次回2015年3月のお茶会は陳年白茶がテーマです。
昨年7月のお茶会では夏のお茶として白茶をテーマにしましたが、今回は春を迎えるお茶として、少し時間の経過した陳年のお茶、ビンテージの白茶をテーマにしてご紹介します。
今や中国だけでなく日本でも人気の高い白茶ですが、陳年の白茶はまだ楽しんだことが無いという方も多いのではないでしょうか?時間の経過と共に優しく深みのある味わいに変化する白茶をみなさまと一緒に楽しみたいと思います。After Taste自慢のデザートと共にお楽しみください。
日時 | 2015年3月29日(日曜)12時30分~14時30分 |
場所 | Bistro&Bar After Taste 東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネやまとビル5F 03-6273-2001 新宿駅 徒歩2分 / 新宿三丁目駅 A5出口 徒歩1分 |
料金 | 4000円(お茶4種以上・デザート・お土産つき) |
ご予約 | お席に限りがありますため、1月9日までにAfter Taste店舗までご予約ください。満席になりしだい、ご予約を締め切らせていただきます。ご了承ください。 (03-6273-2001 15:00~翌1:00) |
多くの方とお会いできるのを楽しみにしております。
おかげさまで満席となりました。ありがとうございます。現在はキャンセル待ちをお受けしております。
2014年の鳳凰単叢が入荷しています。
鴨屎香を直訳すると「鴨の糞の香り」という意味ですが、あまりにもこの品種の茶樹から作られたお茶が香り高く美味しいため、その木を盗まれないように「鴨屎香」と名づけたことに由来しています。その名の通り、数年前までは一部で栽培されていたのみでしたが、現在は標高の低い場所にある茶園でも大量に栽培されるようになりました。
この鴨屎香はその茶園栽培のものではなく、標高1000m付近にある、樹齢80年ほどの1本の茶樹から11月中旬に摘み取られた冬茶です。
清らかな甘い花の香りと微かな乳香が感じられるお茶です。一般的な鳳凰単叢に見られる苦みが殆ど無く、すっきりとした上品な甘さと茶園栽培のものには無い繊細なミネラル感が感じられます。
鴨屎香はとても美味しい鳳凰単叢の1つですが、その中でも老茶樹の単叢ならではの味わいが楽しめるお茶です。
玉蘭とは中国語で白木蓮を意味します。その名の通り白木蓮のような品のある上質な香りを持つ鳳凰単叢です。
かつて、鳳凰単叢は三無主義と呼ばれる、茶樹に「肥料を与えない・選定を行わない・農薬を与えない」方法で栽培されてきました。しかしながら近年流通している殆どの鳳凰単叢が作られる茶園栽培では、この三無主義はまず行われていません。生産量が劣る三無主義は今や一部を除いて殆ど行われていないのが現状です。
この玉蘭香は樹齢はまだ若い茶樹ですが、この三無主義で栽培された茶樹から作られました。そのため、ミネラル感のしっかりした味わいが楽しめます。
その名の通りクチナシのような品のある上質な香りを持つ鳳凰単叢です。玉蘭香と同じく、三無主義で栽培された茶樹から作られています。
香りは非常に綺麗な梔子の花の香りとバターのような乳香があります。深みのある甘味と鳳凰単叢らしい抜けの良い苦味、しっかりとしたミネラル感が複雑、かつバランスよく楽しめます。
数年前にご紹介したことのある鳳凰単叢ですが、大変ご好評をいただいたにも関わらず、生産量が安定しないため、ここ数年入荷できずにいました。