先日のお茶会でもご紹介させていただいた武夷岩茶が入荷いたしました。
日本の方には、岩茶に限らず、今年できたばかりのお茶が人気ですが、本来、岩茶のようなお茶は作られてから数年後熟成させて初めて完成するお茶が多いものです。全てがそうとは限りませんが、良いお茶であるほど、茶葉の持つパワーが強く、そういった傾向が強いように感じています。
今回はあえて今年のお茶にこだわらず、自信を持って今からが美味しいという岩茶をご紹介することにしました。
大紅袍母樹の1つに起源する岩茶です。
雀舌は岩茶の中でも香り高く、味わい深い品種として知られていますが、この雀舌は特に力をしっかりと秘めた岩茶に仕上がっています。これがお茶ですか?と驚かれる方もいらっしゃるほどです。
肉桂のなかでも最高峰とされるのが、この牛欄抗で作られる肉桂です。その味わいや香りは説明が必要ないほど、素晴らしいものがあります。今回は少量ですが、ご紹介させていただくことにしました。
今年も青獅子岩の金牡丹を入荷しました。
現地でも殆ど作られることが無く、流通が非常に少ない希少なお茶ですが、やはりこの品の良さ、美味しさが素晴らしいと思います。今年も美味しく仕上がっています。
人気の湯宣武による香凝です。
この茶壺は彼女が産休に入る前に作り上げた新作茶壺になります。
彼女の場合、紫砂茶壺の設計には1か月以上かかります。この茶壺は設計が完了して、制作に入ろうかという時期に、産休とあたってしまったため、宜興でも殆ど流通のない数少ない茶壺です。
紅茶やプーアル生茶に最適な形状です。
国家級助理工芸美術師の王雲雲による景船石瓢です。
彼女も青花を茶壷に描いた作品を得意とする作家で、女性らしい繊細な青花を描いた作品を多く作り出しています。
こういった青花の茶壺は使用していくうちに自然と深みを増した陶肌へ変化していきます。この青花は現在の美しさだけでなく、深みを増した陶肌になっていくにつれ、その美しさを増していきます。
とても美しい青花の茶壺です。
少し容量に余裕があるため、紅茶やプーアル茶などに向いています。