今年も漳平水仙の秋茶が入荷しました!
中国・福建省の漳平市という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。
その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。
中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、鈴茶堂ではずっと何年もこのお茶を探し、ようやく納得できる品質のお茶を作る茶農家さんと出会い、以後10年以上、日本の方が殆どこのお茶をご存じないという時からご紹介してきました。
昔のままの村で、今も殆ど手作業で1つ1つ丁寧に作られています。
また、無農薬、有機栽培を徹底しており、茶畑の中には養蜂の巣箱がたくさん配置されています。
茶畑で取れるこの蜂蜜も村の大事な収入源となっています。
春茶と違い、製茶時の雨量などの関係で秋茶はまた香り、味わいが違います。中には秋茶しか飲まないという方もいるほどです。どちらも甲乙つけがたい美味しさです。
飲み比べもおすすめです。
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また、今年は7年ぶりに紅茶も入荷しました。
一度品質が落ちたように感じられたので入荷を見合わせていたのですが、久しぶりに品茶したところ大変美味しく、また、秋茶ならではの香りと味わいのバランスが大変良かったため入荷しました。
花蜜香と深みのある旨味、甘さを持っています。
中国紅茶にしては珍しく甘く柔らかい中にミネラル感も感じることができます。英徳紅茶にも通じるような清涼感、心地良い独特な余韻もしっかり感じられます。
白琳工夫紅茶は福建三大工夫(紅茶)の1つとされている歴史ある紅茶です。主要な輸出製品として盛んに取引されていましたが、今は白茶に押されて生産が下火になってきてしまいました。
美味しい白琳工夫紅茶をご紹介したいと何年も福鼎を訪れる毎に探していましたが、なかなか出会えることがなく、今回の出張で福鼎も訪問し、これは!と思える白琳工夫紅茶と出会えることができました。
白琳で何代も製茶を行っている製茶場の当主が保管している老茶の白琳工夫紅茶です。
当時、人民代表大会で提供するために製茶したロットで、これ以上の白琳工夫紅茶はなかなか作れないと大切に保管していたそうです。
老茶とは思えない素晴らしい香り、衰えることなく、それでいて深みのある見事な花香を持つ白琳工夫紅茶です。
福建紅茶らしい圧倒的な甘味、ミネラル感がしっかりと感じられるものの、老茶となることで優しさも加わり、実は今が飲み頃なのではないかと思うほど力強く、そして柔らかい紅茶です。良い紅茶は老茶になったほうがより楽しめるという見本のようなお茶です。
全く消えてしまうとは思いませんが、時代の流れでその製茶が下火になっています。私達がご紹介したいと思うような美味しい白琳工夫紅茶という紅茶をご紹介できるのは今回が最後になるかもしれません。ぜひ多くの方にお楽しみいただければと思います。
毎年中国側スタッフが現地を訪れてお茶づくりをしていますが、老班章のお茶は非常に高価なため、日本での需要は少ないと考え、Webショップでのご紹介は控えていました。何人かのお客さまより老班章を味わってみたいというリクエストをいただき、今回、春茶をご紹介させていただくことにいたしました。
一口に老班章といっても、そのどこかで味わいも香りも価格も異なります。同じ老班章とは思えないほどの差があります。最も「老班章」らしいとされるエリアは茶王地と呼ばれる地域です。(そして一番高価な地域でもあります・・・)
この茶王地に生きる樹齢400年以上とされる単一茶樹から高老師が機械を使わずに作り上げた普洱生茶です。
これぞ老班章というお茶です。
香気、茶気共に厚み、強さ、柔らかさ、複雑さ、言葉にするのが野暮に思えるほど様々な表情を見せてくれます。
今であればフレッシュさも感じられます。
老班章特有の強さの中に柔らかさが、後を引くような、身体で美味しいと思えるお茶です。
徐飛は非常に技術力が高く、人気のある青年紫砂作家です。
技術が高いことで知られる工房、龍徳堂に所属し、中でもトップクラスの技術の高さを誇る作家です。
普段は大きめの作品が多いのですが、今回は珍しく日本の方にも使いやすい小壺の作品です。
作品の美しさ、完成度、紫砂泥のレベルが違います。
先日龍、泉窯の在山堂で開窯が行われました。
開窯の様子はブログ、Facebookでご紹介しております。
劉傑大師にしか出せない深く美しい梅子青が非常に美しい作品です。
碗内部の底にブク(泡状の吹き)があるため遺珠となっています。
使用には全く問題ありません。
茶席に品格よく映える蓋碗です。
写真では写らない程度ですが釉薬に色ムラがあるため遺珠となっています。
使用には全く問題ありません。
茶席に映える色合いと使いやすいサイズになっています。
宝石のような美しい粉青も劉傑大師にしか出せません。
久しぶりの粉青蓋碗の三才碗です。
岩茶が好きな劉傑大師が、その香り、美味しさを十分に楽しめるようにと制作した茶杯です。大きさ、形状、釉薬を試行錯誤して制作しています。
汝窯青磁を連想する宝石のように美しい粉青釉が素晴らしい壺承です。
写真ではほとんど写らないほど小さな白点が2つあり、裏面に釉薬の発色ムラがあります。
日本では問題ないとされるほどの欠点ですが、在山堂では全て遺珠とされます。
使用には全く問題ありません。
四川省雅安茶廠での出荷制限で遅れておりました蔵茶が入荷いたしました。
売り切れで大変ご不便、ご迷惑をおかけしました。
蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、プーアル茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。辺境の少数民族へと運ばれ消費される辺茶であり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。
甘い香りで味は非常に柔らかくて甘く、飲みやすく、癖がありません。
香ばしさもあり、香り高く、品のある甘さが感じられます。