特級 黄山毛峰 入荷しました!
今年も産地の中でも上質な黄山毛峰が作られることで知られる岡村で無農薬栽培で作られた、とても美味しく、蘭香の素晴らしいお茶をご紹介します。
湯温や茶器などを変えて淹れ方による味わいや香りの違いも、ぜひ楽しんでいただきたいと思い、黄山毛峰の美味しさが分かりやすく、高価すぎずにきちんと楽しめるものとして譲っていただきました。
2023年の春は雨が少なく、決して作りやすい年ではありませんでしたが、雨が少なかった分、例年よりも爽やかな蘭香が高く出ています。また凝縮されているかようなミネラル感、強すぎことなく優しい味わいは、今までよりもバランス良く仕上がっています。
中国を代表する銘茶、中でも希少性の高い黄茶の霍山黄芽です。中国10大銘茶の1つとして知られています。
大変に歴史が古く、唐代の頃からこの地でお茶が作られ、現在の製法が確立されたのは明代、その後の清代では皇帝献上茶として高い評価を受けているお茶です。
名産地の1つとされる金竹坪で有機栽培された茶樹から丁寧に摘み取られた茶葉から作られています。特に金竹坪の霍山黄芽は金竹坪黄芽とも呼ばれ品質が高いことで知られています。
驚くような優しい甘味、複雑なミネラル感が合わさり、身体に沁み入るような優しいお茶に仕上がっています。覚醒するような美味しさの緑茶とも違う、身体にやさしいお茶です。
毎年楽しみにお待ちいただく方が多いお茶の1つでもあります。
最近では残念ながら「霍山黄芽」と名乗りながらもこの悶黄を、ほとんど行わないお茶が増えています。
当店がご紹介するこの霍山黄芽はしっかりと悶黄を行っている本物の黄茶です。
六安瓜片は続く中国十大銘茶の1つとして知られています。
その歴史は古く、唐の時代には廬州六安茶と呼ばれていました。その後、明の時代に六安瓜片と呼ばれるようになり、清の時代には皇帝への献上茶となりました。
一般的に中国緑茶は芽を使用していればいるほど良質とされることが多いのですが、六安瓜片は違います。
六安瓜片は芽を除いた葉のみで作られます。一芯二葉で摘まれた鮮葉から芽を手作業で取り除きます。葉のみで作られるこのお茶が瓜の種に似ている形状のため「瓜片」という名前になったと言われています。
爽やかな花香と六安瓜片特有の香ばしさが感じられます。
味わいはしっかりとした甘味、滋味がありますが、決して強いということはなく、すっきりと優しく味わいをお楽しみいただけます。湯温が下がってくると、六安瓜片ならではの爽やかさがより強く感じられます。
すっきりと美味しく、品の良さを感じさせる美味しい六安瓜片です。
あまり日本では馴染みのない緑茶ですが、休寧松蘿は炒青緑茶の元祖と言われています。
その歴史は古く明代初期までさかのぼります。それまで蒸青緑茶が主流でしたが、この休寧松蘿から炒青緑茶の製法がうみだされ、やがて中国緑茶における製法の主流を占めるようになったとされています。
休寧松蘿の特徴は「三重」という言葉で表されます。色重、香重、味重という意味です。味わいは三重と聞くといかにも重く濃いものを想像しますが、厚みのある味わいで決して「重い」感じではありません。
落ち着きのある奥行きの深い甘味とミネラル感、旨味が感じられ、派手さはありませんが、地に足がついたような安定感のある味わいです。
静かに優しく沁み入るような、美味しい休寧松蘿です。
ご紹介できる量が少なく、5/28(日)24:00まではweb会員様限定でのご紹介とさせていただきます。ログインの上、お求めください。
久しぶりに龍泉窯の劉傑大師による作品が入荷しました。
彼の作品は洗練された造形、宝石のような釉薬の美しさだけでなく、使いやすく、釉薬の効果で柔らかく美味しくお茶を淹れることができます。
最近では作品の人気の高さ上がり、作品の入手が難しくなってきています。また、茶器の制作が少なくなってきています。
蓋碗は2種類、遺珠のご紹介です。
本来の彼の柴窯(薪窯)の茶壺はもっと高価なものですが、少しだけ欠点があるために完美品(完璧な作品)とはみなされず遺珠(完璧ではないが作品として十分な完成度を持つ作品)とされました。
そのため、かなり価格を抑えてご紹介させていただいています。
それ以外に欠点はなく、使用には全く問題はありません。
不完全さも含めて、長く可愛がっていただければと思います。
茶壺は劉傑大師の作品の中では珍しい石瓢壺です。
飛青磁の石瓢壺は更に珍しい作品です。
完成度が高く、出水の美しさも素晴らしく、かなり秀逸な作品です。