手摘み川根茶 2015年一番茶 入荷します!

手摘み川根茶 2015年一番茶
手摘み川根茶 2015年一番茶

今年も川根のお茶が入荷します。
当店のお茶の中では珍しい日本茶で、リピーターも多く、毎年増えています。
今年は天候にも恵まれ昨年よりも少し早く茶摘みが始まりました。

この川根茶は一般には流通せず、毎年口コミによる茶農家さん自身の直接販売だけで完売してしまう知る人ぞ知る名茶です。大井川の上流、標高が高く山深い場所の川根町は静岡県の中でも気温が低く、最も茶摘みが遅い場所の1つです。高冷地でじっくりと育てられた茶樹は完全無農薬で大事に育てられています。

中国茶がメインの当店ですが実は中国茶にこだわっている訳ではありません。
美味しく、安全に楽しんでいただけるお茶をご紹介したいと様々な地域で茶畑の確認も含めて行っているのですが、思うように広げられないというのが現状です。そんな中、これは美味しいと納得できる日本のお茶がありました。
それがこの川根茶です。

今年は 5月5日より茶摘みが始まりました。
茶摘みは作り手さんとそのご家族で行っています。
当店では手摘みのお茶にこだわっていること、作り手さんのお歳のこともあり、毎年、手摘みのお茶ができるかどうか直前まで分かりません。なんとか今年も手摘みのお茶をお届けできることができます。

発送は5月24日ごろを予定しております。
現在は美味しくお楽しみいただけるよう熟成を行っています。


中国緑茶も入荷しています。

2015年 明前 蒙頂甘露
2015年 明前 蒙頂甘露

このお茶の産地である蒙頂山(蒙山)は世界で最初に茶樹の人工栽培がおこなわれた場所です。その歴史からも分かるように、この蒙頂山でとれる上質なお茶は唐代から清代末まで皇帝献上茶としてその名を馳せてきました。

本来の蒙頂茶はほかの地域には見られない独特の甘みを持っています。喉にへばりつく様な濃厚な甘味です。今年は特にそれが強く感じられます。聞けば本来の中国緑茶に行われていた石灰による乾燥を行う後工程を今年から取り入れたとのことで、昨年までのお茶とは格が違います。

甘いキャラメルのような栗香と蘭香と合わさり、キャラメルビスケットのような上質なお茶に仕上がっています。

予想を遥かに越えるご注文をいただき、あっという間に完売してしまった蒙頂石花と蒙頂黄芽ですが、中国国内での販売分を日本へ追加輸入します。
入荷は7月上旬を予定しております。
先に完売した茶葉と同一ロットの商品となります。

ご予約商品と一緒にご注文いただいた商品は入荷後の発送、7月上旬以降のお届けとなりますのでご注意ください。
ご予約品以外の商品を通常発送する場合はお手数ですが別途ご注文手続きをしていただけますよう、お願いいたします。

2015年 明前 蒙頂石花
2015年 明前 蒙頂石花

日本ではあまり馴染みのない蒙頂石花ですが、その歴史は古く、
中国の銘茶の中では最も古いお茶とも言われています。

蒙頂甘露がキャラメルビスケットとすると、こちらはすっきりとした甘味で爽やかな印象の柏餅といった感じのお茶に仕上がっています。味わいはすっきりとした甘味で、喉にへばりつく様な独特の甘味もあり、日本茶がお好きな方には馴染みやすい緑茶です。

2015年 特級 蒙頂黄芽
2015年 特級 蒙頂黄芽

中国を代表する銘茶、中でも希少性の高い黄茶の蒙頂黄芽です。

黄茶の特徴は悶黄(もんおう・メンファン)という工程にあります。悶黄とは摘み取った茶葉が酸化発酵しないように加熱(殺青)した後に、まだ茶葉が熱を帯びている状態で紙に包む、木箱に入れるなどをして、茶葉自体の持つ熱と水分で数時間から数十時間蒸らすというものです。蒙頂黄芽の場合は和紙で少量ずつ包んで行います。

特有の癖が強い黄茶や、殆ど緑茶としか思えないような黄茶が増えている中、この蒙頂黄芽は黄茶本来の旨みを持ちながら癖を取り除いたような純粋に美味しさを楽しめる上質な黄茶に仕上がっています。

今年はしっかりとした悶黄が特徴的で、癖になるような、後を引く旨味が余韻の長さと共にしみじみと美味しいと思える仕上がりになっています。香ばしい火香と甘い花香を感じます。香ばしさの中にしっかりとした甘味、複雑なミネラル感が合わさって独特の味わいに仕上がっています。煎持ちも非常に良いお茶です。