2年目を迎えた2013年もたくさんのみなさまのおかげで無事に終えることができます。
おかげさまで私たちが想像していたよりも遥かに素敵な経験や出会いが沢山あった、素晴らしい1年でした。
どうもありがとうございました。
年々の物価上昇と共にお茶の価格も値上がりしているのにも関わらず、今までと変わらない価格で美味しいお茶を提供してくれる作り手さんや茶業さんたち。中には今までよりも価格を抑えてお茶を提供してくださった方もたくさんもいました。予想以上の円安にも関わらず、お茶の品質を下げずに、今までと変わらない価格でご提供できるのも、そういったみなさんのおかげです。
4月の中国・四川省雅安の大地震では当店と取引のある茶業さんも決して少なくない被害を受けました。多くのみなさまのご支援をいただき、四川のお茶の売上の一部などを義捐金を届けることができました。現在もまだ完全に復旧したとは言えない状況だそうですが、製茶場はほぼ元通りに戻っています。
ご協力いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました。
武夷山では製茶に忙しい時期にも関わらず、茶畑をはじめ武夷山の隅々まで案内してくれた茶業さん。マニアックな細かい質問にも嫌な顔もせずにきちんと答えてくれたり、焙煎室で根気よく焙煎技術を教え続けてくれたりもしました。
正山小種の作り手さんは、外国人立ち入り禁止区域にも関わらず、桐木の製茶場まで招待してくださいました。
チベットでは蔵茶をはじめとする黒茶がどのように楽しまれているか知りたいという私たちの希望に答えて、現地チベット族のガイドさんには一般的な観光客が訪れることのないような地元の人々が集まる茶館に案内していただきました。
バター茶を作るドンモという器具を買いたいという私たちのために、家族、親戚総出で探してもらったりと本当にお世話になりました。
ようやく見つけたドンモの製造者の方は、外国人を自宅に招くと当局に罰されてしまうというのにも関わらず、私たちを工房まで招待、色々と説明をしてくださいました。
友人たちのおかげで、製造過程が国家機密に該当するという黒茶の茶廠へも行くことができました。通常は見せられないという工程まで見せていただいたり、たくさん勉強させていただきました。
国家機密といえば台湾の茶業さんも。国賓用のお茶も作っているために撮影は許可できないけれど・・・といいながら色々と細かく案内、教えてくださいました。現在とはとても異なる、昔ながらの製茶方法を教えていただき、その味わいの理由が改めて納得できたことも。
各地でふらりと立ち寄ったお茶屋さんや茶業さん。この土地のお茶は殆ど流通していないので勉強させて欲しいという私たちに忙しい最中にも関わらず長い時間を使って細かい部分まで教えていただいたり、とても面倒な客であったにも関わらず嫌な顔もせずに付き合ってくださいました。
今年も茶器などの作家さんたちにも沢山お会いできました。作業の手を止めて工房を案内してくれるだけでなく、他の作家さんの工房までいくつも案内して紹介してくださったり、儲けが一切無いような価格でワガママなオーダーを聞いてくださったりも。
そして中国、台湾をはじめとする各地の友人たち。自分たちの得には一切ならないにも関わらず、時間を作って各地の移動を手伝ってくれたり、案内してくれたり・・・本当に感謝しています。彼らの協力がなければ鈴茶堂はありません。
上海、安徽、浙江、北京、台中、そして日本の老師の方々。今年もたくさんのことを教えていただきました。
今年も数え切れないほどの縁がありました。
そして宣伝もしていないようなWEBショップにも関わらず、ご利用いただいたみなさま。
また、バーやレストランで私たちの選んだお茶をお楽しみいただいたみなさま。
今年からはじめたお茶会に参加してくださったみなさま。
数あるお茶の中から選んでいただいたことに、心から感謝しております。
どうもありがとうございました。
2014年はたくさんの「縁」をもっともっとお返ししていけるように努めてまいります。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。