今年も現地作り手さんのご好意で、機械を使用しない上質な手作り、手工の径山茶をご用意しました。
径山茶は日本のお茶の起源と言われているお茶です。
元々は径山寺という禅寺で作られていたお茶で、宋の時代に禅の修業に、この禅寺へ行った日本の僧侶が径山茶の種や茶道具などを持ち帰り、それが日本のお茶の起源になったと言われています。
今年の径山茶は清らかな花香がすばらしく、茶葉の持つ滋味と爽やかな甘味とのバランスも絶妙、沁み入るような優しい美味しさを持つお茶です。
手作り、手工のお茶ならではの完成度の高さです。
昨年は製茶が行われませんでしたが、今年は少量ですが作っていただきました。
栽培品種にはない驚くような甘味のある野生茶です。
店主友人のお母様が毎年手作りしているもので、名前のない自家製茶です。
人が立ち入らない急斜面の山の中に自生する野生茶樹から作られています。標高約800mの急斜面を1日茶摘みをして回っても1日で作れるお茶の量は、多くてもたった250gです。山が厳しいうえに野生茶樹は品種改良された茶樹と違い成長が遅く、また点在して自生しているために、折角山に入っても少しずつしか摘むことができません。
整備された茶山と違い、厳しい原生林のために、なかなか山に入れない状況が続き、茶摘み、製茶を行う友人のお母様がご高齢ということもあり昨年は製茶が行われませんでした。今年は親戚のみなさんの助けもあり、茶摘みと製茶をすることができました。山中の茶摘みは相当に体力を必要とするため、親戚と親しい友人分のみしか作られません。あと何年楽しめるか分かりませんが、多くの方にこの優しさを味わっていただきたく、鈴茶堂にも分けていただきました。
もともとの製茶量が少ないため、少量入荷となっております。
■ 5〜7月期ワークショップの開催について ■
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