勐海 賀開古茶園

贺开茶山

勐海では老師の案内で賀開茶山へも行ってきました。
賀開は布朗茶山に隣接する古茶樹で有名な茶山で、主に拉祜族(ラフ族)がこの地に住んでいます。
この賀開のお茶は私自身がとても好きな普洱茶で、独特の心地の良い苦味が特徴です。この苦味が味わいを深く、甘さを呼び起こすような通好みのお茶です。以前にメールマガジンご購読者の方限定でご紹介させていただきましたが、お求めになった方はいかがでしたでしょうか?

贺开茶山

賀開の曼弄老寨には茶王樹と呼ばれる樹齢800年の古茶樹があります。その樹齢の高さを思わせないような元気で力強い茶樹で、2016年12月の訪問時にも新芽が吹き出していました。
このような茶王樹と呼ばれる古茶樹は賀開だけでも10株以上あります。古くからお茶づくりを続け、人々の生活と共に茶樹は大事にされています。

贺开茶山

この曼弄老寨の古茶園は3500株以上の古茶樹があるそうです。曼弄新寨と合わせると5000株近くにもなるとか。
古茶樹は基本的にそのままです。大きく切り戻した茶樹などは見当たりませんでしたが、茶山の下の方は古茶樹が少なく、切り戻した近代的な茶園も見られました。
茶山自体はかなり傾斜のきつい岩の多い山ですが、綺麗な赤土で土の状態はとても良いようです。

贺开茶山

茶園の中には色々な生き物がいます。虫はもちろん、鶏や豚が日陰を求めて茶樹の下で休んでいます。特にこのあたりの豚は基本的に放し飼いです。歩いていても車で移動していても豚が飛び出してきます。
この時も茶王樹のそばに豚の親子が昼寝をしていました。


ご好評をいただき完売いたしましたが、北京事務所在庫分が入荷いたします!

中茶牌 藍印鉄餅 春尖 2006
中茶牌 藍印鉄餅 春尖 2006

この価格帯では近年稀にみるほどの美味しく上質な普洱生茶です。
価格がお手頃ということもありますが、何より驚く位にとても美味しいということ。
特に樟香系の香りがお好きな方にはぜひ試していただきたいと思います。

中茶牌の鉄餅の歴史は古く、1950年代まで遡ります。
元々はロシアなどの輸出向けに鉄の型を使って整形する製法で作られていた普洱生茶です。通常、石と布を使って整形する普洱茶ですが、この鉄の型を使うことで独特の風味が生まれ、当時、初期生産のものは今や手の届かないほどに高価なお茶として知られています。この藍印鉄餅は2006年に作られた、その鉄餅の復刻版です。

雲南中茶公司による、この藍印鉄餅は春尖、早春の清明節前に1芯3葉で摘み取られた上質な茶葉を使用して2006年に作られました。出庫直後から広州乾倉で、ほぼ10年間熟成を行っています。広東入倉ですが土臭さなどは感じられません。

広州乾倉の中でも非常に腕の良い茶商によって熟成されているせいか、高く見事と言えるほどの綺麗な樟香が楽しめます。心地よい柔らかい収斂味、しっかりと、そして長く続く回甘とのバランスが本当に素晴らしい生茶に育っています。生茶の強さはすっかり影を潜めて、柔らかく、優しく、それでいて力強い、まさに普洱茶熟成のお手本のように育っています。

通常であれば倉熟成を行い、ここまで状態が良く、香り高い普洱茶はそれなりに高価になります。今回、黒茶専門家として大陸ではとても高名な師のおかげで現地と殆ど変らない価格でご提供できることになりました。とても美味しく、そして本当におすすめできる普洱茶です。

※1筒(7枚)でご購入をご希望の場合はお問い合わせください。(45,500円・税抜)