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南糯山古樹雲南紅茶 2006年布朗山龍条茶 2013年茯茶 入荷しました!

2023年の南糯山古樹雲南紅茶が入荷しました!

南糯山 古樹雲南紅茶 2023
南糯山 古樹雲南紅茶 2023

雲南省南糯山の樹齢300年以上の茶樹から作られた、非常に上質な古樹雲南紅茶です。

南糯山半坡老寨

通常、雲南紅茶は俗に言う茶畑で栽培された若い栽培茶樹から作られますが、この南糯山古樹雲南紅茶は上質な普洱生茶を作るような、少数民族が代々大切に守ってきた古茶樹から、手摘みで丁寧に摘み取られた茶葉から作られています。

一般的に流通する雲南紅茶は主に雲南省西部臨滄市鳳慶で作られるお茶です。この鳳慶の雲南紅茶も甘く美味しい紅茶ではありますが、単調な甘味になりやすく、飲んで誰もが美味しいと思うお茶が多い反面、味わいが浅く飽きやすいというお茶でもあります。そのため、鈴茶堂では何年か雲南紅茶を扱わないこともありました。

この南糯山古樹雲南紅茶は味わいや香りの複雑さ、奥行きの深さが違います。
ぜひ他の雲南紅茶とも比べて味わっていただきたいと思うほどに、美味しく素晴らしいお茶です。

最近では普洱茶の産地を中心に晒紅(晒日紅茶)も増え、人気が出てきました。晒紅ならではの、また違う美味しさがあり、当店でも晒紅のみの取り扱いにすることも考えましたが、やはりこの南糯山古樹雲南紅茶の美味しさも捨てがたく、なにより毎年楽しみに待ってくださっている方もいるお茶ということもあり、今年も入荷いたしました。

中国茶、雲南紅茶を飲み慣れている方、プロの方にご愛飲いただくことの多い玄人好みの雲南紅茶です。
昔からの雲南紅茶本来の美味しさをお伝えしたく、ご紹介させていただきます。


2006年春の布朗山章家老寨の喬木古樹の普洱熟茶から作られた茎茶です。
普洱熟茶の製茶後、最終仕上げの段階で選別される茎の部分になります。

2006年 布朗山龍条茶
2006年 布朗山龍条茶

お茶にとって茎はとても大事な部位です。
茶葉の旨味や甘みをたくさん溜め込んでいる部位で、萎凋や発酵の際にその美味しさが葉の部分へと移り、美味しいお茶が作られます。出荷前に葉と茎を選別します。選別後の茎は大抵、地元で日常茶として消費されています。葉に比べて煎持は良くないものの、それでも十分に楽しめ、何よりもやさしい甘味、からだにやさしい日常茶になります。

カビや土のような香りはなく、棗系の香りです。癖がなく、非常に素直な味わいで、茎茶ならではのやさしい甘味と古樹ならではのミネラル感とのバランスがとても秀逸な普洱茎茶に仕上がっています。


湖南省の黒茶は最も産出量の多いことで知られています。
中国・湖南省で作られ、新疆、青海、甘粛といった西北地区へ主に送られます。西アジア、東ヨーロッパ、ロシアなどへも運ばれていました。自然環境の厳しい辺境の地で暮らす少数民族の生活に欠かせないお茶として古くから親しまれています。

2013年 経典1958茯茶
2013年 経典1958茯茶

深みのある甘さが特徴的で柔らかいミネラル感とのバランスが非常に良いお茶です。特にこの甘味がすばらしく、年月を経た茯茶の美味しさというものが実感できます。煎持ちも非常によく、飲み進めていくといくつもの表情が豊かに感じられます。
そのまま味わっても、西北の少数民族のようにミルクティーにしても美味しくお楽しみいただけます。

龍泉窯 お取り寄せ

龍泉窯 在山堂

Facebookページでもご紹介しておりますが、先日龍泉窯の在山堂で劉傑大師による開窯が行われました。
春節前の最後の柴窯(薪窯)です。

この時の作品を中心に、お取り寄せをお受けいたします。

龍泉窯お取り寄せ

お申し込みは1月25日24:00まで承ります。
発送は入荷後、2月上旬または中旬を予定しております。

今回は春節前ということもあり、お申込み期間が短くなっております。
(春節期間に入りますと中国国内の物流が止まってしまいます。)

お申し込みは先着順となります。
また、現地工房、北京姉妹店でもご紹介中のお品物となりますので、現地在庫がなくなった場合は売り切れとなる場合もございます。
お申込みをお受けした後、当店にて現地在庫を確認してお返事させていただきます。

新年前ということもあり、龍の作品もいくつかございます。
また、いくつか在山堂の新しいシリーズである自珍集の茶杯や公道杯などもご紹介しています。

お取り寄せお申し込み期間後も可能な限りお受けいたしますが、通関および送料などの関係で現在ご紹介中の価格とは異なります。(コスト増分値上がりします。)

2024年もよろしくお願いします / 在山堂茶器 冰島磨烈 布朗山熟餅 入荷

広東省烏崠山
広東省烏崠山にて

2024年を迎えました。
年明けそうそうに能登半島での地震や航空機事故など、心落ち着かない新年となりました。
被害に遭われたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。どうか一日も早く日常を取り戻せるよう願っております。

今年の新年は広東省潮州で迎えました。
冬の時期ということで茶葉の仕入れではないのですが、コロナ禍もあり、長く訪問できずにいた広東省へ挨拶回りと勉強をさせていただきに広州、潮州、梅州などを中心に回っていました。

当店は基本的に生産者から直接仕入れを行っています。お茶は人の口に入るものということ、自分たちが楽しめないお茶は提供しないということもあり、実際に仕入れるまで、少なくとも数年、何度も通い、茶畑や製茶を確認、作り手さんと信頼関係ができるまで通い、はじめてご提供する茶葉を買い付けています。茶樹の栽培状況や製茶状況が分からない茶市場などからの仕入れは行っていません。茶市場は中間業者が入るため、価格が高くなるというデメリットもあります。雲南省などは春になると中国国内の姉妹店である友人茶商と当店現地スタッフが1ヶ月以上、冰島や易武、布朗山の茶農家さん宅に滞在して製茶から参加しています。私自身も可能な限り現地を訪問しています。信頼関係を築くというだけでなく、学ぶこともまだまだたくさんあります。現地で実際に見て、体験してはじめて理解できることも多くあります。

広東省梅州

現地にて彼らの親戚や友人を紹介していただくこともあります。私たちが現地訪問を行う際はこのようなケースが多く、基本的に帰国(帰宅)の予定だけ(現地スタッフはそれすらも決めないことが多いですが・・・)それ以外の予定や宿はその場で決めています。今回も烏崠山の友人から梅州に住む客家の茶農家さんを紹介していただき、いくつか訪問させていただきました。

お茶はその土地の文化や風習とも密接に繋がっていることが多い飲み物です。そういったお茶の背景も含めて、これからも美味しいお茶をお伝えしていきたいと私たちは思っています。

2024年もどうぞよろしくお願いいたします。


今年も新年特別企画として1月31日24:00まで特別価格にて、冰島磨烈と布朗山熟餅をご提供させていただきます。

2021年 冰島磨烈 古樹
2021年 冰島磨烈 古樹

2021年の春に冰島磨烈の樹齢2〜300年前後と思われれる古茶樹から作られた普洱生茶です。

冰島茶区は茶山の中心を流れる川によって東半山、西半山に分けられます。
それぞれの村の特徴は異なるものの、概ね太陽光が強い東半山は陽と例えられ、西半山は陰と分類されます。(詳細は商品ページをご覧ください。)磨烈は西半山に位置しますが、ここはその中でも他とは違った特徴があります。磨烈は西半山にありながらも東半山と西半山の両方の特徴を持ちます。東半山のような素晴らしい香気と、西半山の最大の特徴である氷砂糖に例えられる清らかで美しい甘味があります。

このご紹介する磨烈の素晴らしいところは味わいだけでなく、その見事な蘭香です。清らかで高く、磨烈らしい蘭香と、それに続く蜜香が心地よく身体に響きます。甘く深みのある茶水もそれを支えます。香りの良さと味わいの良さ。大変に美味しい普洱生茶です。

2006年 布朗山熟餅
2006年 布朗山熟餅

2006年春の布朗山章家老寨の喬木古樹から作られた普洱熟茶です。
2010年5月まで散茶の状態で布朗山章家老寨にて保管、その後に餅茶へ加工、北京にて保管していたものです。
布朗山の中でも朗山章家老寨、樹齢300年を超える古茶樹から作られています。

味わいに深みを出しながらも、カビや土のような陳香を含まない熟成を目指して、あえて4年間ほど生産地で保管、熟成を行っています。そのおかげか金花が多く見られます。金花とは湖南省の黒茶で有名な茯茶に使用されることで有名な麹菌です。茯茶などの場合は強制的にこの金花を茶葉に移し、渥堆発酵を行います。この布朗山熟餅はそのような強制的に移されたものではなく、この茶葉が自然に持っていた金花です。非常にコンディションが良く、餅茶の表面、内部にも金花がきれいに見えます。

最近の普洱熟茶にはなかなか見られなくなった深みのある味わいの熟茶です。カビや土のような香りはなく、花香も感じられるほど、きれいに熟成されています。ずっと飲み続けていたくなるような優しく、沁み入るようなお茶に仕上がっています。

特別価格でのご提供は2024年1月31日24:00までとなります。
2月1日以降は価格が変わります。

なお、特別価格での販売中においてはネット上での転売目的のお求めをご遠慮いただけますようお願いいたします。当店の方で該当すると判断した場合はご注文をキャンセルさせていただく場合もございますので、ご了承ください。(セミナーや店舗、サロンなどでの頒布は今まで通り問題ございません。)


久しぶりに龍泉窯の劉傑大師による作品が入荷しました。
彼の作品は洗練された造形、宝石のような釉薬の美しさだけでなく、使いやすく、釉薬の効果で柔らかく美味しくお茶を淹れることができます。

在山堂 劉傑 壬寅柴窯第三窯 粉青蓋碗
在山堂 劉傑 壬寅柴窯第三窯 粉青蓋碗


龍泉窯の在山堂では新しい試みがはじまりました。

通常は劉傑大師の作品のみの出品ですが、大師の監修のもと、在山堂に所属する弟子の若手作家たちが制作するシリーズです。
お茶好きの劉傑大師が気軽にお茶を楽しむ茶器を提供したいという思いから、このシリーズが生まれました。

在山堂 自珍集 粉青蓋碗セット
在山堂 自珍集 粉青蓋碗セット

小ぶりの蓋碗と茶杯のセットです。
劉傑大師自身による作品とレベルは全く異なりますが、とても使いやすく、よく設計された茶器です。

龍泉窯の量産品の多くは、その釉薬の影響で重く、過剰に蓄熱しやすいものが見られますが、この茶器は軽く使いやすく、放熱具合もちょうどよく、蓋碗の縁を薄くすることで持ちやすく扱いやすいよう工夫されています。茶杯も同様に口を薄く、お茶の味わいがよりわかりやすいよう設計されています。

在山堂 蓮山炉 香炉
在山堂 蓮山炉 香炉

中国ではお茶とお香を一緒に楽しむ文化があります。
蓮の花をかたどった、美しく品格のある香炉です。

2022年鳳凰単叢 桂花径山 蔵茶 金尖2008 入荷しました! / お取り寄せ期間限定割引

飲みごろとなった2022年の鳳凰単叢が入荷しました!

宋種は鳳凰単叢の中でも基本であり、他の品種よりも別格に扱われることの多い名品種です。

高山老樹鳳凰単叢 宋種 2022
高山老樹鳳凰単叢 宋種 2022

一般的に流通する宋種は産地の中でも比較的標高の低い傾斜の少ない茶園で栽培されたものですが、この宋種は産地の中でも標高の高い大奄地区の、おおよそ標高950〜1000mの地域にある茶畑の樹齢100年と言われる茶樹を厳選して丁寧に製茶されています。
とても優しく深みのある滋味が身体に沁みるように美味しい鳳凰単叢です。

高山老樹鳳凰単叢 鴨屎香 2022
高山老樹鳳凰単叢 鴨屎香 2022

鴨屎香を直訳すると「鴨の糞の香り」という意味ですが、その名前の由来はこのお茶の美味しさを物語っています。あまりにもこの茶樹から作られたお茶が香り高く美味しいものであったため、その木を盗まれないように「鴨屎香」と名づけたと言われています。(現在は銀花香と新しく改名された名称で呼ばれることもあります。)

品格のある清らかな果香が感じられるお茶です。一般的な鳳凰単叢に見られる残るような苦みが殆ど無く、すっきりとした上品な甘さと老樹ならではのミネラル感、滋味が感じられます。

高山鳳凰単叢 兄弟香 2022
高山鳳凰単叢 兄弟香 2022

兄弟香は元々、標高1000m以上の高山地区にある樹齢200年以上の古茶樹に遡ります。
芝蘭香系の茶樹で、その味わい、香りが美味しいことから、少しずつ広まるようになりました。鳳凰単叢の有名な品種に比べると栽培する茶農家も少なく、決して生産量の多い品種ではありませんが、深みのある味わいと優しい香りが素晴らしい鳳凰単叢です。

高山老樹鳳凰単叢 碑頭 2022
高山老樹鳳凰単叢 碑頭 2022

産地に伝わる地元ならではの品種です。生産量が限られるため、産地以外に流通することが少なく、また、知名度も高くはないため、あまり知られてはいませんが、夜来香型の魅力的なお茶です。その香りの高さ、複雑で深みのある味わいは最近流行の品種にはない格の違いを感じさせるような凄みすら感じます。

高山地区にある大奄の標高約900m付近にある茶畑で栽培された樹齢推定100年の茶樹から作られています。マニアックな品種である碑頭ですが、老樹の滋味、香気が加わることで、より複雑で上品なお茶に仕上がっています。

※2023年の鳳凰単叢は状態を見て年明けからご紹介予定です。


ちょっと珍しい花茶のご紹介です。

桂花径山香茗 2023
桂花径山香茗 2023

桂花、キンモクセイの香りを有名な中国緑茶、浙江省の径山茶に移した花茶です。
この径山茶にキンモクセイの香りを移し、爽やかで甘い桂花の香りと栗を連想するような花茶に仕上げました。
キンモクセイは金桂という品種を使用して作られています。

径山茶は日本のお茶の起源と言われているお茶です。元々は径山寺という禅寺で作られていたお茶で、宋の時代に禅の修業に、この禅寺へ行った日本の僧侶が径山茶の種や茶道具などを持ち帰り、それが日本のお茶の起源になったと言われています。

桂花は中国において薬膳や漢方薬として、胃腸をいたわり、身体を暖めることで風邪対策としても良く使われています。
日常のお茶として美味しくお楽しみいただけるお茶です。

※本年度の桂花龍井は製茶が見送られたため、入荷はございません。


毎日のお茶として人気の高い蔵茶が入荷しました!

蔵茶 康磚(布袋)
蔵茶 康磚(布袋)

蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、プーアル茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。辺境の少数民族へと運ばれ消費される辺茶であり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。

甘い香りで味は非常に柔らかくて甘く、飲みやすく、癖がありません。
香ばしさもあり、香り高く、品のある甘さが感じられます。


通常ご紹介している蔵茶は茶葉の等級をある程度高いものを選んでいますが、今回は実際にチベットの人々が愛飲する蔵茶の2008年ビンテージのご紹介です。

蔵茶 金尖 2008年
蔵茶 金尖 2008年

この蔵茶はレンガ型をした固形茶です。
この金尖はチベットの人々が日常的に愛飲するお茶として作られていたものです。
現在も同じ金尖の製造は行われていますが、現在の製品とは若干質が異なるようです。この当時はまだ製茶工場も近代化されてはおらず、昔の作り方で作られていた頃の金尖となります。この年代に製造された蔵茶は今では珍しくなっています。


■ おかげさまで12周年を迎えます!&お取り寄せ期間限定割引 ■

12月で鈴茶堂Webショップはおかげさまで12周年を迎えます。

お世話になっているみなさまにお礼の気持ちをと思い、6,000円(商品代金のみ・税抜き)以上ご注文いただいた方には、心ばかりではありますが、ノベルティ(お茶)をプレゼントいたします。
また、12,000円(商品代金のみ・税抜き)以上のご注文の場合は、さらに店主秘蔵のお茶もお付けいたします。

ノベルティのご用意には限りがございますため、無くなり次第終了となりますのでご了承ください。

また、紫砂茶器および龍泉窯のお取り寄せを期間限定で2000円お値引きします。
12月20日24:00までのお申し込みが対象となります。
発送は2024年1月中旬頃を予定しております。

紫砂茶器(お取り寄せ)

龍泉窯(お取り寄せ)

現地工房、中国姉妹店と在庫を共有しておりますので、お申し込み後、現地へ確認、作品が確保できた場合にご注文確定となります。
作品の確保ができましたら、お値引き後の価格をお伝えいたしますので、銀行振込、ゆうちょ銀行振込の場合はご注文確定まで、お手続きされないようお願いいたします。

なお、この時期はご注文が混み合いますため、通常よりも発送までにお時間をいただく場合もございます。
どうかご了承ください。

どうぞよろしくお願いいたします。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

2023年12月23日から2024年1月9日までの間、中国出張のため発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

12月19日15:00までのクレジットカード、PayPay、代金引換でのご注文
および
銀行振込およびゆうちょ銀行振込でのご注文で12月20日12:00までに当店にてご入金の確認がとれた場合は
12月22日までに発送させていただきます。(配達希望日の指定のある場合を除きます。)
それ以降は年明け2024年1月10日以降の発送となります。

発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ネット接続状況が不安定な地域への訪問も予定しておりますため、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

小班章熟茶 小勐峨藤条茶 景邁古樹 冰島古樹晒紅 入荷しました!/ おかげさまで12周年を迎えます

布朗山の章家三隊寨で作られた2019年の普洱熟茶です。

普洱茶に詳しい方であれば布朗山という茶山はご存知だと思います。
ただし、この布朗山、実際にはかなりの広さを持つ地域を指します。布朗山茶区の中でも最も奥地、一番近くの街から現代でも2〜3日かかって着くような最南、ミャンマー国境近くの山の上にある章家三隊寨は、その環境の良さ、卓越した製茶技術から「小班章」の名をもっています。

小班章熟茶 2019
小班章熟茶 2019

樹齢30〜40年と思われる茶樹から作られています。
棗香、花香といった複雑でありながら心地よい香りと、やさしい柑橘系の果汁を思わせるような甘く爽やかな、癖のない普洱熟茶です。甘味、酸味、ミネラル感のバランスが素晴らしく、とろりとした茶水は余韻も十分に楽しめます。
実際、店主が味わって、その完成度の高さに驚いたほどです。


雲南省臨滄には有名ではない茶産地がたくさんあります。
品質が大変高いのですが、同じ地域にある有名茶産地の影に隠れてしまい、プロや相当な普洱茶愛好家でしか知らないという場所も多くあります。
小勐峨もその1つです。

小勐峨はワ族が昔から住む素朴な村です。標高2000mを超える地域にあり、昔ながらの藤条茶による茶園管理をしています。

2023年 小勐峨 藤条茶 古樹
2023年 小勐峨 藤条茶 古樹

樹齢100〜200年の茶樹から作られた2023年春の普洱生茶です。
清らかな花香、香ばしさ、蜜のような甘味、とろりとした心地よい喉越し、炊きたての新米を思い出すような甘い旨味が感じられるお茶です。煎をすすめるとまた表情を変えます。柔らかい渋み、柑橘の果汁を連想するようなやさしい酸味、甘さに繋がるような心地の良い苦味、心地よい収斂味、表現しきれないほど様々な味わいを楽しめるお茶です。
じっくり、ゆっくり、色々な表情を楽しむことができます。

有名茶産地ではないため価格が抑えられていますが、品質はひけをとらないほど美味しい普洱生茶です。
今後の価格はどのように変動していくか分かりませんが、日常のお茶としても、ちょっと特別な日に楽しむお茶でも、どちらでも十分にお楽しみいただける秀逸なお茶です。


以前ご紹介した景邁のお茶は大樹茶でしたが、今回は古樹のご紹介です。

2023年 景邁古樹
2023年 景邁古樹

景邁山大平掌の古茶樹園にある樹齢300年と言われる古樹から作られた、2023年春の普洱生茶です。
無農薬、無肥料で代々受け継がれている茶樹から製茶されています。
きれいな花の香りと優しい甘み、それでいて奥行きのあるミネラル感もあり、大変に美味しくバランスの良い普洱生茶です。

先日のお茶会で垂直テイスティングしたお茶です。
2023年のこの普洱茶も十分に美味しいお茶ですが、2014年も素晴らしく味わいの奥行きが広がっていました。
お茶会ご参加の方を優先にお譲りしたため、残りわずかとなっております。


以前、2022年の春にご紹介した冰島古樹晒紅も大変人気がありました。一度お求めいただいた方が何度もリピートいただき、完売いたしております。
2023年の春は冰島古樹白茶を作っていただきましたが、この秋は同じ現地作り手さんにお願いして、晒紅を作っていただきました。

冰島古樹晒紅 2023 秋
冰島古樹晒紅 2023 秋

通常の雲南紅茶とは違い、天日乾燥、つまり火や熱を使わず、全て太陽のちからを使用して作られています。
この地域で大切に守られてきた樹齢300年の古樹から作られています。

冰島南等

爽やかな花香が素晴らしく、冰島らしいミネラル感と甘味、爽やかな酸味が心地よい紅茶です。冰島の老茶樹ならではの力強さも感じるお茶です。時間の経過と共に、より甘く深み増す香りと味わいは晒紅ならではのものです。今の美味しさはもちろん、数年後もまた楽しみなお茶です。

同じ晒紅でも景邁古樹晒紅とはまたタイプが異なります。
地域、茶樹、季節、作り手によっても変わる味わいを比べてみるのもおすすめです。

景邁古樹晒紅 2023
景邁古樹晒紅 2023


■ おかげさまで12周年を迎えます! ■

12月で鈴茶堂Webショップはおかげさまで12周年を迎えます。

お世話になっているみなさまにお礼の気持ちをと思い、6,000円(商品代金のみ・税抜き)以上ご注文いただいた方には、心ばかりではありますが、ノベルティ(お茶)をプレゼントいたします。
また、12,000円(商品代金のみ・税抜き)以上のご注文の場合は、さらに店主秘蔵のお茶もお付けいたします。

ノベルティのご用意には限りがございますため、無くなり次第終了となりますのでご了承ください。

なお、この時期はご注文が混み合いますため、通常よりも発送までにお時間をいただく場合もございます。
どうかご了承ください。

どうぞよろしくお願いいたします。


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2023年12月23日から2024年1月9日までの間、中国出張のため発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

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大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

涇渭茯茶2012 入荷 / web会員様限定 白岩茯茶 2011 ご予約開始

4年ぶりに涇渭茯茶が入荷しました!

現在はこの製品の製造は行われておらず、貴重なお茶となりました。
今回の入荷が基本的には最終入荷となります。

涇渭茯茶 2012
涇渭茯茶 2012

現在、黒茶の生産が最も多いのは湖南省です。
湖南省で作られている茯茶のオリジナルは、この咸陽の涇渭茯茶でした。
近年、この涇渭茯茶を復活させようという動きがはじまり、3年以上の研究、試行錯誤を繰返して、ようやく2011年に復活したものです。

金花と呼ばれる麹菌が湖南省で作られている茯茶よりも多く見られます。基本的には湖南省のものと同系統の麹菌ですが、湖南省のものよりも金花が大きく出るのが特徴的です。

香りは控えめながら柑橘系の果香のある棗系、微かに薬香があります。味わいは甘く柔らかいミネラル感がバランス良く感じられます。煎持ちも非常によく、飲み進めていくといくつもの表情が豊かに感じられます。

日本でも人気のあった中国ドラマ「月に咲く花の如く(那年花開月正圓)」に登場するお茶は、この涇渭茯茶です。


白岩茯茶 2011
白岩茯茶 2011

2011年の白岩茯茶です。
涇渭茯茶が復刻した年に作られた、中でも品質の高い茯茶になります。

白岩茶山の茶葉を使用して作られた涇渭茯茶です。
標高が高く(900m前後)毎日のように雲海を望むことができるような山の上で育った茶樹を使って作られています。一般的な涇渭茯茶には無い品格のある味わい、香り、深みが楽しめます。

涇渭茯茶有限公司では小売価格を決めています。
2011年の白岩茯茶の小売価格は2023年11月現在で3465元(約72,765円)です。
現地のご厚意により数量限定ではありますが、特別に現地価格より安くご提供させていただきます。

ただし、中国国内流通価格より抑えた価格になっているため、webショップ会員様のみのご予約商品とさせていただきます。
一般販売は行いません。
また、日本国外への発送はいたしませんので、ご了承ください。

ご予約期間は11月19日24:00までとなります。
予定数を超えるご予約があった場合は早期終了させていただきます。

発送は入荷後、11月下旬または12月上旬を予定しております。

ご予約終了しました。

漳平水仙 入荷しました!

漳平

漳平水仙(ショウ平水仙)の秋茶が入荷しました!
中国・福建省の漳平(ショウ平)市という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。

中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、鈴茶堂ではずっと何年もこのお茶を探し、ようやく納得できる品質のお茶を作る茶農家さんと出会い、以後10年間以上、日本の方が殆どこのお茶をご存じないという時からご紹介してきました。

昔のままの村で、今も殆ど手作業で1つ1つ丁寧に作られています。
また、無農薬、有機栽培を徹底しており、茶畑の中には養蜂の巣箱がたくさん配置されています。茶畑で取れるこの蜂蜜も村の大事な収入源となっています。

無農薬 伝統 漳平水仙 2023年秋茶
無農薬 伝統 漳平水仙 2023年秋茶

漳平水仙には桂花香型と花香型とあります。桂花香型は漳平の中でも比較的低標高の茶畑で作られたものを、花香型は標高の高い茶畑で作られた上質なものとなります。
この漳平水仙は花香型の中でも最高品質の蘭花香型になります。標高800m以上の、ショウ平の中では最も高地の茶畑で作られています。また、機械を可能な限り使用しない伝統的な製法で作られています。

また固形にする際の技術も味わいや香りに影響します。
熟練した茶師によるものは、大きすぎず、圧をかけすぎず、最適な大きさ、緊圧をもって成形を行います。産地でもこの成形技術のレベルはまちまちで大きすぎるものや小さすぎるものなど様々なものが見られます。実際、大きすぎるものなどは味わいが鈍く感じるようになってしまいます。当店では最適な大きさ、味わいが鈍くなるような成形のものは選ばす、最高品質の蘭花香型にこだわって選んでいます。

三紅七緑の見本といえるほど、見事に美しく発酵した清らかで味わい深い烏龍茶に仕上がっています。
秋茶はより香りが良いのが特徴です。

無農薬 伝統 漳平水仙 2023年 炭焙煎 秋
無農薬 伝統 漳平水仙 2023年 炭焙煎 秋

とても希少な炭焙煎の漳平水仙です。
この炭焙煎は紙に包んでから行うため、散茶よりもずっと時間も技術も必要となり、今では数件の茶農家でしか行うことができません。

ほっこりとした香ばしい火の香りと、甘い柔らかな花香が感じられます。
深みのある旨みと柔らかで心地良い回甘、ミネラル感がとても強く、焙煎を施すことで清香系とはまた違った茶樹の旨味を強く感じることができます。

ほっこりと、からだの中から優しく暖まるようなお茶に仕上がりました。

伝統正山小種 宜興紅茶 刮風寨 犀牛塘 入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

2012年の伝統製法による正山小種が入荷しました!

最近では伝統的な、馬尾松を使って作る正山小種はほとんど見られなくなりました。
「正山」と名乗ることのできる産地、桐木は自然保護区に指定され、外部からの訪問者の立ち入りすら厳しく管理されています。無許可での樹木の伐採は許されていないため、製茶の際に必要となる馬尾松を外部から持ち込む必要があります。また、松烟香が中国国内であまり好まれないということもあり、今ではほとんど作られなくなってしまいました。

桐木 伝統 正山小種 2012
桐木 伝統 正山小種 2012

長年懇意にしている作り手さんでは、現在、伝統製法の正山小種は製茶していません。
現地作り手さんや友人たちに紹介された製茶場など、何年か探してはいるものの、価格と味わい、香りのバランスが取れず、なによりお茶として美味しいとおすすめできる正山小種に出会えず、ご紹介できずにおりました。
今回、その作り手さんが大事に手入れしながら保管していた、2012年の正山小種を譲っていただけることになり、ご紹介することができました。

正山小種 青楼
実際にこの青楼で作られた正山小種です

心地よい松烟香と桂圓湯(龍眼の薬膳スープ)のような、優しく奥行きのある滋味が沁み入るような正山小種です。


多くのリクエストをいただいていた宜興紅茶を2年ぶりにご紹介することにいたしました。
地元に昔から伝わる在来種を、農薬はもちろん化学肥料も一切使わず、機械を使わずに手作りで丁寧に作られた紅茶です。

手工 宜興紅茶 2023
手工 宜興紅茶 2023

紫砂茶壺で有名な江蘇省宜興で作られる歴史ある紅茶です。
この地域では唐代から献上茶を作る地域として知られてきました。今も陶芸だけでなくお茶作りは変わらず続けられています。

宜興紅茶

宜興の地で代々、紫砂茶器とお茶づくりを行う一家の宜興紅茶です。
おばあさま、お母さま、娘さんは紫砂作家として活動し、おじいさま、お父さま、息子さんがお茶づくりを行っています。家族が創った茶器で、家族が作ったお茶を楽しみながら日々を重ねていく、素朴で甘い、宜興の人たちの暮らしに寄り添うお茶です。


刮風寨は雲南省易武の中でもラオス国境に近い場所にあります。
かなりの奥地というだけでなく、未舗装のダートを2時間近くも走らないとたどり着けない秘境というような場所です。

2021年に中国国内の友人茶商と当店現地スタッフが現地に赴き、現地で昔から製茶を営むヤオ族の茶農家に依頼、作ったプーアル生茶です。

2021年 易武 刮風寨
2021年 易武 刮風寨

品格のある花の香り、粘性のある茶水は天の恵みのようなミネラル感、複雑でありながら、優しく奥行きのある味わいで、寄り添うような、それでいて凄さも感じさせるようなプーアル生茶です。
蜜のような甘味、しっかりと感じられる回甘、山野気も強く、易武のお茶、刮風寨の美味しさを再認識できるお茶です。

刮風寨

中国国内でのみ販売しておりましたが、予想以上に美味しく仕上がり、ほとんど完売となっております完売となりました。
今回その一部を日本国内でもご紹介することにいたしました。

先行輸入分完売のため、入荷次第の発送となります。入荷時期は11月中旬頃を予定しております。


老班章を超えると言われることもある犀牛塘の古樹茶をご紹介します。

2023年 犀牛塘 古樹
2023年 犀牛塘 古樹

2023年に中国国内の友人茶商と当店現地スタッフが現地に赴き、作ったプーアル生茶です。製茶はハニ族の作り手に依頼しています。春から中国国内でのみ販売していたお茶ですが、既に中国国内では完売し、数量限定で今回入荷しています。

犀牛塘で育った樹齢300〜500年と思われる古茶樹から作られたプーアル生茶です。
原料である鮮葉の質の高さはもちろん、製茶技術も高いお茶です。この地域はモウ海で有名な老班章から移住してきた人たちも多く住んでいます。長年のお付き合いのある老班章の高老師の親戚が犀牛塘近くの集落にも住んでいることもあり、高老師自ら現地へ赴き、製茶を行っています。

犀牛塘のお茶は老班章と比較されることが多々ありますが、確かに比較したくなるほど老班章に似ているものの、老班章のような飲み手に負担をかけるような強さはそれほどありません。心地よい収斂味、苦味、ミネラル感のバランスは近いものがありますが、犀牛塘には老班章にない甘さがあります。氷砂糖と良く例えられる独特の甘さは犀牛塘ならではの味わいです。
犀牛塘の特徴が良く出ている、とても美味しいプーアル生茶です。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

11月24日から26日までの間、イベントのため発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

2023年 岩茶入荷しました!

2023年の武夷岩茶が入荷しました!

手工岩茶 金交椅肉桂 2023
手工岩茶 金交椅肉桂 2023

今年のイチオシの肉桂です。

金交椅は牛欄坑左側の岩山の上にある地域を指します。まさに谷底(牛欄坑)と崖上(金交椅)というような近い場所にある地域で、牛欄坑肉桂と同様に素晴らしい香り、味わいの深さを持っています。
言葉に表すのが野暮というほどに美味しい岩茶ですが、牛欄坑肉桂とはやはり違います。
牛欄坑のニュアンスを持ちつつも、牛欄坑のように飲み手の身体に負荷がかかるような強さはなく、柔らかい強さを持っています。それでもよくある「武夷肉桂」とは違う底力のあるような味わい、香りは、さすが牛欄坑地域の岩茶といったところでしょうか。

手工岩茶 慧苑坑 白瑞香 2023
手工岩茶 慧苑坑 白瑞香 2023

最近は日本でも取り扱うショップが増えてきたということもあり、昨年は入荷を見合わせていましたが、今年は作り手さんより特別に美味しい白瑞香ができたとお話をいただき、実際に試飲したところ、別格に美味しい白瑞香であったため入荷を決めました。

この白瑞香は慧苑坑で大切に育てられた茶葉から作られました。
自然のめぐり合わせで特別に良い茶葉であったということもあり、機械は一切使用せず、製茶が行われています。香りの高さ、素晴らしい花香、優しく力強い味わいが、白瑞香岩茶の奥行きの深さを実感させてくれます。

この白瑞香は違う、と店主も唸ってしまったお茶です。

天心岩 千里香 2023
天心岩 千里香 2023

当店で千里香をご紹介するのは8年ぶりとなります。
他の岩茶に比べてインパクトが少ないのか、あまり人気の高い岩茶ではないため、毎年見送ってきた岩茶です。
今年の千里香は作り手さん自らもオススメと言うほどに良い仕上がりで、実際に店主も同じように感じました。
派手さのある岩茶ではありませんが、華やかではあるものの、こころと身体に寄り添うような優しさも持つ美味しい岩茶です。

在山堂 粉青把杯入荷しました! / 龍泉窯 紫砂 お取り寄せ

久しぶりに龍泉窯の劉傑大師による作品が入荷しました。
彼の作品は洗練された造形、宝石のような釉薬の美しさだけでなく、使いやすく、釉薬の効果で柔らかく美味しくお茶を楽しむことができます。

最近では作品の人気の高さ上がり、作品の入手が難しくなってきています。
また、茶器の制作が少なくなってきています。

在山堂 劉傑 壬寅柴窯第二窯 粉青把杯
在山堂 劉傑 壬寅柴窯第二窯 粉青把杯


在山堂

久しぶりに龍泉窯、紫砂のお取り寄せを承ります。

作家による新作が多く発表される季節です。
新作を中心にご紹介いたします。

今回はご紹介作品数がとても多く、龍泉窯38作品、紫砂11作品です。
龍泉窯は全て劉傑大師、紫砂は湯宣武の作品です。

龍泉窯お取り寄せ

紫砂お取り寄せ

お申し込みは10月20日24:00まで承ります。
発送は入荷後、10月下旬または11月上旬を予定しております。

お申し込みは先着順となります。
また、現地工房、北京姉妹店でもご紹介中のお品物となりますので、現地在庫がなくなった場合は売り切れとなる場合もございます。
お申込みをお受けした後、当店にて現地在庫を確認してお返事させていただきます。