ビンテージ黒茶 茶器 茶道具 入荷しました!

ビンテージ黒茶や茶器・茶道具が入荷しました!

10905.8
1970年代 重慶烏龍沱茶

前回入荷後、売り切れてしまってからもお問い合わせの多い1970年代 重慶烏龍沱茶が再入荷しました。
沱茶は実は四川省重慶でも作られていました。
(現在は四川省ではなく重慶直轄市)
その品質はとても良く、雲南の下関よりも良いと言われてましたが、時代の流れで下関の味が好まれるようになり、一度その姿を消してしまいました。近年になって復活しましたが、現在は下関の雲南大葉種や福鼎大白茶種が使われています。

重慶「烏龍」沱茶となっているのは、烏龍種から作られているからです。
今ではその姿を消してしまいましたが、昔は重慶に烏龍在来種がありました。
その烏龍在来種から晒日緑茶を作り、現在もある沱茶と同様の作り方をしたのがこのお茶です。
また、珍しいというだけでなく、とても美味しいお茶です。
ナツメのような甘さと旨みがあり、柔らかい烏龍茶の味わいがあります。
前回ご好評をいただき、ずっとこの重慶烏龍沱茶を探しておりましたが、少数のみ見つけることができました。

現在はメールマガジンご購読者の方限定で先行販売を行っております。 ありがとうございます。完売いたしました。
※ 大幅な円安の影響により、前回とは価格が異なっております。ご了承ください。

1995年 鼎興號緊茶
1995年 鼎興號緊茶

私人茶庄の1つ、鼎興號の1995年プーアル緊茶(生茶)です。
緊茶は1912~1917年に雲南省の佛海茶廠で作られていました。
本来、この地域ではキノコのような心臓型と呼ばれる形をした固形茶が主流になっていましたが、時代の流れと共に磚茶や沱茶の形が主流となり、こうした緊茶の形状をした固形茶はあまり作られることがなくなりました。
鼎興號は雲南省勐海茶区で1930年設立されています。他の私人茶庄と同じく、鼎興號も一度その姿を消すことになりますが、1980年代に復活します。昔から丁寧なお茶作りがよく知られていました。
このお茶は野生茶樹、喬木型の大葉種から作られた春茶です。
製造後、すぐに香港に持ち込まれて乾倉熟成を行っています。2010年に出倉、台湾へ移動しました。
味わいは深みのある甘さ、奥行きのある滋味、桂園(龍眼)味のお手本のような、雑味のない綺麗な味わいです。
ミネラル感が強く、茶気も良く出ています。余韻が長く、柔らかい味わいを長く楽しめるのも特徴的です。
黴臭さといったようなものは一切無く、熟成技術の高さが伺えます。

湯宣武 和蓮
和蓮

蓮蕾
蓮蕾

お茶会などにご参加いただいた方は何度か目にしていただいている、国家級工芸美術師である湯宣武の紫砂茶壷が入荷しました。
湯宣武は非常に技術力の高い人気のある女性紫砂作家です。
夫である范澤鋒は紫砂茶壷の大家で、彼の作品は既に日本円にして数十万〜数百万円という値がついています。
現在は紫砂泥の採掘井が政府によって閉鎖されています。そのため、紫砂茶壷の原料である紫砂泥の価格が高騰し、本来は茶器に使用されるべきではないような土も使用して作られることが多々あります。安価な紫砂茶壷はそのような原料を使用している可能性が高いだけでなく、土質が柔らかいため、相当な時間をかけても美味しくお茶を入れることができるまでには育ちません。
湯宣武は夫の范澤鋒と共に紫砂泥を既に確保しているため、非常に上質な紫砂泥を使用して作品を作っています。また、その技術力の高さから硬い土質のままで作り上げることができるため、とても硬度の高い茶壷になっています。
彼女の茶壷は数回の使用で茶壷に香りや味わいが取られてしまうことなく美味しくお茶を淹れることができます。
どちらも蓮花のモチーフをあしらった美しい茶壷です。
中国での親友が范澤鋒の友人であること、また私自身がこの湯宣武の茶壷のファンであることもあり、今回はご本人にお願いして2つの茶壷を製作していただきました。
現地と変わらない価格でご提供させていただいております。

汝窯茶玩 貔貅
汝窯茶玩 貔貅

茶玩についてお問い合わせを多くいただくものの、最近はなかなかデザイン、品質に納得できるものがなく、茶玩の入荷が滞っておりましたが、ようやく納得できるものが見つかりました。
この茶玩のモチーフとなっている貔貅(ピーシュウ・ひきゅう)は鳳凰や麒麟と並ぶ縁起の良い伝説上の霊獣です。
中国では避邪とも呼ばれ、その名の通り邪悪を避ける動物とされています。また、貔貅は金を食べ、お尻の穴がないとされていることからもお金の神様として人気があります。北京の紫禁城を囲む城門のうち地安門では、かつて皇帝の財産を守るためにこの貔貅が祭られていました。
この貔貅は紫砂茶器では有名な龍徳堂の製造です。
龍徳堂は先ほどご紹介した紫砂作家、湯宣武などが所属する工房で、その技術の高さには定評があります。
一般的な紫砂茶玩と違い、汝窯青磁の釉薬を施して仕上げられています。
汝窯青磁の貫入は美しさだけでなく、育てる楽しみが紫砂と同様にあります。

普洱茶保存袋
普洱茶保存袋

餅茶などを保存するのに便利なプーアル茶保存袋を入荷しました。
クラフト紙で作られています。
玉ひも付き封筒と同様に紐をまわして封をするようになっています。
適度な通気性もあり、普洱茶などの餅茶を保管する際に便利な道具です。

こちらもお問い合わせの多かったプーアル茶刀・茶針です。
プーアル茶などの固形茶を崩す際に使用する道具ですが、なかなか質の良いものが見つからず、中には道具自体が使用中に破損して怪我をしてしまうことも少なくありません。そんな事情もあり、当店では取り扱いをしていなかったのですが、ようやく納得できる品質のものが見つかりました。

普洱茶刀
普洱茶刀

こちらは竹製のとても綺麗な茶刀です。
持ち手の部分にはカラフルな糸とビーズで飾られています。
ただし、竹製のため強く硬く緊圧された固形茶にはお勧めできません。

普洱茶針
茶針

千枚通しやアイスピックのような形状の茶針です。
非常にしっかりと作られていますので、鉄餅と呼ばれるような強く緊圧された固形茶も楽に崩すことができます。
また、ねじ式のキャップが付いておりますので、安全に持ち運びや収納を行うことができます。
木材はこげ茶色の黒檀と明るい茶色の花梨とお選びいただけます。

その他、再入荷商品はこちらです。

大益 老茶頭 2012年

古玉瓷 蓋碗 (大)

鶏翅木 茶盤

鶏翅木 茶道組

雲南白茶 月光美人 2008