雲南西双版納の水掛け祭り

雲南西双版納の水掛け祭り

お茶とは直接関係ありませんが、とても素敵な体験をしてきました。
4月の製茶時期は傣族のお正月、泼水节(水掛け祭り)と重なります。タイの水掛け祭りととても近い習慣、文化です。(タイの民族と、この傣族は同じタイ語族ではありますが民族が異なります。言葉や文化も大変近いものの、別のものを持っています。)西双版納を発つ前日はこの水掛け祭り前日、大晦日にあたる日でした。街にもたくさんの人達が出てきて、大変賑やかに盛り上がっていました。
メコン川の川岸にはお祭り用の特設ステージが作られて盛り上がっています。周囲は普段の倍以上の屋台も出ています。かなりの人出で場所によっては歩くのも困難なほどです。

雲南西双版納の水掛け祭り

同じメコン川の川岸では孔明灯、ランタンをあげる人たちもたくさんいます。すぐ近くでもこの孔明灯を販売していますが、地元の方の多くは事前に用意している孔明灯を手にしていることが多いようです。この孔明灯には願いことが書かれていたりもします。
先ほどの賑やかなステージから少し離れた場所で、この孔明灯をあげています。私たちも孔明灯を購入してあげてみましたが、意外と難しいです。上手く火がつかなかったり、浮力を溜められなかったり・・・周囲には上る前に孔明灯が燃えてしまうケースも多くありました。

雲南西双版納の水掛け祭り

メコン川の川岸がたくさんの孔明灯で本当に美しい景色に変わっていました。家族で、友達同士で、カップルで、それぞれ願いを込めて飛ばす孔明灯はとても綺麗です。
この孔明灯は大晦日の夜に行うのが習わしで、この日の夜は近くにある景洪の空港も全線運行停止にするそうです。基本的に傣族の人たちの習慣ですが、この日は傣族以外の人たちも参加。街中が新しい年に願いを込める日でした。

雲南西双版納の水掛け祭り

孔明灯以外にも日本で言う流し灯籠のようなものもありました。蓮の花をかたどった灯籠に火を灯してメコン川に流します。どうやら流し灯籠は孔明灯とセットで行うようですね。
この流し灯籠の習慣だけでなく、雲南の文化と日本の文化には意外と多くの共通点があります。雲南では日本のように納豆を食べるということや(若干日本の納豆とは違います。どちらかと言えば水納豆のような感じです。)言葉にも日本語との共通点があります。これだけ遠く、気候も違う雲南ですが、文化は繋がっているのかもしれませんね。


大人気の漳平水仙(ショウ平水仙)春茶のご予約は31日までとなります!

中国・福建省の漳平市という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。

中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、鈴茶堂ではずっと何年もこのお茶を探し、ようやく納得できる品質のお茶を作る茶農家さんと出会い、以後5年間以上、日本の方が殆どこのお茶をご存じないという時からご紹介してきました。

昔のままの村で、今も殆ど手作業で1つ1つ丁寧に作られています。また、無農薬、有機栽培を徹底しており、茶畑の中には養蜂の巣箱がたくさん配置されています。茶畑で取れるこの蜂蜜も村の大事な収入源となっています。

伝統 ショウ平水仙 2018年春茶
伝統 ショウ平水仙 2018年春茶

漳平水仙(ショウ平水仙)には桂花香型と花香型とあります。桂花香型は漳平の中でも比較的低標高の茶畑で作られたものを、花香型は標高の高い茶畑で作られた上質なものとなります。
この漳平水仙(ショウ平水仙)は花香型の中でも最高品質の蘭花香型になります。標高800m以上の、ショウ平の中では最も高地の茶畑で作られています。また、機械を可能な限り使用しない伝統的な製法で作られています。

また固形にする際の技術も味わいや香りに影響します。熟練した作り手によるものは、大きすぎず、圧をかけすぎず、最適な大きさ、緊圧をもって成形を行います。産地でもこの成形技術のレベルはまちまちで、大きすぎるものや小さすぎるものなど様々なものが見られます。実際、大きすぎるものなどは味わいが鈍く感じるようになってしまいます。
当店では最適な大きさ、味わいが鈍くなるような成形のものは選ばす、最高品質の蘭花香型にこだわって選んでいます。

伝統 ショウ平水仙 2018年 炭焙煎 春
伝統 ショウ平水仙 2018年 炭焙煎 春

とても希少な炭焙煎の漳平水仙(ショウ平水仙)(青茶)です。
この炭焙煎は紙に包んでから行うため、通常の散茶よりもずっと時間も技術も必要となり、今では数件の茶農家でしか行うことができません。

ほっこりとした香ばしい火の香りと、甘い柔らかな花香が感じられます。深みのある旨みと柔らかで心地良い回甘、ミネラル感がとても強く焙煎を施すことで清香の蘭花香とはまた違った茶樹の旨味を強く感じることができます。

ショウ平水仙 紅茶 2018年春茶
ショウ平水仙 紅茶 2018年春茶

甘い果実香と深みのある旨味、甘さを持っています。
中国紅茶にしては珍しく甘く柔らかい中にミネラル感も感じることができます。紅茶でありながらも煎持ちが非常によく、かなり長く楽しめます。英徳紅茶にも通じるような心地良い独特な余韻もしっかり感じられます。

発送は入荷後、6月10日頃を予定しております。ご予約は5月31日24:00までお受けいたします。
入荷予定数に達した場合はご予約の早期終了もございます。ご了承ください。

システムの都合上、本商品と一緒にご注文いただきました商品は本商品の入荷後、同梱での発送となります。先に発送をご希望される場合は、ご注文を分けていただけますようお願いいたします。