鳳凰単叢老樹蜜蘭香 安化黒茶高甲溪天尖 在山堂二才蓋碗 入荷しました!/ 龍游黄茶 少量再入荷しました!

20261005

高山鳳凰単叢 老樹蜜蘭香が入荷しました!
当店定番とも言える鳳凰単叢で、毎年多くの方にリピートいただいています。

昨年から上質な鳳凰単叢が出ることで知られる鳳溪産に切り替えてご紹介しています。ご好評をいただき、在庫を多めに確保していたにもかかわらず、何度も完売、北京の姉妹店の在庫も、ほとんど日本に入れましたが、生産量に限りがあり、ご希望の方にはご不便をおかけしました。

高山鳳凰単叢 老樹 蜜蘭香 2026
高山鳳凰単叢 老樹 蜜蘭香 2026

風溪の標高700m付近で育つ、樹齢60年と言われる老茶樹から作られています。
今年は昨年同様というよりも、昨年以上に良い仕上がりとなっており、試飲した店主も正直驚くほどでした。身体の中から優しく弾けるように戻ってくる香り、味わい。まるで上質なブランデーのような広がりを見せてくれます。
昨年以上の美味しさです。


先日の中国出張で現地にて入手した、とっておきの安化黒茶2種が入荷しました!

高馬二渓村
高馬二渓村

安化黒茶は、湖南省安化県で作られる黒茶です。
かつては皇帝に献上されていた銘茶の1つです。天尖・貢尖・生尖の三尖、茯磚などの磚茶、 千両茶などの花巻に分かれます。天尖は三尖のいちばん上で、特級および一級の黒毛茶(荒茶)を使います。

高馬二渓村
高馬二渓村

産地の中でも高馬二渓村は最も品質の高い茶葉が採れることで知られています。高馬二渓村は高甲渓と馬家渓と呼ばれる地区に区別されます。そのうちの高甲渓で作られた安化黒茶を入荷しました。

安化黒茶 高甲渓 天尖 2009
安化黒茶 高甲渓 天尖 2009

高甲渓で育つ老樹を使用しています。
安化黒茶の製茶工程の中でも特徴的なのは乾燥です。七星灶(竈)と呼ばれる7つの空気孔のある窯で松の薪を使って乾燥を行います。現在は現地において松の伐採が基本的に禁止されていることもあり、厚朴という生薬の幹(樹皮は生薬に使用)を使用することが増えています。また、効率化を重視し、現在は電気などの機械乾燥も増えています。
この天尖は松の薪、七星灶(竈)で乾燥はもちろん、伝統的な製法で作られ、現地の茶倉で17年以上、大切に保管されていました。しっかりとした甘味と、伝統製法ならではの柔らかく心地よい松煙香があります。
癖もなく、とても飲みやすく、なにより美味しい黒茶です。

安化黒茶 高甲溪 天尖黒針 2023
安化黒茶 高甲溪 天尖黒針 2023

この天尖黒針は高甲溪で育つ老樹を一芯二葉で摘み、復揉(渥堆の後、ほどけた葉をもう一度揉んで整える工程)の後、乾燥の前に茶葉を条形に整え、針のような形状にします。乾燥工程では、伝統的な製法の松の薪ではなく、松から作った炭を使い、七星灶(竈)で行います。
柔らかい松煙と、稻草香と呼ばれる、軽くきれいな稲藁のような香り、清らかな甘味、果実感のある柔らかな酸味が楽しめます。軽やかでありながらも滋味が深く、奥行も感じられる味わいです。干した龍眼のような甘さが心地よい、大変美味しい黒茶です。

伝統製法そのままで作られた安化黒茶が「安化黒茶 高甲渓 天尖 2009」、伝統製法の松薪を松炭に変えたのが「安化黒茶 高甲溪 天尖黒針 2023」です。どちらもそれぞれ個性があり、とても美味しいお茶ですが、飲み比べもおすすめです。


龍游黄茶が少量再入荷しました!

春にご紹介したところ、あっという間に完売した龍游黄茶が少量再入荷です。客注分の通関検疫時に出た端数となりますため、若干量のご紹介です。

龍游黄茶 2026
龍游黄茶 2026

龍游黄茶は浙江省衢州龍游県聖堂山で発見された葉の色が黄色化した野生茶樹をもとに固定化した新しい品種です。アミノ酸含有量が通常の緑茶品種の倍以上あり、品種固定化されてまだ10年ほどの品種ですが、近年栽培量が増えつつありますが、まだまだ少ないのが現状です。

龍游黄茶という名前ですが緑茶の品種名です。龍井茶の製法で製茶を行っています。

初めて口にする時は驚くと思います。清らかな雑味のない甘味が素晴らしい緑茶です。まるで氷砂糖のような甘味、緑茶とは思えないほどです。そ
れに呼応するように優しい滋味、旨味が追随し、品の良さも感じる緑茶に仕上がっています。癖になるような、優しい緑茶です。

WEBショップ会員様限定にて販売させていただきます。ログイン後、お求めいただけますよう、お願いいたします。


お手頃なガス窯の作品、在山堂の三叶草二才蓋碗が入荷しました!

劉傑大師は若くして麗水市工芸美術大師、高級工芸美術師となった非常に優秀な作家です。APECとG20の国賓晩餐の食器、一帯一路の龍泉青磁の制作にも携わり、龍泉窯の中でも技術の高い作家として知られています。

若い頃から古い龍泉青磁の形と釉を研究してきました。
1950年代からの龍泉青磁は形を作った生の器に釉をかけて、そのまま本焼きする製法が一般的です。
彼は南宋の頃の製法を研究し、復刻させました。素地は薄く、釉薬の層は厚く(薄胎厚釉)という南宋の製法を実践しています。素地を薄く作ることができるため、彼の作品は軽く使いやすく仕上がります。また、彼自身がお茶好きということもあり、非常に使いやすい茶器を創り出します。美しさだけでなく、細部までこだわり抜いた精密さは使いやすく、美味しくお茶を淹れることができる稀有な作品を生み出しています。

在山堂 三叶草 二才蓋碗
在山堂 三叶草 二才蓋碗

とある寺院より在山堂へ大量制作の依頼があり制作を行ったガス窯による蓋碗です。設計と監修は劉傑大師が行い、制作は在山堂に所属する弟子たちが行いました。三叶草、クローバーをモチーフにした模様が碗の底にあります。

劉傑大師自身による作品とレベルは全く異なりますが、とても使いやすく、よく設計された茶器です。
龍泉窯の量産品の多くは、その現代的な製法の影響で重く、過剰に蓄熱しやすいものが見られますが、この茶器は軽く使いやすく、放熱具合もちょうどよく、蓋碗の縁を薄くすることで持ちやすく扱いやすいよう工夫されています。