先日のお茶会でもご紹介させていただいた武夷岩茶の第2弾が入荷いたしました。
青獅子岩という非常に良い茶区でありながら、メインの場所から少し外れた場所で栽培されているために、価格を抑えて入手できました。とはいえ、他の地域の単に正岩地域だからという岩茶とは味わいも香りも全然違います。
香りは清らかな花香と火の香りです。この品格のある花香は一般的な奇蘭とは全く異なります。味わいも爽やかな甘さがしっかり感じられます。それでいて蜜蝋のような茶樹の滋味が根底にあり、清らかであるものの、凄みを感じるような複雑な味わいが楽しめます。軽めの清香に仕上げていますが、本来、この茶葉が持っているパワーを十分に感じていただけます。
水仙は岩茶の中でも多く生産されている品種です。岩茶の基本品種と言えます。茶業や茶商の中にはその年の水仙の出来を見て、その年の品質を計る人も少なくありません。
一口に水仙と言っても品質の差が大きく、同じ正岩地区で作られた水仙でも特別に美味しく、香り高いものもあれば、その逆もたくさん流通しています。この水仙は正岩地区の中でも上質な岩茶が作られることで知られる水簾洞茶区で作られています。水簾洞茶区で作られた水仙の中でも、この水仙はその香りの素晴らしさから花香水仙と命名されたほどに素晴らしい香りと味わいが楽しめる岩茶に仕上がりました。
紫砂で作られたミニチュア茶壷が入荷しました!
一般的な観光お土産品のようなミニチュア茶壷とは違い、1つ1つ職人が手作りで作った紫砂茶壷です。非常に小さく、精巧に作られ、内部は普通の紫砂茶壷と同様です。また、実用の茶壷に使えるほどに良い土を使っているのも特徴的です。非常に土質が硬く、高い金属音のする上質な土を使って作られています。
昔はこうした遊び心のある紫砂茶壷が作られていましたが、近年は滅多に見かけなくなりました。今後は更にこうした作品が作られることはなくなっていくものと思います。今回、宜興へ出張へ行った際に運よく見つけることができました。
ミニチュア紫砂茶壷-1
ミニチュア紫砂茶壷-2
ミニチュア紫砂茶壷-3
ミニチュア紫砂茶壷-4
ミニチュア紫砂茶壷-5
ミニチュア紫砂茶壷-6
コレクターアイテムとして、茶玩としてお楽しみいただけます。
手描きの青花(染付)の茶杯が入荷しました。
美しい蓮の花が描かれています。1つ1つ手描きで描かれています。
基本の茶杯の形ですので、使うお茶の種類を問わずお使いいただけます。
手作りの紫砂茶玩です。
茶玩は茶籠とも呼ばれる、主に中国茶で使用する茶盤の上におくマスコットのような置物です。その形は伝説の神獣や縁起物など様々です。大きさも小さなものから、中には「置物」と呼べるほど大きなものまで、芸術作品となっているものまであります。実際、茶玩コレクターも少なくありません。
丁寧に作られた蛙と蓮の茶玩です。