6月のワークショップにご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
先月は緊急事態宣言のため中止にさせていただきましたこともあり、久しぶりの開催でした。できるかぎりの対策、手洗い、消毒を行って開催させていただきましたが、ほとんどの方とまた元気にお会いできて、とても嬉しく楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。
今月は以下のお茶でした。
蒙頂石花
中国・四川省雅安市名山県蒙頂山茶区
冰岛 古樹月光白
中国・雲南省临沧市勐库冰岛村
金駿眉
中国・南平市武夷山桐木関
武夷岩茶 肉桂
中国・福建省武夷山水簾洞 および 政和市
緑茶の時期ということもあり、蒙頂石花を。中国茶がお好きな方であっても、中国緑茶は味わったことがないという方も少なくないのですが、実は中国茶の基本は緑茶です。日本の緑茶とはまた違う味わいや香りを実感していただきました。また、美味しくお茶を淹れるようになるには、中国緑茶を集中して淹れていただくのが近道ということもご説明させていただきました。
湿度が高く辛い時期になってきました。久しぶりに冰岛の白茶を。このお茶は数年前にも一度ワークショップでご紹介させていただきましたが、その時とは別のお茶のように優しく甘く変化していました。
紅茶も今回は金駿眉を改めて、以前とは違う方向の淹れ方を目指して淹れていただきました。同じ茶葉でも淹れ方によって味わいや香りを変えることができること、それをコントロールできることを目指していただきたいと思います。
そして武夷岩茶の肉桂を2種、正岩茶と外山茶の違いを体験していただだきました。1つは水簾洞という場所で作られた正岩茶。文句なしに美味しいお茶ですが、外山茶も美味しく楽しんでいただけたと思います。正岩茶だから良い、外山茶だから良くないということではなく、美味しいと感じる場所が違うこと、岩韻の有無、そういったことを実感していただだければ幸いです。
最後に店主が淹れたお茶はこちらです。
老班章 古樹単欉 2015
中国・雲南省西双版纳勐海老班章
老班章の高老師による2015年の普洱生茶です。5年が経過したので随分柔らかくなったのではないかなと思っていましたが、まだまだ力強さが凄いお茶でしたね。通常の茶葉の量を淹れると強すぎて負けてしまうほどにパワフルで、それでいて蜜香もしっかりと。美味しいお茶でした。また数年後にみなさんと楽しめればと思います。
まだまだ新型コロナウイルス感染に対して注意をしなければいけない状況は続きますが、ひとりひとりが感染しないよう、広げないように気をつけて、また7月のワークショップでお会いできることを楽しみにしております。