メールマガジンご購読者限定 武夷岩茶肉桂特別セット 共同購入

武夷山 牛栏坑(牛欄抗)

メールマガジンご購読者の方を限定に武夷岩茶肉桂特別セットを販売いたします。

武夷岩茶は栽培される岩によって味わい、香りが異なるお茶です。
とはいっても、比べて味わう機会もそう多くもありません。昨年にご紹介した易武プーアル茶セットからのリクエストもあり、今回ようやく茶農家さんのご協力もあり実現しました。

人気のある武夷肉桂を産地の岩別に飲み比べできるようセットにいたしました。岩茶を理解する上で大変勉強になる場所のものを特別価格でご提供します。どの肉桂もその場所で採れる最高品質のお茶です。

共同購入となりますので、検疫通関時の最低量に達しない場合は中止となります。
7月15日までお申し込みをお受けいたします。
共同購入の成立可否はお申込みいただいた方に追ってご連絡いたします。

発送は7月下旬を予定しております。
お申込み方法はメールマガジンをご確認ください

馬頭岩肉桂(马头岩肉桂)
九龍巣肉桂(九龙窠肉桂)
竹巣肉桂(竹窠肉桂)
慧苑肉桂
天心岩肉桂
牛欄坑肉桂(牛栏坑肉桂)
水簾洞肉桂(水帘洞肉桂)
特級正岩肉桂

全8種各15g (牛欄坑肉桂のみ10g)(115g) 26000円(税抜・送料込)
全て2018年の春茶になります。

最低購入量のお申込みをいただきましたので共同購入成立いたしております。ありがとうございます!


高山 白毫銀針 2017
高山 白毫銀針 2017

白茶の中でも最上位に位置するのが白毫銀針です。
今年ご紹介する白毫銀針は一般的な平地にある茶畑から作られたものではなく、標高1000mを超える高地で無農薬栽培された福鼎大白茶種から作られています。その白毫銀針を1年間じっくりと後熟成しています。

昨年、この白毫銀針を選ぶ際に平地で栽培されたものと比べてみました。どちらも美味しい白毫銀針であることに変わりはありませんが、高山のものの方が明確に味わい、香り、奥深さが違うものでした。また飲みたい!と思わせる深みがあります。
山の上の険しい場所にある傾斜が厳しい小さな茶畑で栽培されているため、生産量が非常に少なく、茶農家さんでも懇意にしている人にしか譲らないという白毫銀針です。

福鼎 野生小葉銀針白茶 2018
福鼎 野生小葉銀針白茶 2018

昨年大人気の福鼎小白茶を、今年はグレードを上げてご用意させていただきました。

通常、福建省の白茶は大白茶種、大毫種と呼ばれる品種から作られます。白茶の国家標準でもこの品種が指定されています。しかしながら、この品種は1960年代に品種改良されたもので、それ以前の宋代から民国時期までは、この小白茶種(地元では白毛茶と呼ばれています)から作られていました。この小白茶種は大変味わいが良いことで知られていましたが、その名の通り、葉が小さく、また茶樹自体も小さいため、生産量が少なく、経済的理由から現在の大白茶種、大毫種に変えられていきました。現在は栽培、生産を行う茶農家は殆どいない状態で、まず市場に流通することがなくなりました。

2018年は民国時期頃まで、かつて小白茶種を栽培していたものの、その後放置された野生化した茶樹から作られた白茶を入手することができました。大変に珍しく、鳥肌がたつほどに美味しく、野生茶樹ならではの茶樹のちからを感じるような素晴らしい白茶です。

小白茶種は栽培を復活させてほしいと心から願う程に上品で繊細、複雑な旨味、素晴らしい美味しさを持っている品種ですが、難しい品種でもあるようです。懇意にしている茶農家さんでは小規模ながら栽培を続けていますが(昨年ご紹介したものがその小白茶です)、今年は殆ど収穫できない状態になってしまいました。私がこの小白茶種を楽しみにしていたのを知ったその茶農家さんが、今年は収穫できないと申し訳ないと家族、親戚総出でお年寄りの記憶を頼りに山の中に入り、茶摘みをして作ったのが今年の野生小葉銀針白茶です。ご好意に感謝するとともに、結果的に昨年の小白茶よりも味わい深く美味しいお茶になりました。