南糯山古樹雲南紅茶 2006年布朗山龍条茶 2013年茯茶 入荷しました!

2023年の南糯山古樹雲南紅茶が入荷しました!

南糯山 古樹雲南紅茶 2023
南糯山 古樹雲南紅茶 2023

雲南省南糯山の樹齢300年以上の茶樹から作られた、非常に上質な古樹雲南紅茶です。

南糯山半坡老寨

通常、雲南紅茶は俗に言う茶畑で栽培された若い栽培茶樹から作られますが、この南糯山古樹雲南紅茶は上質な普洱生茶を作るような、少数民族が代々大切に守ってきた古茶樹から、手摘みで丁寧に摘み取られた茶葉から作られています。

一般的に流通する雲南紅茶は主に雲南省西部臨滄市鳳慶で作られるお茶です。この鳳慶の雲南紅茶も甘く美味しい紅茶ではありますが、単調な甘味になりやすく、飲んで誰もが美味しいと思うお茶が多い反面、味わいが浅く飽きやすいというお茶でもあります。そのため、鈴茶堂では何年か雲南紅茶を扱わないこともありました。

この南糯山古樹雲南紅茶は味わいや香りの複雑さ、奥行きの深さが違います。
ぜひ他の雲南紅茶とも比べて味わっていただきたいと思うほどに、美味しく素晴らしいお茶です。

最近では普洱茶の産地を中心に晒紅(晒日紅茶)も増え、人気が出てきました。晒紅ならではの、また違う美味しさがあり、当店でも晒紅のみの取り扱いにすることも考えましたが、やはりこの南糯山古樹雲南紅茶の美味しさも捨てがたく、なにより毎年楽しみに待ってくださっている方もいるお茶ということもあり、今年も入荷いたしました。

中国茶、雲南紅茶を飲み慣れている方、プロの方にご愛飲いただくことの多い玄人好みの雲南紅茶です。
昔からの雲南紅茶本来の美味しさをお伝えしたく、ご紹介させていただきます。


2006年春の布朗山章家老寨の喬木古樹の普洱熟茶から作られた茎茶です。
普洱熟茶の製茶後、最終仕上げの段階で選別される茎の部分になります。

2006年 布朗山龍条茶
2006年 布朗山龍条茶

お茶にとって茎はとても大事な部位です。
茶葉の旨味や甘みをたくさん溜め込んでいる部位で、萎凋や発酵の際にその美味しさが葉の部分へと移り、美味しいお茶が作られます。出荷前に葉と茎を選別します。選別後の茎は大抵、地元で日常茶として消費されています。葉に比べて煎持は良くないものの、それでも十分に楽しめ、何よりもやさしい甘味、からだにやさしい日常茶になります。

カビや土のような香りはなく、棗系の香りです。癖がなく、非常に素直な味わいで、茎茶ならではのやさしい甘味と古樹ならではのミネラル感とのバランスがとても秀逸な普洱茎茶に仕上がっています。


湖南省の黒茶は最も産出量の多いことで知られています。
中国・湖南省で作られ、新疆、青海、甘粛といった西北地区へ主に送られます。西アジア、東ヨーロッパ、ロシアなどへも運ばれていました。自然環境の厳しい辺境の地で暮らす少数民族の生活に欠かせないお茶として古くから親しまれています。

2013年 経典1958茯茶
2013年 経典1958茯茶

深みのある甘さが特徴的で柔らかいミネラル感とのバランスが非常に良いお茶です。特にこの甘味がすばらしく、年月を経た茯茶の美味しさというものが実感できます。煎持ちも非常によく、飲み進めていくといくつもの表情が豊かに感じられます。
そのまま味わっても、西北の少数民族のようにミルクティーにしても美味しくお楽しみいただけます。