ワークショップ 2019年5月 ありがとうございました!& 6月開催詳細

ワークショップ 2019年5月

ワークショップにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
今月は以下のお茶でした。

明前洞庭碧螺春 2019
(江蘇省太湖洞庭東山)

白天鹅
(浙江省竜泉市茶坦)

金観音
(浙江省竜泉市茶坦)

金福紅
(浙江省竜泉市茶坦)

今回は淹れ方だけでなく、お茶の製法の違いについてもご紹介させていただきました。碧螺春は伝統的な製法のものと、別に最近急速に広がりつつあるマイクロ波殺青で製茶されたものを比べていただきました。茶葉の外観の違い、味わい、香りの違いにみなさん驚かれたと思います。また、店主の感覚ですが、今年の緑茶は各地でこのマイクロ波殺青を取り入れたものが多く出てきましたが、サンプルを味わう限りでは別の産地の別のお茶でも共通した特有の味わいがでてくるように思います。(当店ではマイクロ波殺青の茶葉は取扱いたしません。)

また、龍泉窯のある竜泉で地元の人達に愛されている緑茶(白天鹅)と紅茶(金福紅)もご紹介させていただきました。知名度の低いお茶ですが、完成度が高く、美味しくお楽しみいただけたと思います。
また、同じ地域、浙江省で作られている青茶(金観音)も味わっていただきました。おそらく気候的な問題だと思いますが、このお茶の特徴、問題点なども説明させていただきました。

今回は先日訪問してきた龍泉窯の劉傑大師の茶器を中心に茶席を組みました。劉傑大師は若くして中国伝統工芸大師、麗水市工芸美術大師となった非常に優秀な作家さんです。APECやG20、一路一帯といった国賓を迎えて行われる晩餐会で使用される食器の制作にも携わっている方です。竜泉の中でも郊外、携帯電話の電波も届かないような山の中に在山堂という工房を構えて作品を創り出しています。茶畑と竹林に囲まれた素敵な工房でした。

在山堂
在山堂柴窯

ご自身もお茶が大好きで、地元の美味しいお茶をご自身の作品である蓋碗を使って淹れてくださいました。今回ワークショップでご紹介したお茶のほとんどは彼に紹介、茶園まで連れていっていただいたお茶です。
自らも使う茶器であるせいか、彼の作る茶器は美しいだけでなく、とても使いやすく、驚くほど美味しくお茶がはいります。実際、景徳鎮とは土質が異なるため、特に美味しくお茶を入れることができる蓋碗を作るのは難しいはずなのですが、さすがとしか言えません。本当に素晴らしい作家さんです。

最後に店主が淹れたお茶はこちらです。

洞庭碧螺紅茶 2019
(江蘇省太湖洞庭東山)

最近になって作られるようになった紅茶です。なかなか秀逸な濃厚な甘い香りと味わいを持つ紅茶です。こちらは近日中にショップにてご紹介させていただきます。

次回は6月15日、16日および17日の開催となります。
6月より平日、月曜日の開催を追加いたします。

日時 2019年6月15日(土曜)16時00分~18時30分頃まで
2019年6月16日(日曜)
  1部 : 13時00分~15時30分頃まで
  2部 : 17時00分~19時30分頃まで
2019年6月17日(月曜)14時00分~16時30分頃まで
場所 東京都新宿区 丸の内線四谷三丁目駅徒歩5分またはJR信濃町駅徒歩7分
詳しい場所は参加受付後にお知らせいたします
料金 3000円
当日現金にてお支払いください。(お釣りのご用意はありませんので、お釣りがないようにご用意いただきますようお願い致します。)
その他 茶葉および茶器はご用意させていただきます。

ご参加いただく方には各自30分程度、実際にお茶を淹れていただきます。

お申込みは継続してご参加いただき、体験していただきたいということもありますので、前回ご参加いただいた方を優先にお受けいたします。その後、お席に空きが出た場合は、以前に参加したことがあり、今後の参加を希望している方のご予約をお受けいたします。参加したことがない、以前参加したことがあるが今後の参加を希望していなかったという方はそれ以降、お席に空きがある場合に予約受付のご案内をメールマガジン、ブログ、Facebookなどでご案内させていただきますので、お申込みください。

どうぞよろしくおねがいします。