龍泉窯の劉傑大師による柴窯(薪窯)の茶壺が入荷しました。
若くして中国伝統工芸大師、麗水市工芸美術大師となった非常に優秀な作家です。
APECやG20、一路一帯といった国賓を迎えて行われる晩餐会で使用される食器の制作にも携わり、龍泉窯の中でも技術の高い作家として知られています。
彼自身、お茶が好きということもあり、非常に使いやすい茶器を創り出します。美しさだけでなく、細部までこだわり抜いた精密さは使いやすく、美味しくお茶を淹れることができる稀有な作品を生み出しています。
釉薬に至るまで自ら山の中に赴き素材を探して作っています。この釉薬が美しさだけでなく、美味しくお茶を楽しめる茶壺を実現させています。不思議なことに岩茶や鳳凰単叢といった烏龍茶と非常に相性がよく、驚くほど優しく柔らかくお茶を淹れることができます。紫砂茶壺とはまた違った美味しさを引き出します。話には聞いていたものの、実際に淹れてみるとその違いに驚きます。
柴窯(薪窯)での作品作りはとても大変です。この茶壺も17個焼き上げたそうですが、大師が納得できる品質の茶壺はわずか2個だったそうです。ガス窯と違い、窯内部の場所によって温度が変わってしまうため、作品と認められるものは1回の火入れで、ほんの僅かしかできません。
美味しく淹れることができるというだけでなく、紫砂と違って釉薬があるため、使うお茶を選ばずに使えるのも嬉しいところです。烏龍茶が特にその違いが顕著に感じられますが、紅茶などでも柔らかく美味しくはいります。使いやすい大きさ、形状であることも、大師本人が自らお茶を愛し、お茶を淹れる人だからこそ。大師本人のお茶に対する思いが伝わるような作品です。
湯宣武の新作紫砂茶壺が入荷しました!
彼女の作品は現地でも人気が高く、だんだん入手が難しくなっています。
当店が取り扱う紫砂作家の中でも人気の高い、国家級工芸美術師の女性作家、湯宣武による綺春です。
この作家の茶壺を一度手にして、その完成度の高さに魅了されてしまった方も多くいらっしゃいます。
クラシカルなデザインでありながら、無駄のない洗練された造形で美しさだけでなく使いやすい作品です。
ありがとうございます。完売いたしました。
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