チベットから青蔵鉄道で西安まで移動しました。
シルクロードの起点として有名な西安にも茶市場があります。
茶市場はいくつかありますが、最も大きく賑わっているという金康路茶文化街へ見学にいってきました。西安の城壁の外へ少し、車で5分ほど行った場所にあります。
長楽中路を中心に金康路茶文化街が広がっています。周囲には大きな茶城もいくつかあります。金康路茶文化街に面した路面店はどちらかと言うと一般の人たちをターゲットとしているような割りと綺麗なお店が多く見られます。ちょっとした茶城の中は奥に行けばいくほど業者向けといった感じのお店が多く見られます。といっても中国は日本のように卸だから一般人には販売しませんということはなく、大量に購入する(≠業者)お客さんは卸売価格まで値下げできる、少量(10〜15キロ位まででしょうか?)購入のお客さんはそれほど安くできないといったスタイルが殆どですので、店構えが玄人向けといっても気にせずに利用することができます。
陜西省は実は銘茶の産地でもあります。
古くからの銘茶として知られる午子仙毫は陕西省西乡县(西郷県)の午子山で1984年から作られ始めたお茶です。現在は国家級名優緑茶とされています。この地域でのお茶作りの歴史は古く、漢代から記録があると言われています。
最近はセレンが多く含まれる健康茶として有名になりつつある紫陽毛尖は紫陽富硒茶として販売されることも増えてきました。(日本へは殆ど輸入されていないようです)
どちらも繊細でとても美味しい緑茶です。
他にも紫陽毛尖の紅茶、紫陽富硒紅茶もまだ数は少ないものの生産されています。かなり製茶方法を研究して創りだされたようで、近年になって新しく作り始めた紅茶ですが、非常に美味しい上質な紅茶です。
そして有名な涇渭茯茶。湖南省の黒茶、茯茶のオリジナルはここ陜西省でした。こちらも近年になって復活し、かなり生産量を伸ばしつつあります。
陜西省のお茶はあまり他の地域で見かけることはありません。
中国国内の通信販売などでセレンが多く含まれる健康茶として安価な緑茶が販売されているものは見かけますが、各地の茶市場や茶葉店の店頭で・・・ということは滅多に見かけることはなく、この地に来ないと入手が難しかったり、良い品質の茶葉を買うことができないお茶でもあります。
折角なので午子仙毫、紫陽毛尖、そして紅茶を作る茶業さんを訪問して色々とお伺いすることに。午子仙毫などの緑茶はもちろんですが、午子仙毫の紅茶、紫陽富硒紅茶の完成度の高さには大変驚きました。
陜西省でのお茶づくりも少しずつ活発化してきているようです。
お問い合わせの多い蒙頂黄芽がようやく入荷しています。
当店の蒙頂黄芽は黄茶でありながらも癖の無い、甘く香ばしさのある、とても美味しいお茶に仕上がっています。
蒙頂黄芽は中国を代表する銘茶、中でも希少性の高い黄茶に分類されるお茶です。
一般的に黄茶は独特の風味が強いものが多く好みが分かれますが、この蒙頂黄芽は誰もが美味しいと思う品格のある黄茶に仕上がっています。
蒙頂山主峰の標高1200m付近で栽培されている茶樹を2014年3月26日に摘み取り、製茶されています。
伝統的な製法を守りながら更に改良を重ねて作られています。
特有の癖が強い黄茶や、殆ど緑茶としか思えないような黄茶が増えている中、この蒙頂黄芽は黄茶本来の旨みを持ちながら癖を取り除いたような、純粋に蒙頂黄芽としての美味しさを楽しめる上質な黄茶です。
優しい品のある花の香りと香ばしい栗の香りを感じるお茶です。
味わいは深く甘く、複雑な旨みがしっかり出ています。
飲み終えたあとも甘さが戻ってくるような感覚があり、長く余韻をお楽しみいただけます。
黄茶は美味しくない、癖があると思っている方にも是非お試しいただきたいお茶です。
7月5日から7月9日までのあいだ、中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ありません。
7月2日21時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文、銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は同じく7月2日中に入金確認ができたご注文を7月3日または4日に発送させていただきます。それ以降のご注文は7月10日以降の発送となります。
発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。
また、7月20日はイベントのため、発送業務がお休みとなります。
ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。