのが実情です。当店では現地スタッフがその一級茶区の龍門嶺へ行き、茶摘みから製茶まで立ち会いました。
龍門嶺は日本ではあまり知られていませんが、西湖龍井の核心地区、一級産地の一つです。
日本でも知られる獅峰ほど高価ではありませんが、その価格差ほど品質に違いはないと思います。実際に龍門嶺龍井は獅峰龍井と偽って販売されることも多く、龍門嶺龍井の品質の高さを物語っている話でもあります。
本物の西湖龍井を楽しみたい方におすすめです。
毎年ご紹介している雲南毛峰とは別の樹齢200年以上と思われる古樹から作られた緑茶です。茶葉の外観は色が濃く、古樹だけに新芽も大きいので、味わいの強そうなお茶に見えます。
実は店主もそう思っていました。
実際に味わってみると、毎年ご紹介している雲南毛峰とは別のタイプの、優しく、古樹ならではの味わいの奥行きのある、驚くほど美味しい緑茶でした。いつもご紹介している雲南毛峰が今年は格別の仕上がりであったこともあり、当初はご紹介する予定はなかったのですが、あまりの素晴らしさにご紹介することにしました。別格です。
実際の古茶樹の様子などは商品ページをご確認ください。200年以上、その地で生きてきた茶樹の力強さと優しさが伝われば幸いです。
柑橘香を伴った清らかな花香、緑茶とは思えないほどに広がる奥行きのある滋味、雑味のない爽やかな甘味。どれをとっても古茶樹らしく、古茶樹の凄さと優しさを感じることができます。
毎年ご紹介している雲南毛峰が若々しい明るい美味しさであるならば、この古樹雲南毛峰は大人の、春の夜のような美味しさのお茶です。
前回ご紹介した雲南毛峰をお持ちの方はぜひ飲み比べてお楽しみいただければ嬉しいです。
今年は蒙頂竹葉青も入荷しました!
竹葉青は四川省峨眉山で作られる銘茶ですが、蒙頂山でも作られています。
もともと、竹葉青は峨眉山でも蒙頂山でも作られていましたが、以前に峨眉山の会社が「竹葉青」で商標登録をしてしまったがために、その茶名が使えなくなってしまいました。そんな事情もあり、ちょっと敬遠してしまい、今までご紹介したことがなかったのですが、作り手さんの自信作ということで試飲してみたところ、とても美味しく爽やかなお茶で、今年はご紹介することにしました。
現地の中では遅い方、2025年3月21日に茶摘みと製茶が行われました。
優しくもキリッとしたカッコよさのある美味しいお茶に仕上っています。
清々しい竹を連想させる青い香りとすっきりとした滋味、深いミネラル感のある爽やかさがあります。
背筋が伸びるような、春の竹林を連想させるお茶です。
明前 安吉白茶 昆銅鎮 頭採 ご予約開始します!
安吉白茶は龍井茶などとならぶ人気の高い緑茶で、かなり高価なお茶です。
そのため、日本ではご紹介することを控えていたのですが、本物の安吉白茶を味わってみたいというリクエストをいくつかいただき、今年はご紹介することにしました。
非常に人気が高く高価なお茶だけに「偽物」も多いお茶です。
当店では毎年現地スタッフがその一級茶区の昆銅鎮へ行き、茶摘みから製茶まで立ち会っています。
2025年は安吉白茶にとっては天候に振り回された年でした。雨や低温で茶摘みができなかったところに、3月25日から晴れて一気に高温となり、葉の色が緑になってしまいました。25日から27日までの茶摘み分が最も品質が良く、それ以降は高温のため葉の色だけでなく、品質はかなり下がったようです。当店では現地にいたスタッフが25日の最高品質の安吉白茶を確保しました。
茶葉外観が白くないという以外は最高品質の安吉白茶です。
多く流通する安吉産以外の「安吉白茶」とはレベルが違います。中国茶では乾燥茶葉の外観も審評の対象となり、外観が白くないというだけで、かなり価格を下げて入手することができましたので、今年は日本でもご紹介させていただきます。
お渡しは入荷後、4月中旬頃を予定しております。
本商品と一緒にご注文いただきましたお品物は同梱しての発送となります。
先のお届けをご希望される場合は、ご注文を分けてお手続きをお願いいたします。