7月のお茶会のお知らせ

お茶会のお知らせ

次回7月のお茶会は白茶がテーマです。

白茶は萌葉や若葉を丁寧に摘み取り、自然に酸化発酵をさせ、乾燥させるだけのシンプルな製法で作られるお茶です。歴史的にも非常に古いお茶で北宋の皇帝、徽宗が愛飲していたことでも知られています。
お茶の中でも茶王、美女と例えられる高貴で貴重なお茶です。
中国・福建省の一部、政和県、福鼎県で作られています。次第に雲南省でも作られるようになり、最近ではインドネシアなどでも製造が始まっています。

去熱作用(体内の余分な熱を取り去る作用)を持つと言われていることから中国・広東省や香港、東南アジアなどの熱帯地域で愛飲されています。近年ではその作用から夏場の常備茶としてこれらの地域以外でも親しまれるようになってきました。また、強い抗酸化作用を持ち美肌効果、消炎効果などが非常に高いとも言われることから女性を中心に人気があります。古くは伝染病や皮膚疾患の薬としても利用されていたこともあり、東南アジアの女性の中にはは吹き出物などができると白茶以外は飲まなくなる人もいるほどです。

7月は夏のお茶として、その白茶をお楽しみいただきます。秘蔵の白茶も登場する予定です。
After Taste自慢のデザートと共にお楽しみください。

日時 2014年7月20日(日曜)12時30分~14時30分
場所 Bistro&Bar After Taste
東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネやまとビル5F
03-6273-2001
新宿駅 徒歩2分 / 新宿三丁目駅 A5出口 徒歩1分
料金 3000円(お茶4種・デザート・お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、7月15日までにAfter Taste店舗までご予約ください。満席になりしだい、ご予約を締め切らせていただきます。ご了承ください。
(03-6273-2001)

多くの方とお会いできるのを楽しみにしております。

おかげさまで満席となりました。現在はキャンセル待ちをお受けしております。


身体の余分な熱を取り去る作用があるといえば白茶が有名ですが、緑茶にも同じような作用があると言われています。
水出しでもアイスティーにしても美味しくお楽しみいただける上質な緑茶が入荷しています。

2014年 明前 蒙頂甘露
2014年 明前 蒙頂甘露

中国を代表する銘茶、蒙頂甘露です。
2014年3月27日に摘み取り、製茶されています。

今年の蒙頂甘露は甘い栗の香りと清らかな甘い花の香り、その香りに答えるように深みのある甘味と爽やかな旨みが心地よく、飲み終えたあとも甘さが戻ってくるような蒙頂甘露に仕上がっています。

2014年 明前 蒙頂石花
2014年 明前 蒙頂石花

日本ではあまり馴染みのない蒙頂石花ですが、その歴史は古く、中国の銘茶の中では最も古いお茶とも言われています。
2014年4月3日に摘み取り、製茶されています。

とろみのある金色のお茶は甘い花とほっこりと香ばしい豆のような香りです。
丸い柔らかな甘味と上質な旨み、ミネラル感が感じられます。
翡翠のような、ふっくらと肥えた芽で構成された、とても美しいお茶です。

2014年 明前 蒙頂山禅茶
2014年 明前 蒙頂山禅茶

このお茶は1500年を越える歴史のある、ある古刹の依頼で作られました。
蒙頂山主峰の標高1100m付近で栽培されている在来種の茶樹から2014年3月26日に摘み取り、製茶されています。

仏教とお茶の関わりが深いのは良く知られていますが、中国ではこうしたお寺で開光(祈祷して魂を入れる)したお茶を、そのお寺の信者に分けるということが良くあります。このお茶もそうした目的で作られています。
その開光はされていませんが、今回、作り手さんにお願いして特別に分けていただきました。

とろみのある金色のお茶はキャラメルのような甘いお菓子のような甘い香りが強く感じられます。その甘い香りに応じるように濃厚な甘味とミネラル感がしっかりと感じられます。
緑茶がここまで複雑に濃厚な甘味を持てるのかと驚かされます。

希少なお茶ですが、それ以上に驚くほどに美味しいお茶です。