2021年 太平猴魁 霍山黄小茶 入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

何年も前からご紹介したいと作り手さんを訪問したりと検討していた太平猴魁ですが、近年は価格も収まってきたとはいえ、まだまだ高価であったり、品質と価格のバランスがうまくとれなかったりと入荷を見合わせてきたお茶です。
この作り手さんの太平猴魁がとても美味しく、ご好意により価格を抑えてご紹介できるようになったこともあり、2021年最後の緑茶として入荷しました。

手工 太平猴魁 2021
手工 太平猴魁 2021

胡錦濤前国家主席が訪中したロシアのプーチン氏にプレゼントしたことから注目、一時は大変に高価な価格で取引されていた緑茶です。柿大茶種という大きな茶葉から作られる独特の形状をした茶葉は、その外観もあって一躍有名となりましたが、清代のころから作られています。

味わい、香りはとても優しく繊細です。
機械で作られる太平猴魁は今回ご紹介するものよりも扁平な形をしていますが、今回ご紹介する太平猴魁は手工、機械を使わずに全て手作りのお茶です。4月13日に摘み取られ、丁寧に製茶されています。

清らかな蘭香が高く出ます。太平猴魁では蘭香と呼ばれますが、日本の方は桜の香りを連想するかもしれません。茶質がしっかりとした上質な茶葉であるため、とろりとした甘い味わいが長い余韻と共に楽しめます。


霍山黄小茶 2021
霍山黄小茶 2021

安徽省の黄茶、霍山黄小茶です。
名産地である金竹坪で4月14日に摘み取られた霍山金鶏種の茶葉から作られています。

その美味しさから数年前より作り手さんをまわり、交渉してきたお茶です。
決して高価なお茶ではありませんが、地元の人たちに愛される日常のお茶です。飲み飽きず、日々の暮らしに寄り添うこのお茶も、また中国茶の魅力の1つとしてご紹介させていただきます。

黄茶の特徴は悶黄(もんおう・メンファン)という工程にあります。悶黄とは摘み取った茶葉が酸化発酵しないように加熱(殺青)した後に、まだ茶葉が熱を帯びている状態で布に包む、木箱に入れるなどをして茶葉自体の持つ熱と水分で数時間から数十時間蒸らすというものです。(この霍山黄小茶は木綿の布を使用しています。)これにより高湿度高温の環境下に茶葉がおかれることととなり、茶葉の持つポリフェノールを中心とする成分が非酵素的に酸化します。

爽やかな竹を連想させるような香りとすっきりとした甘味と滋味がとても美味しい黄茶です。癖はなく、黄茶らしい深みのある旨味が特徴的です。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

5月21日から23日の間、ワークショップ開催のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。