珍しい固形の烏龍茶、漳平(ショウヘイ)水仙が今年も入荷しました!
中国・福建省のショウ平市という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。
その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。
中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、私たちは何年もこの漳平水仙を作る茶農家さんを探していました。やっと納得いく品質のショウ平水仙を作る茶農家さんとのご縁ができ、ご紹介させていただいています。
ここ数年、漳平水仙をマイナーな、中国国内の茶商でさえも知らないようなお茶ではなく、全国規模で名の知れた銘茶となること、要するにブランド化を目指している動きがあります。このブランド化への動きは価格の上昇も見られ、今年は前年よりもかなりの値上がりとなってしまいましたが、同時に製茶方法の改善という良い結果ももたらしています。
今年の漳平水仙は製茶技術が格段に向上し、以前よりもずっと美味しいお茶に仕上がりました。
爽やかな甘味、ミネラル感、奥行きの深い滋味が花香と共に上品にバランス良くまとまっていて、子供の頃に遊びながら舐めていたツツジの蜜を連想させる爽やかで深みのある優しい甘味が感じられます。
爽やかな香りと味を持つお茶です。
これからの時期にぴったりで、普通にお湯で淹れるのはもちろん、アイスティーにしたり、水出しにしても美味しくお楽しみいただけます。
漳平水仙紅茶も入荷しております!
甘い果実香と深みのある旨味、甘さを持っています。
中国紅茶にしては珍しく甘く柔らかい中にミネラル感も感じることができます。
紅茶でありながらも煎持ちが非常によく、かなり長く楽しめます。
英徳紅茶にも通じるような心地良い独特な余韻もしっかり感じられます。
紫砂茶壺も入荷しております!
国家級工芸美術師の範忠平による茶壺です。
景徳鎮などの磁器に使われる粉彩の技法を取り入れて、美しい青い花の絵柄が描かれています。
青花は現在の美しさだけでなく、深みを増した陶肌になっていくにつれ、その美しさを増していきます。
岩茶などに使いやすい形状の茶壺です。
ありがとうございます。完売いたしました。
国家級工芸美術師の徐萍による水平壷です。
水平壷は紫砂茶壷の中でも基本の形とされるものです。
非常に使いやすく、どんなお茶でも美味しく淹れることのできる茶壷です。一方、基本となるシンプルな形故に造形のバランスを取るのが難しく、作家の技量がそのまま表れてしまう作家泣かせの茶壷でもあります。実際、造形のバランスが崩れてしまっている作品が多く見られます。
非常に技術の高い徐萍によるこの水平壷は完璧な造形バランスを保っています。水平壷であるための注ぎ口、壷身、取っ手の水平はもちろん、全体のバランスも非常に良く考えられています。また、冬梅傲雪(冬梅は雪に屈っすることなく春を迎える)の美しい泥絵が描かれていますその繊細さは女性作家ならではの精密さです。
この茶壷はとても硬度の高い紫砂泥を使って作られています。
概して泥絵と呼ばれる絵柄のある茶壷は、その装飾のために使用する紫砂泥の硬度を下げて作られることが殆どですが、この茶壷は硬度の高いまま製作された非常に希少な作品です。
お茶の種類を選ばずお使いいただけます。
(使用する際はお茶の種類を決めてお使いください)
ありがとうございます。完売いたしました。
湯宣武の紫砂茶壺もございます!
こちらは硬度の高い原礦朱泥を使用して作られています。
最近は朱泥でも品質のあまり良くないものが多いなか、この茶壷の朱泥は最上質の滑らかさと硬さを持っています。その硬い朱泥を使った上でのこの造形の素晴らしさは、湯宣武という作家の技術の高さを表しています。
岩茶に非常に適した形です。
ありがとうございます。完売いたしました。
白茶がご好評をいただいております。
ここ数年で一番美味しい、凄いと思う白茶に出会いました。
無農薬・無肥料で栽培された政和大白茶種の茶樹から丁寧に摘みとって作られた白茶です。茶商によっては野生茶として流通されるような白茶で、ほとんど管理はされていませんが急勾配の山の斜面にある茶園のものです。当店では日本で言う「野生」とは概念が違うと考えますので野生茶とは呼びませんが、極めて人の手をかけないよう、自然のままの状態で育てられています。そのため生産量が少なく、斜面がきびしいために茶摘みも容易ではないため、ほとんど流通することのない白茶です。
珍しいだけでなく、とても甘く美味しいお茶です。
今年は例年にないほどたくさんの白茶を試飲しましたが、この白茶が飛びぬけて甘く美味しい白茶でした。
香りは甘い花の香りがこの上なく清らかに感じられます。粘性のあるトロっとしたお茶は複雑で柔らかく、花の蜜を添加しているのではないかと思ってしまうほどに爽やかで濃厚な甘味を感じていただけます。蜜のような味わいにミネラル感と滋味が合わさり、言葉にならないほどの美味しさです。
4月に訪問した福建省政和の茶業さんによるものです。
5月のAfter Tasteさんで行ったお茶会にご参加いただいた方にはお土産でお渡しした白茶と同じ茶園のものですが、これはまた別モノです。お土産の白茶は今年の1番最初、まだ気温が十分に上がりきっていない時期の茶摘みによるものですが、こちらは最適な気候になるまで十分に待ってから作られた白茶です。
普段は人の立ち入らない山の中に群生している茶樹から作られた白茶で野生種を使用しているため白茶の分類上、寿眉としていますが、丁寧に手摘みで作られた上質なお茶です。茶農家さんの自家用に作られたこのお茶を譲っていただきました。
繊細な花の香りを感じるお茶です。驚くほど粘性のある茶水はしっかりと爽やかな甘味があります。茶樹の力強さを感じさせるミネラル感もあり、派手さはありませんが、しみじみと美味しいお茶です。
毎日のお茶としてもお勧めできる価格でご紹介できるのは、この茶農家さんが私たちの中国の親友の友人という茶縁のおかげです。
白毫銀針も入荷しております。
鈴茶堂の扱う白毫銀針は福建省福鼎市点頭鎮柏柳村のものです。
ここは白茶発祥の地と呼ばれています。
他の地域でも白毫銀針は作られていますが、様々な白毫銀針を比べた結果、青臭みのない、甘く美味しい品質のものは、柏柳村の茶業さんのものでした。何年も毎年確認してきていたのですが、鈴茶堂が美味しいと思う白茶はこの柏柳村の白毫銀針です。
白毫銀針をはじめとする白茶は年月を経たほうが、より柔らかく美味しく変化していきます。
毎日のお茶として根強い人気のある雲南白茶も入荷しております。
雲南省南部の思茅の標高1800m付近の茶園で3月上旬に摘み取られました。茶園栽培によるものですが、無農薬・無肥料栽培の茶樹から丁寧に摘み取り、製茶されています。ビロードのような白毫が非常に美しい茶葉です。
今年は砂糖菓子のような甘さと滋味のバランスがよく、まるで甘い梨の果汁を味わっているような感覚です。その優しく甘い味わいは余韻も長く続きます。
思芽に住む少数民族の作り手さんが丁寧に作った白茶です。
ぜひ夏の常備茶としてお楽しみください。
水出し茶 ご好評いただいています!
水出し茶というと中国茶の場合は青茶をメインに考えてしまいますが、気温の高い時期に美味しくすっきり楽しめるのは実は緑茶のほうが適しています。すっきりと甘く爽やかな水出し茶をお楽しみください。
水出し茶 雲南緑茶
雲南緑茶は水出しと非常に相性の良いお茶の1つです。
甘さはもちろん、華やかな爽やかさも楽しめます。
日常的にお楽しみいただく常備茶としておすすめです。
水出し茶 雲南紅茶
甘くしっかりした雲南紅茶は水出しにも最適です。
こちらも常備茶としてお楽しみください。
鈴茶堂の扱う黒茶以外のお茶は基本的に水出しでも美味しくお楽しみいただけます。
7月〜8月に黒茶以外のお茶をご注文頂いた場合は水出し・アイスティーの作り方をおつけしてお届けいたします。