漳平水仙(ショウ平水仙) 南糯山古樹雲南紅茶 入荷しました!

今年も漳平水仙(ショウ平水仙)の秋茶入荷しました!
中国・福建省のショウ平市という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。

中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、鈴茶堂ではずっと何年もこのお茶を探し、ようやく納得できる品質のお茶を作る茶農家さんと出会い、以後5年間以上、日本の方が殆どこのお茶をご存じないという時からご紹介してきました。

昔のままの村で、今も殆ど手作業で1つ1つ丁寧に作られています。
また、無農薬、有機栽培を徹底しており、茶畑の中には養蜂の巣箱がたくさん配置されています。茶畑で取れるこの蜂蜜も村の大事な収入源となっています。

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無農薬 伝統 漳平水仙(ショウ平水仙) 2020年秋茶

漳平水仙(ショウ平水仙)には桂花香型と花香型とあります。桂花香型はショウ平の中でも比較的低標高の茶畑で作られたものを、花香型は標高の高い茶畑で作られた上質なものとなります。
この漳平水仙(ショウ平水仙)は花香型の中でも最高品質の蘭花香型になります。標高800m以上の、産地の中では最も高地の茶畑で作られています。また、機械を可能な限り使用しない伝統的な製法で作られています。

また固形にする際の技術も味わいや香りに影響します。熟練した茶師によるものは、大きすぎず、圧をかけすぎず、最適な大きさ、緊圧をもって成形を行います。産地でもこの成形技術のレベルはまちまちで、大きすぎるものや小さすぎるものなど様々なものが見られます。実際、大きすぎるものなどは味わいが鈍く感じるようになってしまいます。
当店では最適な大きさ、味わいが鈍くなるような成形のものは選ばす、最高品質の蘭花香型にこだわって選んでいます。

2020年の秋茶は烏龍茶の発酵における黄金比、三紅七緑の見本といえるほど、見事に美しく発酵した、清らかで味わい深い烏龍茶に仕上がっています。
産地が近いこともあり清香鉄観音とその味わいが比較されることがあります。近年、市場の好みに合わせて発酵が殆ど行われなくなったかのように変わってきた清香鉄観音と違い、当店の漳平水仙(ショウ平水仙)は昔ながらの、烏龍茶としての発酵を頑なに守り続けています。漳平水仙(ショウ平水仙)でも企業の進出や合同公社の設立などにより、清香鉄観音と同じようにその製法が変わりつつある傾向も見られますが、当店がお願いしている茶農家さんでは昔のままの製法を守り続けています。ぜひお楽しみいただいた後の葉底(茶殻)もご鑑賞ください。

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無農薬 伝統 漳平水仙(ショウ平水仙) 2020年 炭焙煎 秋

とても希少な炭焙煎の漳平水仙(ショウ平水仙)(烏龍茶)です。
この炭焙煎は紙に包んでから行うため、通常の散茶よりもずっと時間も技術も必要となり、今では数件の茶農家でしか行うことができません。

ほっこりとした香ばしい火の香りと、甘い柔らかな花香が感じられます。深みのある旨みと柔らかで心地良い回甘、ミネラル感がとても強く、焙煎を施すことで蘭花香系とはまた違った茶樹の旨味を強く感じることができます。

秋の夜にほっこりと、からだの中から優しく暖まるようなお茶に仕上がりました。


2020年の南糯山古樹雲南紅茶が入荷しました!

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南糯山 古樹雲南紅茶 2020

雲南省南糯山の樹齢300年以上の茶樹から作られた、非常に上質な古樹雲南紅茶です。

通常、雲南紅茶は俗に言う茶畑で栽培された若い栽培茶樹から作られますが(台地茶)、この南糯山古樹雲南紅茶は上質なプーアル生茶を作るような、少数民族が代々大切に守ってきた古茶樹から手摘みで丁寧に摘み取られた茶葉から作られています。

雲南紅茶は甘味を出しやすく、飲んで誰もが美味しいと思うお茶が多いものです。その反面、味わいが単調で飽きやすいというお茶でもあります。
この古樹雲南紅茶は味わいや香りの複雑さ、奥行きの深さが違います。ぜひ他の雲南紅茶とも比べて味わっていただきたいと思うほど美味しく素晴らしいお茶です。

ワークショップ 2020年11月 ありがとうございました!

ワークショップ 2020年10月

11月のワークショップにご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
今月は以下のお茶でした。

手工 鉄観音 2020
中国・福建省安渓県感徳

英徳紅茶 2015
中国・広東省英徳市大湾鎮

凤凰单枞 杏仁香 2020
中国・広東省潮州市潮安県烏崠山大庵

龍脊貢茶 2018
中国・広西チワン族自治区龍勝各族自治県桂林龍脊棚田景区

今回は普段ショップでは扱わない清香の鉄観音をご用意しました。濃香系の鉄観音とは違う爽やかな香りと甘い味わいを楽しんでいただけたと思います。鉄観音をはじめとした時代とともに変わる製茶方法についてもお話させていただきました。
また、年数を経た英徳紅茶の美味しさなども実感していただけたかと思います。中国紅茶の中でも英徳紅茶は力強さのある紅茶ですが、年月を経ることで優しく、より深い甘味をもつ紅茶に変わります。
前回ご紹介した六堡生茶、龍脊貢茶のビンテージ違いはご参加いただいたみなさまに大変好評でした。中には黒茶の美味しさに目覚めた方もいらっしゃったようです。たった2年の違いで(先月ご紹介した龍脊貢茶は2016年です)同じ性質ではあるものの、違いがしっかり感じられるお茶でした。

ワークショップ 2020年10月

最後に店主が淹れたお茶はこちらです。

2001年 楊聘號
中国・雲南省倚邦(香港・台湾乾倉)

以前にショップでもご紹介していたことのある普洱生茶です。19年を経て、今が一番美味しく育ちつつあるようです。普洱生茶の奥深さを実感していただければ幸いです。

12月のワークショップはお休みとなります。1月以降のご予約は現在継続して参加されている方に改めてご連絡させていただきます。その後、お席に空きが出た場合は、以前に参加したことがあり、今後の参加を希望している方のご予約をお受けいたします。
なお、ワークショップご参加をお申し込みいただきました場合は必ず当方よりメールにてご返信させていただいております。その際、当方からのお返事が迷惑メールなどに振り分けれている場合もございます。メールが届かないという場合は必ずご確認いただけますよう、お願いいたします。

鉄観音 紫砂茶壺 龍泉窯蓋碗 入荷しました!

人気の感徳鉄観音 軽火の秋茶が入荷しました!
ほっこりとした火香と清らかな花香を楽しみたい方におすすめです。

感徳鉄観音 炭焙 2020秋 軽火
感徳鉄観音 炭焙 2020秋 軽火

濃香系鉄観音と呼ばれる焙煎を施した鉄観音は、品質のあまり良くない清香系鉄観音を焙煎したり、売れ残った清香系鉄観音を焙煎しているものが多く見られますが、本来、濃香系鉄観音は清香系とは製法が異なり、元々の鮮葉の質、発酵度合いなど、全く異なる品質が茶樹栽培の時点から求められるものです。この鉄観音は鮮葉から濃香系鉄観音を作るために、こだわって作られています。

安渓県感徳

福建省安渓感徳の中でも標高1800mを超える山の中で作られた鉄観音です。鉄観音の原産地安渓は今や随分と開発が進み、都会となっている部分も多いものですが、この鉄観音は安渓の中でも北側の感徳で作られています。
感徳といっても大変広く、その中でも大変な山の中にある茶農家で作られています。標高が高いというだけでなく、電気がようやくあるのみといった昔のままの村で無農薬栽培で作られています。


老鉄観音も入荷しました!

もともと鉄観音では老茶を楽しむ習慣がなく、最近では増えつつあるものの、その量も少なく、中には売れ残った鉄観音茶に再焙煎を施したものを老茶と称して販売している業者も残念ながら少なくありません。
近年、発酵が浅い清香系の鉄観音が多い現状では、そのようにして作られた「老茶」は残念ながら老茶になるべくした発酵が足りず、アンバランスなお茶となってしまいます。
今回は製茶の時点から老茶とするべく育ててきた老鉄観音をご紹介いたします。

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老鉄観音 炭焙 2010年中火

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老鉄観音 炭焙 2015年中軽火

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老鉄観音 炭焙 2015年重火


久しぶりに湯宣武の作品が入荷しました!
今回は朱泥の中でも最上質、大紅袍の作品です。

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湯宣武 大紅袍 曼琳

当店が取り扱う紫砂作家の中でも人気の高い、国家級工芸美術師の女性作家・湯宣武による曼琳です。
この作家の茶壺を一度手にして、その完成度の高さに魅了されてしまった方も多くいらっしゃいます。

中でも大紅袍泥料は朱泥の中でも最高の品質であり、通常の作家が扱う大紅袍よりも、ずっと硬く締まった作品を作ることが、彼女の凄さでもあります。

証明書、専用箱付きです。


龍泉窯の劉傑大師による柴窯(薪窯)の蓋碗が入荷しました。
若くして中国伝統工芸大師、麗水市工芸美術大師となった非常に優秀な作家です。APECやG20、一路一帯といった国賓を迎えて行われる晩餐会で使用される食器の制作にも携わり、龍泉窯の中でも技術の高い作家として知られています。

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在山堂 劉傑 柴窯 粉青蓋碗 遺珠

彼自身、お茶が好きということもあり、非常に使いやすい茶器を創り出します。
美しさだけでなく、細部までこだわり抜いた精密さは使いやすく、美味しくお茶を淹れることができる稀有な作品を生み出しています。

本来の彼の柴窯(薪窯)の茶壺はもっと高価なものですが、この作品は作家の求めたレベルに達しなかったため完美品(完璧な作品)ではなく、遺珠(完璧な作品ではないが作品として十分な完成度を持つ作品)とされました。

蓋の「つまみ」内側に釉薬の発色が違う部分があります。そのため、かなり価格を抑えてご紹介させていただいています。使用には全く問題はありません。
発色が違う不完全さも含めて、長く可愛がっていただければと思います。

証明書、専用箱付きです。

四川雅安の大雨被害へのご寄付ありがとうございました!

四川雅安の大雨被害へのご寄付ありがとうございました!

このたびはたくさんの方に四川雅安の大雨被害へのご寄付にご協力いただき、本当にどうもありがとうございました。

大雨の被害により四川雅安(蒙頂山)にある茶農家さんの製茶場の壁が崩れてしまう被害があったとお伝えしておりましたが、詳細な話を聞くと、その茶農家さんの自宅は問題なかったものの、周囲の農家さんの家屋にも多々被害が出ていたそうです。

この村(というよりも集落といった規模ですが)では製茶を行うことができる茶農家は、長年お付き合いしている茶農家さんのみで、他の農家さんは茶樹の栽培のみを行っています。通常、こうした蒙頂山の農家さんは製茶する術を持たないため、摘み取った茶葉を道端や交差点に出る鮮葉市場で売ることになります。この集落ではそのお付き合いしている茶農家さんがそれらの鮮葉をすべて買い上げることを条件に無農薬、化学肥料無使用をお願いして育ててもらっています。
もともと、蒙頂山といっても観光地から離れていることもあり、とても貧しい集落でしたが(店主がはじめて訪れた際は驚くほどでした・・・)こうした集落全体の取り組みによって電気が安定して通るようになったり、水道が整備されたりと、少しずつ豊かになりつつあります。そんなこともあり、この茶農家さんは集落では尊敬を受けるリーダー的存在にもなっています。訪れる際にお会いする集落の人たちからは、この茶農家さんにいかに助けられているか、感謝しているかといったことを延々と聞かされるような状態で、私たち自身もこの茶農家さん家族の人柄をよく知っていることもあり、とても尊敬しています。

みなさまが四川のお茶をお求めいただいた売上の一部を寄付させていただく旨をお伝えしておりましたが、集落全体の復興に役立てていただこうと、四川のお茶の売上のすべてと一部は鈴茶堂から、合わせて2万元(約32万円)を寄付をさせていただきました。
(写真はプライバシー保護のため送金先の名前を隠しております)
茶農家さんからは涙ながらのお礼の連絡をいただきました。

改めてご協力いただきましたみなさまに本当に感謝いたします。
ありがとうございました。

武夷岩茶 蔵茶 入荷しました!

2020年の武夷岩茶が入荷しました!
先日、ワークショップにご参加の方を対象に行った武夷岩茶試飲茶会にて、どれも人気の高かった岩茶です。

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慧苑坑 白瑞香 2020

作り手さんの今年イチオシで、なおかつ武夷岩茶試飲茶会でも1番人気でした。
白瑞香は古くから伝わる品種の1つではありますが、生産量が少なく、岩名がつくような一定品質以上のものとなると、ショップでご紹介するには難しい価格であることが多いのですが、今年は作り手さんの思いもあり、価格を抑えてご紹介できることになりました。
香りも味わいも素晴らしい岩茶です。

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九龍巣 佛手 2020

こちらも名叢と名高い品種です。
2020年の佛手も作り手さんの今年イチオシの1つで、やはり武夷岩茶試飲茶会でも1番かどうかという人気でした。
爽やかな柑橘香と香ばしさのある焙煎香、ミネラル感のある味わいのバランスが素晴らしく、試飲茶会でも白瑞香に次いで大変人気の高かった岩茶です。
佛手も生産量が少なく、本来はとても高価な岩茶ですが、こちらも今年は価格を抑えてご紹介できることになりました。

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九龍巣 老茶 佛手 2015

佛手は2015年の老茶もございます。飲み比べもおすすめです。

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北斗峰 瓜子金 2020

瓜子金も佛手と並ぶ人気の高さでした。
岩茶らしい沁み入るような美味しさと、きれいな花果香が素晴らしい、これぞ岩茶というほどに岩茶らしい、完成度の高いお茶です。
この瓜子金も生産量が少なく、高価な岩茶であることが多いせいか、日本ではあまり馴染みのない岩茶ですが、大変美味しいお茶です。

2015年の老茶もございます。

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北斗峰 老茶 瓜子金 2015


武夷岩茶の老茶も入荷しました。
老茶ならではの深みのある味わい、落ち着いた香りをお楽しみいただけます。

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天心岩 老茶 黄メイグイ 2015

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水簾洞 純種大紅袍2代 2015

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九龍巣 老肉桂 2015

数量限定となります。


毎日のお茶としてお楽しみいただいている方も多く、人気の高い蔵茶が入荷しました!
品切れでご迷惑をおかけして申し訳ありません。

なるべく品切れすることのないよう蔵茶は定期的な輸入を行っておりますが、国際輸送状況によって、大きく遅れる可能性もあります。
どうぞご了承ください。

蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、プーアル茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。辺境の少数民族へと運ばれ消費される辺茶であり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。

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蔵茶 康磚(布袋)

甘い香りで味は非常に柔らかくて甘く、飲みやすく、癖がありません。
香ばしさもあり、香り高く、品のある甘さが感じられます。

蔵茶は胃腸に優しいのが特徴です。
胃腸をはじめ、体に疲れがでるこの時期こそ、おすすめのお茶です。
店主は過去に急性胃腸炎になった際、当然、お茶はもちろん、白湯も受け付けないほど胃腸が弱っていたのですが、この蔵茶だけは大丈夫でした。それほど胃腸、体に優しいお茶です。

ワークショップ 2020年10月 ありがとうございました!

ワークショップ 2020年10月

10月のワークショップにご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
今月は以下のお茶でした。

無農薬 碧潭飄雪
中国・四川省雅安市名山県蒙頂山茶区

野生小種紅茶
中国・福建省南平市桐木

凤凰单枞 玉兰香(鳳凰単欉 玉蘭香)
中国・広東省潮州市潮安県烏崠山大庵

龍脊貢茶
中国・広西チワン族自治区龍勝各族自治県桂林龍脊棚田景区

ワークショップ 2020年10月

碧潭飄雪をはじめとするジャスミン茶はなんとなく淹れても美味しく楽しめるお茶ですが、ベストな1杯をという場合には技術が必要なお茶です。ジャスミンの花の香りを高く清らかに出しつつ、ベースの緑茶の味わいもしっかり優しく生かすためには茶器の材質、形状、お湯のコントロール・・・といったものが求められます。今回はどのような淹れ方をすれば、どのようなお茶が楽しめるのかといったところも含めて実感していただこうとご用意しました。

龍脊貢茶は六堡生茶です。六堡茶というと熟茶と思いがちですが、実は生茶もあります。この龍脊貢茶は店主の黒茶の師匠が企画、生産したもので、ふつうに思い浮かべる「六堡茶」とは一線を画す美味しさだったと思います。
一般的な「六堡茶」は熟茶ですが、この龍脊貢茶は龍脊棚田景区で昔ながらの製法で作られているお茶です。棚田の間に点在する、現地に住む少数民族の方々が大切に守り続けている茶樹から1つ1つ丁寧に作り上げたお茶です。ミネラル感溢れる滋味と花香。近日中にWEBショップでもご紹介させていただく予定です。
この龍脊貢茶は美味しく淹れるというだけでなく、茶葉の見分け方の題材としても良かったと思います。今回に限らずではありますが、初見の茶葉を美味しく淹れるにあたって、どのように判断して自分好みのお茶を淹れていくのか。ぜひご自宅でお茶を楽しむ際にも考えながら淹れてみてください。

ワークショップ 2020年10月

最後に店主が淹れたお茶はこちらです。

1970年代 重庆烏龍沱茶
中国・重慶市(香港乾倉)

先月は小葉種の重慶沱茶、今回は烏龍種の重慶沱茶でした。
1970年代の一時期だけ生産されていた沱茶です。5年ほど前に味わった際には薬香が特徴的でしたが、今回はその薬香も落ち着き、上質な武夷岩茶の老茶のような優しい静かな美味しさを持つお茶に、また変化していました。
小葉種、烏龍種の重慶沱茶、どちらも美味しく、また今後出会うことが難しいお茶です。ご参加いただいたみなさまと楽しめて良かったです。ありがとうございます。

次回は11月、今年最後のワークショップとなります。
変わらずみなさまとまたお会いできるのを楽しみにしております。

無焙煎正山小種妃子笑 九曲紅梅 入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

無焙煎正山小種 妃子笑 2020
無焙煎正山小種 妃子笑 2020

最高品質の紅茶として有名な金駿眉を最初に作り出した1人という、とても技術の高い作り手によって作られた無焙煎の正山小種です。作り手によっては妃子笑とも呼ばれる紅茶です。

この正山小種は桐木保護地区内の在来種を通常は行う松の枝を使った焙煎を行わずに作られました。

茶樹の良さだけでなく、茶師の技術の高さが伝わってくるお茶です。現地でもここまでの品質の妃子笑を、この価格で入手することは、まずできません。
この茶師の紅茶は中国国内のみならず、欧州の王室御用達に名を連ねるなど、大変レベルの高いお茶のため非常に高価なものです。茶師と長年懇意にさせていただいているため、特別にこの価格でご提供させていただくことができています。


毎年楽しみされている方も多い九曲紅梅が今年も入荷しました!

この紅茶は福建省北部の武夷山付近から太平天国の乱の混乱を避けて、浙江省のこの地へ湖埠へ移住してきた人々が作り出した紅茶と言われ、その名にある九曲は武夷山にある九曲溪から名づけられたものと言われます。

この紅茶の伝統的な茶樹品種は在来種である鳩坑小葉種ですが、実際には様々な品種が使われています。龍井茶の品種が使われているとも言われますが、このお茶は伝統的な鳩坑小葉種のみを使って作られています。

伝統 九曲紅梅 2020
伝統 九曲紅梅 2020

大湖山で栽培された伝統的な品種と製法を守って作られています。とても技術の高い現地では非常に有名な茶師が全て手作業で、機械を使わずに作ったとても上質な九曲紅梅です。

2020年度は奇蘭種の入荷はありません。
ご了承ください。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

10月9日より11日までの間、ワークショップ開催のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

碧潭飄雪(ジャスミン茶) 四川紅茶 龍泉窯新作 入荷しました!

今年は日本でも中国でも大雨の被害が酷い状況でした。
大雨の被害に遭われた方々へ、心よりお見舞いとお悔やみを申し上げます。

中国でも各地で大雨による被害が発生していました。
長年お付き合いのある四川省の茶農家さんもその被害にあい、製茶場の壁が雨によって崩れてしまうという被害がありました。幸い本年度の製茶は終了しているものの、小さな茶農家にとっては、とても負担の大きい、大変な復旧作業となります。
鈴茶堂では2013年の四川雅安地震の時と同様、できる限りの支援をしていきます。

2015年 蒙頂山の集落
2015年 蒙頂山の茶農家さんのある集落にて

10月20日までに以下の四川のお茶をお求めいただきました場合は、その売上の一部を被害にあった茶農家さんに寄付させていただきます。

対象のお茶は以下となります。
・蘭香甘露 2020
・2020年 無農薬 碧潭飄雪(ジャスミン茶)
・四川高山花香紅茶 2020

どうぞよろしくお願いします。


日常のお茶としても人気の高いジャスミン茶、碧潭飄雪が入荷しました!
今年は大雨の影響が心配されましたが、茶葉の質は例年よりもかなり上質で、清らかなジャスミンの香りが楽しめる素晴らしいお茶に仕上がりました。

無農薬 碧潭飄雪 2020
無農薬 碧潭飄雪 2020

現在流通するジャスミン茶には完全無農薬のものはまず存在しません。
というのも、茶葉よりも香りの強いジャスミンの花を栽培する場合に、花が虫を引き寄せてしまうため、無農薬で栽培することが非常に難しく、茶葉は無農薬でもジャスミンは農薬を使用せざるを得ないという事情があります。

この碧潭飄雪はそのジャスミンの花においても無農薬にこだわっています。

この碧潭飄雪に使われるジャスミンの花は、一部の木にネットをかけて栽培し、それらの木から摘み取られたジャスミンを使って作られています。非常に手間のかかる栽培方法のため、多くの量を作ることはできません。もちろんジャスミン自体の品質も大事です。

茶葉は四川省蒙山の標高1000m以上という高山地帯で栽培された蒙頂甘露を使用しています。こちらも無農薬で栽培されています。

当店の碧潭飄雪の特徴は無農薬というだけではありません。
ジャスミン茶を作るためには生の花から花の香りを茶葉に移しますが、その際にどうしても花のもつ水分が茶葉に吸収されてしまいます。そのため、1晩花の香りを移した茶葉は加熱して乾燥させます。これを何日も何度も繰り返すのですが、段々と茶葉も焼けてしまいます。多くのジャスミン茶に焼けたような味が残るのはそのためです。
この碧潭飄雪にはその独特の味がありません。非常にフレッシュで甘く爽やかな香りと味を持っています。

ジャスミン茶はどれも同じと思っている方も多いと思いますが、そういった方にぜひお勧めしたい、とても美味しいジャスミン茶です。


鈴茶堂定番とも言える紅茶、四川高山花香紅茶が入荷いたしました!
毎日の紅茶としてご愛飲いただいている方も多い紅茶です。

四川高山花香紅茶 2020
四川高山花香紅茶 2020

四川省で作られる紅茶は川紅と呼ばれ、古くから作られていた伝統的なお茶の1つです。しかしながら中国国内では殆ど見かけない希少な紅茶で、昨今の紅茶ブームで生産量も増えてきたものの、一般にはまだまだ見かけることの少ない紅茶です。

以前は四川高山紅茶としてご紹介、高い人気をいただいておりましたが、2017年からは製法を変更しました。この紅茶を作る茶師はとても研究熱心で製茶機械から自作、改良を続けていたり、農閑期には大学で製茶について学生に指導を行うような、とても研究熱心で真面目な方です。2年以上の時間をかけて、より美味しく、甘く、香り高い紅茶を目指して、ようやくこの紅茶が完成しました。

美しい黒い艶がある茶葉には金色のゴールデンチップが素晴らしく多く、大変に美しい紅茶です。乾燥状態でも驚くほどの甘い花香を感じます。細かな柔らかい新芽のみを使用した大変に品質の良い紅茶です。花香と名前が付いていますが着香した花茶ではありません。茶葉本来の香りを引き出した大変上質な紅茶です。


龍泉窯の劉傑大師による柴窯(薪窯)の作品が入荷しました。
若くして中国伝統工芸大師、麗水市工芸美術大師となった非常に優秀な作家です。APECやG20、一路一帯といった国賓を迎えて行われる晩餐会で使用される食器の制作にも携わり、龍泉窯の中でも技術の高い作家として知られています。

在山堂 劉傑 庚子柴焼小品壺
在山堂 劉傑 庚子柴焼小品壺

在山堂 劉傑 庚子柴窯粉青小品杯
在山堂 劉傑 庚子柴窯粉青小品杯

彼自身、お茶が好きということもあり、非常に使いやすい茶器を創り出します。美しさだけでなく、細部までこだわり抜いた精密さは使いやすく、美味しくお茶を淹れることができる稀有な作品を生み出しています。
釉薬に至るまで自ら山の中に赴き素材を探して作っています。この釉薬が美しさだけでなく、美味しくお茶を楽しめる茶器を実現させています。不思議なことに岩茶や鳳凰単叢といった烏龍茶と非常に相性がよく、驚くほど優しく柔らかくお茶を淹れることができます。

ありがとうございます。完売いたしました。

ワークショップ 2020年9月 ありがとうございました!

ワークショップ 2020年9月

9月のワークショップにご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
今月は以下のお茶でした。

2020年 明前 手工 蒙頂石花
中国・四川省雅安市名山県蒙頂山茶区

2011年 福鼎白牡丹
中国・福建省福鼎市

九龙窠花香肉桂 2019
中国・福建省武夷山九龙窠

凍頂烏龍茶 老雀舌 2012
台湾・南投縣鹿谷鄉

9月からはじめてご参加いただく方も多く、今回はいろいろな中国茶の種類をということで選ばせていただきました。

中国茶というと烏龍茶を思い浮かべる方も多いとは思いますが、基本は緑茶です。実際、緑茶を集中的に淹れて味わっていくと中国茶への理解がはやくすすむように思っています。今年は当店でも例年にないほど多くの緑茶をご用意していましたが、予想していたよりも遥かに多くのお求めをいただき(ありがとうございます!)完売してしまったのですが、緑茶をベースとしたジャスミン茶などの花茶も同じです。(ジャスミン茶の新茶は近日中に入荷いたします)ぜひ色々な種類の中国茶をお楽しみいただければと思います。

白牡丹は固形茶のタイプを選びました。散茶と固形茶の味わいの違いなどもご説明させていただきました。固形茶の白茶は適切な量を選択するのが難しかったようで、ほとんどの方が苦戦していました。この白茶に限らず、適切な量をどのようにして推察していくか、すぐには身につくものではありませんが、ワークショップのご参加を通して身につけていっていただければと思います。

ワークショップ 2020年9月

そしてやっぱり人気の高い烏龍茶を2種類ご用意しました。どちらも非常に品質の高いもので、何も気にせずとも美味しく楽しめるお茶ではありますが、その茶葉の持つちからを十分に発揮してあげるように淹れる方法には、一度ではなかなか習得できないものですが、以前から継続されている方はより安定して淹れることができるように、はじめての方は(あまりにも一般的なワークショップと違うので驚かれたとは思いますが・・・笑)なんとなく感覚として掴んでいただければと思っています。

最後に店主が淹れたお茶はこちらです。

ワークショップ 2020年9月

1991 重庆沱茶
中国・重慶市(香港乾倉)

かつて四川省であった重慶でも沱茶が作られていたことがありました。その品質はとても良く、雲南の下关(下関)よりも良いと言われていた時代もあったそうですが、時代の流れで下関の味が好まれるようになり、一度その姿を消してしまいました。近年になって復活しましたが、現在は下関の雲南大葉種や福鼎大白茶種が使われ、当時の重慶沱茶とは別物といってよさそうです。

以前、店主が当時の重慶沱茶について調べていた際に大陸の黒茶の大家でもある老師から特別に譲っていただいた貴重なお茶です。ずっと手をつけていなかったのですが(崩す前に写真を撮るのを失念していました・・・)、どんなに貴重なものであっても、お茶は飲むものですし、せっかくなのでワークショップご参加のみなさんと楽しむことにしました。

91年春に出荷され、香港で熟成された沱茶ですが、見事に茶葉に触れていた部分の包み紙がボロボロになってしまっています。時間の経過を感じます。重慶や四川南部で栽培された小葉種の茶葉を使用して作られています。深みのある味わいと心地よい薬香や棗香を感じられる美味しいお茶でした。

10月にまたみなさまとお会いできることを楽しみにしております。

鳳凰単叢 兄弟香 蜜蘭香 入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

3年ぶりに鳳凰単叢の兄弟香が入荷しました!

高山鳳凰単叢 兄弟香 2020
高山鳳凰単叢 兄弟香 2020

兄弟香は標高1000m以上の高山地区にある樹齢200年以上の古茶樹に遡ります。芝蘭香系の茶樹で、味わい、香りが美味しいことから広まるようになりました。他の有名な品種に比べると栽培する茶農家も少なく、生産量の多い品種ではありませんが、深みのある味わいと優しい香りが素晴らしい鳳凰単叢です。

兄弟香は元々の生産量が多くないということもあり、価格と品質に納得ができるものが少なく、入荷を見送ることの多いお茶です。今回は3年ぶりに納得のいく品質の兄弟香をご紹介させていただきます。


2020年の鳳凰単叢 蜜蘭香が入荷しました!

高山鳳凰単叢 蜜蘭香 2020
高山鳳凰単叢 蜜蘭香 2020

鳳凰単叢の中で有名な品種として知られています。日本にも多く輸入され、鳳凰単叢と聞くと蜜蘭香を連想される方も多いと思います。蜜蘭香はライチやマスカット、桃の香りに例えられる華やかなお茶です。

お茶にも流行があります。数年前まで蜜蘭香が最も多く栽培されていました。そのため、産地の中でも低山(標高の低い位置)でも殆どが蜜蘭香の栽培という状況になり、様々な品質の蜜蘭香が流通していました。現在はその流行は去り、現地では鴨屎香(ここ最近は銀花香とも呼ばれます)がそれにとって代わりました。

これは蜜蘭香というお茶にとって良いことであると考えます。
流行にのって大量生産された品質の低い蜜蘭香ではなく、本来の蜜蘭香らしさを追求する生産者のみが蜜蘭香を大事に育て製茶するようになります。

今回ご紹介する蜜蘭香もそういった生産者によるもので、高山地区の足がすくむような急斜面の茶畑で栽培された無剪定、無農薬、無肥料の茶樹から作られています。茶摘みを行うのも大変な傾斜地にある茶畑の鮮葉のみを使用しています。
一度は蜜蘭香の取り扱いを止めようかとも思いましたが、この品質、美味しさならばと、この茶畑から作られた蜜蘭香に限定して、ご紹介を続けることにしました。

毎年、楽しみにお待ちいただいている方も多い蜜蘭香です。
今年もとても美味しく仕上がりました。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

11月11日〜13日はワークショップ開催のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。