投稿者「suzuchado」のアーカイブ

岩茶 慧苑肉桂 入荷しました!& 老茶頭・蔵茶 再入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

岩茶 慧苑肉桂
岩茶 慧苑肉桂

昨年も大変ご好評をいただいた岩茶 慧苑肉桂が入荷しました。
とてもパワーのある岩茶ですので、他の岩茶よりも熟成に時間がかかりました。

慧苑肉桂という名前ですが、一般的には武夷肉桂と呼ばれる岩茶です。ただし、慧苑坑という特別な場所で摘み取られた茶葉から作られているため「慧苑肉桂」と呼ばれています。

慧苑坑という場所は正岩茶区の中心となる特別な地域です。その場所で育った武夷岩茶は特別な香気と味わいを持っています。正岩茶ならではの味わい、岩韻が素晴らしいこのお茶は、むせ返るような見事な花果香と質の良い岩茶特有の蜜蝋のような深み、ミネラル感、甘味がとても上品なバランスで同居しています。

岩茶本来の美味しさを知るのに最適な、最高のお手本のような武夷肉桂です。

大益 老茶頭 2012年
大益 老茶頭 2012年

プーアル茶の中では一番人気の大益 老茶頭 2011年が再入荷しました。
長く品切れていて大変ご迷惑をおかけしました。

茶頭というのはプーアル熟茶を製造するのに必要な麹菌などによる後発酵で発生する、いわゆる半端モノです。渥堆工程では積み上げた茶葉に水をかけ、温度と湿度を上げた状態で後発酵を行います。その発酵過程で茶葉同士が固まりになってきます。それを人間が鍬のような道具でほぐしていきますが、そこで発生する、特に熟成が進んだために、ほぐしきれなかった塊を茶頭といいます。
しっかり熟成が進んでいる良質の茶葉が多く、お値打ち品です。
モウ海茶廠は熟茶の技術には定評があり、この茶頭も非常に評判が高く人気があります。
元の茶葉はどのプーアル熟茶を作ったのか分かりませんが、もしかしたら、とても高級なプーアル熟茶の茶頭かもしれません。

蔵茶 金尖 雅細
蔵茶 金尖 雅細
蔵茶 金尖 雅細(バラ)

人気のチベット茶、蔵茶の中でも味わい、香りともにダントツで美味しい、蔵茶 金尖 雅細が再入荷しました!

蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、プーアル茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。辺境の少数民族へと運ばれ消費される「辺茶」の1つであり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。

この蔵茶は香り高く、甘い花の香りを楽しむことができます。
さっぱりした癖のない回甘の感じられる上品な味わいです。

徐飛 合歓
徐飛 合歓

国家級工芸美術師の徐飛による合歓が再入荷しました。

既に作家本人はこの作品の制作を終了していますので、この入荷が最後となります。今回は紫砂茶壺コレクターでもあり、当店の現地窓口をしてくれている親友のコレクションから譲っていただいたものになります。(未使用)

非常に美しい造形をした紫砂茶壺です。歪みのないフォルムと細やかで繊細な装飾のバランスが見事なとても美しい作品になっています。このような細やかな装飾を施しているにも関わらず、土質の硬さも特筆すべきほど硬く上質な紫砂泥が使用されています。
このような硬度の高い紫砂泥を使い、細やかな装飾を施した繊細な茶壺を作ることの出来る作家はなかなか見つかりません。

徐飛は非常に技術力が高く、人気のある青年紫砂作家です。
良質な紫砂泥を所有する、湯宣武といった技術が高いことで知られる工房、龍徳堂に所属し、中でもトップクラスの技術の高さを誇る作家です。


2月6日から2月9日まで発送業務をお休みさせていただきます。

2月4日18時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文、銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、同じく2月4日中18時までに入金確認ができたご注文を2月5日までに発送いたします。それ以降のご注文は2月10日以降の発送となります。

ご注文状況によっては上記締め切り日時前に発送を締め切らせていただく場合や発送までお時間をいただく場合もございます。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。

ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。

あけましておめでとうございます! & 黒茶のお茶会 ありがとうございました。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます!

おかげさまで2015年も忙しく仕事始めを迎えさせていただきました。ありがとうございます。

ご利用いただくお客さまも増え、昨年の今頃には想像もしていなかったほど多くのお客さまに恵まれております。これも数あるショップやお茶の中から鈴茶堂を選んでくださっているみなさまのおかげと本当に感謝しております。

激しい円安状態と中国国内の物価および人件費の上昇という、中国茶においては2015年も厳しい年になると思われますが、本年も安心して美味しく楽しめるお茶をご紹介していくように努めてまいります。
今までの茶縁に続いて、2015年はどんな新しい茶縁と出会えるかと今から楽しみにしています。そんな縁を少しでもご紹介していけるよう、進んでいきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


黒茶のお茶会

1月11日に新宿のAfter Tasteで開催させていただいたお茶会、おかげさまで無事終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました!

今回は黒茶をテーマにご紹介しました。
以前、黒茶をテーマにしたお茶会では香港・台湾乾倉で熟成されたものをご紹介していましたが、今回は広東乾倉で熟成されたお茶を中心にご紹介させていただきました。
味わいの違いなどを感じていただければ嬉しく思います。

2013年 裕昌源 邦崴老樹茶(未入倉)

2009年 六堡茶(広東乾倉)

斎藤シェフによるデザート イチゴのパイ

易武正山老樹茶 2009年十年経典回顧(昆明・広東乾倉)

2003年 同慶號

After Tasteの斎藤シェフによるイチゴのパイ、とても美味しかったです。次回のデザートも楽しみですね。

お土産にお持ちいただいたものはこちらになります。

2000年宮廷普洱茶
2009年 六堡茶
临沧冰岛野生茶(臨滄氷島野生茶)

宮廷普洱茶と呼ばれるものはたくさんありますが、製法上、芯芽のみを使っているということもあり、独特の癖があったりと意外と難しいお茶の1つではありますが、この宮廷普洱茶は素直で美味しいお茶と思います。
お茶会で実際にお淹れした六堡茶もお持ちいただきました。日本にはあまり輸入されることのない黒茶ですが、この六堡茶は素直な味わいで飲みやすく美味しいとお茶会にご参加いただいた方にも好評でした。ぜひご自宅でもお楽しみいただければと思います。
臨滄氷島野生茶はとても良い品質のものです。今お楽しみいただいても良いですし、数年まだ寝かせてからお楽しみいただいても大丈夫です。

次回は3月を予定しています。日程が決まりましたらメールマガジンでご連絡させていただきます。
詳細な内容やテーマもまだ未定ですが、決まりましたらこちらもお知らせいたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


3周年プレゼント、おかげさまで予想を遥かに越えるご利用をいただき、早期終了とさせていただきました。
ありがとうございました。

2014年 どうもありがとうございました!

インドネシアの茶園にて
インドネシアの茶園にて

3年目を迎えた2014年、たくさんのみなさまのおかげで無事に終えることができます。
今年も想像をはるかに超える、たくさんの素敵な茶縁に巡り合えました。
どうもありがとうございました。

昨年に引き続いて物価が上昇している上に、今年は大幅な円安状態となり、輸入を行う者としては大変厳しい年でした。そんな厳しい状況ではありますが、今までと変わらない価格で美味しいお茶を提供してくれる作り手さんや茶業さんたちのおかげで今があります。日本のお茶好きの人たちにも美味しいお茶を、上質の茶器を楽しんで欲しいという気持ちをこれからも繋げていけるように、2015年も努めてまいります。

4月には白茶の製茶場を訪ねて福建省政和へ。山深い場所で無農薬と無肥料を徹底して栽培している貴重なお茶と出会うことができました。その帰りの武夷山では最上級の武夷肉桂が作られることで知られる牛欄坑なども見学させていただいたりも。
秋には茶縁のおかげでインドネシアの大規模茶園を訪問させていただきました。中国や台湾とは全く違う大規模な茶園とそのシステムは大変勉強になりました。また、通常であれば見学できないようなところまで快く許可していただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
当店でも人気のある紫砂茶器のふるさと、江蘇省宜興へもお伺いしました。素晴らしい茶器を作る作家さんたちにお会いできただけでなく、制作過程なども見せていただいたり、お忙しいにもかかわらず大変良くしていただきました。

こうした茶縁が続いていけるのも、中国、台湾をはじめとする、家族同様の付き合いをしてくれている各地の友人たちのおかげです。今年も本当にたくさんお世話になりました。
そして上海、安徽、浙江、福建、北京、台中、そして日本の老師の方々。今年もたくさんのことを教えていただきました。

そして鈴茶堂をご利用いただいたみなさま。
また、バーやレストランで私たちの選んだお茶をお楽しみいただいたみなさま。
お茶会に参加してくださったみなさま。
数あるお茶の中から選んでいただいたことに、心から感謝しております。
どうもありがとうございました。

2015年も今まで以上に茶縁をつなげていけるよう、多くの方に本当に美味しいお茶や素晴らしい茶器を楽しんでいただけるよう進んでまいります。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。

年末年始発送業務お休みのお知らせ

インドネシアの茶園にて

年末年始は発送業務をお休みさせていただきます。

12月27日18時までのクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は29日までに発送させていただきます。
銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、12月27日15時までに入金確認ができたご注文を29日までに発送させていただきます。それ以降のご注文は翌年1月10日以降の発送となります。
また、1月11日はイベントのため、発送業務をお休みさせていただきます。

ご注文状況によっては上記締め切り日時前に年内発送を締め切らせていただく場合や発送までお時間をいただく場合もございます。年内発送をご希望される場合はご注文時の備考欄に「年内発送希望」とお書き添えください。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしております。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。

水吉建窯

水吉建窯

政和で白茶製茶場を見学させていただいた後に水吉建窯へも立ち寄ることができました。

水吉建窯とは、天目茶碗を焼成したとして知られている陶窯です。この付近では以前にご紹介した武夷遇林亭窯址をはじめとして、いくつかの古窯跡が残っています。唐代から作陶が盛んな地域ですが、その中でも最も有名な古窯跡といえば、この水吉建窯です。あの曜変天目茶碗はこの水吉建窯で作られたのではないかという説もあるほどです。

水吉鎮

この水吉建窯がある水吉鎮は政和と武夷山の丁度中間位の場所にあります。周囲には何もない場所で、有名な窯跡にも関わらず周囲はほんの少しの集落と田畑、山林があるのみです。
実はこの辺り、今でこそ武夷山で大切にされている老枞水仙(老欉水仙)の発祥の地でもあります。この付近で老欉水仙が発見され、今に至っているそうです。とはいえ、現在はこの付近でのお茶作りは随分と下火になってしまったようで、今も製茶業を営んでいる人はほんの僅かになってしまったそうです。

水吉建窯

一般公開されていないこともあって、訪れる人もなく、ひっそりと水吉建窯はありました。(見学には事前に許可が必要です)
周囲の住民の方もこの遺跡が一体何なのかは良く知らないようです。
観光用に一般公開されている遇林亭窯址と違って最低限の修復しかされていないということで、窯跡の中はもちろん、周囲十数メートルに渡って陶片が放置されています。ただし、窯跡から離れた場所の陶片はどうやら近年のもののようです。この地域では最近まで作陶が行われていたんですね。今は研究目的の一部を除いては、どうやら行っていないようです。

水吉建窯

遇林亭窯址と同様に山の斜面を利用して作られている龍窯(中国式の登り窯)です。規模としては遇林亭窯址よりもずっと小さいように見えるのですが、実際は世界でも例を見ない、最大級の龍窯だそうです。135.6mもの長さだそうですが、傾斜が比較的緩いせいもあって下から見上げるとそれほど大きく感じなかったのかもしれません。
非常に保存状態が良く、窯頭の様子もしっかり見せていただきました。

この地からあの曜変天目茶碗が生まれたのかもしれないと思うと、とても感慨深いです。見学できるよう手配してくださった茶業さんたちに感謝いたします。


10108.5
百年老枞水仙(百年老欉水仙)
慧苑坑にある樹齢160年ほどの水仙の茶樹から摘み取った茶葉で作られた貴重な老欉水仙です。
特別な古樹だけが持つ落ち着きある、凄みすら感じる旨味を持つ岩茶に仕上がっています。

10134.1
慧苑坑 瓜子金
甘く深みのある果香と柔らかい甘味のバランスが良い岩茶に仕上がっています。
煎を進めていくと甘い味わいが変化してお菓子のようなニュアンスもでてきます。
火入れの程度は中火。強すぎず弱すぎず、絶妙のバランスで火入れが行われています。

10133.1
天心岩 黄玫瑰
黄玫瑰はまだ比較的新しい品種で、2013年から本格的に収穫がはじまりました。
綺麗な優しいバラの香りのする岩茶です。
美しい琥珀のようなお茶は香りだけでなく爽やかな甘味と複雑で上品な滋味
しっかりとしたミネラル感と合わさり、上品で軽やかな美味しさがあります。


年末年始は発送業務をお休みさせていただきます。

12月27日18時までのクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文はその29日までに発送させていただきます。
銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、12月27日15時までに入金確認ができたご注文を同じく29日までに発送させていただきます。それ以降のご注文は翌年1月10日以降の発送となります。
また、1月11日はイベントのため、発送業務をお休みさせていただきます。

ご注文状況によっては上記締め切り日時前に年内発送を締め切らせていただく場合や発送までお時間をいただく場合もございます。年内発送をご希望される場合はご注文時の備考欄に「年内発送希望」とお書き添えください。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしております。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。

川根熟成茶・渓頭高山紅茶入荷しました!

手摘み川根茶 2014年熟成茶
手摘み川根茶 2014年熟成茶

春に大変ご好評をいただいている鈴茶堂唯一の日本茶、手摘み川根茶の熟成茶が今年も入荷しました。

春の新茶の時期ももちろん美味しいのですが、実は一番美味しくなるのは、適切に管理されて夏を越した秋以降のお茶です。新茶時期のように香りは望めませんが、新茶特有の強さが抜け、柔らかく深みのある甘味の増した、この上なく美味しい日本茶になりました。

新茶の状態で完売してしまう、この茶農家さんの日本茶を贅沢にも熟成茶に仕上げています。
今年は熟成方法を改良し、氷温でじっくりと熟成させています。

年末年始のお茶としてもおすすめです。

柴窯 冬梅傲雪杯
柴窯 冬梅傲雪杯

普段使いにできる粉彩の茶杯が入荷しました。

綺麗な梅と鳥の図柄は「冬梅傲雪」と呼ばれる書画の題材に良く使われる縁起の良いものです。高さのある茶杯はお茶の香りを際立たせてくれますので、青茶などの香りの良いお茶に最適です。

以前までのデザインと茶杯の形状が変わっております。
より丸い可愛らしい形状になり、保温性を重視して中空になっています。
そのため、茶杯自体の保温性が高く、聞香杯のようにお茶の香りを綺麗に引き立たせてくれる効果もあります。

溪頭高山紅茶
溪頭高山紅茶

台湾南投県鹿谷郷渓頭地区の中でも標高1200m前後の茶畑から作られた溪頭高山紅茶です。通常は高山烏龍茶にする茶葉を使って作られた紅茶です。
今年も入荷いたしました。

リンゴを連想するような果香と香ばしさが合わさった素晴らしい香りです。
深みのある甘味とその後ろに複雑な旨みと清涼感があります。

ここ数年の紅茶ブームの影響で台湾の高山茶を作る地域でも紅茶を作るケースが徐々に増えてきました。とはいえ、本来の紅茶ほどの醗酵度まで言っているものは少なく、高醗酵烏龍茶といったものも多くあります。このお茶は紅茶レベルまでしっかりと醗酵度を高めています。研究熱心なこの作り手さんらしい紅茶です。

1月のお茶会のお知らせ & おかげさまで3周年を迎えます

1月のお茶会のお知らせ

次回2015年1月のお茶会は黒茶がテーマです。

黒茶は一言で言うと「後発酵茶」です。
紅茶や青茶(烏龍茶)が鮮葉の酸化発酵を利用して作られているのに対して、黒茶は麹菌による発酵が行われたお茶になります。
黒茶は昔から雲南省、四川省や湖南省、陜西省などで作られ、チベットをはじめとする辺境の地へ、その地に住む人々の健康に欠かせないものとして大切に運ばれています。
一方、香港や台湾、東南アジアへも輸出され、その地の人々の喉を潤す美味しいお茶の1つとしても親しまれています。

前回、黒茶をテーマとして行ったお茶会でご紹介したお茶とはまた違った、色々な味わいをお楽しみいただければと思います。有名な普洱茶(プーアル茶)はもちろん、その他にも沢山の黒茶があります。一部しかご紹介できないとは思いますが、ご一緒に美味しく楽しめればと思います。

After Taste自慢のデザートと共にお楽しみください。

日時 2015年1月11日(日曜)12時30分~14時30分
場所 Bistro&Bar After Taste
東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネやまとビル5F
03-6273-2001
新宿駅 徒歩2分 / 新宿三丁目駅 A5出口 徒歩1分
料金 4000円(お茶4種以上・デザート・お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、1月9日までにAfter Taste店舗までご予約ください。満席になりしだい、ご予約を締め切らせていただきます。ご了承ください。
(03-6273-2001 15:00~翌1:00)

多くの方とお会いできるのを楽しみにしております。

満席となりました。ありがとうございました!現在はキャンセル待ちをお受けしております。


12月13日で鈴茶堂Webショップはおかげさまで3周年を迎えます。

気がつけば、あっという間の3年でした。
この1年も、たくさんの素敵な出会いをいただきました。ありがとうございます。茶縁のおかげで出会えることができた茶業さんたち、茶器などの作家さんたち、茶商さんたち・・・それも、当店を信頼してくださっているお客さまのおかげと感謝しております。
これまで以上にお茶や茶器を作り、守っていく人たちと、みなさまを繋げていけるように頑張ってまいります。

お世話になっているみなさまにお礼の気持ちをと思い、今年も本日12月11日から1月15日までにご注文いただいた方には心ばかりではありますが、お茶などのセットをプレゼントさせていただきます。数量が少ないためショップにでていないお茶やWEBショップでの販売を検討したものの業務販売のみに絞ったお茶などを予定しておりますので、珍しいものもあれば、特別に美味しいお茶、普通に美味しいお茶など様々です。

期間中のご注文毎に1セットずつプレゼントさせていただきます。
お茶の組み合わせはどうぞお任せください。また、数量限定のため内容の変更、早期終了などもございます。
ただし、メール便対象商品のみをご注文の場合は対象外とさせていただきますのでご注意ください。(メール便でお届けする場合はプレゼントを同梱することができません)
どうぞご了承ください。

4年目も妥協すること無く、美味しく安全なお茶をお届けできるようにスタッフ一同努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

白茶製茶場

政和大白茶種

急斜面から丁寧に手で摘み取られた茶葉は、摘み子さんがそれぞれ製茶場へ持ち込みます。摘み子さんの賃金はその茶葉の量によって決まります。まだシーズンが本格的に始まっていないこともあってか価格が確定していなかったようで、重量を量ったあとは工場長と摘み子さんの価格交渉が長く続いていました。

この白茶に限らず、物価や人件費が高騰している中国では、どこの製茶場でも摘み子さんも含めて人件費の上昇が大きな問題になってきています。単純に流通価格に反映できれば問題ないのですが、景気に陰りが見えてきていることもあって、なかなかそのまま反映できるということではないようです。そんな事情もあって、摘み子さんや作り手さんの確保は茶樹の成長度合いをみながら、ぎりぎりまで招集できないとのことでした。

白茶 製茶場

白茶は摘みとった茶葉をそのまま、揉捻などの加工をせず、なるべく人の手に触れることがないように室内の風通しの良い場所でそのまま自然に酸化発酵させて作られます。
まだ一部の茶畑でしか十分に成長していないこともあって、ほんの少しですが、このように製茶が進められていました。

白茶 製茶場

本格的に茶摘みがはじまるようになると、こちらの出番になります。
シーズン真っ盛りになると、この棚にびっしりと茶葉が並べられて製茶が行われます。まだこちらの出番はないので前のシーズンが終了した時のままになっているそうですが、その時期には床にムシロを引いて、十分に発酵した茶葉をムシロの上に落としていくそうです。
例年では新明節前に製茶が本格化するそうだったのですが、2014年は気温が低い日が続いていて、私達が訪問した新明節になってもまだ殆ど稼働できていない状態でした。

白茶 製茶場

発酵を行う部屋は製茶場の2階部分にあります。というのも、発酵時に気温が低すぎるような場合には1階のこのボイラーで温風を出して2階全体を温めることができるようになっています。
燃料は薪です。この製茶場には電気がかろうじて引かれているのみで、水道もガスもありません。周囲に居住しているのも茶業さんのご一家のみ。本当に山の中の製茶場です。

白茶 製茶場

こちらは白茶を乾燥させて仕上げているところです。
白茶の定義としては茶葉を摘み取ったまま、手を加えずに自然に酸化発酵させるのみとされていますが、実際には出来上がったお茶の中の水分量が多すぎて保存することができません。実際にはこうして熱を加えて乾燥させて仕上げています。

政和白茶

出来上がったばかりの白茶をいただきました。
美しい翠色の茶葉がとても美しく、甘く爽やかな美味しい白茶です。無肥料のお茶に共通する、喉にしっかりと残るような独特の甘さのある白茶で、本当に美味しいお茶でした。


野生寿眉
野生寿眉

普段は人の立ち入らない山の中に群生している茶樹から作られた白茶で野生種を使用しているため白茶の分類上、寿眉としていますが、丁寧に手摘みで作られた上質なお茶です。茶農家さんの自家用に作られたこのお茶を譲っていただきました。

繊細な花の香りを感じるお茶です。驚くほど粘性のある茶水はしっかりと爽やかな甘味があります。茶樹の力強さを感じさせるミネラル感もあり、派手さはありませんが、しみじみと美味しいお茶です。

毎日のお茶としてもお勧めできる価格でご紹介できるのは、この茶農家さんが私たちの中国の親友の友人という茶縁のおかげです。

漳平水仙 紅茶 2014年
漳平水仙 紅茶 2014年

福建省の珍しい紅茶、漳平水仙紅茶、ご好評をいただいております!

甘い果実香と深みのある旨味、甘さを持っています。
中国紅茶にしては珍しく甘く柔らかい中にミネラル感も感じることができます。
紅茶でありながらも煎持ちが非常によく、かなり長く楽しめます。
英徳紅茶にも通じるような心地良い独特な余韻もしっかり感じられます。

白茶の茶業さん訪問

政和大白茶種の茶畑

武夷山駅から車で数時間、ようやく目的地の白茶茶業さんの茶畑、製茶場に到着しました。見事な赤土の茶畑で、見渡す限り山の斜面部分には茶樹が植えられています。

この茶業さんの茶畑は無農薬はもちろん、無肥料を徹底して管理されています。30キロ平方メートル以上もの広さの茶畑ですが、無農薬および無肥料で栽培を徹底することで政府より現代農業技術の模範基地として指定を受けているそうです。無農薬栽培も大変なことですが、無肥料で栽培するとなると生産量がどうしても激減してしまいます。この両方を徹底して行うということは、なかなかどうして難しいことです。

茶摘み

例年であれば新明節前から茶摘みが始まるのですが、この2014年の春は気温がなかなか上がらず、茶畑の殆どの場所では茶摘みがまだ始まっていませんでした。茶樹の成長度合いによって茶摘みが始まっている場所もありましたが、まだまだ小規模です。実際には私達が訪問した1週間後から本格的に始まったそうです。

茶畑の斜面はとてもきつく、茶摘みの人たちは立って摘むのがやっとという感じです。場所によっては斜面に這いつくばるようにして摘み取っていきます。実際にその斜面まで行ってみましたが、慣れていないと茶摘みを行うどころか立っているのがやっとという傾斜地です。

政和大白茶種

政和大白茶種の茶樹です。
まだこの時は新芽が十分に大きくなっていない状態の茶樹が殆どでした。この芽がもっと大きく肥えてくるようになると本格的に茶摘みが始まります。
場所によっては既に摘み取れるまでに成長した茶樹もあり、少し茶摘みもさせていただきましたが、基本的に人の手を加えていない茶畑のため、茶樹が人の背の高さ以上になっていたり、足元が不安定な傾斜地だったりと、なかなか重労働です。

湧き水

これは茶畑の中にある湧き水です。
この茶畑では無農薬・無肥料を徹底しているため、とても綺麗な水が湧き出ていました。実際に飲むこともできるとのことで、飲ませていただきましたが、とても柔らかく甘いお水でした。
この地域では水道が整備されていないため、茶業さんの住居も兼ねる製茶場では、この茶畑の山から湧き出ているお水を使って生活をしているそうです。実際には電気しか通っていないような山奥です。

この茶畑の下にある水田ではオタマジャクシが沢山いました。この水田も自家用のお米を育てているということもあって、無農薬・無肥料で管理しているそうです。

野いちご

茶畑には茶樹以外の植物もそのままの状態になっています。
最も多く見かけたのが、この野いちごです。丁度私達が訪問した時には白く可愛らしい花が咲いていました。他にも山椒の木が花を付けていたりと、とても美しい茶畑を見せていただきました。


無農薬・無肥料栽培 政和白茶
無農薬・無肥料栽培 政和白茶

この時に訪問した福建省政和の茶業さんによるものです。こちらは最適な気候になるまで十分に待ってから作られた白茶です。

ここ数年で一番美味しい、凄いと思う白茶です。

無農薬・無肥料で栽培された政和大白茶種の茶樹から丁寧に摘みとって作られた白茶です。茶商によっては野生茶として流通されるような白茶で、ほとんど管理はされていませんが急勾配の山の斜面にある茶園のものです。当店では日本で言う「野生」とは概念が違うと考えますので野生茶とは呼びませんが、極めて人の手をかけないよう、自然のままの状態で育てられています。そのため生産量が少なく、斜面がきびしいために茶摘みも容易ではないため、ほとんど流通することのない白茶です。

珍しいだけでなく、とても甘く美味しいお茶です。
今年は例年にないほどたくさんの白茶を試飲しましたが、この白茶が飛びぬけて甘く美味しい白茶でした。

香りは甘い花の香りがこの上なく清らかに感じられます。粘性のあるトロっとしたお茶は複雑で柔らかく、花の蜜を添加しているのではないかと思ってしまうほどに爽やかで濃厚な甘味を感じていただけます。蜜のような味わいにミネラル感と滋味が合わさり、言葉にならないほどの美味しさです。

岩茶・ミニチュア紫砂茶壺・茶玩・青花茶杯 入荷しました!

先日のお茶会でもご紹介させていただいた武夷岩茶の第2弾が入荷いたしました。

岩茶 青獅子岩 奇蘭
岩茶 青獅子岩 奇蘭

青獅子岩という非常に良い茶区でありながら、メインの場所から少し外れた場所で栽培されているために、価格を抑えて入手できました。とはいえ、他の地域の単に正岩地域だからという岩茶とは味わいも香りも全然違います。

香りは清らかな花香と火の香りです。この品格のある花香は一般的な奇蘭とは全く異なります。味わいも爽やかな甘さがしっかり感じられます。それでいて蜜蝋のような茶樹の滋味が根底にあり、清らかであるものの、凄みを感じるような複雑な味わいが楽しめます。軽めの清香に仕上げていますが、本来、この茶葉が持っているパワーを十分に感じていただけます。

岩茶 水簾洞 花香水仙
岩茶 水簾洞 花香水仙

水仙は岩茶の中でも多く生産されている品種です。岩茶の基本品種と言えます。茶業や茶商の中にはその年の水仙の出来を見て、その年の品質を計る人も少なくありません。

一口に水仙と言っても品質の差が大きく、同じ正岩地区で作られた水仙でも特別に美味しく、香り高いものもあれば、その逆もたくさん流通しています。この水仙は正岩地区の中でも上質な岩茶が作られることで知られる水簾洞茶区で作られています。水簾洞茶区で作られた水仙の中でも、この水仙はその香りの素晴らしさから花香水仙と命名されたほどに素晴らしい香りと味わいが楽しめる岩茶に仕上がりました。

紫砂で作られたミニチュア茶壷が入荷しました!

一般的な観光お土産品のようなミニチュア茶壷とは違い、1つ1つ職人が手作りで作った紫砂茶壷です。非常に小さく、精巧に作られ、内部は普通の紫砂茶壷と同様です。また、実用の茶壷に使えるほどに良い土を使っているのも特徴的です。非常に土質が硬く、高い金属音のする上質な土を使って作られています。

昔はこうした遊び心のある紫砂茶壷が作られていましたが、近年は滅多に見かけなくなりました。今後は更にこうした作品が作られることはなくなっていくものと思います。今回、宜興へ出張へ行った際に運よく見つけることができました。

B04.20
すべて1点ものです。

ミニチュア紫砂茶壷-1
ミニチュア紫砂茶壷-2
ミニチュア紫砂茶壷-3
ミニチュア紫砂茶壷-4
ミニチュア紫砂茶壷-5
ミニチュア紫砂茶壷-6

コレクターアイテムとして、茶玩としてお楽しみいただけます。

手描き青花 茶杯
手描き青花 茶杯

手描きの青花(染付)の茶杯が入荷しました。

美しい蓮の花が描かれています。1つ1つ手描きで描かれています。
基本の茶杯の形ですので、使うお茶の種類を問わずお使いいただけます。

紫砂茶玩 蛙と蓮
紫砂茶玩 蛙と蓮
紫砂茶玩 蛙と蓮

手作りの紫砂茶玩です。

茶玩は茶籠とも呼ばれる、主に中国茶で使用する茶盤の上におくマスコットのような置物です。その形は伝説の神獣や縁起物など様々です。大きさも小さなものから、中には「置物」と呼べるほど大きなものまで、芸術作品となっているものまであります。実際、茶玩コレクターも少なくありません。

丁寧に作られた蛙と蓮の茶玩です。