野生老茶樹白牡丹 湯宣武 蓮韻 入荷しました!

野生老茶樹白牡丹 小餅 2014
野生老茶樹白牡丹 小餅 2014

この白牡丹は野生の樹齢100年を超える老茶樹から作られている大変に貴重で上質な白茶です。野生状態にある福鼎大葉種の茶樹は少なく、また老茶樹となると殊更です。山深い場所に自生していることもあり、茶摘みも難しく、2014年を最後に、現在もこの野生老茶樹からの白牡丹の製茶は行われていません。

その最後の2014年の春に作られた白牡丹を今回はご紹介いたします。

1枚100gの小餅にしています。

白茶は時間が経過した陳年のお茶の方がより美味しく、味わいが深くなります。1年目はお茶、3年目は薬、7年目は宝と例えられる言葉もあるほどです。とはいえ、普洱茶などと同じく、元々の茶葉の状態が良く、後熟成に耐える品質を備えたものではないと、年月をかけても味わいがよくなることはありません。

大変に上質な白牡丹であることから、長期熟成を視野に固形茶へ加工されています。実際、固形茶にする際に散茶を軽く蒸すことで固形茶へ加工しますが、この蒸す工程は普洱茶と同様にお茶の味わいに大きく影響します。固形茶は散茶よりも、より柔らかく味わい深くなります。
ぜひ固形茶の白茶の美味しさも体験していただきたく、ご紹介することにいたしました。

清らかで高い花香が楽しめます。味わいはその花の蜜のような優しい滋味のある甘味が特徴で、少し粘性のあるとろっとした茶水はまさに蜜を味わっているようです。煎持ちも良く、通常の白茶よりもずっと、じっくりと楽しむことができます。

湯宣武 蓮韻
湯宣武 蓮韻

久しぶりに湯宣武の紫砂茶壺が入荷しました!

国家級工芸美術師の湯宣武による蓮韻です。

均整の取れた蓮のモチーフが美しい茶壷です。上質な土、原礦底槽清を使用して作られています。素晴らしい造形と見事な硬い土質は他に例を見ない美しさです。

湯宣武の茶壺は長年店主がその造形の素晴らしさ、センスの良さ、泥料の良さ、同レベル、同価格帯とされる他の紫砂作家よりも遥かに高い技術力に惚れ込み当店でもご紹介しています。中国国内での人気も高く、最近は中国国内の要望もあり大壷サイズの作品が多く、このサイズの作品が少なくなっています。


2018年緑茶の入荷について

2018年も各地から緑茶の茶摘みが始まる便りが届きはじめています。雲南省からはじまり、四川省や江西省でも製茶が始まりました。20日頃からは龍井茶で有名な杭州西湖でも始まるようです。

今年も鈴茶堂では例年通りに四川省の蒙頂甘露、蒙頂石花と雲南省の少数民族が作る土着のお茶、雲南毛峰(頭春茶)を基本にご紹介する予定です。どちらも現状は気候もよく、今年も良い仕上がりが予想されています。

当店でご紹介する緑茶は無農薬にこだわるということもあり、基本的に標高の高い茶畑、または山深い場所にある茶畑のものとなるため、一般的な新茶よりも遅れての茶摘みとなり、4月中旬以降の入荷、発送となります。
また、昨年と同様、春は中国出張が多く発生するため、発送業務がその間お休みとなり、4月に届く新茶のお渡しが遅くなってしまいます。
そのため、今年も昨年と同様に基本的には予約制でご紹介させていただきます。ご予約開始は今月末から来月上旬を予定しておりますが、各地よりサンプルが届き、ご紹介するロットが決定した後となります。その際は改めてメールマガジン等でご案内させていただきます。

また、昨年にご好評をいただきました極上の翁家山龍井茶の共同購入も可能であれば行いたいと思っています。

各地の友人たちから茶産地の様子が動画で届いていますのでFacebookでご紹介しております。
よろしければご覧ください。