易武の原生林

易武

易武古鎮の友人が原生林の中にある茶樹の茶摘みを行うということで同行させていただきました。
温暖な西双版納では早いところでは2月から茶摘みが行われますが、山深い場所の茶樹は5月近くになってようやく茶摘みができるというところも少なくありません。この日に行く予定の茶樹もそのような場所にあり、地元の人間でも片道5時間はかかるという場所でした。当然車も入れず、バイクも途中までという山深い場所で、危険すぎるために最初は同行することを断られてしまったのですが、何とか同行させていただきました。

美しい景色ではありますが、道らしい道もなく、途中で川の中を歩くしか無いという場所もあり、単に茶摘みといっても本当に大変です。また、4月とはいえ雲南の西双版納では1年で最も暑い時期を迎えます。歩くだけでも大変な状態ですが、傾斜もきつく、野生茶樹の茶摘み、製茶がいかに大変なことなのか実感できました。(これでも比較的行きやすい方ではあるそうです・・・)

易武

これはかなり手前の方ですが、このような道とは言えないような、殆ど獣道を何時間も進んでいきます。最初はバイクで向かいますが、この後すぐにそのバイクも走行不可となります。殆ど原生林のため、倒木が多く、大きな倒木の場合はそこでバイクを停めて歩いて進むしかありません。

また、毒虫はもちろん、毒蛇なども多く生息している地域です。この時にも大きな毒蛇を見ました。噛まれると殆ど助からないという、日本では想像しにくいような強力な毒を持つ蛇だそうです。他にもミャンマーとの国境が近いということもあり、麻薬取引が行われていることもあるそうで、隊から絶対に離れないようにと告げられるほどでした。美味しいお茶にはこのような人たちの努力と苦労があるのですね。

易武

早朝から何時間も歩き続けて数時間、昼すぎにようやく目的の茶樹に到着しました。
数日前に新芽の状態を確認しに来ていたとのことで(この行程を何度も往復しているということも驚きなのですが)綺麗な大葉種の新芽が出ていました。大変大きな茶樹で実際には木に登って茶摘みをするほどです。そして茶摘みが終わったら来た道を下山。深夜まで製茶が続きます。

この野生茶樹に限らず切り戻しを行っていない喬木の茶樹は以前にもブログでご説明したように木登りをして茶摘みを行います。民族衣装を着た摘み子さんたちがそういった茶樹の茶摘みを行っている写真を見たことのある方も少なくないと思います。整備された平らな場所にある茶樹の場合は足場を組むこともありますが、傾斜が厳しい場合や原生林にある茶樹の場合は足場を組みことはまずできません。決して登りやすいとはいえない木に登って茶摘みを行うしかありません。
あまり問題にされることはないのですが、この際に木から転落、十分な治療を受けられず後遺症が残ってしまうというケースは意外と多いのです。もともと、山の中であったり、一番の集落である易武郷まで戻っても数時間、そこにも日本人が思う十分な治療のできる病院はありません。

易武

普洱生茶の価格は年々上昇しています。不当な価格の上昇は受け入れられるものではありませんが、高い値のつく普洱茶は実はこういった驚くような苦労とリスクを抱えて作られています。こうして作られたお茶は本当に美味しく、茶樹のパワーが伝わってくるかのような宝物のようなお茶です。そういった人々の努力と苦労も思って大事に何年もかけて楽しんでいこうと思います。


雲南の友人から届きました。
普洱の思茅、景谷茶山(苦竹山)では早くも茶摘みが始まったそうです。
これは彝族の方による製茶です。

当店取扱のお茶は高地や山深い場所にある茶樹からのものが多く、茶摘みは例年、雲南でも3月中旬以降、四川でも3月下旬頃(入荷は4月中旬頃)のものですが、春の訪れを感じますね。


四川高山桂花紅茶 2017
四川高山桂花紅茶 2017

入荷が遅れておりました四川高山桂花紅茶が入荷しました!

今回は通常、桂花紅茶には使用されることのない最高品質のゴールデンチップが美しい紅茶を特別に選んで作られています。花茶は桂花紅茶に限らず、その花の香りを楽しむという性質上、それなりの品質の茶葉を選ぶことが殆どです。この桂花紅茶はそのまま単独の紅茶としても美味しく香り高く楽しめる品質の紅茶をベースに使用しているため、桂花の優しい香りに加えて、紅茶本来の甘い香りも楽しめます。

茶葉はもちろん、使用する桂花も無農薬で作られている、当店向けに特別に作っている桂花紅茶です。

大益 老茶頭 2016年
大益 老茶頭 2016年

秀逸なプーアル熟茶の代表格としてリピートされる方も多い、大益の老茶頭が入荷しました!

茶頭を磚茶の形に固めたものです。
茶頭というのはプーアル熟茶を製造するのに必要な渥堆工程(麹菌などによる後発酵)で発生する、いわゆる半端モノです。渥堆工程では積み上げた茶葉に水をかけ、温度と湿度を上げた状態で後発酵を行います。その発酵過程で茶葉同士が固まりになってきます。それを人間が鍬のような道具でほぐしていくのですが、そこで発生する、特に熟成が進んだために、ほぐしきれなかった塊を茶頭といいます。

しっかり熟成が進んでいる良質の茶葉が多く、お値打ち品です。
モウ海茶廠(大益)は熟茶の技術には定評があり、この茶頭も非常に評判が高く人気があります。

麻黒寨 千年茶王樹

麻黒寨

易武の麻黒寨では樹齢1000年を超えると言われる茶王樹をはじめとした古茶樹園を訪れてきました。

麻黒寨といっても集落から車でかなり走った場所にあります。隣にある落水洞との境位の場所でしょうか。車道に車を停めて山を登っていくとこうした古茶樹園が姿を現します。このあたりの茶樹は若くても樹齢100年、300年を超えるものも珍しくはありません。写真では伝わりにくいのですが、かなりの傾斜地に茶樹が植えられています。

麻黒寨

文化大革命時代の農業改革でこのあたりの茶樹は切り戻しが行われています。雲南大葉種は非常に樹高が高くなります。そのため、茶摘みを行うには木に登って新芽を摘み取る必要が出てきます。これは実際に大変重労働で生産効率が上がらないというだけでなく、茶摘み中に茶樹から落下する事故なども発生します。(現在も喬木の茶摘みでは決して珍しい事故ではなく、重大な後遺症を伴うようなケースも少なくありません。)生産効率を上げるということ、事故を防ぐという目的で、当時は茶樹の高さを抑えるために切り戻しが行われていました。こうした茶樹は幹が相当に太いものの、枝は横に張り出しています。

麻黒寨

古茶樹園というよりも、むしろ山といった茶畑を登っていくと、この千年茶王樹があります。この茶王樹は切り戻しが行われていないため、相当な高さがあります。保護および盗難を防止するためのネットで覆われています。
周囲の茶樹も同様に相当な古茶樹で、600年以上は経過しているのだそうです。この千年茶王樹とその周辺だけが、こうした背の高い喬木のまま、突出して樹齢の古い茶樹が残されていました。

麻黒寨

麻黒寨の古茶樹園の多くは切り戻しが行われていますが、中には数少ないものの切り戻しから逃れた喬木の茶樹もあります。この茶樹もそれほど樹高は高い方ではありませんが、そういった切り戻しが行われていない茶樹の1つです。
実際に切り戻しが行われた古茶樹と切り戻しが行われていない古茶樹の普洱茶を飲み比べさせていただきました。どちらもとても美味しく、力強く、香りも非常に高く綺麗に出ているのですが、違いがあります。喬木の方がよりミネラル感が強く深みがあります。
貴重な古茶樹から作られた本物の普洱茶は現地でも高価なものですが、喬木のものは更に高い価格がつけられます。この味わい、ミネラル感の違いということもありますが、茶摘みに際しての労力が切り戻しが行われている茶樹に対するものよりも遥かに必要とされること、転落によるリスクということも価格に反映されています。美味しいお茶を作るためには様々な人々の労力、努力があります。


2017年 麻黒寨 喬木古樹茶
2017年 麻黒寨 喬木古樹茶

麻黒寨の喬木古樹茶です。

切り戻しをされずに、そのままの状態で残っている茶樹から作られた普洱生茶です。
この喬木古樹茶はその名の通り、樹齢500年、樹高6mの古茶樹から作られています。農薬はもちろん、肥料も与えずに自然のままに生きる茶樹から丁寧に摘み取り、機械を使用せずに全て手作業で作られた普洱生茶です。

易武らしさは十分に、萎凋を丁寧に長く行い、普洱茶として最高に丁寧に作られた上質なお茶です。普洱茶の概念が変わるお茶です。易武の易しい甘さ、高い品格のある花香、それでいて茶樹の力強いミネラル感もしっかりと感じられます。
2018年の現在もとても美味しく楽しめます。しかし、このお茶は2020年前後、3年が経過した頃にはまた違うお茶へ進化します。この変化も不思議で面白いのが本当の普洱生茶の醍醐味でもあります。

易武百花潭小餅
易武百花潭小餅

易武滇王小餅に続いてコストパフォーマンスの高い普洱生茶です。おかげさまですぐにリピートされるお客さまも多く、残り僅かとなっております。

易武の中でも香り高い普洱生茶が作られることで知られる百花潭の喬木古茶樹から作られている普洱生茶です。とても美味しく香り高いお茶が作られる場所ですが、産出量が少なく、なかなか市場に出回りにくいというお茶でもあります。
しっかりと萎凋を行った最近では珍しく丁寧な製茶を行い、昔ながらの石磨圧延で成形された1枚100gと楽しみやすいサイズになっています。

蜂蜜のような艶やかな金色の透明度の高い茶水です。見事な甘い花香が感じられます。百花潭ならではの香りの良さ、高さを持っています。味わいはその香りのように優しく、甘く、そしてミネラル感もしっかりと感じられ、大変にバランスの良い普洱生茶に仕上がっています。

四川高山桂花紅茶 老茶頭 蓋碗 茶杯 入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

四川高山桂花紅茶 2017
四川高山桂花紅茶 2017

入荷が遅れておりました四川高山桂花紅茶が入荷しました!

今回は通常、桂花紅茶には使用されることのない最高品質のゴールデンチップが美しい紅茶を特別に選んで作られています。花茶は桂花紅茶に限らず、その花の香りを楽しむという性質上、それなりの品質の茶葉を選ぶことが殆どです。この桂花紅茶はそのまま単独の紅茶としても美味しく香り高く楽しめる品質の紅茶をベースに使用しているため、桂花の優しい香りに加えて、紅茶本来の甘い香りも楽しめます。

茶葉はもちろん、使用する桂花も無農薬で作られている、当店向けに特別に作っている桂花紅茶です。

大益 老茶頭 2016年
大益 老茶頭 2016年

秀逸なプーアル熟茶の代表格としてリピートされる方も多い、大益の老茶頭が入荷しました!

茶頭を磚茶の形に固めたものです。
茶頭というのはプーアル熟茶を製造するのに必要な渥堆工程(麹菌などによる後発酵)で発生する、いわゆる半端モノです。渥堆工程では積み上げた茶葉に水をかけ、温度と湿度を上げた状態で後発酵を行います。その発酵過程で茶葉同士が固まりになってきます。それを人間が鍬のような道具でほぐしていくのですが、そこで発生する、特に熟成が進んだために、ほぐしきれなかった塊を茶頭といいます。

しっかり熟成が進んでいる良質の茶葉が多く、お値打ち品です。
モウ海茶廠(大益)は熟茶の技術には定評があり、この茶頭も非常に評判が高く人気があります。

定番茶器が再入荷しています。

古玉瓷 蓋碗 (大)
古玉瓷 蓋碗 (大)
※お茶を楽しむ会で使用している蓋碗はこちらです。

古玉瓷 蓋碗 (小)
古玉瓷 蓋碗 (小)

古玉瓷飲杯 (大)
古玉瓷飲杯 (大)

現地入荷価格の変更により、一部商品の価格が変更になっております。
ご了承ください。


3月9日から13日まで中国出張のため発送業務をお休みさせていただきます。
ご不便、ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

3月5日24時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は3月9日までに発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合、3月5日中に入金確認ができたご注文を3月9日までに発送いたします。それ以降のご注文は3月14日以降の発送となります。

また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

また、3月17日および18日はイベントのため発送業務がお休みとなります。

発送業務をお休みさせていただく期間中はご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどに、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

お茶を楽しむ会 2018年2月 ありがとうございました!& 3月度開催詳細

お茶を楽しむ会

2月17日、18日と開催させていただきました、お茶を楽しむ会にご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました! 店主も楽しい時間を過ごさせていただきました。

一般的に言われる「中国茶の淹れ方」ではなく、目の前のお茶を美味しく淹れるために、安全に茶器を扱うためにはどのように淹れれば、動けばよいかということを主眼に、美味しく様々なお茶を楽しみながら、中国茶という共通の話題で和気あいあいと集まれるような会にしていきたいと思っております。小規模な会となりますこともあり、初めて中国茶を淹れた方から、茶藝を学ばれた方まで、ワイワイと様々な「お茶」を楽しめたと思います。どうもありがとうございました!

会で今回使用したお茶は以下となります。

蒙頂石花
(四川省雅安市蒙頂山)

武夷岩茶 金鎖匙
(福建省武夷山武夷宮)

翁家山老樹龍井茶
(浙江省杭州翁家山)

2017年 麻黒寨 喬木古樹茶
(雲南省西双版納易武麻黒寨)

次回の開催は以下となります。

日時 2018年3月17日(土曜)16時00分~18時30分頃まで
2018年3月18日(日曜)13時00分~15時30分頃まで
場所 東京都新宿区 丸の内線四谷三丁目駅徒歩5分
詳しい場所は参加受付後にお知らせいたします
料金 3000円
お申込みが確定しましたら銀行振込(SBIネットバンク)またはゆうちょ銀行振込にてお支払をお願いします。(詳細はお申込み確定後にご連絡いたします。)
その他 茶葉および茶器はご用意させていただきます。

お茶は同じ種類のものでも茶葉によって、気温によって、湿度によって、水によって、湯温によって、そして使う茶器によっても味わいや香りが変わります。茶葉の量は何グラム、湯温は何度、抽出時間は何秒というように淹れてしまっては、そのお茶の美味しさを引き出すことはできません。お茶の種類に関わらず、目の前にあるお茶を美味しく淹れるためのちから、また、安全で美しい茶器の扱い方などを体得していただくことを目標にご指導させていただきます。このお茶は何秒抽出、何度のお湯を・・・というお教え方はいたしません。その方の淹れるスタイルに合わせて、より美味しく淹れるかたちをアドバイスさせていただきます。

ご参加いただく方には各自30分程度、実際にお茶を淹れていただきます。

ご参加をご希望の方は admin@suzuchado.com まで
・お名前
・ご住所およびご連絡先のお電話番号(ご参加されたことのある方は不要)
・ご希望のお支払い方法
  銀行振込(住信SBIネット銀行)
  ゆうちょ銀行振込
・ご希望の参加日時
を明記の上、お申込みください。

お申込みは継続してご参加いただき、体験していただきたいということもありますので、前回ご参加いただいた方を優先にお受けいたします。また、当店のご利用をされたことのあるお客さまを優先とさせていただきますのでご理解いただけますようお願いいたします。

本日2月20日より24日24:00まで、前回ご参加いただいた方のお申込みをお受けいたします。
2月25日から3月5日までの当店のご利用をされたことのあるお客さまのお申込みを受付いたします。

当店のご利用のない方のお申込みはそれ以降、残席のある場合となります。
どうかご理解いただけますようお願いいたします。

また、みなさまにお会いできるのを楽しみにしております。

満席となりました。現在はキャンセル待ちをお受けしております。

麻黒寨

麻黒寨

易武の麻黒寨で茶農家を営む友人を訪ねてきました。
易武茶山は道が悪く、奥へ行くほど悪路となります。麻黒寨までは比較的道路が整備されていますが、それでも道は細く、場所やタイミングによっては土砂崩れをおこしていたりします。そんな林道のような山道を越えて麻黒寨に到着です。

麻黒寨も小さな集落です。殆どが茶農家という場所で、集落には小さな商店があるのみといった場所です。山間に傾斜にそって張り付くように自宅兼製茶場が建てられているような風景の場所です。友人の製茶場も傾斜の途中にあり、崖の途中にあるような小さな製茶場です。全て手作りの素朴な製茶場ですが、とても綺麗にしているのが印象的です。

麻黒寨

友人の製茶場を見せていただきました。山の奥の方にある古樹茶の製茶を行っていて、ちょうどこの時は醗酵を行っていました。
最近は手間がかかるという理由で萎凋、(軽)醗酵を行わない作り手が増えています。しかしながら、普洱茶でもきちんと萎凋や醗酵を行ったお茶の方が味わいも香りも良いお茶となります。
この友人は萎凋、醗酵の重要性をきちんと認識していて、こうして萎凋槽も製作、設置しています。とても丁寧な製茶をする作り手です。こうした丁寧な製茶を行う作り手は今では少数派になってしまいました。

麻黒寨

最上階は晒日乾燥を行う場所になっています。乾燥工程の様子を見ても西双版納の日光の強さが分かります。最終乾燥を行うこの場所は直射日光が当たらないように半透明の屋根が設置されています。これでも茶葉の状態によっては焼けてしまうので、乾燥状態にあわせて適宜茶葉を奥場所を変えたり、日よけを追加したりと調整しながら乾燥を行います。

こうした小さな製茶場では餅茶の加工はできず、毛茶または散茶までを製茶しています。餅茶にする場合は既にご紹介したような餅茶の成形ができる製茶場へ茶葉を持ち込んで加工を依頼することになります。

麻黒寨

乾燥中の茶葉です。とても丁寧に茶葉が並べられているのがわかりますか?
均一に乾燥させていくために、1枚1枚丁寧に並べて乾燥を行っています。もちろん、この後も茶葉の天地を返したりと細かく調整しながら行っていきます。通常は天地を返しながら平らに茶葉を広げて乾燥させますが、この作り手は丁寧にこうした製茶にこだわっています。こうした丁寧なお茶作りはずっと守っていって欲しいと思います。


2017年 麻黒寨 喬木古樹茶
2017年 麻黒寨 喬木古樹茶

この友人が作った麻黒寨の喬木古樹茶です。

麻黒寨とその周辺にある茶樹はかなりの古茶樹が多いものの、文化大革命時代の農業改革で茶樹の高さを切り詰める切り戻しが行われています。その中でもわずかですが切り戻しをされずに、そのままの状態で残っている茶樹もあります。(非常に少ないです)日本から来たということで、ちょうど製茶が終わったばかりの切り戻しを行っていない茶樹から作られた普洱生茶を特別に譲っていただきました。
この喬木古樹茶はその名の通り、樹齢500年、樹高6mの古茶樹から作られています。農薬はもちろん、肥料も与えずに自然のままに生きる茶樹から丁寧に摘み取り、機械を使用せずに全て手作業で作られた普洱生茶です。

易武らしさは十分に、萎凋を丁寧に長く行い、普洱茶として最高に丁寧に作られた上質なお茶です。普洱茶の概念が変わるお茶です。易武の易しい甘さ、高い品格のある花香、それでいて茶樹の力強いミネラル感もしっかりと感じられます。
2018年の現在もとても美味しく楽しめます。しかし、このお茶は2020年前後、3年が経過した頃にはまた違うお茶へ進化します。この変化も不思議で面白いのが本当の普洱生茶の醍醐味でもあります。

易武百花潭小餅
易武百花潭小餅

易武滇王小餅に続いてコストパフォーマンスの高い普洱生茶です。おかげさまですぐにリピートされるお客さまも多く、残り僅かとなっております。

易武の中でも香り高い普洱生茶が作られることで知られる百花潭の喬木古茶樹から作られている普洱生茶です。とても美味しく香り高いお茶が作られる場所ですが、産出量が少なく、なかなか市場に出回りにくいというお茶でもあります。
しっかりと萎凋を行った最近では珍しく丁寧な製茶を行い、昔ながらの石磨圧延で成形された1枚100gと楽しみやすいサイズになっています。

蜂蜜のような艶やかな金色の透明度の高い茶水です。見事な甘い花香が感じられます。百花潭ならではの香りの良さ、高さを持っています。味わいはその香りのように優しく、甘く、そしてミネラル感もしっかりと感じられ、大変にバランスの良い普洱生茶に仕上がっています。

易武百花潭小餅 大紅袍朱泥茶壺 入荷しました!

易武百花潭小餅
易武百花潭小餅

易武滇王小餅に続いてコストパフォーマンスの高い普洱生茶が入荷しました!

易武の中でも香り高い普洱生茶が作られることで知られる百花潭の喬木古茶樹から作られている普洱生茶です。とても美味しく香り高いお茶が作られる場所ですが、産出量が少なく、なかなか市場に出回りにくいというお茶でもあります。
しっかりと萎凋を行った最近では珍しく丁寧な製茶を行い、昔ながらの石磨圧延で成形された1枚100gと楽しみやすいサイズになっています。

蜂蜜のような艶やかな金色の透明度の高い茶水です。見事な甘い花香が感じられます。百花潭ならではの香りの良さ、高さを持っています。味わいはその香りのように優しく、甘く、そしてミネラル感もしっかりと感じられ、大変にバランスの良い普洱生茶に仕上がっています。

陳皮普洱茶のご予約をされている方で同梱発送をご希望の場合は2月10日までにお求めください。送料については後ほど当店の方で調整させていただきます。

楊嬌 美人肩
楊嬌 美人肩

朱泥の中では最高品質の大紅袍を使用した茶壺が入荷しました。

楊嬌は非常に技術力の高い女性紫砂作家です。若くして紫砂大師となった範澤鋒の一番弟子として、その高い技術力、センスの良さで非常に注目されている作家です。既に作品の入手が難しくなりつつあります。師との長い付き合いということもあり、入手が可能となりました。また範澤鋒を中心とする技術力の高いことで知られる工房、龍徳堂で保有する大紅袍の使用許可を受けているということでも、将来が楽しみな作家です。

美人肩という茶壺は伝統的な形で多くの作家が作っていますが、このような洗練された造形の美人肩はなかなかありません。どこか垢抜けないバランスの悪い美人肩が多い中、品格のある美人肩に仕上げた彼女のセンスはとても素晴らしいものがあります。

古玉瓷飲杯 (小)
古玉瓷飲杯 (小)

スタンダードな茶杯として人気の古玉瓷飲杯が再入荷しました!
長く完売しており、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

テイスティングなどに使いやすいサイズと形状でおすすめです。


2月17日、18日のお茶を楽しむ会へのお申込みをたくさんいただきました。どうもありがとうございました。
3月は17日および18日に開催する予定です。
お茶について学ぶ会という性質上、お申込みは2月の会にご参加いただいた方を優先とさせていただき、その後は当店ご利用実績のある方を優先にご予約をお受けする予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

餅茶の乾燥と熟成

易武

餅茶の形に成形した普洱茶は天日でじっくりと乾燥させていきます。緑茶や青茶、紅茶などのように高温で乾燥させると早く乾燥することができますが、普洱茶特有の麹菌による醗酵をすることができません。(殺菌されてしまうため)そのため基本的には晒日、太陽の光で乾燥を行います。
最近は乾燥室などを使って乾燥させる製茶場も増えています。特に大手製茶場は殆ど乾燥室を使用しているようです。たしかに晒日で乾燥を行うには時間も場所も必要になります。また、天候によっては何日も何週間も乾燥に時間を要する場合もあります。この易武天能茶庄では乾燥室自体が存在しないため全て晒日、太陽の光で乾燥を行っていますが、こうした昔からの乾燥方法も段々と少なくなりつつあります。

易武

毛茶(荒茶)の乾燥のときと同じように雲南、西双版納の日差しはとても強く、太陽の光を加減しないと餅茶が焼けてしまいます。特に水分量の多かった毛茶の時とは違い、餅茶にしてからの最終乾燥は更に気を使う必要があります。そのため天候が良い日は野外ではなく、こうした乾燥用の室内で行います。屋根代わりに日差しを和らげるため半透明の日よけがあります。室温は20度後半から30度半ばあたりといったところで、乾燥用の部屋といっても温室のような感じです。ここで時間をかけてゆっくり乾燥していきます。

易武

半透明の日よけがあっても餅茶の乾燥状態によっては茶葉が焼けてしまいます。そのくらいに西双版納の日差しは強いのです。これは乾燥が進んできた餅茶が焼けないように更にダンボールを被せて日差しを遮っているところです。こまめに餅茶の状態を確認して日光をコントロールしていくのは手間のかかる作業です。またその判断も経験がないと分かりません。大手製茶場が乾燥室を採用する理由も分かりますが、ここではこの最終乾燥も天日以外は味わいに影響するため頑なに昔からの製茶方法を守っています。
余談ですが普洱茶の乾燥室は天日ではなく、温風で行います。ただし麹菌による後熟成ができるように低温で時間をかけて行います。それでも天日による乾燥が1週間以上は必要であることに対して、乾燥室を利用した場合は半日で終了することができます。

易武

通常、こうした産地の製茶場では製茶した茶葉は全て出荷されます。古いビンテージの普洱茶は産地には無いのが普通です。
この製茶場、友人は珍しく、製茶した普洱茶の一部は出荷せずに自らが管理する保管庫で熟成させています。保管庫はさほど大きくないため、その年の最も思い入れのある普洱茶を1ロット分入倉、熟成させているそうです。
この保管庫は徹底的に温湿度管理がされていて、保管庫内の至る所に温湿度計が設置されています。温度や湿度によって外気を入れたり、締め切ったりとこちらも細かくチェック、管理されています。また、保管庫内も土足厳禁、髪の毛を出したまま入らないなど、製茶場と同様の衛生管理もされています。


濃香系鉄観音と呼ばれる焙煎を施した鉄観音は、品質のあまり良くない清香系鉄観音を焙煎したり、売れ残った清香系鉄観音を焙煎しているものが多く見られますが、本来、濃香系鉄観音は清香系とは製法が異なり、元々の鮮葉の質、発酵度合いなど、全く異なる品質が茶樹栽培の時点から求められるものです。この鉄観音は鮮葉から濃香系鉄観音を作るためにこだわって作られています。

福建省安渓感徳の中でも標高1000mを超える山の中で作られた鉄観音です。鉄観音の原産地、安渓は今や随分と開発が進み、都会となっている部分も多いものですが、この鉄観音は安渓の中でも北側の感徳で作られています。感徳といっても大変広く、その中でも大変な山の中にある茶農家で作られています。標高が高いというだけでなく、電気がようやくあるのみといった昔のままの村で無農薬栽培で作られています。

感徳鉄観音 炭焙 2017秋 軽火
感徳鉄観音 炭焙 2017秋 軽火

とても品質にこだわる、そして製茶技術の高い作り手による鉄観音です。
2017年は気候にも恵まれ、大変良い仕上がりとなりました。
軽火といっても1ヶ月ほどかけて焙煎を行って仕上げます。フレッシュな味わいも残しつつ、炭焙煎の美味しさも加えたこの鉄観音は製茶に高い技術が求められます。

今楽しむのであれば上記の軽火鉄観音がお勧めですが重火(重焙煎)もご紹介いたします。

感徳鉄観音 炭焙 2017秋 重火
感徳鉄観音 炭焙 2017秋 重火

焙煎技術が高いため、通常の鉄観音よりも水分が少なく仕上がっています。(軽火も同様)時間と共に変わっていく美味しさをお楽しみいただけます。
特にこの重火は長期の後熟成を楽しむことを目的としていることもあり、大変にポテンシャルの高い茶樹の鮮葉を厳選して製茶しています。製茶してまもない今の時期はその茶樹の強さも感じます。実際の飲み頃は1年後、2018年末ごろからです。

すぐにベストな状態でお楽しみいただくには軽火をおすすめいたします。
重火との焙煎の違いを楽しむこともお勧めさせていただきたく、この重火は特別に後熟成が完了する前にご紹介させていただきます。

重火でのおすすめは2016年の秋茶が飲み頃です。

鈴茶堂 お茶を楽しむ会

鈴茶堂

2月よりお茶を楽しむ会を開催いたします。
中国茶を中心に美味しくお茶を淹れる方法を学びながら、また、お茶について学びながら楽しめる場にしたいと思っております。

お茶は同じ種類のものでも茶葉によって、気温によって、湿度によって、水によって、湯温によって、そして使う茶器によっても味わいや香りが変わります。茶葉の量は何グラム、湯温は何度、抽出時間は何秒というように淹れてしまっては、そのお茶の美味しさを引き出すことはできません。お茶の種類に関わらず、目の前にあるお茶を美味しく淹れるためのちから、また、安全で美しい茶器の扱い方などを体得していただくことを目標にご指導させていただきます。

ご参加いただく方には各自30分程度、実際にお茶を淹れていただきます。

日時 2018年2月17日(土曜)16時00分~18時30分頃まで
場所 東京都新宿区 丸の内線四谷三丁目駅徒歩5分
詳しい場所は参加受付後にお知らせいたします
料金 3000円
お申込みが確定しましたら銀行振込(SBIネットバンク)またはゆうちょ銀行振込にてお支払をお願いします。(詳細はお申込み確定後にご連絡いたします。)
その他 茶葉および茶器はご用意させていただきます。

ご参加をご希望の方は admin@suzuchado.com まで
・お名前
・ご住所およびご連絡先のお電話番号
・ご希望のお支払い方法
  銀行振込(住信SBIネット銀行)
  ゆうちょ銀行振込
を明記の上、2月10日までにお申込みください。

2月1日から6日までの間は中国出張中のため確認のお返事が遅くなる場合があります。

お席には限りがありますため、定員に達した場合は満席となります。また、当店をご利用されたことのある方のお申込みを優先とさせていただきます。
3月は17日を予定しております。(2月にご参加いただいた方は優先してご予約いただけます。)
どうかご了承ください。

追加開催いたします。
2018年2月18日(日曜)13時00分~15時30分頃まで

全て満席となりました。ありがとうございます。キャンセル待ちの方も多数いらっしゃる状態となりますので、現在はキャンセル待ちもお受けしておりません。どうかご了承ください。


2月2日から6日まで中国出張のため、発送業務がお休みとなります。
1月30日18時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は2月1日までに発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合、1月30日中に入金確認ができたご注文を2月1日までに発送いたします。それ以降のご注文は2月7日以降の発送となります。
また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

固形茶の成形

易武

今までは餅茶の成形をご紹介してきましたが、普洱茶の固形茶には色々な形があります。歴史と共に作り出されてきた形として今も伝わる固形茶の形状は様々ですが、最近増えているのが小さな丸い粒のような固形茶です。最近になって作られるようになった固形茶のため名称が定まっていないのですが、茶粒、粒茶とか小龍珠と呼ばれることが多いようです。

餅茶と同様に蒸して柔らかくした毛茶(荒茶)を1回分ずつ丸めて写真のように布で包んで口を縛り固形茶にしていきます。似たような大きさでは観光客などへのお土産用に生産されることの多い小沱茶があります。キノコの笠に似た形の沱茶をそのまま小さく1回分にしたものです。ただし、小沱茶でも沱茶の形にするためには専用の型が必要であるため、ある程度の大手ではないと生産できないという事情もありました。この粒茶は特別な型も機械も必要とせず、ここ数年、急速に作られることが増えてきています。通常サイズの餅茶のサイズでは高価になりすぎてしまうような普洱茶をこうした小さな固形茶にすることからはじまり、今では様々なグレードの茶葉でも作られるようになってきました。

易武

この友人の製茶場で使う布はこうした晒木綿のみを使っています。この素材は製茶場によって様々です。形が綺麗にできるのは布ではなくビニールです。多くの製茶場では見た目を良くするためにビニール素材を使って成形を行います。
しかしながら、ビニールは通気性がありません。成形には荒茶を軽く蒸して柔らかくして行いますが、布で包んだ後はその形を固定化するためにしばらくはそのまま休ませます。この時にビニールでは中に茶葉が不要に蒸されてしまい、味や香りに影響が出てしまいます。
ここでも品質のこだわりがあり、形は綺麗にならないけれども香りと味を損なう素材は使わないとのことで、晒木綿以外は使っていません。

易武

以前にもお話しましたが、固形茶を作ることの出来る製茶場は多くありません。製茶時期は自分たちのお茶を優先して行いますが、茶農家や固形茶の成形をすることが出来ない茶業から茶葉が持ち込まれることもあります。固形茶の製造依頼という需要も実は結構あります。
固形茶の成形は主に製茶の落ち着いた時期を狙って持ち込まれることが多いのですが、餅茶の他にも様々な形の固形茶を作るための型もありました。中には型ごと持ち込みされる場合もあるそうです。

易武

これは内飞(内飛)と呼ばれる普洱固形茶の中に入れる紙です。これだけで実はコレクターもいるほど、茶業、製茶場によって色々と違います。またビンテージの普洱茶の鑑定などでは真偽を確かめるための重要なアイテムの1つでもあったりします。
これは友人製茶場のものですが、持ち込みされる茶葉の場合は内飛も持ち込みしてもらうのだそうです。


能天源七子餅茶 易武正山古樹 古式手工 2014
能天源七子餅茶 易武正山古樹 古式手工 2014

この友人の製茶場、易武天能茶庄の普洱茶です。

使用する茶葉は易武の山深い場所にある自然のままに育った古茶樹、茶葉の殺青(発酵を止める工程)もガスではなく薪を使い、製茶機械を可能な限り使用しない昔ながらの製法にこだわっています。もちろん、圧延工程も昔ながらの石磨圧延です。

非常に高く綺麗な、そして長く続く見事な、易武の人たちの言うところの「蘭花香」が感じられます。ちょうど熟成が一段落したところで、本来持っている香り高さに加えて蜜のような甘い香りも深く出ています。易武らしい甘味は深くしっとりと、優しいミネラル感とあわせて複雑な、それでいて喉に心地よい仕上がりになっています。3年間熟成させていますが、易武での徹底した乾倉管理ということもあり、いわゆる陳香は感じられません。

飲み終えた時にはぜひ葉底、茶殻もご鑑賞ください。大変に丁寧に作られた綺麗な茶葉です。


自家栽培陳皮普洱茶
自家栽培陳皮普洱茶

先日の中国出張の際に長く家族ぐるみでお付き合いしている友人茶商から自家栽培した陳皮を使った陳皮普洱茶をいただきました。帰国後に改めて飲んでみたところ、とても優しく美味しいお茶であることに驚き、ぜひ当店でもご紹介させて欲しいとお願いしたところ特別に作っていただけることになりました。

友人の故郷、浙江省で自家用に栽培された無農薬の陳皮を贅沢に使った陳皮普洱茶です。

陳皮は友人茶商の親戚が特別に栽培しているマンダリンオレンジ(陳皮の原料)を使用しています。この農家では主に佛手柑を栽培していますが自家および親戚内での消費用として無農薬・有機栽培で陳皮も作っています。
普洱茶は熟茶に定評のある大益のものを使用しています。普洱茶の専門家でもある友人のセレクトで癖のない飲みやすい美味しい普洱茶を選んでいます。

自家栽培陳皮普洱茶

元々は自家用のお茶として作られているため、ご予約分のみの製造、ご紹介となります。

一般的な陳皮普洱茶のような強い香りはなく、優しいほっとするような柑橘の香りが特徴的です。普洱茶は癖のない上質な熟茶を使用しているため、飲みやすく、さらっとした甘味が感じられます。カフェインが殆ど無いお茶でもありますのでお休み前のお茶としてもおすすめです。また、寒い季節の健康管理に取り入れるのもおすすめです。一般的な陳皮普洱茶や青柑茶の香りが強すぎて苦手という方にもおすすめいたします。

ご予約は1月28日24:00までとさせていただきます。
陳皮の量に限りがありますため、予定数を超えた場合はご予約を早期終了させていただきます。
発送は入荷後、2月10日頃を予定しております。

易武滇王小餅・中茶牌 老茶頭・定番茶器 入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

とても美味しく、コストパフォーマンスの高いプーアル生茶が入荷しました!

易武滇王小餅(易武テン王小餅)
易武滇王小餅(易武テン王小餅)

旧六大茶山の曼撒、倚邦の喬木古茶樹から作られている普洱生茶です。
しっかりと萎凋を行った最近では珍しく丁寧な製茶を行い、昔ながらの石磨圧延で成形された、1枚200gと楽しみやすいサイズになっています。

蜂蜜のような艶やかな金色の透明度の高い茶水です。品格のある優しい蘭香と甘い蜜香が感じられます。味わいはその香りのように優しい甘味が特徴的です。ミネラル感もしっかりと感じられ、大変にバランスの良い普洱生茶に仕上がっています。

中茶牌 老茶頭 2010年
中茶牌 老茶頭 2010年

雲南中茶茶業有限公司の2010年老茶頭が入荷しました。

茶頭というのは普洱熟茶を製造するのに必要な渥堆工程(麹菌などによる後発酵)で発生する、いわゆる半端モノです。渥堆工程では積み上げた茶葉に水をかけ、温度と湿度を上げた状態で後発酵を行います。その発酵過程で茶葉同士が固まりになってきます。それを人間が鍬のような道具でほぐしますが、そこで発生する、特に熟成が進んだために、ほぐしきれなかった塊を茶頭といいます。しっかり熟成が進んでいる良質の茶葉が多く、お値打ち品です。

濃厚な甘さを持つ茶頭が多い中、この中茶牌老茶頭は爽やかな果汁系の甘さを持つお茶です。棗香が感じられ、余韻が長いのも印象的です。

使いやすいとご好評をいただいております定番茶器が再入荷しています。

古玉瓷 蓋碗 (大)
古玉瓷 蓋碗 (大)

古玉瓷 蓋碗 (小)
古玉瓷 蓋碗 (小)

また、僅かですが青花の茶こしも再入荷しています。

青花 茶こし
青花 茶こし


2月2日から6日まで中国出張のため、発送業務がお休みとなります。

1月30日18時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は2月1日までに発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合、1月30日中に入金確認ができたご注文を2月1日までに発送いたします。それ以降のご注文は2月7日以降の発送となります。

また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。