2019年 あけましておめでとうございます

北京にて朝
北京にて朝

あけましておめでとうございます。

2019年も中国北京で迎えています。外は川も凍りついて、その上を歩いて渡れるほどの寒さですが、室内は暖かく、今年もお茶に囲まれて新しい年を迎えています。
当地の人々はこれから迎える春節の準備に忙しそうです。友人たちも忙しくも表情はとても楽しそうに動いています。遠く南方まで帰省する人や北京で家族と過ごす人、みんなさまざまな春節を迎えます。

鈴茶堂は友人たちのおかげで運営することができています。彼らが真剣に、丁寧に作り、選ぶ、魂の一部ともいえるような大切なお茶を紹介させていただけることは本当に幸せです。そして、それを支えてくださっている日本のみなさまに感謝いたします。
2019年もそのことを忘れず、中国各地に根ざす、人々の生活を、こころを支えるお茶をご紹介していきたいと思っています。
どうぞよろしくおねがいします。

今年も新年の特別企画として鳳凰単欉の雪片をご用意しました。昨年と同様、産地の友人の協力もあり、高山の雪片をご用意しています。

鳳凰単欉は温暖な地域で作られることもあり、ほぼ1年を通して製茶が行われます。その時期にあわせて、春茶、暑茶(夏茶)、秋茶、雪片(冬茶)と呼ばれます。一般的に春茶が多く、また上質な茶葉として扱われますが、北風に晒されて育った新芽から作られる雪片もまた茶樹の力をしっかりと貯め込んだ上質で特別なお茶として知られています。また生産量が少なく、殆どの雪片は気候の関係からも、産地の中でも低山と呼ばれる標高の低い地域の茶畑から作られることが殆どです。鈴茶堂では高山の雪片をご用意させていただきました。

今年の高山雪片の1つめは柚花香です。
柚花香は爽やかな優しい柑橘の香りのする鳳凰単欉ですが、雪片はまた違う表情を見せます。春茶よりもずっと優しく、清らかで、じっくりと味わい、香りが楽しめる雪片ならではの美味しさがあります。とろっとした粘性のある茶水は茶樹のちからを感じさせるものの、春茶にはない優しさ、品格の高さを感じます。煎を重ねるごとに表情が変わっていくのも本当の高山雪片の特徴です。

2つ目は友人作り手のはからいで特別な雪片をご用意させていただきました。
高山地区でも標高1000m付近の樹齢150年を超える宋種から作られた雪片です。
宋種の雪片というだけでも非常に珍しいものですが、高山の中でも非常に標高の高い場所、以前にメールマガジンご購読の方を限定して共同購入を行った単欉宋茶(通常は宋種と呼ばれますが、特別な宋種は敬意を持って宋茶と呼ばれます。)の茶樹に非常に近い場所にある茶樹から、友人作り手が特別に作ってくれました。
雪片ならではの優しさ、清らかさ、美しい花香の中に、まるで滋味あふれるスープのような旨味が感じられ、お茶を超えたなにかという印象を抱く位に魂が震えるお茶です。

どちらも日頃の感謝を込めて特別価格にてご紹介させていただきますが、メールマガジンご購読者およびWebショップ会員の方を限定して原価以下でのご提供、先行予約の受付を開始させていただきます。一般販売は1月中旬以降にWebショップにて開始いたしますが、先行予約とは価格が変わりますこと、また、数量が限られておりますため、ご予約で完売した場合は一般販売は行いません。

お申込み方法は既に配信済のメールマガジンをご覧ください。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

鳳凰単欉の雪片は柚花香、宋種共に完売となりました。一般販売は行いません。ありがとうございます。
製茶量が少ないお茶であること、まとめ買いのお客さまが多く、今年は予想以上に早く完売してしまいました。
そのため、作り手に交渉し、作り手が保有している同一ロットの分を若干量ではありますが、追加で確保、輸入することになりました。

現在ご予約いただく分は2月上旬以降のお渡しとなります。
(これより輸入手続きに入りますため、最短で2月上旬以降となります。)
ご希望される方は1月13日までにお申込みください。
また、今回の追加輸入分は若干量となりますので、一般販売は行いません。


1月12日まで年末年始、中国および国内出張のため、発送業務をお休みさせていただいております。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。