新茶 ご予約開始いたします! / 鳳凰単叢 入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

2016年新茶 ご予約開始いたします!

早いもので中国では既に新茶が出回り始めました。
とはいえ、この時期に流通する新茶は標高の低い平地の茶畑のものだったり、製茶後の後熟成が不十分であったり、また、初物という意味合いが強く、味わいや香りというところでは満足するには難しいものが多いものです。

毎年当店がご紹介している四川や雲南の茶農家さんからも、そういった地区のお茶よりは遅い時期になるものの、今年の茶摘みが無事にはじまり、当店がお願いしている区画のも製茶を完了し、後熟成工程に入っているとの連絡をサンプルと共に受け取りました。

例年であれば、入荷後にショップにてご紹介させていただくのですが、今年は4月末より少し長く出張、製茶状況視察、研修の予定となっております。その期間、大変申し訳ありませんが発送業務をお休みさせていただくため、4月に届く新茶のお渡しが遅くなってしまいます。そのため、今年は予約制でご紹介することにしました。

お届けは商品入荷後、4月25日前後発送を予定しております。
4月14日24時までにご注文ください。

同梱を希望される商品がございます場合はご一緒にご注文ください。他に購入を希望される商品があり、先の発送を希望される場合はシステムの都合上、お手数ですがご予約商品とは別にご注文ください。

商品入荷後もWebショップでご紹介する予定ではありますが、現在の価格はご予約の特別価格とさせていただいておりますので
価格が変わります。(為替状況にもよりますが、1割程度価格を上げさせていただく予定です)また、入荷予定数に達した場合はご予約で販売を終了させていただきます。
どうぞご了承くださいませ。

まずは四川省のお茶からご紹介いたします。

2016年 明前 蒙頂甘露
2016年 明前 蒙頂甘露

もう何年も懇意にさせていただいている蒙頂山の茶業さんですが、非常に研究熱心な方で、常日頃から製茶技術の改良を考え続けているような本当に真面目な作り手さんでもあります。溶接機を片手に製茶機械ごと自作するほどの情熱を持った作り手さんです。
常に昔からの技術を取り入れつつ改良を続けています。

本来の蒙頂茶はほかの地域には見られない独特の甘みを持っています。喉にへばりつく様な濃厚な甘味です。本来の中国緑茶に行われていた石灰による乾燥を行う後工程を取り入れ、深みのある甘味を引き出しています。

甘いキャラメルのような栗香と蘭香と合わさり、キャラメルビスケットのような上質なお茶です。

ありがとうございます。完売いたしました。

2016年 明前 蒙頂石花
2016年 明前 蒙頂石花

日本ではあまり馴染みのない蒙頂石花ですが、その歴史は古く、中国の銘茶の中では最も古いお茶とも言われています。

蒙頂甘露がキャラメルビスケットとすると、こちらはすっきりとした甘味で、爽やかな印象の柏餅といった感じのお茶に仕上がっています。喉にへばりつく様な独特の甘味もあり、日本茶がお好きな方には馴染みやすい緑茶です。

ありがとうございます。完売いたしました。

※蒙頂黄芽につきましては、作り手さんに伝統的に悶黄の強い製法をお願いしていることもあり、ご紹介は6月を予定しております。

雲南省のお茶も到着いたします。

思茅 頭春茶 2016
思茅 頭春茶 2016

頭春茶と呼ばれる雲南緑茶です。中国・雲南省南部の思茅にある標高1800m付近にある茶園で2016年3月18日に摘み取られました。

果実のような甘い香りと深みのある優しいミネラル感、旨味がバランスよく柔らかく優しい甘味が感じられます。飲み終えた後の余韻も長く、体の中から甘さが戻ってきます。

雲南の少数民族が作り、楽しむ、土着のお茶です。
そのため、中国国内でも非常に流通の少ない緑茶の1つでもあります。
素朴な味わいをぜひお楽しみください。


後熟成を行っていた鳳凰単叢が美味しく仕上がり、入荷しました!

鳳凰単叢 芝蘭香 2015
鳳凰単叢 芝蘭香 2015

芝蘭香は宋代から続く名叢の1つとされ、鳳凰単叢十大花蜜香型にも挙げられる鳳凰単叢です。本来、芝蘭香は柏槇(ビャクシン)と蘭の香りを持つとされていますが、近年の芝蘭香にはこの香りを感じるものが非常に少なくなってしまいました。
柏槇とはヒノキ科の針葉樹の1種で清涼感のある香りを持ちます。

この芝蘭香は柏槇香を感じていただける本来の香りを持った鳳凰単叢です。甘いニッキのお菓子のような素晴らしい香りを楽しんでいただけます。
芝蘭香は既に飲んだことがあるという方には特にお勧めです。
その違いを是非お試しください。

鳳凰単叢 夜来香 2015
鳳凰単叢 夜来香 2015

甘い花果香と香ばしいバターのような乳香のある、しっかりと火入れを行ったタイプの夜来香です。
この香りにこだわるために鮮葉の選定はもとより、火入れも炭火を使い、後熟成を行いながら何度も焙煎を行いました。
決して火入れが強すぎる訳ではありませんが、作り手のこだわりが伝わってくる少量生産の鳳凰単叢です。

透明度の高い金色のお茶です。癖になるような甘い香りと、香ばしいバター香がまるでお茶とは思えないような深い香りとなって感じられます。
本来の鳳凰単叢になくてはならない爽やかな心地よい独特の「苦み」と奥行きのある複雑な甘味のバランスが素晴らしいお茶です。

鳳凰単叢 大鳥葉 2015
鳳凰単叢 大鳥葉 2015

ご好評いただき完売してしまった大鳥葉も再入荷いたしました。

大きな鳥の羽のように大きな葉であることから名づけられた鳳凰単叢です。
花果香とほっこりした火の香りと厚く複雑な旨みと落ち着いた甘さのバランスが非常に良いお茶です。落ち着きのある香りと甘い旨みは飽きることなく長くお楽しみいただけます。
しっかりと火入れされたクラシカルな製法によるものです。


大益 老茶頭 2014年
大益 老茶頭 2014年

黒茶の中でも人気の高く品切れでご迷惑をおかけしていた
大益の老茶頭が再入荷しました。

2014年よりパッケージおよび販売単位が変更になりました。
100gの老茶頭が5枚セットになって500gでの販売に変更になっております。
それ以前は250gで1つという単位でしたが、100gずつになったことで崩しやすくなっております。
もちろん、老茶頭自体は従来と変わらず、大益らしい定評のある品質の高い美味しい茶頭になっています。

茶頭(茶头)を磚茶(レンガ状)の形に固めたものです。
茶頭というのは普洱熟茶を製造するのに必要な渥堆工程(麹菌などによる後発酵)で発生する、いわゆる半端モノです。
渥堆工程では積み上げた茶葉に水をかけ、温度と湿度を上げた状態で後発酵を行います。その発酵過程で茶葉同士が固まりになってきます。それを人間が鍬のような道具でほぐしていくのですが、そこで発生する、特に熟成が進んだために、ほぐしきれなかった塊を茶頭(茶头)といいます。
しっかり熟成が進んでいる良質の茶葉が多く、お値打ち品です。

大益 老茶頭 2014年(100g)
大益 老茶頭 2014年(100g)

100g装丁での販売もいたします。お試し用におすすめです。


4月15日から4月20日までのあいだ中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
4月12日22時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は14日までに発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は4月12日中に入金確認ができたご注文を4月14日までに発送いたします。
それ以降のご注文は4月21日以降の発送となります。

また、4月29日から5月21日までのあいだ、こちらも中国出張および製茶状況視察のため、長期間ですが発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

4月26日22時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は28日までに発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は4月26日中に入金確認ができたご注文を4月28日までに発送いたします。
それ以降のご注文は5月22日以降の発送となります。

発送業務をお休みさせていただいている期間もご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。
また、4月29日からの製茶状況視察期間はインターネット環境の無い場所へ行く予定になっておりますので、最長で1週間ほどお返事にお時間をいただくことも予想されます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。