4月29日に春風亭傳枝さんをお迎えして落語と中国茶の会を開催いたします。
若干数ではありますが、まだお席のご用意ができます。
ご予約制となっております。詳細はこちらをご覧ください。
景徳鎮の粉彩捌花茶杯が入荷しました。
景徳鎮に伝わる捌花の技法を施して作られた茶杯です。
美しい色彩と図柄が目を引きます。
飲み口も薄く、お茶の美味しさが分かりやすく使いやすい形状で、ちょっと上質な茶杯、捌花の入門としてもおすすめです。
近年、新しく開発、作られるようになったお茶です。
烏龍種の茶葉を渥堆発酵させ、湖南省の黒茶で有名な茯茶に使用される金花という麹菌で後発酵を行った黒茶です。
ベースとなる烏龍種は福建省永春で有名な烏龍茶になる永春佛手(別名を香櫞といいます)を使用しています。これは烏龍種の中でもフラボノイドが多く含まれるために選ばれています。この永春佛手の茶葉を金花で渥堆発酵、固形茶にした、烏龍茶と黒茶の良いところを合わせた新しいお茶です。
健康に良いということだけでなく、美味しいということで、ご紹介させていただくことにしました。茯茶は独特の癖のあるものが多く、決して飲みやすいとは言えないお茶です。これにベースの茶葉に永春佛手を使用することで、黒茶とは思えないほどに爽やかで飲みやすく、金花の効果で果実系の香りも感じられるような優しい味わいです。また、日常のお茶として楽しめる価格も魅力的です。
3年間熟成された陳皮を、同じく15年熟成を行った老水仙茶を合わせた陳皮老水仙です。
美味しく健康管理にも役立つということで店主友人の茶農家が作ってくれたものをご紹介することができました。
ベースの茶葉は武夷山の近く、水吉建窯で知られる水吉鎮でつくられ、熟成されていた15年ものの水仙茶を使用しています。武夷岩茶と同じ製茶方法ですが、武夷山外の場所でつくられているため、外山茶の扱いになります。正岩茶ほどの味わいの深さはありませんが、十分に美味しく、甘味のある優しいお茶です。
陳皮は広東省江門市新会の上質なものを3年間熟成したものを使用しています。中国では陳皮の効能はできたばかりではなく、より年数が経過したものの方がよく、香りも増すと言われています。
日常的に楽しめるお茶として作られている素朴なお茶です。
気軽にお楽しみいただけるお茶です。
中国では既に新茶が出回り始めました。
今年も四川省、雲南省の緑茶をご紹介させていただきます。
当店では品質と無農薬にこだわり、各地の茶農家さんに茶畑を指定して製茶していただいています。山深い場所にある茶畑を指定して製茶してもらっているため、一般的な四川や雲南の緑茶よりもずっと遅い時期の摘み取り製茶になります。どの茶畑もかなり山の中、山奥にあり、流通する多くのこうした緑茶よりも茶摘みが遅くなりますが、平地茶と違い無農薬、味わいの深さ、優しさは、こうした厳しい環境によって作られます。
今年は天候に恵まれ、製茶も順調にすすみ、現在は後熟成工程に入っています。
当店でご紹介する緑茶はしょうしたこだわりもあり、一般的な新茶よりも遅れての茶摘みとなり、4月中旬以降の入荷、発送となります。また、昨年と同様、春は中国出張が多く発生するため、発送業務がその間お休みとなり、新茶のお渡しが遅くなってしまいますため、今年も予約制でご紹介いたします。
お届けは商品入荷後、4月21日前後発送を予定しております。
同梱を希望される商品がございます場合はご一緒にご注文ください。他に購入を希望される商品があり、先の発送を希望される場合はシステムの都合上、お手数ですがご予約商品とは別にご注文ください。
商品入荷後もWebショップでご紹介する予定ではありますが、入荷予定数に達した場合はご予約で販売を終了させていただきます。
どうぞご了承ください。
四川省のお茶:
もう何年も懇意にさせていただいている蒙頂山の茶業さんですが、非常に研究熱心な方で、常日頃から製茶技術の改良を考え続けているような本当に真面目な作り手さんでもあります。溶接機を片手に製茶機械ごと自作するほどの情熱を持った作り手さんです。常に昔からの技術を取り入れつつ改良を続けています。
このお茶の産地である蒙頂山(蒙山)は世界で最初に茶樹の人工栽培がおこなわれた場所です。その歴史からも分かるように、この蒙頂山でとれる上質なお茶は唐代から清代末まで皇帝献上茶として、その名を馳せてきました。日本では最も名前を知られている四川を代表する緑茶です。
本来の蒙頂茶はほかの地域には見られない独特の甘みを持っています。濃厚な甘味と深く長く続く余韻の素晴らしさは蒙頂茶ならではです。これは茶樹の力強さが無いと味わえないものです。
本来の中国緑茶に行われていた石灰による乾燥を行う後工程を一昨年から取り入れ、より味わいが深く柔らかくなりました。
また機械を使用せずに作り手自ら全て手で製茶しています。
甘いキャラメルのような栗香と蘭香と合わさり、キャラメルビスケットのような上質なお茶です。
日本ではあまり馴染みのない蒙頂石花ですが、その歴史は古く、中国の銘茶の中では最も古いお茶とも言われています。実は四川で一番親しまれているのはこの蒙頂石花です。成都などでは基本的にこの蒙頂石花が好まれています。
蒙頂甘露がキャラメルビスケットとすると、こちらはすっきりとした甘味で爽やかな印象の柏餅を連想させるようなお茶に仕上がっています。味わいはすっきりとした甘味で、蒙頂山のお茶特有の甘味もあり、日本茶がお好きな方には馴染みやすい緑茶です。飽きずに長く楽しめるこの美味しさは、四川で一番人気のお茶ということが納得できる銘茶です。
機械を使用せずに作り手自ら全て手で製茶しています。
雲南省のお茶:
雲南毛峰と呼ばれる雲南緑茶です。
また、その年の一番摘みは頭春茶とも呼ばれます。
雲南緑茶は中国国内でもあまり流通がない、珍しい緑茶です。雲南省で作られるお茶のうち、最も有名なものはプーアル茶ですが、これは主に他地域や外国へ出荷されます。地元の人々はプーアル茶ではなく、普段は雲南緑茶を楽しんでいます。
長く地元消費用のお茶として認識されてきた雲南緑茶ですが、実はプーアル茶に負けないほど美味しいお茶です。
果実のような甘い香りと深みのある優しいミネラル感、旨味がバランスよく、柔らかく優しい甘味が感じられます。飲み終えた後の余韻も長く、体の中から甘さが戻ってきます。
また水出しや冷茶が素晴らしく美味しいことも、このお茶の特徴です。暑い時期はぜひ冷たくしてお楽しみください。特有の甘味がここちよく、爽やかに楽しめます。
雲南の少数民族が作り、楽しむ、土着のお茶です。
素朴な味わいをぜひお楽しみください。
今年もメールマガジンご購読の方を限定に龍井茶の極上品をご紹介いたします。
ただし、高価な龍井茶のため、ほぼ利益なしでのご提供、共同購入という形でご紹介いたします。
今年は獅峰の龍井茶をご用意しました。
産地、浙江省杭州で大変お世話になっている陳和震老師による極上品です。
一般的に流通する龍井茶とは全くレベルの違うもので、美味しいお茶を味わいたいということではもちろん、中国茶を勉強されたいという方にもおすすめいたします。
陳和震老師はもうすぐ80歳になろうかという杭州茶業界の重鎮ですが、今も現役の作り手として製茶を続けています。近年は九曲紅梅の製茶の研究や改良、そして技術指導が有名な方ですが、元々は龍井茶を主として製茶し、杭州に老陳ありとも言われている作り手です。
茶摘みは3月20日、最も良いタイミングで摘み取られた茶葉を老師自ら製茶しています。
詳細、お申込み方法は配信済のメールマガジンをご確認ください。
予定量に達するお申し込みがあり、完売いたしました。ありがとうございます。