少し珍しい鳳凰単叢、碑頭が入荷しました!
古樹鳳凰単叢 碑頭 2019
産地に伝わる地元ならではの品種です。生産量が限られるため、産地以外に流通することが少なく、また、知名度も高くはないため、あまり知られてはいませんが、夜来香型の魅力的なお茶です。その香りの高さ、複雑で深みのある味わいは最近流行の品種にはない格の違いを感じさせるような凄みすら感じます。
高山地区にある大奄の標高約900m付近にある茶畑で栽培された樹齢推定100年の茶樹から作られています。マニアックな品種である碑頭ですが、古茶樹の滋味、香気が加わることで、より複雑で上品なお茶に仕上がっています。
日本でも有名になった鴨屎香ですが、数年前までは一部で栽培されていたのみでしたが、その人気の高さから現在は標高の低い場所にある茶園でも大量に栽培されるようになりました。実際、流通している多くの鴨屎香の品質は下がり、納得できる品質のものが少なくなってしまったため、ここ数年は鈴茶堂での取り扱いを見合わせていました。
この鴨屎香は標高の低い中山や低山で栽培されたものではなく、高山地区にある大奄、なかでも標高約900mにある茶畑で栽培されています。まだ鴨屎香が大量に作られていなかった頃から大切に育てられている樹齢推定90年という茶樹から作られた茶葉です。かつての鴨屎香を思い出させる、とても深く清らかな香り高い鳳凰単叢でした。
当初、入荷予定の無かった鴨屎香でしたが、これだけの品質の鴨屎香を、この価格でご紹介できるならばと急遽ご紹介させていただくことにいたしました。
品格のある清らかな甘い花の香りが感じられるお茶です。一般的な鳳凰単叢に見られる苦みが殆ど無く、すっきりとした上品な甘さと古樹ならではのミネラル感、滋味がしっかりと感じられます。煎を進めていくうちに、このお茶の表情はどんどん変化していきます。
2019年の鳳凰単叢 蜜蘭香が入荷しました!
鳳凰単叢の中で有名な品種として知られています。日本にも多く輸入され、鳳凰単叢と聞くと蜜蘭香を連想される方も多いと思います。蜜蘭香はライチやマスカット、桃の香りに例えられる華やかなお茶です。
お茶にも流行があります。数年前まで蜜蘭香が最も多く栽培されていました。そのため、産地の中でも低山(標高の低い位置)でも殆どが蜜蘭香の栽培という状況になり、様々な品質の蜜蘭香が流通していました。現在はその流行は去り、現地では鴨屎香(ここ最近は銀花香とも呼ばれます)が、それにとって代わりました。
これは蜜蘭香というお茶にとって良いことであると考えます。
流行にのって大量生産された品質の低い蜜蘭香ではなく、本来の蜜蘭香らしさを追求する生産者のみが蜜蘭香を大事に育て製茶するようになります。
今回ご紹介する蜜蘭香もそういった生産者によるもので、高山地区の足がすくむような急斜面の茶畑で栽培された無剪定、無農薬、無肥料の茶樹から作られています。茶摘みを行うのも大変な傾斜地にある茶畑の鮮葉のみを使用しています。
(先日ご紹介した鳳凰単叢10大香型セットの蜜蘭香と同一ロットです)
■ 発送業務お休みのお知らせ ■
9月8日および9日はワークショップ開催のため
9月15日から9月22日まで中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
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