2012年 どうもありがとうございました!

鈴茶堂
中国・四川省阿坝藏族羌族自治州汶川县・巴朗山熊猫王国之巓(標高4520m)からの雲海

1年間、多くのみなさまに支えていただき、本当にどうもありがとうございました。
おかげさまで、私たちが思っていたよりも素晴らしい1年を過ごすことができました。
どうもありがとうございます。

お茶の縁を再確認した1年でした。

お茶が好きというだけで、こんなに沢山の素晴らしい出会いがあるとは、2012年のはじめには想像もできませんでした。

とても真摯にお茶と向き合う茶業さんや茶農家さんたち。みんな無口で怖そうだけど、実はとても優しい方で、製茶で忙しい時期にも関わらず、嫌な顔1つせずに製茶場の中を隅から隅まで案内してくださいました。門外不出の製茶方法まで見せていただいたり、とても美味しい地元の食事まで振る舞ってくださったり、とても良くしていただきました。

1日のうち、限られた時間で茶摘をしなくてはならないのに、笑顔で歓迎してくれる茶摘の摘み子さんたち。茶摘の仕方や萌え出したばかりの新芽が美味しいということも教わりました。

外国人の訪問が殆ど許されることのない茶廠を訪問させていただくこともできました。通常は訪問することすら難しいこの場所へ行く事ができるように何度も何度も各方面に働きかけてくれた友人たちにも本当に感謝しています。

実際に蔵茶の淹れ方を教えてくださったチベット族のお母さん。バター茶の作り方だけでなく、地域によってバター茶のレシピが違うということなども詳しく教えてくださいました。他にも沢山のチベット族の方にお茶についてやチベット料理などについても教えていただきました。
チベット族自治区へ行く際にはドライバーの方にも大変お世話になりました。落石が酷く危険な山道を何時間もかけて走り、予定した目的地まで辿りつけずに途中の小さな町で急遽1泊する際にも宿を探してくれたり。そういえば、高山病で倒れた時にも地元の方々にお世話になりました。

上海、安徽、浙江、北京、台中、そして日本の老師の方々。惜しみなく沢山のことを教えてくださるだけでなく、このお茶についてはこの方が詳しいからと、行く先々の専門家を紹介してくださったり。

家族や親戚が作ったお茶を広めたいと何時間もかけて試させてくれる各地の茶商さんたち。正直で誠実にお茶と向き合い、長所も短所も話し合います。時には日本人の好みはこんな感じなんてことも説明することもあったり。中には仕入先を共有してくださったり、輸出手続きを代行、現地事務所のように使わせてくださっているところも。

茶器などの作家さんたちにも沢山お会いできました。作業の手を止めて工房の隅々まで見せてくださり、素晴らしい作品を見せていただいたり、特別に譲っていただいたりしたことも。器が縁となって広がった縁もありました。

他にも書ききれないほど本当に沢山の素敵な出会いがありました。
どうもありがとうございました!本当に感謝しています。

そして鈴茶堂のWEBショップをご利用いただいたみなさま。
また、バーやレストランで私たちの選んだお茶をお楽しみいただいたみなさま。
数あるお茶の中から選んでいただいたことに、言葉では言い表せないほどに感謝しています。
どうもありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。

2013年も今まで以上に美味しいお茶をご紹介できるように、この縁をみなさまにも広げていけるように頑張ってまいります。
どうぞ来年もよろしくお願いいたします。