月別アーカイブ: 2024年1月

南糯山古樹雲南紅茶 2006年布朗山龍条茶 2013年茯茶 入荷しました!

2023年の南糯山古樹雲南紅茶が入荷しました!

南糯山 古樹雲南紅茶 2023
南糯山 古樹雲南紅茶 2023

雲南省南糯山の樹齢300年以上の茶樹から作られた、非常に上質な古樹雲南紅茶です。

南糯山半坡老寨

通常、雲南紅茶は俗に言う茶畑で栽培された若い栽培茶樹から作られますが、この南糯山古樹雲南紅茶は上質な普洱生茶を作るような、少数民族が代々大切に守ってきた古茶樹から、手摘みで丁寧に摘み取られた茶葉から作られています。

一般的に流通する雲南紅茶は主に雲南省西部臨滄市鳳慶で作られるお茶です。この鳳慶の雲南紅茶も甘く美味しい紅茶ではありますが、単調な甘味になりやすく、飲んで誰もが美味しいと思うお茶が多い反面、味わいが浅く飽きやすいというお茶でもあります。そのため、鈴茶堂では何年か雲南紅茶を扱わないこともありました。

この南糯山古樹雲南紅茶は味わいや香りの複雑さ、奥行きの深さが違います。
ぜひ他の雲南紅茶とも比べて味わっていただきたいと思うほどに、美味しく素晴らしいお茶です。

最近では普洱茶の産地を中心に晒紅(晒日紅茶)も増え、人気が出てきました。晒紅ならではの、また違う美味しさがあり、当店でも晒紅のみの取り扱いにすることも考えましたが、やはりこの南糯山古樹雲南紅茶の美味しさも捨てがたく、なにより毎年楽しみに待ってくださっている方もいるお茶ということもあり、今年も入荷いたしました。

中国茶、雲南紅茶を飲み慣れている方、プロの方にご愛飲いただくことの多い玄人好みの雲南紅茶です。
昔からの雲南紅茶本来の美味しさをお伝えしたく、ご紹介させていただきます。


2006年春の布朗山章家老寨の喬木古樹の普洱熟茶から作られた茎茶です。
普洱熟茶の製茶後、最終仕上げの段階で選別される茎の部分になります。

2006年 布朗山龍条茶
2006年 布朗山龍条茶

お茶にとって茎はとても大事な部位です。
茶葉の旨味や甘みをたくさん溜め込んでいる部位で、萎凋や発酵の際にその美味しさが葉の部分へと移り、美味しいお茶が作られます。出荷前に葉と茎を選別します。選別後の茎は大抵、地元で日常茶として消費されています。葉に比べて煎持は良くないものの、それでも十分に楽しめ、何よりもやさしい甘味、からだにやさしい日常茶になります。

カビや土のような香りはなく、棗系の香りです。癖がなく、非常に素直な味わいで、茎茶ならではのやさしい甘味と古樹ならではのミネラル感とのバランスがとても秀逸な普洱茎茶に仕上がっています。


湖南省の黒茶は最も産出量の多いことで知られています。
中国・湖南省で作られ、新疆、青海、甘粛といった西北地区へ主に送られます。西アジア、東ヨーロッパ、ロシアなどへも運ばれていました。自然環境の厳しい辺境の地で暮らす少数民族の生活に欠かせないお茶として古くから親しまれています。

2013年 経典1958茯茶
2013年 経典1958茯茶

深みのある甘さが特徴的で柔らかいミネラル感とのバランスが非常に良いお茶です。特にこの甘味がすばらしく、年月を経た茯茶の美味しさというものが実感できます。煎持ちも非常によく、飲み進めていくといくつもの表情が豊かに感じられます。
そのまま味わっても、西北の少数民族のようにミルクティーにしても美味しくお楽しみいただけます。

ワークショップ 2024年2月 開催詳細

雲南省大理
雲南省大理

鈴茶堂では中国茶を中心に美味しくお茶を淹れる方法を学びながら、また、お茶について学びながら楽しめる場としてワークショップを開催しています。2022年の新型コロナウイルス感染拡大以降、業務多忙ということもあり、開催できずにおりましたが、以前からご参加いただいておりましたみなさまのリクエストもいただき、2024年からは不定期になりますが徐々に再開していくことにいたしました。

2024年2月スケジュール

2024年2月 23日(金曜) 15時30分~18時00分頃まで 満席
24日(土曜) 1部 : 13時00分~15時30分頃まで 満席
2部 : 17時00分~19時30分頃まで 満席
25日(日曜) 14時00分~16時30分頃まで 満席

場所 東京都新宿区 丸の内線四谷三丁目駅徒歩5分またはJR信濃町駅徒歩7分
詳しい場所は参加受付後にお知らせいたします
料金 5500円(税込み)
お支払い方法 お支払い方法は以下をお選びいただけます。指定期間内にお支払いください。
・銀行振込(SBIネットバンク)
・ゆうちょ銀行振込
・クレジットカードまたはPayPay(別途webショップにてお手続きが必要です)
参加費お支払い後のキャンセルは当日または無連絡の場合、参加費の返金はございません。
前日までのキャンセルは返金させていただきますが、銀行振込およびゆうちょ銀行振込の場合は振込手数料を除いた金額となります。
その他 ご参加いただく方には各自30分程度、実際にお茶を淹れていただきます。茶葉および茶器はご用意させていただきます。

現在は過去にご参加いただいている、かつ、お申込み日前日より6ヶ月以内に当店webショップのご利用のある方を対象に1月28日24:00まで優先予約をお受けしております。
お申込みは対象の方に既にお送りしております、ご予約案内のメールをご確認いただき、お申込みください。

ワークショップは継続してご参加いただき、体験していただきたいということもありますので、前回ご参加いただいた方を優先にお受けしております。その後、お席に空きが出た場合は、以前に参加したことがあり、今後の参加を希望している方のご予約をお受けいたします。参加したことがない、以前参加したことがあるが今後の参加を希望していなかったという方は優先予約が終了以降、お席に空きがある場合に予約受付のご案内をメールマガジン、ブログ、Facebookなどでご案内させていただきます。(詳細は本エントリに追記していきます。)

基本的に当店のワークショップは一般的なワークショップなどと違い、緑茶は何度のお湯で何CC、何秒で抽出といったお教え方はせず、ご自分の好みのお茶に淹れるための技術、考え方などを身に着けていただくことを目標として開催しております。そのため、一度ではなかなか会得するのは難しく、継続してのご参加をお勧めしております。
また、当店でお求めいただいたお茶を美味しく楽しんでいただくお手伝いとしてワークショップを開催しております。お申込み日前日より6ヶ月以内に当店のご利用がある方に限定してご予約をお受けいたします。
どうかご了承ください。

どうぞよろしくおねがいします。


(2024年1月29日追記)
すべての回で満席となりました。
キャンセル待ちをご希望の方は お問い合わせ より、その旨をご連絡ください。

龍泉窯 お取り寄せ

龍泉窯 在山堂

Facebookページでもご紹介しておりますが、先日龍泉窯の在山堂で劉傑大師による開窯が行われました。
春節前の最後の柴窯(薪窯)です。

この時の作品を中心に、お取り寄せをお受けいたします。

龍泉窯お取り寄せ

お申し込みは1月25日24:00まで承ります。
発送は入荷後、2月上旬または中旬を予定しております。

今回は春節前ということもあり、お申込み期間が短くなっております。
(春節期間に入りますと中国国内の物流が止まってしまいます。)

お申し込みは先着順となります。
また、現地工房、北京姉妹店でもご紹介中のお品物となりますので、現地在庫がなくなった場合は売り切れとなる場合もございます。
お申込みをお受けした後、当店にて現地在庫を確認してお返事させていただきます。

新年前ということもあり、龍の作品もいくつかございます。
また、いくつか在山堂の新しいシリーズである自珍集の茶杯や公道杯などもご紹介しています。

お取り寄せお申し込み期間後も可能な限りお受けいたしますが、通関および送料などの関係で現在ご紹介中の価格とは異なります。(コスト増分値上がりします。)

2024年もよろしくお願いします / 在山堂茶器 冰島磨烈 布朗山熟餅 入荷

広東省烏崠山
広東省烏崠山にて

2024年を迎えました。
年明けそうそうに能登半島での地震や航空機事故など、心落ち着かない新年となりました。
被害に遭われたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。どうか一日も早く日常を取り戻せるよう願っております。

今年の新年は広東省潮州で迎えました。
冬の時期ということで茶葉の仕入れではないのですが、コロナ禍もあり、長く訪問できずにいた広東省へ挨拶回りと勉強をさせていただきに広州、潮州、梅州などを中心に回っていました。

当店は基本的に生産者から直接仕入れを行っています。お茶は人の口に入るものということ、自分たちが楽しめないお茶は提供しないということもあり、実際に仕入れるまで、少なくとも数年、何度も通い、茶畑や製茶を確認、作り手さんと信頼関係ができるまで通い、はじめてご提供する茶葉を買い付けています。茶樹の栽培状況や製茶状況が分からない茶市場などからの仕入れは行っていません。茶市場は中間業者が入るため、価格が高くなるというデメリットもあります。雲南省などは春になると中国国内の姉妹店である友人茶商と当店現地スタッフが1ヶ月以上、冰島や易武、布朗山の茶農家さん宅に滞在して製茶から参加しています。私自身も可能な限り現地を訪問しています。信頼関係を築くというだけでなく、学ぶこともまだまだたくさんあります。現地で実際に見て、体験してはじめて理解できることも多くあります。

広東省梅州

現地にて彼らの親戚や友人を紹介していただくこともあります。私たちが現地訪問を行う際はこのようなケースが多く、基本的に帰国(帰宅)の予定だけ(現地スタッフはそれすらも決めないことが多いですが・・・)それ以外の予定や宿はその場で決めています。今回も烏崠山の友人から梅州に住む客家の茶農家さんを紹介していただき、いくつか訪問させていただきました。

お茶はその土地の文化や風習とも密接に繋がっていることが多い飲み物です。そういったお茶の背景も含めて、これからも美味しいお茶をお伝えしていきたいと私たちは思っています。

2024年もどうぞよろしくお願いいたします。


今年も新年特別企画として1月31日24:00まで特別価格にて、冰島磨烈と布朗山熟餅をご提供させていただきます。

2021年 冰島磨烈 古樹
2021年 冰島磨烈 古樹

2021年の春に冰島磨烈の樹齢2〜300年前後と思われれる古茶樹から作られた普洱生茶です。

冰島茶区は茶山の中心を流れる川によって東半山、西半山に分けられます。
それぞれの村の特徴は異なるものの、概ね太陽光が強い東半山は陽と例えられ、西半山は陰と分類されます。(詳細は商品ページをご覧ください。)磨烈は西半山に位置しますが、ここはその中でも他とは違った特徴があります。磨烈は西半山にありながらも東半山と西半山の両方の特徴を持ちます。東半山のような素晴らしい香気と、西半山の最大の特徴である氷砂糖に例えられる清らかで美しい甘味があります。

このご紹介する磨烈の素晴らしいところは味わいだけでなく、その見事な蘭香です。清らかで高く、磨烈らしい蘭香と、それに続く蜜香が心地よく身体に響きます。甘く深みのある茶水もそれを支えます。香りの良さと味わいの良さ。大変に美味しい普洱生茶です。

2006年 布朗山熟餅
2006年 布朗山熟餅

2006年春の布朗山章家老寨の喬木古樹から作られた普洱熟茶です。
2010年5月まで散茶の状態で布朗山章家老寨にて保管、その後に餅茶へ加工、北京にて保管していたものです。
布朗山の中でも朗山章家老寨、樹齢300年を超える古茶樹から作られています。

味わいに深みを出しながらも、カビや土のような陳香を含まない熟成を目指して、あえて4年間ほど生産地で保管、熟成を行っています。そのおかげか金花が多く見られます。金花とは湖南省の黒茶で有名な茯茶に使用されることで有名な麹菌です。茯茶などの場合は強制的にこの金花を茶葉に移し、渥堆発酵を行います。この布朗山熟餅はそのような強制的に移されたものではなく、この茶葉が自然に持っていた金花です。非常にコンディションが良く、餅茶の表面、内部にも金花がきれいに見えます。

最近の普洱熟茶にはなかなか見られなくなった深みのある味わいの熟茶です。カビや土のような香りはなく、花香も感じられるほど、きれいに熟成されています。ずっと飲み続けていたくなるような優しく、沁み入るようなお茶に仕上がっています。

特別価格でのご提供は2024年1月31日24:00までとなります。
2月1日以降は価格が変わります。

なお、特別価格での販売中においてはネット上での転売目的のお求めをご遠慮いただけますようお願いいたします。当店の方で該当すると判断した場合はご注文をキャンセルさせていただく場合もございますので、ご了承ください。(セミナーや店舗、サロンなどでの頒布は今まで通り問題ございません。)


久しぶりに龍泉窯の劉傑大師による作品が入荷しました。
彼の作品は洗練された造形、宝石のような釉薬の美しさだけでなく、使いやすく、釉薬の効果で柔らかく美味しくお茶を淹れることができます。

在山堂 劉傑 壬寅柴窯第三窯 粉青蓋碗
在山堂 劉傑 壬寅柴窯第三窯 粉青蓋碗


龍泉窯の在山堂では新しい試みがはじまりました。

通常は劉傑大師の作品のみの出品ですが、大師の監修のもと、在山堂に所属する弟子の若手作家たちが制作するシリーズです。
お茶好きの劉傑大師が気軽にお茶を楽しむ茶器を提供したいという思いから、このシリーズが生まれました。

在山堂 自珍集 粉青蓋碗セット
在山堂 自珍集 粉青蓋碗セット

小ぶりの蓋碗と茶杯のセットです。
劉傑大師自身による作品とレベルは全く異なりますが、とても使いやすく、よく設計された茶器です。

龍泉窯の量産品の多くは、その釉薬の影響で重く、過剰に蓄熱しやすいものが見られますが、この茶器は軽く使いやすく、放熱具合もちょうどよく、蓋碗の縁を薄くすることで持ちやすく扱いやすいよう工夫されています。茶杯も同様に口を薄く、お茶の味わいがよりわかりやすいよう設計されています。

在山堂 蓮山炉 香炉
在山堂 蓮山炉 香炉

中国ではお茶とお香を一緒に楽しむ文化があります。
蓮の花をかたどった、美しく品格のある香炉です。