人気の祁眉(祁門紅茶)が今年は入荷しました!
祁門は祁門香と呼ばれる蘭の花の香りとリンゴなどの果物に例えられる特有の香りを目指して作られます。この祁門香をスモーキー(焙煎香)と例えられることがありますが、それは本当の祁門香ではありません。本来の祁門はスモーキーではあってはならないのですが、焙煎香のない祁門を作るのは難しく、流通する多くの祁門はスモーキーなものが多く見られます。しかしそのような祁門を作ることができる製茶場が非常に少ないのも事実です。
2021年の3月下旬に祁門本来の在来品種のみを使って丁寧に製茶された祁門です。祁門の中でも最高級のものに名づけられる祁眉は、祁門の中でも仙寓山の海抜1000m付近にある茶畑から作られます。その中でもこの祁眉は樹齢80年近くと思われる、何世代も大切に育て続けてきた古樹から作られています。
日本では祁門の中でも紅香螺が上質なものとして知られつつありますが、祁眉はさらにその上の品質のものです。紅香螺は田螺の形状、丸まった形状を
していますが、これはある程度茶葉が成長して大きくならないと、その形状にすることができません。茶葉が小さい、最上級の茶葉から作られるものが祁眉となります。また、紅香螺は近年になって作られるようになったものですが、祁眉は昔からのまま、伝統的な製法によるものとなります。
今年は前回入荷の2019年のものよりも更に品質が向上しています。
現地価格もかなり上昇していますが、作り手さんのご好意で価格はそのままで、ご提供させていただきます。
5月16日頃から順次発送となります。
易武の中でも上質なプーアル茶が作られることで知られる落水洞で作られた2021年の晒紅(雲南紅茶)です。
ただし通常の雲南紅茶とは違い、天日乾燥、つまり火を使わず、全て太陽のちからを使用して作られています。
一般的な製法の雲南紅茶とはまた違う、素朴で優しく、それでいて茶樹の力強さも感じるお茶です。時間の経過と共に、より甘く深み増す香りと味わいは晒紅ならではのものです。今の美味しさはもちろん、数年後もまた楽しみなお茶です。
瑶族の作り手がていねいに作ったお茶です。
5月16日頃から順次発送となります。