城皇閣茶楼

城皇閣

杭州の河坊街のすぐ傍に吴山(城隍山)があります。

ここには城隍阁という城隍神(街を守る神様)を祀った城隍廟があります。廟といってもかなり大きなもので、ちょっとした山にあることもあって眺めの良い場所でもあります。その城隍阁の最上階には茶楼があり、観光客で混雑している時期でも意外と空いている穴場的な茶楼があります。杭州を訪れるたびにこの茶楼でお茶をいただいています。

城皇閣

中国国内外でも有名な観光地でもある杭州、西湖は観光客がいつもたくさんいます。特に中国国内のお休みの時期に重なると、景色を楽しむどころか人しか見えないという状況になることも珍しくありません。また、美しい西湖を眺めながらお茶を楽しみたいと思って茶館を探しても満席ということもしばしば。
ここではそれほど混まず、西湖はもちろん、杭州市街地まで一望できる眺望とお茶がゆっくりと楽しめます。

城皇閣

お茶の種類はいくつかありますが、だいたいは龍井茶を楽しんでいます。
蓋碗ではなくグラスでの提供ですが、お湯を継ぎ足しながらゆっくり日が沈むまで楽しむことができます。(茶楼自体は夜遅くまで営業しているようです)お湯は保温ポットで提供されますので、自分のペースでゆっくり過ごすことができます。また、ポットのお湯は何度でも貰うこともできます。

城皇閣

意外と西湖を眺めながら、ゆっくりとお茶を楽しめる場所は少ないものです。ここは少し西湖からは離れまずが、静かにゆっくりと景色を堪能しながら過ごせる穴場的な茶楼です。
他にもおすすめの茶館がありますが、交通の便が悪いことがほとんど。車を手配しないと戻ってこれないような場所ですが、城皇閣は観光スポットでもある河坊街のすぐそばにありますので、比較的アクセスも容易です。

城隍阁茶楼
中国杭州市吴山路3号3楼


王雲雲 金彩壷
王雲雲 金彩壷

金彩が美しい茶壺です。湯の出方が非常に秀逸で、使っていて心地よく、土質もしっかりしているため、とても美味しくお茶を淹れることができます。

本来であればこの価格でのご紹介ができる茶壺ではありませんが、証明書が無いため、今回の価格でのご紹介となっております。
(証明書をご希望の方は別料金にて手配可能です。)

10126.5
5年寿眉

2009年の春に作られた白茶の寿眉を5年間熟成させ、固形茶にしています。
強めの発酵が施された白茶で、年月による熟成もあり、柔らかく味わいの深い白茶に仕上がっています。
近年、白茶は時間が経過した陳年のお茶の方がより美味しく、味わいが深くなることが知られるようになりました。普洱茶のように元々時間をかけて後熟成を行うという習慣のなかった白茶ですが、ここ最近はそうした年月をかけて後熟成された白茶も見られるようになりました。1年目はお茶、3年目は薬、7年目は宝と例えられる言葉もあるほどです。とはいえ、元々の茶葉の状態が良く、熟成に耐える品質を備えたものではないと年月をかけても味わいがよくなることはありません。
この寿眉は完全に管理された状態で5年間ゆっくりと熟成され、ようやく出荷されたものです。元々上質な茶葉を使っていることに加えて固形茶にする際に行われる蒸す工程がより柔らかい味わいにしています。煎持ちも良く、通常の白茶よりもずっと、じっくりと楽しむことができます。
味わいは甘く、微かな薬香が癖になるようなアクセントを与えています。茶葉の滋味がしっかりと感じられる奥行きの深い味わいです。香りは甘い花香が感じられます。

2016年 特級 蒙頂黄芽
2016年 特級 蒙頂黄芽

中国を代表する銘茶、中でも希少性の高い黄茶の蒙頂黄芽です。
かつては皇帝への献上茶として作られていたお茶ですが、産地が限られていることや、その独特の製法(悶黄)などから、中国でもごく一部の地域でしか作られていません。一般的に黄茶は独特の風味が強いものが多く、好みが分かれますが、この蒙頂黄芽は誰もが美味しいと思うような品格のある黄茶です。

2016年は現地の流行もあり、悶黄の弱いタイプが主流となっています。
現在流通する黄茶は緑茶と変わらないようなタイプが殆どですが、鈴茶堂では作り手さんに依頼し悶黄のしっかりした昔ながらのお茶を特別に作っていただきました。
こだわりの蒙頂黄芽です。

特に今年は産地でも雨が多く、昔ながらの蒙頂黄芽を作るのには大変に難しい年であったようです。産地の蒙頂山でも悶黄という特別な工程のある黄茶となると今年は作れないという茶業も少なくありませんでしたが、当店が懇意にしていただいている作り手さんの技術の高さが実感できる、これまでにない良い出来あがりになっています。


6月18日から21日までのあいだは中国出張のため発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

6月15日22時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は17日までに発送させていただきます。
銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は6月15日中に入金確認ができたご注文を17日までに発送いたします。それ以降のご注文は6月22日以降の発送となります。
また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

発送業務をお休みさせていただいている期間もご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

紫砂茶壺 入荷しました! / プーアル生茶 発掘・入荷しました!

今年のお茶について入荷予定などご質問を良くいただくことが多いお茶についてお知らせさせていただきます。
明前四川メイグイ紅茶は茶摘み時期の茶葉の状態が悪く、作り手さんが製茶を断念したため本年度の入荷はございません。明前ではありませんが、同じ製茶方法でのメイグイ紅茶を製茶しています。こちらについては品質をみての判断となります。
また、英徳紅茶は本年度の入荷予定はございません。
九曲紅梅の奇蘭種も同様に入荷予定はございませんが、伝統九曲紅梅は今月中旬以降にご紹介予定となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。


今回はちょっとお値打ちの茶壺が入荷しています。

王雲雲 金彩壷
王雲雲 金彩壷

金彩が美しい茶壺です。湯の出方が非常に秀逸で、使っていて心地よく、土質もしっかりしているため、とても美味しくお茶を淹れることができます。

本来であればこの価格でのご紹介ができる茶壺ではありませんが、証明書が無いため、今回の価格でのご紹介となっております。
(証明書をご希望の方は別料金にて手配可能です。)

片石山房 紫砂壷
片石山房 紫砂壷

片石山房は宜興にある小さな工房ですが、確かな技術と真面目なモノづくりをすることで知られています。
特徴のある造形と上質な陶肌はプーアル生茶や鳳凰単叢、また、緑茶を淹れるのにとても適しています。
緑茶と聞くと驚かれるかもしれませんが、本来中国緑茶は高温で淹れるもの。上質な緑茶は高温で淹れた方が香りもよく味わいも豊かです。

土質もしっかりとしており、硬度も十分にあり、本来であれば作家物としてご紹介できる品質の茶壺ですが、工房の方針により無名、工房名のみの作品となっています。

ありがとうございます。完売いたしました。
本茶壺は工房物になりますので、再入荷が可能な場合があります。ご希望の場合はお問い合わせください。
ただし、1つ1つ手作りになりますので、微妙に形が変わります。また、作品数には限りがありますので、現地工房でも在庫切れの場合はご容赦ください。


先日の長期出張の際に中国現地の協力店でもある友人のお店の茶倉を整理していて、懐かしく素晴らしいプーアル生茶を発掘してきました。

雲南曼崗茶業 七子餅茶 2006年
雲南曼崗茶業 七子餅茶 2006年

勐海生餅 2010年
勐海生餅 2010年

かつて完売してしまっていたプーアル生茶です。
とても素晴らしい香りと味わいで、今も大事に少しづつ楽しんでいるという方も多いのではないでしょうか?
少数のみの入荷となります。

ありがとうございます。完売いたしました。

九曲紅梅の製茶

九曲紅梅

杭州へ向かったのは老師の九曲紅梅の製茶を見せていただくことが目的だったのですが、実際にお会いして詳しく聞いてみると、鮮葉の質にこだわる老師が製茶しているのは杭州といってもこの付近からは車で片道3〜4時間はかかるという山奥で、その後のスケジュールもあり断念せざるを得ませんでした。老師の製茶はまた改めて計画をきちんとたててお伺いさせていただこうと思います。
それでも折角来たのだからと老師が紹介してくださったのは、ちょうど訪問初日に製茶について質問しにきていた茶農家さんの村。大きな茶業さんなどはなく、本当に小規模な茶農家さんだけの村で、製茶機械は使っているものの、勉強になるはずですよとすすめてくださいました。茶農家さんも快く招待してくださり、この日はその村を目指すことに。

九曲紅梅

近いと聞いていたものの、この村も結構な山奥です。市街地からは車で片道2時間以上はかかる場所にありました。とても小さな村で昔から製茶を行ってきているのだそうです。専業で茶農家を営む方もいれば、兼業の茶農家を営む方も。それでも殆どの住民が何かしらお茶に関わっているそうです。
このあたりでは殆どが龍井43号を栽培しています。春の早い時期は龍井茶を、葉が成長してきてからは九曲紅梅を作っているそうです。
お伺いした時は九曲紅梅の製茶が真っ盛りと言った時期で、この時も摘み取ったばかりの茶葉が集められているところでした。

九曲紅梅

小さめの揉捻機があります。これは村の有志で共同で購入した機械だそうです。交代でみなさん大事に使っていました。
このあたりでは茶摘みも自分たちで全て行います。茶業としてそれなりの規模として行う場合は摘み子さんを雇うのですが、本当に小規模な茶農家さんの集まりなので家族総出で茶摘みから全て行っていました。
とはいえ、実際の製茶が始まると周囲の村人たちが集まってきて、ここはこうした方が良いなどとみんなで意見を交わしながらワイワイと製茶しています。

九曲紅梅

とても興味深かったのは発酵工程です。村の共同製茶場には揉捻機はあるものの他の製茶機械は見当たりません。萎凋槽も見当たらないなぁと思っていたら、このように茶葉用のビニール袋に入れて密封、太陽の熱で発酵を行っていました。面白いですね。
村のお年寄りのお話では昔はビニール袋ではなかったけれど、似たような方法で発酵を行っていたとのこと。なので、このように自然の太陽の力で発酵を行うのは当たり前のことなのだそうです。もちろん天気にも左右されます。太陽の熱が足りない時には何日も十分に発酵するまで待っていたり、納屋で火を起こして発酵を促進したりすることもあるのだとか。自然の変化に対応しながら、九曲紅梅を作っているそうです。これぞ基本の作り方ですね。

九曲紅梅

乾燥も天気が良ければ太陽で行うそうです。この日も乾燥中という九曲紅梅が並んでいました。
この乾燥工程も基本は太陽の熱で行いますが、天気が悪い場合は乾燥機を使うこともあるとのこと。ちなみにこの乾燥機は村の方の手作りで薪を燃やして熱源にしている原始的なものでした。

とても興味深く製茶を見学させていただきました。正直なところ、このような作り方ということもあり、ロットによる品質にかなり差がでてしまっていたり、なにより茶葉の中の水分量が多いために保存が難しいということなどもあり、ショップでご紹介することのできるお茶ではありませんが、とても魅力的なお茶でした。こうしたお茶は誰もが美味しく淹れられるというものではないのですが、ある程度お茶を淹れる技術のある人が淹れると本当に魅力的な個性のある美味しいお茶として楽しめます。この地域、地元のお茶というのは本当に美味しく魅力的です。

杭州では陳老師をはじめ、たくさんの茶農家さんに大変良くしていただきました。快く案内してくださったり、製茶方法をご紹介いただいたり、本当にありがとうございました。

※陳老師による2016年の九曲紅梅は今月6月中にはご紹介させていただく予定です。


明前 正山小種 無焙煎 2016
明前 正山小種 無焙煎 2016

今年は入荷しますか?とご質問をいただくことの多い紅茶です。

最高品質の紅茶として有名な金駿眉を最初に作り出した1人という、とても技術の高い作り手によって作られた無焙煎の正山小種です。
この正山小種は桐木保護地区内の在来種を通常は行う松の枝を使った焙煎を行わずに作られました。清らかで上品な甘い花香とバランスの良い甘味とミネラル感がしっかりと感じられる味わいは無焙煎という変わった正山小種ではなく、非常に上質な武夷紅茶であることが実感できます。とても清らかな紅茶に仕上がっています。

こちらは中国で大変お世話になっている恩師のご好意で入手することができました。そのため、中国国内よりも価格を抑えてご提供することができています。

蔵茶 金尖 雅細
蔵茶 金尖 雅細
蔵茶 金尖 雅細 (バラ)

人気の高い黒茶、蔵茶 金尖 雅細が再入荷いたしました!

蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、普洱茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。
辺境の少数民族へと運ばれ消費される「辺茶」の1つであり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。
(チベットは西「蔵」といいます)

蔵茶の中でも最上質のお茶で味わいや香りはとても素晴らしいです。

2016年6月のお茶会 ありがとうございました!

2016年6月お茶会

2016年6月4日に新宿のBistro & Bal Picolerで開催させていただいたお茶会、おかげさまで無事終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました!

今回は新茶をテーマにご紹介いたしましたが、直前まで福建省を回っていたこともあり、少し趣向を変えて緑茶以外にも青茶を、また普洱生茶もご紹介させていただきました。
今回のお茶の旅で現地の方から特別に譲っていただいた貴重なお茶もご紹介させていただきました。普通は飲まずに大事にとっておくような貴重なお茶でしたので、私自身も初めて飲むお茶もありましたが、いかがでしたでしょうか?意外と結構美味しかったと私自身は思っています。

鳳凰単欉 蜜蘭香 緑茶

漓江毛尖

びわのコンポート 塩ミルクのアイスクリーム添え

漳平水仙 炭焙煎 および 陳年(3~40年)

景迈山古樹生茶

鳳凰単欉というと普通は青茶、烏龍茶ですが、現地では緑茶も作られています。あまり市場に出回らない、地元の人が消費するお茶ではありますが、今回はお世話になっている茶農家さんが親戚や友人にプレゼントするために作ったものを、ありがたいことにいただくことができましたのでご紹介させていただきました。甘く美味しい緑茶に仕上がっていたと思います。いつかショップでもご紹介できれば良いと思っているのですが・・・
漓江毛尖はここ数年、生産量が増えている広西チワン族自治区の緑茶です。南らしい強さと個性を持ったお茶ですが、その中でもご紹介したお茶は柔らかく、やさしく、とてもよく出来ているお茶だと思います。
この地域のお茶はあと数年で中国国内でも流行りそうな感じの広がりを見せているお茶です。今後の動向が楽しみなお茶という意味もあり、ご紹介させていただきました。
そして漳平水仙は貴重な炭焙煎と3〜40年前のものであろうという陳年茶をご紹介させていただきました。
炭焙煎は殆ど作られていない大変に貴重で高価なお茶です。紙で包まれた固形茶ですので、岩茶のような強い焙煎ではありませんが、それでも普通の漳平水仙とはまた違う美味しさがありました。
陳年茶は今回の旅で特別にいただいたものです。時間がかなり経過していましたので、美味しく飲めるかどうかは未知数でしたが、十分に美味しく楽しめました。また、青茶の老茶の傾向が理解できたように思います。味わい的には民国60年 包種老茶に近いものがあるように思います。この地域から伝わった製茶方法が台湾の包種茶の起源になっているようですので納得ではあります。
景迈山古樹生茶は中国の友人が現地に赴いて入手してきた大変に上質なお茶です。新茶にも関わらず柔らかく優しく、でも強さのある美味しいお茶でした。

2016年6月お茶会

山田シェフによるデザート、びわのコンポート 塩ミルクのアイスクリーム添え です。
初夏を感じさせる爽やかな味わいが絶妙で、本当に美味しかったですね!
そして季節先取りで贅沢なデザートでした。
山田シェフ、ありがとうございました!

お土産にお持ちいただいたものはこちらになります。

蒙頂甘露
蒙頂石花
漓江毛尖
客家 金観音

新茶がテーマにも関わらず、ショップでご紹介しているお茶を全くお茶会でご披露しないのも・・・ということで四川の緑茶、蒙頂甘露と蒙頂石花をお持ちいただきました。といっても本年度分は完売してしまっております。とても技術の高い作り手による美味しい緑茶ですので、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
漓江毛尖はお茶会でもご紹介した緑茶です。この地域のお茶はパワーが強く、淹れるのにコツがあるのですが、この漓江毛尖はとてもよくできているお茶ですので比較的容易に楽しんでいただけると思います。
客家 金観音は福建省南部の南靖にある土楼に住む客家の方が作っている自家製茶です。現地で偶然仲良くさせていただき、おすそ分けさせていただいた自家製茶です。決して製茶技術が上手でもないのですが、素朴な味わいで、商業茶では味わえない美味しさがあります。一般には流通することのないお茶ですので、この機会にお楽しみいただければと思います。

次回のお茶会はまだ未定ですが、詳細が決まりましたら、メールマガジンからご連絡させていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


10126.5
5年寿眉

2009年の春に作られた白茶の寿眉を5年間熟成させ、固形茶にしています。
強めの発酵が施された白茶で、年月による熟成もあり、柔らかく味わいの深い白茶に仕上がっています。
近年、白茶は時間が経過した陳年のお茶の方がより美味しく、味わいが深くなることが知られるようになりました。普洱茶のように元々時間をかけて後熟成を行うという習慣のなかった白茶ですが、ここ最近はそうした年月をかけて後熟成された白茶も見られるようになりました。1年目はお茶、3年目は薬、7年目は宝と例えられる言葉もあるほどです。とはいえ、元々の茶葉の状態が良く、熟成に耐える品質を備えたものではないと年月をかけても味わいがよくなることはありません。
この寿眉は完全に管理された状態で5年間ゆっくりと熟成され、ようやく出荷されたものです。元々上質な茶葉を使っていることに加えて固形茶にする際に行われる蒸す工程がより柔らかい味わいにしています。煎持ちも良く、通常の白茶よりもずっと、じっくりと楽しむことができます。
味わいは甘く、微かな薬香が癖になるようなアクセントを与えています。茶葉の滋味がしっかりと感じられる奥行きの深い味わいです。香りは甘い花香が感じられます。

2016年 特級 蒙頂黄芽
2016年 特級 蒙頂黄芽

毎年たくさんの方が楽しみにされている蒙頂黄芽が入荷いたしました!

中国を代表する銘茶、中でも希少性の高い黄茶の蒙頂黄芽です。
かつては皇帝への献上茶として作られていたお茶ですが、産地が限られていることや、その独特の製法(悶黄)などから、中国でもごく一部の地域でしか作られていません。一般的に黄茶は独特の風味が強いものが多く、好みが分かれますが、この蒙頂黄芽は誰もが美味しいと思うような品格のある黄茶です。

2016年は現地の流行もあり、悶黄の弱いタイプが主流となっています。
現在流通する黄茶は緑茶と変わらないようなタイプが殆どですが、鈴茶堂では作り手さんに依頼し悶黄のしっかりした昔ながらのお茶を特別に作っていただきました。
こだわりの蒙頂黄芽です。

特に今年は産地でも雨が多く、昔ながらの蒙頂黄芽を作るのには大変に難しい年であったようです。産地の蒙頂山でも悶黄という特別な工程のある黄茶となると今年は作れないという茶業も少なくありませんでしたが、当店が懇意にしていただいている作り手さんの技術の高さが実感できる、これまでにない良い出来あがりになっています。

杭州 九曲紅梅

杭州 茶葉市場

2015年の4月に浙江省杭州へ九曲紅梅の製茶を学びに行ってきました。

以前からお世話になっている陳和震老師と待ち合わせさせていただいたのは、杭州のはずれにある茶葉市場です。ここは周囲に観光的なものが何もなく、交通の便も良いとは言えない場所であるせいか、殆ど業者向けといった雰囲気の市場です。一般的に中国の茶市場は業者以外のお茶好きの人も利用しやすいようになっているのですが、この茶市場の雰囲気は中国の中でも珍しい方ではないかと思います。

陳老師

もうすぐ80歳になろうかという杭州茶業界の重鎮ですが、今も現役の作り手として製茶を続けています。近年は九曲紅梅の製茶の研究や改良、そして技術指導が有名な方ですが、元々は龍井茶を主として製茶し、杭州に老陳ありとも言われている作り手です。
普段はここから片道3時間はかかるという奥地にある製茶場にいらっしゃるのですが、この時は杭州の市街地まで出てきてくださいました。

杭州

老師が山から出てくると周囲の茶農家さんが次から次へと作ったばかりのお茶を持ってきます。久しぶりに老師にお会いして色々と伺いたいことがあったのにも関わらず、訪問客で会話が中断されてばかりになってしまうほどなのですが、会話を聞いてみると茶農家さんが老師に作ったお茶の評価と技術指導を請いに来ていたのでした。老師も快く持ち込まれたお茶を品茶し、改善点などを細かく説明しているということを繰り返しています。
みなさん本当に熱心で凄いのですが、答える老師も真剣そのもの。その熱心さに最初はその茶市場にある老師の息子さんが営む問屋さんで買い取りもしているのかと思っていたのですが、聞けばそれはしていないとのこと。質問されたら答えない訳にはいかないでしょう?仲間だからね。と話す老師の姿勢に頭が下がります・・・

杭州

人が途切れたところで、老師と周囲を散歩しながら色々とお話をさせていただきました。
このあたりは九曲紅梅よりも龍井茶を主流として作る茶農家さんの多い地域です。(九曲紅梅をメインに作る村などは少し離れた場所にあります。)本格的な九曲紅梅の製茶を見せていただくのは明日ということにして、この日は龍井茶や径山茶についてなど、杭州に伝わるお茶について教えていただきました。ありがとうございます。


2016年 特級 蒙頂黄芽
2016年 特級 蒙頂黄芽

毎年たくさんの方が楽しみにされている蒙頂黄芽が入荷いたしました!

中国を代表する銘茶、中でも希少性の高い黄茶の蒙頂黄芽です。
かつては皇帝への献上茶として作られていたお茶ですが、産地が限られていることや、その独特の製法(悶黄)などから、中国でもごく一部の地域でしか作られていません。一般的に黄茶は独特の風味が強いものが多く、好みが分かれますが、この蒙頂黄芽は誰もが美味しいと思うような品格のある黄茶です。

2016年は現地の流行もあり、悶黄の弱いタイプが主流となっています。
現在流通する黄茶は緑茶と変わらないようなタイプが殆どですが、鈴茶堂では作り手さんに依頼し悶黄のしっかりした昔ながらのお茶を特別に作っていただきました。
こだわりの蒙頂黄芽です。

特に今年は産地でも雨が多く、昔ながらの蒙頂黄芽を作るのには大変に難しい年であったようです。産地の蒙頂山でも悶黄という特別な工程のある黄茶となると今年は作れないという茶業も少なくありませんでしたが、当店が懇意にしていただいている作り手さんの技術の高さが実感できる、これまでにない良い出来あがりになっています。

金華 野生茶 2016
金華 野生茶 2016

ここ数年ご紹介ができずにいましたが、今年は入荷しました!

中国、浙江省金華市でも古くからお茶が作られています。商業的な生産を目的とした茶業さんや茶農家さんはもちろんですが、一般家庭でも春になるとその年のお茶を作る習慣が残っています。

生活の習慣の中に当たり前のように
「家族のお茶をつくる」
ということが入っている地域です。

このお茶は現地に住む親友のお母様が毎年手作りしているもので、名前のない自家製茶です。野生茶樹から作るお茶のため、いつしか野生茶と呼ぶようになりました。普段は全くと言ってよいほどに人が立ち入らない急斜面の山の中に自生する野生茶樹から作られました。標高約800mの急斜面を1日茶摘みをして回っても1日で作れるお茶の量は多くてもたった250gとのこと。山が厳しいうえに野生茶樹は品種改良された茶樹と違って成長が遅く、また点在して自生しているために、少しずつしか摘むことができません。苦労して摘み取られた茶葉は昔ながらの方法で丁寧に製茶されます。

昔からの土着のお茶です。一般に販売されることのない自家製茶です。
その作る苦労からか、今では現地でも作る人が少なくなりつつあります。

明前 正山小種 無焙煎 2016
明前 正山小種 無焙煎 2016

こちらも大変お待たせいたしました!
今年は入荷しますか?とご質問をいただくことの多い紅茶です。

最高品質の紅茶として有名な金駿眉を最初に作り出した1人という、とても技術の高い作り手によって作られた無焙煎の正山小種です。
この正山小種は桐木保護地区内の在来種を通常は行う松の枝を使った焙煎を行わずに作られました。清らかで上品な甘い花香とバランスの良い甘味とミネラル感がしっかりと感じられる味わいは無焙煎という変わった正山小種ではなく、非常に上質な武夷紅茶であることが実感できます。とても清らかな紅茶に仕上がっています。

こちらは中国で大変お世話になっている恩師のご好意で入手することができました。そのため、中国国内よりも価格を抑えてご提供することができています。

蒙頂黄芽 野生茶 無焙煎正山小種 入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

5月は長期の発送業務のお休みをいただき、ご不便、ご迷惑をおかけしました。
いつもの北京をベースに今回は南北福建省、安渓の鉄観音や漳平水仙、岩茶の武夷山を訪問させていただいてきました。
改めてご報告させていただければと思っています。

お問い合わせの多い漳平水仙ですが6月下旬入荷を予定しております。
今年は雨が多く、生産量が少ない厳しい年ですが、最高品質のロットを確保済です。どうぞよろしくお願いします。


2016年 特級 蒙頂黄芽
2016年 特級 蒙頂黄芽

毎年たくさんの方が楽しみにされている蒙頂黄芽が入荷いたしました!

中国を代表する銘茶、中でも希少性の高い黄茶の蒙頂黄芽です。
かつては皇帝への献上茶として作られていたお茶ですが、産地が限られていることや、その独特の製法(悶黄)などから、中国でもごく一部の地域でしか作られていません。一般的に黄茶は独特の風味が強いものが多く、好みが分かれますが、この蒙頂黄芽は誰もが美味しいと思うような品格のある黄茶です。

2016年は現地の流行もあり、悶黄の弱いタイプが主流となっています。
現在流通する黄茶は緑茶と変わらないようなタイプが殆どですが、鈴茶堂では作り手さんに依頼し悶黄のしっかりした昔ながらのお茶を特別に作っていただきました。
こだわりの蒙頂黄芽です。

特に今年は産地でも雨が多く、昔ながらの蒙頂黄芽を作るのには大変に難しい年であったようです。産地の蒙頂山でも悶黄という特別な工程のある黄茶となると今年は作れないという茶業も少なくありませんでしたが、当店が懇意にしていただいている作り手さんの技術の高さが実感できる、これまでにない良い出来あがりになっています。

金華 野生茶 2016
金華 野生茶 2016

ここ数年ご紹介ができずにいましたが、今年は入荷しました!

中国、浙江省金華市でも古くからお茶が作られています。商業的な生産を目的とした茶業さんや茶農家さんはもちろんですが、一般家庭でも春になるとその年のお茶を作る習慣が残っています。

生活の習慣の中に当たり前のように
「家族のお茶をつくる」
ということが入っている地域です。

このお茶は現地に住む親友のお母様が毎年手作りしているもので、名前のない自家製茶です。野生茶樹から作るお茶のため、いつしか野生茶と呼ぶようになりました。普段は全くと言ってよいほどに人が立ち入らない急斜面の山の中に自生する野生茶樹から作られました。標高約800mの急斜面を1日茶摘みをして回っても1日で作れるお茶の量は多くてもたった250gとのこと。山が厳しいうえに野生茶樹は品種改良された茶樹と違って成長が遅く、また点在して自生しているために、少しずつしか摘むことができません。苦労して摘み取られた茶葉は昔ながらの方法で丁寧に製茶されます。

昔からの土着のお茶です。一般に販売されることのない自家製茶です。
その作る苦労からか、今では現地でも作る人が少なくなりつつあります。

明前 正山小種 無焙煎 2016
明前 正山小種 無焙煎 2016

こちらも大変お待たせいたしました!
今年は入荷しますか?とご質問をいただくことの多い紅茶です。

最高品質の紅茶として有名な金駿眉を最初に作り出した1人という、とても技術の高い作り手によって作られた無焙煎の正山小種です。
この正山小種は桐木保護地区内の在来種を通常は行う松の枝を使った焙煎を行わずに作られました。清らかで上品な甘い花香とバランスの良い甘味とミネラル感がしっかりと感じられる味わいは無焙煎という変わった正山小種ではなく、非常に上質な武夷紅茶であることが実感できます。とても清らかな紅茶に仕上がっています。

こちらは中国で大変お世話になっている恩師のご好意で入手することができました。そのため、中国国内よりも価格を抑えてご提供することができています。


蔵茶 金尖 雅細
蔵茶 金尖 雅細
蔵茶 金尖 雅細 (バラ)

人気の高い黒茶、蔵茶 金尖 雅細が再入荷いたしました!

蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、普洱茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。
辺境の少数民族へと運ばれ消費される「辺茶」の1つであり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。
(チベットは西「蔵」といいます)

蔵茶の中でも最上質のお茶で味わいや香りはとても素晴らしいです。


6月4日はイベントのため、また、6月18日から21日までのあいだは中国出張のため発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

6月15日22時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は17日までに発送させていただきます。
銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は6月15日中に入金確認ができたご注文を17日までに発送いたします。それ以降のご注文は6月22日以降の発送となります。
また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

発送業務をお休みさせていただいている期間もご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

2016年6月 お茶会のお知らせ

雲南省西双版纳 景迈山
雲南省西双版纳 景迈山

6月は新茶を中心にご紹介するお茶会を開催いたします。

新茶といっても本当にたくさんあります。次回のお茶会では新茶をテーマに、また、日本には通常入荷されることのない珍しいお茶や品質のものを中心にご紹介できればと思っています。
どうしてもお茶の販売という観点からは名前の知られている人気のあるお茶しか輸入できないという事情があり、日本へ輸入されるお茶も多くの方が知っているお茶というものに集中してしまいます。中国にはたくさんのお茶があります。中には中国で茶商を営んでいる人も知らないなんてお茶もたくさんあります。こういったお茶の中から美味しい新茶を中心にご紹介させていただければと思っています。

こんなお茶もあるんだと楽しんでいただければと思います。

日時 2016年6月4日(土曜)14時00分~16時00分頃まで
場所 Bistro & Bal Picoler
東京都新宿区西新宿4-14-7新宿パークサイド永谷1F
03-6383-3143
西新宿5丁目駅より徒歩5分 / 京王バス 十二社池の下バス停 徒歩2分
料金 4000円(お茶4種以上・デザート・お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、5月28日までにBistro & Bal Picoler店舗までご予約ください。満席になりしだい、ご予約を締め切らせていただきます。ご了承ください。
(03-6383-3143 ご予約のお電話は17:00~3:00の時間帯にお願いいたします。

思茅 頭春茶 2016
思茅 頭春茶 2016

頭春茶と呼ばれる雲南緑茶です。中国・雲南省南部の思茅にある標高1800m付近にある茶園で2016年3月18日に摘み取られました。

果実のような甘い香りと深みのある優しいミネラル感、旨味がバランスよく柔らかく優しい甘味が感じられます。飲み終えた後の余韻も長く、体の中から甘さが戻ってきます。

雲南の少数民族が作り、楽しむ、土着のお茶です。
そのため、中国国内でも非常に流通の少ない緑茶の1つでもあります。
素朴な味わいをぜひお楽しみください。

鳳凰単叢 大鳥葉 2015
鳳凰単叢 大鳥葉 2015

大きな鳥の羽のように大きな葉であることから名づけられた鳳凰単叢です。
花果香とほっこりした火の香りと厚く複雑な旨みと落ち着いた、甘さのバランスが非常に良いお茶です。
落ち着きのある香りと甘い旨みは飽きることなく長くお楽しみいただけます。
しっかりと火入れされたクラシカルな製法によるものです。

鳳凰単叢 鴨屎香 陳年 2010
鳳凰単叢 鴨屎香 陳年 2010

例年であれば冬片をご紹介している鴨屎香ですが、今年は温暖化の影響もあったのか、納得できる品質のものがありませんでした。
その代わりという訳ではありませんが、非常にパワーの強い茶葉で生産者の手でゆっくりと後熟成、火入れを繰り返して育てた陳年茶をご紹介できることになりました。

清らかな甘い花の香りと微かな乳香、陳年茶ならではの奥行きのある美味しさをどうぞお楽しみください。

発送業務お休みのお知らせ

4月29日から5月21日までのあいだ、中国出張および製茶状況視察のため、長期間ですが発送業務をお休みさせていただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

4月26日22時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は28日までに発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、4月26日中に入金確認ができたご注文を4月28日までに発送いたします。それ以降のご注文は5月22日以降の発送となります。

発送業務をお休みさせていただいている期間もご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。
インターネット環境の無い場所へ行く予定になっておりますので、最長で1週間ほどお返事にお時間をいただくことも予想されます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

熊本地震による災害のお見舞いおよびお知らせ

4月14日から発生している平成28年熊本地震によりお亡くなりになられた方々へお悔やみを申し上げますとともに、被災したみなさまにお見舞い申し上げます。

弊社をご利用いただいているお客さまの中にも熊本をはじめ、九州からのお客さまがたくさんいらっしゃいます。
少しでもご恩返しをさせていただきたく、売り上げの一部を被害に遭われた方への義援金として寄付をさせていただきます。

これ以上の被害がありませんよう、また、続いている地震が収束し、被災されたみなさまには、はやく安心して過ごすことができますよう願っております。

今回の地震の影響により、九州熊本地方を中心にお荷物のお届けが遅れることが予想されます。また、熊本県につきましては、配送会社による荷受け停止となっておりますため、発送ができなくなっております。

どうかご了承いただけますよう、お願いいたします。


4月20日現在、配送会社の熊本県への荷受けが再開となりましたので発送を再開させていただきますが、お荷物のお届けが遅れることが予想されます。
ご了承ください。

一日もはやく安心して過ごせるようになりますよう、心から願っております。

新茶 ご予約開始いたします! / 鳳凰単叢 入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

2016年新茶 ご予約開始いたします!

早いもので中国では既に新茶が出回り始めました。
とはいえ、この時期に流通する新茶は標高の低い平地の茶畑のものだったり、製茶後の後熟成が不十分であったり、また、初物という意味合いが強く、味わいや香りというところでは満足するには難しいものが多いものです。

毎年当店がご紹介している四川や雲南の茶農家さんからも、そういった地区のお茶よりは遅い時期になるものの、今年の茶摘みが無事にはじまり、当店がお願いしている区画のも製茶を完了し、後熟成工程に入っているとの連絡をサンプルと共に受け取りました。

例年であれば、入荷後にショップにてご紹介させていただくのですが、今年は4月末より少し長く出張、製茶状況視察、研修の予定となっております。その期間、大変申し訳ありませんが発送業務をお休みさせていただくため、4月に届く新茶のお渡しが遅くなってしまいます。そのため、今年は予約制でご紹介することにしました。

お届けは商品入荷後、4月25日前後発送を予定しております。
4月14日24時までにご注文ください。

同梱を希望される商品がございます場合はご一緒にご注文ください。他に購入を希望される商品があり、先の発送を希望される場合はシステムの都合上、お手数ですがご予約商品とは別にご注文ください。

商品入荷後もWebショップでご紹介する予定ではありますが、現在の価格はご予約の特別価格とさせていただいておりますので
価格が変わります。(為替状況にもよりますが、1割程度価格を上げさせていただく予定です)また、入荷予定数に達した場合はご予約で販売を終了させていただきます。
どうぞご了承くださいませ。

まずは四川省のお茶からご紹介いたします。

2016年 明前 蒙頂甘露
2016年 明前 蒙頂甘露

もう何年も懇意にさせていただいている蒙頂山の茶業さんですが、非常に研究熱心な方で、常日頃から製茶技術の改良を考え続けているような本当に真面目な作り手さんでもあります。溶接機を片手に製茶機械ごと自作するほどの情熱を持った作り手さんです。
常に昔からの技術を取り入れつつ改良を続けています。

本来の蒙頂茶はほかの地域には見られない独特の甘みを持っています。喉にへばりつく様な濃厚な甘味です。本来の中国緑茶に行われていた石灰による乾燥を行う後工程を取り入れ、深みのある甘味を引き出しています。

甘いキャラメルのような栗香と蘭香と合わさり、キャラメルビスケットのような上質なお茶です。

ありがとうございます。完売いたしました。

2016年 明前 蒙頂石花
2016年 明前 蒙頂石花

日本ではあまり馴染みのない蒙頂石花ですが、その歴史は古く、中国の銘茶の中では最も古いお茶とも言われています。

蒙頂甘露がキャラメルビスケットとすると、こちらはすっきりとした甘味で、爽やかな印象の柏餅といった感じのお茶に仕上がっています。喉にへばりつく様な独特の甘味もあり、日本茶がお好きな方には馴染みやすい緑茶です。

ありがとうございます。完売いたしました。

※蒙頂黄芽につきましては、作り手さんに伝統的に悶黄の強い製法をお願いしていることもあり、ご紹介は6月を予定しております。

雲南省のお茶も到着いたします。

思茅 頭春茶 2016
思茅 頭春茶 2016

頭春茶と呼ばれる雲南緑茶です。中国・雲南省南部の思茅にある標高1800m付近にある茶園で2016年3月18日に摘み取られました。

果実のような甘い香りと深みのある優しいミネラル感、旨味がバランスよく柔らかく優しい甘味が感じられます。飲み終えた後の余韻も長く、体の中から甘さが戻ってきます。

雲南の少数民族が作り、楽しむ、土着のお茶です。
そのため、中国国内でも非常に流通の少ない緑茶の1つでもあります。
素朴な味わいをぜひお楽しみください。


後熟成を行っていた鳳凰単叢が美味しく仕上がり、入荷しました!

鳳凰単叢 芝蘭香 2015
鳳凰単叢 芝蘭香 2015

芝蘭香は宋代から続く名叢の1つとされ、鳳凰単叢十大花蜜香型にも挙げられる鳳凰単叢です。本来、芝蘭香は柏槇(ビャクシン)と蘭の香りを持つとされていますが、近年の芝蘭香にはこの香りを感じるものが非常に少なくなってしまいました。
柏槇とはヒノキ科の針葉樹の1種で清涼感のある香りを持ちます。

この芝蘭香は柏槇香を感じていただける本来の香りを持った鳳凰単叢です。甘いニッキのお菓子のような素晴らしい香りを楽しんでいただけます。
芝蘭香は既に飲んだことがあるという方には特にお勧めです。
その違いを是非お試しください。

鳳凰単叢 夜来香 2015
鳳凰単叢 夜来香 2015

甘い花果香と香ばしいバターのような乳香のある、しっかりと火入れを行ったタイプの夜来香です。
この香りにこだわるために鮮葉の選定はもとより、火入れも炭火を使い、後熟成を行いながら何度も焙煎を行いました。
決して火入れが強すぎる訳ではありませんが、作り手のこだわりが伝わってくる少量生産の鳳凰単叢です。

透明度の高い金色のお茶です。癖になるような甘い香りと、香ばしいバター香がまるでお茶とは思えないような深い香りとなって感じられます。
本来の鳳凰単叢になくてはならない爽やかな心地よい独特の「苦み」と奥行きのある複雑な甘味のバランスが素晴らしいお茶です。

鳳凰単叢 大鳥葉 2015
鳳凰単叢 大鳥葉 2015

ご好評いただき完売してしまった大鳥葉も再入荷いたしました。

大きな鳥の羽のように大きな葉であることから名づけられた鳳凰単叢です。
花果香とほっこりした火の香りと厚く複雑な旨みと落ち着いた甘さのバランスが非常に良いお茶です。落ち着きのある香りと甘い旨みは飽きることなく長くお楽しみいただけます。
しっかりと火入れされたクラシカルな製法によるものです。


大益 老茶頭 2014年
大益 老茶頭 2014年

黒茶の中でも人気の高く品切れでご迷惑をおかけしていた
大益の老茶頭が再入荷しました。

2014年よりパッケージおよび販売単位が変更になりました。
100gの老茶頭が5枚セットになって500gでの販売に変更になっております。
それ以前は250gで1つという単位でしたが、100gずつになったことで崩しやすくなっております。
もちろん、老茶頭自体は従来と変わらず、大益らしい定評のある品質の高い美味しい茶頭になっています。

茶頭(茶头)を磚茶(レンガ状)の形に固めたものです。
茶頭というのは普洱熟茶を製造するのに必要な渥堆工程(麹菌などによる後発酵)で発生する、いわゆる半端モノです。
渥堆工程では積み上げた茶葉に水をかけ、温度と湿度を上げた状態で後発酵を行います。その発酵過程で茶葉同士が固まりになってきます。それを人間が鍬のような道具でほぐしていくのですが、そこで発生する、特に熟成が進んだために、ほぐしきれなかった塊を茶頭(茶头)といいます。
しっかり熟成が進んでいる良質の茶葉が多く、お値打ち品です。

大益 老茶頭 2014年(100g)
大益 老茶頭 2014年(100g)

100g装丁での販売もいたします。お試し用におすすめです。


4月15日から4月20日までのあいだ中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
4月12日22時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は14日までに発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は4月12日中に入金確認ができたご注文を4月14日までに発送いたします。
それ以降のご注文は4月21日以降の発送となります。

また、4月29日から5月21日までのあいだ、こちらも中国出張および製茶状況視察のため、長期間ですが発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

4月26日22時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は28日までに発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は4月26日中に入金確認ができたご注文を4月28日までに発送いたします。
それ以降のご注文は5月22日以降の発送となります。

発送業務をお休みさせていただいている期間もご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。
また、4月29日からの製茶状況視察期間はインターネット環境の無い場所へ行く予定になっておりますので、最長で1週間ほどお返事にお時間をいただくことも予想されます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。