10月31日から11月2日までの間、2025年の老樹鳳凰単叢試飲会を行いました。
ご参加いただきましたみなさま、どうもありがとうございました。
今回入荷する老樹鳳凰単叢4種を淹れさせていただきました。
今回の老樹鳳凰単叢は作り手さんと何度も話し合い、相談しながら決めました。価格は可能な限り抑えたまま、それぞれタイプの違う、1つ1つが香型の指標となるような鳳凰単叢を選んでいます。
ようやく落ち着きはじめてきた今年の鳳凰単叢ですので、まとめて味わうと強かったと思います。あと数カ月した頃には、また印象が変わりますので、当日試飲会にてお求めいただきました方には、ぜひ時間をおいてまた味わってみていただければと思います。
また、最後は今年2025年の古樹西施、古樹蓋山香をその回に参加されている方のご希望でどちらかを淹れさせていただきました。(どちらも入荷未定でしたが、実際に試飲された方からリクエストをたくさんいただきましたので、入荷する方向で調整しております。)
試飲会でもお伝えしておりますが、古樹鳳凰単叢は改めて年明け頃に入荷予定です。(何を入荷するかはまだ未定です。)
ワークショップなどでいつもお会いしている方、お茶会などでお会いする方、はじめてお会いする方、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。どうもありがとうございます。
年内にはお茶会か試飲会をまた開催させていただこうと思っています。また、みなさまとお会いできるのを楽しみにしております。
どうもありがとうございました。
当店定番とも言える鳳凰単叢で、毎年多くの方にリピートいただいています。
今までは大奄産をご紹介していましたが、今年から更に上質な鳳凰単叢が算出されることで知られる鳳溪産を、価格はそのままでご紹介できることになりました。作り手は今までと同じ、茶樹・茶畑のみグレードアップしました。
今年は例年よりも更に香り、味わい共にレベルを上げています。店主もスタッフも、そして中国側姉妹店でも、今年の蜜蘭香はなかなかいいねと話していたほど良い仕上がりです。
金木犀を連想させる甘い花香が素晴らしく、そして品良く香ります。
最近流行りの派手な香りではなく、身体の中から戻って来るような、落ち着いた、自然で上質な香りが素晴らしく、そして清らかに感じられます。滋味はしっかり、複雑かつ深く、上質な味わいをお楽しみいただけます。舌では味わうお茶ではなく、からだで味わうお茶です。良くある「桂花香」とは一線を画す、まさにこれが桂花香という鳳凰単叢です。
桂花香という香型の鳳凰単叢は多く流通していますが、名前の由来となっている桂花、金木犀を連想させるものは、実際にはあまり多くはありません。美味しい桂花香で花香がよくても金木犀的な香りではない場合が多いです。この桂花香は「桂花香」のお手本、1つの指標となるお茶だと思います。
甘い果実感のある見事な、素晴らしい花香、それに寄り添うような香ばしいバターのような乳香が優しく、しっかりと感じられる鳳凰単叢です。透明感のある清らかな甘味と茶樹のちからを感じるミネラル感、滋味のバランスが良い秀逸な味わいです。
茉莉香は鳳凰単叢の中でも、あまりメジャーではないということ、市場に出回る茉莉香の多くが、あまり品質の良くないものであったり、生産量が少ないこともあり偽物が多かったりするため、美味しい鳳凰単叢というイメージがあまり無い香型である場合が多いと思います。実際に店主も似たような印象をもっていた香型でしたが、茉莉香はこんなに美味しい鳳凰単叢であったのかと再認識することとなりました。
青く爽やかな蘭香が綺麗に感じられます。さっぱりと爽快なミネラル感、すっきりとしていながらも優しく奥行きのある甘味、香りと滋味、旨味のバランスが非常によい鳳凰単叢に仕上がっています。きりっとした味わいでありながらも、優しく深い、この絶妙なバランスを完成させた作り手さんの技術もさることながら、それに応えられる茶樹のもつちからも、また素晴らしいものがあります。
竹叶香は作り手によって、その時の製茶によって大きく印象の変わる鳳凰単叢の1つだと思います。この竹叶香は名前のイメージを上品に表現した秀逸な鳳凰単叢です。高価な古樹でなくとも、しっかりと茶樹のもつ「ちから」を表現できる、指標となるような鳳凰単叢です。
意外なところで試飲会での1番人気でした。
Instagramなどでご紹介しておりました鈴茶堂オリジナル茶缶が入荷しました!
東京の加藤製作所さんに製造をお願いして作っていただきました。
創業明治28年、120年以上も缶の製造を行っている品質の高い手作り茶缶です。
ブリキ製の中蓋付きで、しっかりと茶葉を湿気や光から守ってくれます。
鳳凰単叢や武夷岩茶であれば25g〜30g程度の収納が可能な、少し大きめの使いやすい大きさです。






