新入荷情報」カテゴリーアーカイブ

特別再販売 曼松古樹 ご予約開始します!

先日ご紹介した曼松古樹をお求めになられたお客さまより、再販売のご要望を多くいただいております。

本来、曼松の、しかも古樹は産出量が少なく、また大変高価で取引されています。
この曼松は中国国内の姉妹店と共同で製茶していただいたもので、現地スタッフが産地まで赴き、製茶を手伝うなどを行い、価格を抑えています。また、当店での販売価格は中国国内よりも抑えた価格となっており、正直なところ、日本国内での販売は多くは行わない予定でした。

お申し込みは5月24日(水)24:00までとさせていただきます。

またwebショップ会員様限定とさせていただきます。
webショップへログインした後にお求めください。

通関に際しての最低量を超えない場合はご注文をキャンセルとさせていただきます。
その場合はご注文いただきました方へ、その旨をご連絡させていただきます。

入荷は5月末あるいは6月上旬を予定しております。

2022年 曼松古樹
2022年 曼松古樹

雲南省の有名な普洱茶の産地の1つに易武があります。一口に易武といっても、その地域はかなり広く、その中でいくつもの村や地名によって分かれています。
その易武の中でも曼松は別格です。
明から清の時代まで、皇帝への献上茶として認められたのは、易武の中ではこの曼松だけでした。

昨年春に製茶したこの普洱生茶は曼松の村からアクセスできる森の中にある、樹齢7-100年位と思われる茶樹から作られています。曼松の普洱茶は大変評価が高く、また高価で取引されていますが、それには理由があります。

曼松の古茶樹の数はそれほど多くありません。
当然、年間の生産量も少なく40kgを超えるかどうかというところです。現地の茶農家も森の中にある茶樹の場所は家族のみにしか伝えず、代々口伝で伝えるのみです。それほどまでに曼松の古茶樹は貴重です。

普洱生茶の中でも老班章や冰島と並んで最高値で取引されているお茶の1つですが、その生産量の少なさは曼松が一番ではないでしょうか。実際、本物の曼松は市場でそれほど見かけません。

黄山毛峰 霍山黄芽 六安瓜片 休寧松蘿 龍泉窯 入荷しました!

特級 黄山毛峰 入荷しました!

黄山毛峰 2023
黄山毛峰 2023

今年も産地の中でも上質な黄山毛峰が作られることで知られる岡村で無農薬栽培で作られた、とても美味しく、蘭香の素晴らしいお茶をご紹介します。
湯温や茶器などを変えて淹れ方による味わいや香りの違いも、ぜひ楽しんでいただきたいと思い、黄山毛峰の美味しさが分かりやすく、高価すぎずにきちんと楽しめるものとして譲っていただきました。
2023年の春は雨が少なく、決して作りやすい年ではありませんでしたが、雨が少なかった分、例年よりも爽やかな蘭香が高く出ています。また凝縮されているかようなミネラル感、強すぎことなく優しい味わいは、今までよりもバランス良く仕上がっています。


2023年 特級 霍山黄芽
2023年 特級 霍山黄芽

中国を代表する銘茶、中でも希少性の高い黄茶の霍山黄芽です。中国10大銘茶の1つとして知られています。
大変に歴史が古く、唐代の頃からこの地でお茶が作られ、現在の製法が確立されたのは明代、その後の清代では皇帝献上茶として高い評価を受けているお茶です。

名産地の1つとされる金竹坪で有機栽培された茶樹から丁寧に摘み取られた茶葉から作られています。特に金竹坪の霍山黄芽は金竹坪黄芽とも呼ばれ品質が高いことで知られています。

驚くような優しい甘味、複雑なミネラル感が合わさり、身体に沁み入るような優しいお茶に仕上がっています。覚醒するような美味しさの緑茶とも違う、身体にやさしいお茶です。
毎年楽しみにお待ちいただく方が多いお茶の1つでもあります。

最近では残念ながら「霍山黄芽」と名乗りながらもこの悶黄を、ほとんど行わないお茶が増えています。
当店がご紹介するこの霍山黄芽はしっかりと悶黄を行っている本物の黄茶です。


六安瓜片は続く中国十大銘茶の1つとして知られています。
その歴史は古く、唐の時代には廬州六安茶と呼ばれていました。その後、明の時代に六安瓜片と呼ばれるようになり、清の時代には皇帝への献上茶となりました。

一般的に中国緑茶は芽を使用していればいるほど良質とされることが多いのですが、六安瓜片は違います。
六安瓜片は芽を除いた葉のみで作られます。一芯二葉で摘まれた鮮葉から芽を手作業で取り除きます。葉のみで作られるこのお茶が瓜の種に似ている形状のため「瓜片」という名前になったと言われています。

六安瓜片 2023
六安瓜片 2023

爽やかな花香と六安瓜片特有の香ばしさが感じられます。
味わいはしっかりとした甘味、滋味がありますが、決して強いということはなく、すっきりと優しく味わいをお楽しみいただけます。湯温が下がってくると、六安瓜片ならではの爽やかさがより強く感じられます。

すっきりと美味しく、品の良さを感じさせる美味しい六安瓜片です。


あまり日本では馴染みのない緑茶ですが、休寧松蘿は炒青緑茶の元祖と言われています。
その歴史は古く明代初期までさかのぼります。それまで蒸青緑茶が主流でしたが、この休寧松蘿から炒青緑茶の製法がうみだされ、やがて中国緑茶における製法の主流を占めるようになったとされています。

休寧松蘿
休寧松蘿 2023

休寧松蘿の特徴は「三重」という言葉で表されます。色重、香重、味重という意味です。味わいは三重と聞くといかにも重く濃いものを想像しますが、厚みのある味わいで決して「重い」感じではありません。
落ち着きのある奥行きの深い甘味とミネラル感、旨味が感じられ、派手さはありませんが、地に足がついたような安定感のある味わいです。

静かに優しく沁み入るような、美味しい休寧松蘿です。

ご紹介できる量が少なく、5/28(日)24:00まではweb会員様限定でのご紹介とさせていただきます。ログインの上、お求めください。


久しぶりに龍泉窯の劉傑大師による作品が入荷しました。
彼の作品は洗練された造形、宝石のような釉薬の美しさだけでなく、使いやすく、釉薬の効果で柔らかく美味しくお茶を淹れることができます。

最近では作品の人気の高さ上がり、作品の入手が難しくなってきています。また、茶器の制作が少なくなってきています。

蓋碗は2種類、遺珠のご紹介です。
本来の彼の柴窯(薪窯)の茶壺はもっと高価なものですが、少しだけ欠点があるために完美品(完璧な作品)とはみなされず遺珠(完璧ではないが作品として十分な完成度を持つ作品)とされました。
そのため、かなり価格を抑えてご紹介させていただいています。
それ以外に欠点はなく、使用には全く問題はありません。
不完全さも含めて、長く可愛がっていただければと思います。

在山堂 劉傑 壬寅柴窯第一窯 粉青蓋碗
在山堂 劉傑 壬寅柴窯第一窯 粉青蓋碗

在山堂 劉傑 壬寅柴窯第一窯 粉青蓋碗
在山堂 劉傑 壬寅柴窯第一窯 粉青蓋碗

茶壺は劉傑大師の作品の中では珍しい石瓢壺です。
飛青磁の石瓢壺は更に珍しい作品です。
完成度が高く、出水の美しさも素晴らしく、かなり秀逸な作品です。

在山堂 劉傑 癸卯柴窯第一窯 石瓢壺
在山堂 劉傑 癸卯柴窯第一窯 石瓢壺

金華野生茶 太平猴魁 入荷しました!

雲南省西双版納傣族自治州

3年2ヶ月ぶりに中国出張へ行ってきました。
久しぶりの中国は3年間でずいぶん変わってきたように思います。
特に茶葉流通事情などは、また新しい動きがでてきたようで、落ち着き次第、Facebookやブログなどでご紹介できればと思っています。


金華 野生茶 2023
金華 野生茶 2023

今年も少量ですが作っていただきました。
栽培品種にはない驚くような甘味のある本物の野生茶です。
毎年楽しみにお待ちいただいている方も多いお茶です。

店主友人のお母様が毎年手作りしているもので、名前のない自家製茶です。
人の管理下にない、本物の野生茶樹から作るお茶です。人が立ち入らない急斜面の山の中に自生する野生茶樹から作られています。
標高約800mの急斜面を1日茶摘みをして回っても1日で作れるお茶の量は、多くてもたった250gです。山が厳しいうえに野生茶樹は品種改良された茶樹と違い成長が遅く、また点在して自生しているために、折角山に入っても少しずつしか摘むことができません。

整備された茶山と違い、厳しい原生林のために、なかなか山に入れない状況が続き、茶摘み、製茶を行う友人のお母様がご高齢ということもあり、一昨年は製茶が行われませんでした。昨年からは家族、親戚のみなさんの助けもあり、茶摘みと製茶をすることができました。山の中の茶摘みは相当に体力を必要とするため、親戚と親しい友人分のみしか作られません。特に今年は雨が少なく、芽が出てくるのが遅れたり、少なかったりと大変だったそうです。
あと何年楽しめるか分かりませんが、多くの方にこの優しさを味わっていただきたく、特別に鈴茶堂にも分けていただいています。


今年も太平猴魁が入荷しました。
生産量が少なく、数年前までは大変に高価な価格で取引されていた緑茶です。
柿大茶種という大きな茶葉から作られる独特の形状をした茶葉は、その外観もあって一躍有名となりましたが、清代のころから作られています。

手工 太平猴魁 2023
手工 太平猴魁 2023

清らかな蘭香が高く出ます。太平猴魁はこの蘭香が特徴です。
中国国内でも太平猴魁と名乗るお茶が以前よりも多く流通するようになりましたが、本来の生産地である猴坑か、そうではない産地かでこの香りが大きく違います。猴坑産の太平猴魁の香りは格別です。
また、今年は雨が少なく、生産量が大きく下がったものの、雨が少なかったことで味わいの奥行きと特にこの蘭香が素晴らしく出ています。茶質がしっかりとした上質な茶葉であるため、とろりとした甘い味わいが、長い余韻と共に楽しめます。

何年も前からご紹介したいと作り手さんを訪問したりと検討していた太平猴魁ですが、近年は価格も収まってきたとはいえ、まだまだ高価であったり、品質と価格のバランスがうまくとれなかったりと入荷を見合わせてきたお茶です。
特に今年は安徽省を含め、各地茶産地で雨が少なく、かなりの減産となりました。
この作り手さんとは長年のお付き合いということもあり、昨年と同じ価格でご提供できるよう配慮いただきました。


■ 2023年 緑茶・黄茶の入荷状況について 5/12時点 ■

現時点で入荷を予定している新茶(緑茶・黄茶)は以下となっております。

安徽省のお茶:
霍山黄芽 5月中旬または下旬にご紹介開始予定
黄山毛峰 5月中旬または下旬にご紹介開始予定
六安瓜片 5月中旬または下旬にご紹介開始予定

どうぞよろしくお願いいたします。

GW特別企画 WEB会員様限定 牛欄坑肉桂

武夷山 牛栏坑(牛欄抗)

武夷岩茶の産地の中でも牛欄坑は、最高品質の肉桂が作られることで知られています。
その美味しさ、香りの素晴らしさは誰もが驚くほどのレベルですが、決して広い地域とは言えない牛欄坑で作られる本物は生産量が少なく、とても貴重で高価なお茶です。

本物の牛欄坑であっても、牛欄坑のどこで作られた肉桂かでもまた品質が変わります。
牛欄坑の中でも最も美味しい肉桂が作られると言われるエリアの樹齢約40年の茶樹から作られた、牛欄坑肉桂の中でも最上級の肉桂を特別価格でご紹介いたします。これもこの場所に畑を持つ作り手さんから直接ご紹介することで実現できました。

手工岩茶 牛欄坑 肉桂 2022

GW特別企画として本日5月2日から5月5日21:00までの期間のみ、WEBショップ会員様に限定してご注文をお受けいたします。
会員ログインを行ってからご注文ください。

また、数量限定となります。予定数を超えた場合はご注文を締め切らせていただきます。


■ 2023年 緑茶・黄茶の入荷状況について 5/2時点 ■

現時点で入荷を予定している新茶(緑茶・黄茶)は以下となっております。

浙江省のお茶:
金華 野生茶 5月中旬にご紹介開始予定
径山茶 大幅な値上がりにつき入荷を見合わせます

安徽省のお茶:
太平猴魁 5月中旬または下旬にご紹介開始予定
霍山黄芽 5月中旬または下旬にご紹介開始予定
黄山毛峰 5月中旬または下旬にご紹介開始予定
六安瓜片 5月中旬または下旬にご紹介開始予定

どうぞよろしくお願いいたします。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

現在、5月9日まで、中国出張のため発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みの期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信にいつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

龍井 碧螺春 入荷しました!/ 孟庫深林古樹 曼松古樹 ご予約受付開始

明前 鳩坑種龍井 入荷しました!

龍井茶は中国緑茶の中で最も有名な銘茶です。中国国内でも人気が高く、たいへん高額なお茶であることでも知られています。有名な産地の龍井茶は1斤(500g)で十万円前後、それ以外の産地でも数万円という値がつけられています。日本にも多くの龍井茶が輸入されています。その殆どが龍井43や群体種(在来種)による龍井茶です。

鈴茶堂では名産地の龍井茶を扱うことも考えましたが、国内の中国茶専門店などで、その様な龍井茶はご紹介されていると思います。
高価で貴重な龍井茶はたいへん美味しいお茶ですが、高価すぎずに楽しめる龍井茶として、以前から九曲紅梅でお世話になっている陳和震老師にお願いして鳩坑種による龍井茶を作っていただきました。
2023年3月22日に摘み取り、製茶しています。

明前 鳩坑種龍井 2023
明前 鳩坑種龍井 2023

同じ品種の茶樹から作られている紅茶、九曲紅梅と比べて楽しむのもおすすめです。

伝統 九曲紅梅 2022
伝統 九曲紅梅 2022


明前 手工 洞庭碧螺春 入荷しました!

碧螺春は龍井茶と並ぶ中国を代表する緑茶です。
非常に細かい芽と豊富な白毫、深みのある甘みと旨味が特徴的な名茶です。

明前 手工 洞庭碧螺春 2023
明前 手工 洞庭碧螺春 2023

本来の碧螺春、緑茶は浙江省蘇州の近くにある大きな湖、太湖に突き出すようにある洞庭山と呼ばれる地域が本来の産地とされています。しかしながら、本来の産地である洞庭山で作られる碧螺春はその評判の高さのせいか、近年は洞庭山以外の場所でも多く作られるようになっています。残念なことにそれらも洞庭碧螺春として流通していることが多く見られます。
洞庭山の中でも東山で代々お茶づくりと果樹栽培を行っている作り手によって丁寧に作られた洞庭碧螺春です。


勐庫深林古樹 曼松古樹 ご予約受付開始します!

昨年の春、中国国内の友人茶商と当店現地スタッフが現地に赴き、共同で作った普洱生茶です。
4月19日24:00まで特別価格でのご予約受付を開始いたします。

ご予約期間終了後、入荷後は通常販売させていただきますが、価格が変わります。予定数を超えたお申し込みがある場合は受付の早期終了をさせていただきます。また、その場合の通常販売はございません。

発送は5月中旬を予定しております。

2022年 深林古樹
2022年 深林古樹

雲南省の臨滄市勐库は有名な普洱茶の産地の1つです。
多くの名産地を抱える理由がわかるほど原生林が多く、野生茶樹が多い地域でもあります。この地域は同じ普洱茶の産地の中でも降雨が少なく、易武などに比べるとより香りが強く、力強い普洱茶が多いのが特徴です。

昨年春に製茶したこの普洱生茶は勐库の原生林に自生する野生茶樹から作られています。原生林の中に分け入り、詳細な樹齢は分かりませんが、数百年は経っているであろう茶樹から1枚1枚丁寧に茶摘みを行って製茶しています。茶園の茶樹と違い、原生林の中にある野生茶樹の場合、茶摘みのための足場を組むこともできず、1本1本、樹に登って茶摘みを行います。もともとの茶樹のちからが強く、美味しく楽しめるまでに1年ほどかかりました。

2022年 曼松古樹
2022年 曼松古樹

雲南省の有名な普洱茶の産地の1つに易武があります。一口に易武といっても、その地域はかなり広く、その中でいくつもの村や地名によって分かれています。
その易武の中でも曼松は別格です。
明から清の時代まで、皇帝への献上茶として認められたのは、易武の中ではこの曼松だけでした。

昨年春に製茶したこの普洱生茶は曼松の村からアクセスできる森の中にある、樹齢100年位と思われる茶樹から作られています。曼松の普洱茶は大変評価が高く、また高価で取引されていますが、それには理由があります。

曼松の古茶樹の数はそれほど多くありません。
当然、年間の生産量も少なく40kgを超えるかどうかというところです。現地の茶農家も森の中にある茶樹の場所は家族のみにしか伝えず、代々口伝で伝えるのみです。それほどまでに曼松の古茶樹は貴重です。

普洱生茶の中でも老班章や冰島と並んで最高値で取引されているお茶の1つですが、その生産量の少なさは曼松が一番ではないでしょうか。実際、本物の曼松は市場ではそれほど見かけません。


■ 2023年 緑茶の入荷状況について 4/15時点 ■

現時点で入荷を予定している新茶(緑茶・黄茶)は以下となっております。

浙江省のお茶:
金華 野生茶 (製茶された場合)4月下旬または5月上旬にご紹介開始予定
径山茶 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります

安徽省のお茶:
太平猴魁 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります
霍山黄芽 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります
黄山毛峰 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります

その他、現在検討中のお茶もあります。

どうぞよろしくお願いいたします。

蒙頂甘露 蒙頂石花 蒙頂黄芽 入荷しました!

大変お待たせいたしました。
2023年の蒙頂甘露 蒙頂石花 蒙頂黄芽が入荷しました!

4/9(日)24:00まではwebショップ会員様限定の先行販売として、前年と同じ価格でご提供させていただきます。
4/10以降はコスト上昇のため、ご提供価格を変更して一般販売とさせていただきます。
ご理解、ご了承いただけますよう、お願いいたします。

長年、家族のように懇意にさせていただいている蒙頂山の茶業さんですが、非常に研究熱心な方で、常日頃から製茶技術の改良を考え続けているような、本当に真面目な茶師さんでもあります。溶接機を片手に製茶機械ごと自作するほどの情熱を持った茶師さんです。常に昔からの技術を取り入れつつ改良を続けています。

4/10頃から順次発送させていただきます。

2023年 明前 手工 蒙頂甘露
2023年 明前 手工 蒙頂甘露

このお茶の産地である蒙頂山(蒙山)は世界で最初に茶樹の人工栽培がおこなわれた場所です。その歴史からも分かるように、この蒙頂山でとれる上質なお茶は唐代から清代末まで皇帝献上茶として、その名を馳せてきました。日本では最も名前を知られている四川を代表する緑茶です。

通常、四川省の緑茶は平地を中心に早い場所では2月下旬から茶摘みが行われます。
当店では蒙頂山でも標高の高い、山深い場所にある茶畑を指定して製茶してもらっているため、一般的な四川緑茶よりも遅い時期の摘み取り、製茶になります。かなり山の中、山奥にあり、一般的な四川の緑茶よりも茶摘みが遅くなりますが、平地茶と違い無農薬、味わいの深さ、甘味の優しさは、こうした厳しい環境によって作られます。

2023年 明前 手工 蒙頂石花
2023年 明前 手工 蒙頂石花

日本ではあまり馴染みのない蒙頂石花ですが、その歴史は古く、中国の銘茶の中では最も古いお茶とも言われています。
実は地元四川で一番親しまれているのはこの蒙頂石花です。

爽やかな豆香と花香が高く心地よく出ています。味わいはすっきりとした甘味でありつつも、複雑でしっかりしたミネラル感と特徴的な爽やかで心地の良い微かな渋み、そしてしっかりとした余韻が続きます。煎持ちも非常に良い蒙頂石花です。

2023年 明前 手工 蒙頂黄芽
2023年 明前 手工 蒙頂黄芽

唐代から清代末まで皇帝献上茶としてその名を馳せてきた蒙頂茶ですが、特に黄茶は清代皇帝が愛飲したことでも知られています。

殆ど緑茶としか思えないような黄茶が増えている中、蒙頂黄芽としての美味しさも楽しめる上質な黄茶に仕上がっています。黄茶は美味しくない、嫌な癖があると思っている方にも、是非お試しいただきたいお茶です。
毎年楽しみにお待ちいただいている方も多い、美味しい蒙頂黄芽です。


Facebookページにて現地より届くの製茶の様子をご紹介しています。
よろしければご覧ください。

SUZUCHADO Facebookページ

南糯山 古樹雲南紅茶

南糯山 古樹雲南紅茶


■ 2023年 緑茶の入荷状況について 4/5時点 ■

現時点で入荷を予定している新茶(緑茶・黄茶)は以下となっております。

浙江省のお茶:
金華 野生茶 (製茶された場合)4月下旬または5月上旬にご紹介開始予定
径山茶 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります
鳩坑種龍井茶 4月中旬にご紹介予定

安徽省のお茶:
太平猴魁 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります
霍山黄芽 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります
黄山毛峰 入荷検討中

広西チワン族自治区のお茶:
漓江毛尖 大幅な価格上昇のため入荷無し

江蘇省のお茶:
東山碧螺春 4月中旬にご紹介予定

その他、現在検討中のお茶もあります。

どうぞよろしくお願いいたします。

メールマガジンご購読者限定 紫砂茶壺お取り寄せ / 送料ご負担分の変更について

メールマガジンご購読者限定 紫砂茶壺お取り寄せ

メールマガジンご購読者の方を限定して紫砂茶壺のお取り寄せを承ります。

今回は紫砂茶壺のお取り寄せを行う予定はなかったのですが、新しくご紹介する泥料による作品を特別に数日間のみ優先的に入手できることになったため、急遽ご紹介させていただきます。
そのためお申し込み期間が短くなっています。
範大師による泥料や湯宣武だけでなく、徐飛の作品もございます。

1点物となりますため、お申し込みは先着順となります。
また、現地工房の在庫と共有しておりますこと、今回の優先対象として当店の他に数件の中国国内の茶商が対象となっており、タイミングによっては品切れとなります。
お申込みをお受けした後、当店にて現地在庫を確認してお返事させていただきます。

詳細は配信済のメールマガジンをご確認ください。

お申し込みは3月31日24:00までとなります。


■ 送料ご負担分の変更について ■

4月より宅配便送料の値上げや梱包資材であるダンボールなどの値上げにより、送料ご負担分の見直しをさせていただきます。概ね10%程度を予定しております。

変更後の送料はwebショップのショッピングガイドにてご確認ください。
(4月3日に変更させていただきます。)

4月3日ご注文分より適応を予定しております。

どうぞご理解、ご了承いただけますようお願いいたします。

2023年雲南毛峰 入荷しました!

2023年雲南毛峰が入荷しました!

毎年リピートされる方も多い雲南省の緑茶です。
今年も入荷しますか?とお問い合わせいただく件数も一番多いお茶です。

思茅 雲南毛峰(頭春茶) 2023
思茅 雲南毛峰(頭春茶) 2023

雲南緑茶は中国国内でもあまり流通がない、珍しい緑茶です。雲南省で作られるお茶のうち、最も有名なものは普洱茶ですが、これは主に他地域や外国へ出荷されます。地元の人々は普洱茶ではなく、普段は雲南緑茶を楽しんでいます。
長く地元消費用のお茶として認識されてきた雲南緑茶ですが、実は普洱茶に負けないほど美味しいお茶です。

甘い花香と雲南緑茶独特の柑橘系の香りを持つ緑茶です。
果実のような優しく甘い香りと深みのある優しいミネラル感、旨味がバランスよく、柔らかく優しい甘味が感じられます。

また水出しや冷茶が素晴らしく美味しいことも、このお茶の特徴です。暑い時期はぜひ冷たくしてお楽しみください。特有の甘味がここちよく、爽やかに楽しめます。

円安、現地物価および輸送コストの上昇などもあり、この雲南緑茶もご提供価格を変更せざるを得ない状況となりました。
3月31日(金)24:00まではwebショップ会員様限定の先行販売として前年と同じ価格でご提供させていただきます。
4月1日以降は一般販売、ご提供価格を変更させていただきます。


■ 2023年 緑茶の入荷状況について 3/25時点 ■

現時点で入荷を予定している新茶(緑茶・黄茶)は以下となっております。

四川省のお茶:
手工 蒙頂甘露 4月上旬または中旬にご紹介予定
手工 蒙頂石花 4月上旬または中旬にご紹介予定
手工 蒙頂黄芽 4月上旬または中旬にご紹介予定

浙江省のお茶:
金華 野生茶 (製茶された場合)4月下旬または5月上旬にご紹介開始予定
径山茶 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります
鳩坑種龍井茶 4月上旬または中旬にご紹介予定

安徽省のお茶:
太平猴魁 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります
霍山黄芽 仕上りの状態によっては入荷を見合わせることもあります

広西チワン族自治区のお茶:
漓江毛尖 大幅な価格上昇のため入荷無し

江蘇省のお茶:
碧螺春 4月上旬または中旬にご紹介予定

その他、現在検討中のお茶もあります。

どうぞよろしくお願いいたします。

蔵茶 入荷しました!

毎日のお茶として人気の高い蔵茶が入荷しました!

なるべく品切れすることのないよう蔵茶は定期的な輸入を行っておりますが、特に蔵茶は内陸部の四川省から輸出可能となる沿岸地域まで中国国内輸送を行う必要があり、中国国内状況および国際輸送状況によっては遅れる場合がございます。どうぞご了承ください。

なお、しばらくの間、蔵茶のお求めに際して、お一人でも多くのお客様にご購入いただくため、お一人様あたりの販売個数を2個までに制限させていただきます。
一度のご注文時に3個以上の蔵茶をお求めの場合は、ご注文確認時に当店にて2個に変更させていただきます。
また、短期間(概ね1ヶ月程度の間)に複数回にわたり2個以上購入されている場合は、ご注文をキャンセルさせて頂く場合がございますので予めご了承ください。

蔵茶 康磚(布袋)
蔵茶 康磚(布袋)

蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、プーアル茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。辺境の少数民族へと運ばれ消費される辺茶であり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。

甘い香りで味は非常に柔らかくて甘く、飲みやすく、癖がありません。
香ばしさもあり、香り高く、品のある甘さが感じられます。

※ 円安、輸送コスト上昇のため価格を改定させていただきました。

メールマガジンご購読者限定 紫砂茶壺お取り寄せ

メールマガジンご購読者限定 紫砂茶壺お取り寄せ

メールマガジンご購読者の方を限定して紫砂茶壺のお取り寄せを承ります。

1点物となりますため、お申し込みは先着順となります。
また、現地工房の在庫と共有しておりますので、タイミングによっては品切れとなります。お申込みをお受けした後、当店にて現地在庫を確認してお返事させていただきます。

全て全手工・総手作り、型は使用していません。また着色も行っておりません。

詳細は配信済のメールマガジンをご確認ください。

今回は湯宣武の作品をご紹介しています。
中には珍しい芭蕉青段、文革泥、老紫泥の作品もございます。