西双版納 勐海 普洱茶工場 1

西双版納 勐海 普洱茶工場

昆明から国内線で1時間、西双版納(シーサンパンナ)へ移動しました。
ここは言わずと知れた普洱茶の産地として有名ですが、同じ西双版納の中でも地域によってその味わいも香りもまるで別のように変わります。

西双版納の中心、景洪の空港から、比較的近い勐海へ。昔からお世話になっている老班章の名茶師である哈尼族(ハニ族)の老師の案内で、駆け足ながらも勐海を案内していただきました。ありがとうございます。

春城と呼ばれる昆明とは500キロ位しか離れていないのですが、西双版納は完全に東南アジアの気候です。12月の訪問時も気温は28度と(昆明は20度少し位)春から夏に季節が変わるようです。空の青さも太陽の強さも変わります。

西双版納 勐海 普洱茶工場

まずは老師の長年の友人という傣族(タイ族・泰族とは違います。言葉は近いそうですが。)の方が運営している普洱茶工場へお邪魔しました。12月ということで基本的に製茶はお休みですが、熟茶の成形をこの時期はしています。
ちょうどこの時期は中国でも大流行したと言ってよい青柑の成形をしていました。とはいえ、青柑は広東省で栽培されるもので、ここ雲南にはありません。陈皮(陳皮)普洱茶や青柑普洱茶にする場合は熟茶を雲南から広東省へ運び、成形しますが、ここ雲南では檸檬(レモン・ただし日本で言うレモンとは違います。ライムに近い感じの果実です。)で行います。基本的な成形方法は変わりません。

西双版納 勐海 普洱茶工場

青柑茶に限らず、固形茶にするには乾燥したお茶のままでは硬すぎるため、蒸気で蒸しながら柔らかくして成形を行います。作業台の真ん中にある缶の下から蒸気が出るようになっていて、茶葉を柔らかくしながら人の手で成形していきます。これは普洱茶に限らず白茶などの固形茶にも行われます。
この「蒸す」という工程があるかないかでも味わいが変わります。普洱茶にしても白茶にしても固形茶の方がより柔らかく味わい深いものが多いと言われるのはそのためです。淹れやすいという理由で散茶を選びがちではありますが、こうした昔ながらの固形茶の味わい深さには敵わないというのが理由があるのです。

西双版納 勐海 普洱茶工場

工場は基本的に傣族の人が働いています。こうして集まっておしゃべりをしながら、時には笑いながら楽しそうに作業をしています。それでも作業の早さには驚かされます。みなさんプロなんですね。少しお手伝いさせていただきましたが、なかなか難しい作業です。

西双版納では傣族を中心に様々な民族が暮らしていますが、特に傣族の方は服装がカラフルで明るいように思います。その服装に表されるように楽しく明るい人が多いようです。お手伝いさせていただきながら、色々なお話を楽しくさせていただきました。

西双版納 勐海 普洱茶工場

檸檬は良く洗浄した後に中身をくり抜いて綺麗に皮だけにしてから使います。果肉は捨ててしまうとか。もったいないですね。確かに広東省のオリジナル、茶枝柑も果肉は食用に向かないとのことで皮のみを漢方薬や陈皮(陳皮)普洱茶に使用しています。
工場の中はお茶の良い香りと檸檬の清々しい香りが充満していて、とても心地よい香りに包まれています。

西双版納 勐海 普洱茶工場

檸檬以外の柑橘類でも同じようにお茶に加工しています。1年を通して暖かい西双版納ですが、こういった柑橘類が収穫できるのは12月を中心とした冬場のみ。この時期はこうしたお茶の加工の最盛期となっています。


新会柑 珍珠青柑
新会柑 珍珠青柑

陳皮プーアル茶の1種ですが、青い小さな新会柑と呼ばれる広東省の果実の中に宮廷級プーアル熟茶を詰めて焙煎しているお茶です。これがプーアル茶ではなく、上質なアールグレイのように爽やかで美味しいお茶に仕上がっています。

雲南省の西双版納モウ海茶区で作られたプーアル熟茶を茶枝柑と呼ばれる果実の中に詰め焙煎、熟成を行ったお茶です。ここ数年、中国で徐々に流行りはじめ、様々な品質のものが流通するようになりました。通常は陳皮プーアル茶と呼ばれるオレンジ色の果実に詰め込んだプーアル熟茶ですが、これは新会柑と呼ばれる広東省の果実、中でも青柑を使用しています。非常に香りが爽やかなのが特徴で、その香りはまるで上質なアールグレイのように素晴らしく美味しいお茶に仕上がっています。

近頃は天然のアールグレイ果汁を使った紅茶は少なくなりましたが、これはそれを思い出させるような素晴らしい香りと味わいを持っています。青柑の爽やかで品のある香りはもちろん、プーアル熟茶の深みのある柔らかい旨味と甘味がプーアル茶であることを忘れさせてしまうほどにバランスよく味わい深いお茶になっています。
人工香料には決してまねできない品格のある高い香りと深い味わいがお楽しみいただけます。

新会柑 大紅柑
新会柑 大紅柑

以前は陳皮プーアル茶というと品質の低いプーアル茶を使うことが普通でした。そのため、あまり美味しいと思える品質のものは少なかったのが実際のところでしたが、ここ数年は生産技術の向上や使用する茶葉を上質なものを使用する茶業も増えてきました。

11月から1月にかけて収穫された大紅柑に宮廷級プーアル熟茶を丁寧に詰め、何日もかけて低温で焙煎を行います。大紅柑は陳皮と呼ばれる漢方として珍重される果実でもあります。年数が経過すればするほど体によく、香りが良くなるとされ、この陳皮プーアル茶も10年以上保存が可能なものです。果実、大紅柑自体の品質も大変に良いものを使用しています。

甘く柔らかい香りが素晴らしく、また、使用されているプーアル熟茶の甘味に寄り添うように一体感のあるお茶が楽しめます。
とても身体が温まり、飲みやすく、バランスの良いお茶です。


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