2021年 あけましておめでとうございます

2021年 あけましておめでとうございます
2020年12月末の雲南省西双版納布朗

あけましておめでとうございます。

気がつけば鈴茶堂も10年目を迎えることができました。
開業当初からお付き合いいただいているお客さま、新たにお付き合いいただいているお客さま。これも支えてくださっているみなさまのおかげです。ありがとうございます。

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で多くの方が影響を受けた年でした。鈴茶堂も中国茶を扱う業務でありながらも、中国に赴くことができない状況が今も続いております。
新茶の状況を見に行くことができないという状況でも、お茶の作り手さんたちや中国にいる老師たちが鈴茶堂のためのサンプルをまとめて送ってくださったり、中国国内、日中間の輸送は中国各地の茶商さんたちが友人として助けてくれています。昨年春頃の最も酷い時には雲南から北京の拠点まで、まるで中国各地をリレーするかのように中国各地の作り手さんや茶商の友人たちが車で新茶を運んでくれたこともありました。国際輸送がほとんど停止してしまった際には、どの輸送手段が日本まで確実に輸送可能かどうか調べて助けてくれました。彼らに感謝すると共に、この自慢の友人たちのお茶を今も変わらず日本でご紹介できることにも本当に感謝しております。
2021年を迎えても状況はあまり変わりませんが、鈴茶堂はいただいたご縁に報いることができるように努めてまいります。
どうぞよろしくおねがいします。

今年も新年の特別企画として産地の友人作り手の協力で鳳凰単欉の雪片をご用意することができました。

鳳凰単欉は温暖な地域で作られることもあり、ほぼ1年を通して製茶が行われます。その時期にあわせて、春茶、暑茶(夏茶)、秋茶、雪片(冬茶)と呼ばれます。一般的に春茶が多く、また上質な茶葉として扱われますが、北風に晒されて育った新芽から作られる雪片もまた茶樹の力をしっかりと貯め込んだ上質で特別なお茶として知られています。また生産量が少なく、殆どの雪片は気候の関係からも、産地の中でも低山と呼ばれる標高の低い地域の茶畑から作られることが殆どです。鈴茶堂では高山の雪片をご用意させていただいています。

今年の高山雪片の1つは鴨屎香です。
産地、平坑头で栽培された樹齢約100年の茶樹から作られた鴨屎香をご用意させていただきました。春茶とは違う清らかな香り、優しい味わいが素晴らしいお茶です。

2つ目は乌崠乡の樹齢150年を超える宋種です。
宋種の雪片というだけでも非常に珍しいものですが、高山の中でも非常に標高の高い場所にある茶樹から、友人作り手が特別に作ってくれました。格の違う美味しさです。

どちらも日頃の感謝を込めて特別価格にてご紹介させていただきますが、メールマガジンご購読およびWebショップ会員様に限定して特別価格でのご提供、先行予約の受付を開始させていただきます。一般販売は1月中旬以降にWebショップにて開始いたしますが、先行予約とは価格が変わりますこと、また、数量が限られておりますため、ご予約で完売した場合は一般販売は行いません。
お申込み方法は既に配信済のメールマガジンをご覧ください。


毎日のお茶としてお楽しみいただいている方も多く、人気の高い蔵茶が入荷しました!
品切れでご迷惑をおかけして申し訳ありません。

なるべく品切れすることのないよう蔵茶は定期的な輸入を行っておりますが、国際輸送状況によって、大きく遅れる可能性もあります。
どうぞご了承ください。

蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、プーアル茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。辺境の少数民族へと運ばれ消費される辺茶であり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。

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蔵茶 康磚(布袋)

甘い香りで味は非常に柔らかくて甘く、飲みやすく、癖がありません。
香ばしさもあり、香り高く、品のある甘さが感じられます。

蔵茶は胃腸に優しいのが特徴です。
胃腸をはじめ、体に疲れがでるこの時期こそ、おすすめのお茶です。
店主は過去に急性胃腸炎になった際、当然、お茶はもちろん、白湯も受け付けないほど胃腸が弱っていたのですが、この蔵茶だけは大丈夫でした。それほど胃腸、体に優しいお茶です。


■ 1月ワークショップ開催中止のお知らせ ■

ワークショップご参加の方には既にメールにてご連絡しておりますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で緊急事態宣言が明日にでも発布される見通しです。
そのため、1月のワークショップは中止とさせていただきます。

少人数とはいえ、ほとんどの方が電車などの公共交通機関を利用していらっしゃることなどを考え、本当に残念ではありますが、まずは安全と感染拡大防止を優先させていただきます。
どうかご了承ください。

2月の開催につきましては、感染拡大状況などをふまえ、改めてご連絡させていただきます。

どうぞよろしくお願いします。