9月 凍頂烏龍茶のお茶会 どうもありがとうございました!

9月お茶会

9月15日に新宿のAfter Tasteで開催させていただいたお茶会、おかげさまで無事終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました!

凍頂烏龍茶をテーマにご紹介しました。
伝統的な製法で作られた凍頂烏龍茶をベースに老茶から特殊な凍頂烏龍茶まで、現在の凍頂烏龍茶を中心とした現地の状況や製茶技術について、当店の凍頂烏龍茶は時間が経過すればするほど、柔らかく美味しく後熟成していきますが、どうしてそれが可能なのかなど、茶葉を実際に見ていただきながら、ちょっとした裏話も含めてお話させていただきました。

今回の茶器は青木良太さん、多屋嘉郎さんのうつわに、汤宣武さんの松趣壶、青玉堂の蓋碗、そして最近中国で流行しはじめた琢斎および玉川堂の銅茶托などを使わせていただきました。

かぼちゃブリュレの凍頂烏龍茶クリーム

お茶会の茶譜は以下の内容でした。

凍頂烏龍茶 雀舌

凍頂烏龍茶 2013年春茶・冬茶

かぼちゃブリュレの凍頂烏龍茶クリーム

伝統凍頂烏龍茶 12年老茶

凍頂烏龍茶 蘭亭序

ちょっと特別な凍頂烏龍茶や、春茶と冬茶の違いなど、様々な凍頂烏龍茶をお楽しみいただきました。
茶譜にはありませんが、ベトナム産の茶葉を使って作られた凍頂烏龍茶もご参考までに試していただきました。
一口に凍頂烏龍茶といっても色々なタイプ、味わいがあったと思います。お気に入りのお茶がありましたら嬉しいです。

After Tasteの斎藤シェフによる、かぼちゃブリュレの凍頂烏龍茶クリームもとても美味しかったですね。いつも美味しいデザートを提供して下さる斎藤シェフに感謝です。

お土産にお持ちいただいたものはこちらになります。

凍頂烏龍茶 2013年春茶
凍頂烏龍茶 2013年冬茶
凍頂烏龍茶 蘭亭序

蘭亭序はかなり気に入られた方も多かったようですね。凍頂烏龍茶には思えないような、まるで鳳凰単欉のようなお茶で、その香りと味わいの深さに驚かれたのではないでしょうか?ぜひご自宅でもお楽しみいただければ嬉しいです。

9月お茶会

今回はお茶会終了後に秘蔵の最上級凍頂烏龍茶と最上級カシスリキュールであるLiqueur de Cassis de Mouton Rothschildを使ったカシスウーロンを楽しむイベントも開催させていただきました。
凍頂烏龍茶はお茶会でもご紹介した雀舌の、さらにビンテージものをご用意させていただきました。カシスリキュールにも負けない香りと味わいでした。

カシスウーロンも絶品でした。香りと味わいがどちらも深く、奥行きがある味わいで、ステアとシェイクと両方お試しいただきましたが、どちらもとても美味しかったです。

次回After Tasteでのお茶会は11月2日を予定しています。日程、詳細な内容やテーマは未定ですが、決まりましたらまたお知らせいたします。


20101.10
2014年凍頂烏龍茶 春茶

2014年凍頂烏龍茶 春茶です。

最近は本来の産地以外で作られたものなども多く流通しています。
最終焙煎は台湾の凍頂で行いますが、茶葉は大陸の福建省やベトナムから運ばれてきたもの・・・ということも残念ながら珍しくありません。

この凍頂烏龍茶は代々、伝統的な製法を頑なに守って作り続けています。
古式龍眼炭焙煎にこだわり、火入れも1ヶ月近くかけて行います。
とても高い技術力とそのこだわりで、通常の凍頂烏龍茶よりも、ずっと水分が少なく仕上げることができます。その水分量の少なさは普通の作り手では茶葉を焦げ付かせてしまったり、美味しく仕上げることができないほどです。この水分量の少なさと龍眼炭を使った焙煎、しっかりと行っている発酵により、年月を経た方が香り高く、柔らかく深みを増す性質を持っています。
実際に私どもの手元には10年前からのこの作り手による凍頂烏龍茶を保管していますが、好みはあるものの、古いものほど柔らかく深みのある、美味しい味わいになっています。

届いたばかりのフレッシュな凍頂烏龍茶の味わいを楽しむのも
お手元でその変化を楽しむのも
ビンテージ違いでその味わいや香りの違いを楽しむのもお勧めです。

凍頂烏龍茶 2013年春茶
凍頂烏龍茶 2013年春茶

凍頂烏龍茶 2013年冬茶
凍頂烏龍茶 2013年冬茶

20101.6
凍頂烏龍茶 蘭亭序

お茶会でも気に入っていただいた方も多かった凍頂烏龍茶 蘭亭序です。まるで鳳凰単叢のような特別な香りと味わいをもつお茶です。毎年できるとは限らない、まさに自然からの贈り物といったお茶です。