台湾茶 お取扱い開始しました

台湾

台湾茶のお取扱いを開始しました。

中国茶を好きになったきっかけが台湾のお茶という方は結構多いと思います。
私たちもその例に漏れず、最初に好きになった中国茶は台湾のお茶でした。

台湾のお茶に限らずですが、お茶にも流行があります。

当時はそれほど盛んではなかった高山茶も、今はどんどん新しい茶畑が開発され
以前とは比べものにならない程に標高の高い地域でも作られるようになりました。
高山茶の流行や主に緑茶を楽しんでいた大陸の人々が台湾のお茶も買い求めるようになり
お茶の火入れはどんどん浅く、発酵も浅い、緑茶に近いものが多く作られるようになってきました。

時代による嗜好の変化はお茶にもあります。
そのような変化も必要なことで、当然のことなのですが
一方で本来の美味しさから外れてきてしまったり
製茶技術が伴わないのに標高の高い地域で作られているだけで高値で取引されているようなお茶も
気が付くと随分増えてきました。

鈴茶堂が台湾茶を取り扱うにあたって思っていることは
伝統的な美味しさを持つものは、その本来のお茶らしさ、美味しさををお伝えできるものを
新しく生み出された銘茶は、その作り手の情熱が伝わるような美味しさを持つものを
根拠となる確かな技術を持って生み出された銘茶であるものだけをお伝えしようということです。

この機会に台湾茶のおいしさを再認識していただければ嬉しく思います。


20101.1
凍頂烏龍茶 雀舌

台湾歴代の総統や国内外の政財界をはじめとする著名人が求めにこの作り手を訪れるという
通常ではなかなか入手できない銘茶です。
指定された茶畑の一部のみで育つ茶葉のみを使用し、更に収穫された鮮葉を厳選して作られています。

今現在でも十分に美味しく楽しめるのですが
この雀舌は適切に高温多湿を避けて保存すれば何年も愉しむことができます。
年月を経ていくほどに柔らかく更に深みのある味わいに変化します。

20101.2
凍頂烏龍茶 2012年春茶

雀舌と同じ作り手による凍頂烏龍茶です。

香りや味わいはもちろん、楽しんだ後の茶殻を確認しても、その製茶技術が高いことが分かります。
伝統的な龍眼の炭を使用した焙煎はこちらのお茶にも行われています。
台湾のお茶は成分が強く、飲み続けるには胃に負担がかかりすぎてしまうものが多いのですが
この作り手のお茶は適度な発酵と焙煎を行うため、そのようなことはありません。

日常的に楽しむのに最適な凍頂烏龍茶です。

20103.1
杉林溪烏龍紅茶

杉林溪は凍頂茶区の奥、標高を更に上げた高山地帯にあります。
高山茶が有名な地域ですが、紅茶も作られています。

この地域では高い技術を持つことで有名な作り手が自ら開発した紅茶がこの杉林溪烏龍紅茶です。

一般的に連想するような紅茶のイメージとは少し異なり
東方美人を連想させるような独特の果実香のある、限りなく青茶に近い紅茶です。
紅茶と青茶の良い所を合わせたような、とてもまろやかで優しいお茶に仕上がっています。