明前 鳩坑種龍井 入荷しました!
龍井茶は中国緑茶の中で最も有名な銘茶です。中国国内でも人気が高く、たいへん高額なお茶であることでも知られています。有名な産地の龍井茶は1斤(500g)で十万円前後、それ以外の産地でも数万円という値がつけられています。日本にも多くの龍井茶が輸入されています。その殆どが龍井43や群体種(在来種)による龍井茶です。
鈴茶堂では名産地の龍井茶を扱うことも考えましたが、国内の中国茶専門店などで、その様な龍井茶はご紹介されていると思います。
高価で貴重な龍井茶はたいへん美味しいお茶ですが、高価すぎずに楽しめる龍井茶として、以前から九曲紅梅でお世話になっている陳和震老師にお願いして鳩坑種による龍井茶を作っていただきました。
2023年3月22日に摘み取り、製茶しています。
同じ品種の茶樹から作られている紅茶、九曲紅梅と比べて楽しむのもおすすめです。
明前 手工 洞庭碧螺春 入荷しました!
碧螺春は龍井茶と並ぶ中国を代表する緑茶です。
非常に細かい芽と豊富な白毫、深みのある甘みと旨味が特徴的な名茶です。
本来の碧螺春、緑茶は浙江省蘇州の近くにある大きな湖、太湖に突き出すようにある洞庭山と呼ばれる地域が本来の産地とされています。しかしながら、本来の産地である洞庭山で作られる碧螺春はその評判の高さのせいか、近年は洞庭山以外の場所でも多く作られるようになっています。残念なことにそれらも洞庭碧螺春として流通していることが多く見られます。
洞庭山の中でも東山で代々お茶づくりと果樹栽培を行っている作り手によって丁寧に作られた洞庭碧螺春です。
勐庫深林古樹 曼松古樹 ご予約受付開始します!
昨年の春、中国国内の友人茶商と当店現地スタッフが現地に赴き、共同で作った普洱生茶です。
4月19日24:00まで特別価格でのご予約受付を開始いたします。
ご予約期間終了後、入荷後は通常販売させていただきますが、価格が変わります。予定数を超えたお申し込みがある場合は受付の早期終了をさせていただきます。また、その場合の通常販売はございません。
発送は5月中旬を予定しております。
雲南省の臨滄市勐库は有名な普洱茶の産地の1つです。
多くの名産地を抱える理由がわかるほど原生林が多く、野生茶樹が多い地域でもあります。この地域は同じ普洱茶の産地の中でも降雨が少なく、易武などに比べるとより香りが強く、力強い普洱茶が多いのが特徴です。
昨年春に製茶したこの普洱生茶は勐库の原生林に自生する野生茶樹から作られています。原生林の中に分け入り、詳細な樹齢は分かりませんが、数百年は経っているであろう茶樹から1枚1枚丁寧に茶摘みを行って製茶しています。茶園の茶樹と違い、原生林の中にある野生茶樹の場合、茶摘みのための足場を組むこともできず、1本1本、樹に登って茶摘みを行います。もともとの茶樹のちからが強く、美味しく楽しめるまでに1年ほどかかりました。
雲南省の有名な普洱茶の産地の1つに易武があります。一口に易武といっても、その地域はかなり広く、その中でいくつもの村や地名によって分かれています。
その易武の中でも曼松は別格です。
明から清の時代まで、皇帝への献上茶として認められたのは、易武の中ではこの曼松だけでした。
昨年春に製茶したこの普洱生茶は曼松の村からアクセスできる森の中にある、樹齢100年位と思われる茶樹から作られています。曼松の普洱茶は大変評価が高く、また高価で取引されていますが、それには理由があります。
曼松の古茶樹の数はそれほど多くありません。
当然、年間の生産量も少なく40kgを超えるかどうかというところです。現地の茶農家も森の中にある茶樹の場所は家族のみにしか伝えず、代々口伝で伝えるのみです。それほどまでに曼松の古茶樹は貴重です。
普洱生茶の中でも老班章や冰島と並んで最高値で取引されているお茶の1つですが、その生産量の少なさは曼松が一番ではないでしょうか。実際、本物の曼松は市場ではそれほど見かけません。
■ 2023年 緑茶の入荷状況について 4/15時点 ■
現時点で入荷を予定している新茶(緑茶・黄茶)は以下となっております。
浙江省のお茶:
金華 野生茶 (製茶された場合)4月下旬または5月上旬にご紹介開始予定
径山茶 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります
安徽省のお茶:
太平猴魁 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります
霍山黄芽 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります
黄山毛峰 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります
その他、現在検討中のお茶もあります。
どうぞよろしくお願いいたします。