紫砂茶壺 湯宣武 在山堂 劉傑 柴窯蓋碗 茶壺 入荷しました!

消費税増税に伴い、茶葉以外の商品、茶器などは10月1日以降のご注文、発送、ご入金の場合、消費税が10%となります。
ご注文が9月中の場合、消費税は全商品8%となりますが、ご入金や発送が10月1日以降となる場合、別途消費税分の調整をさせていただきます。
どうかご了承ください。


湯宣武の新作紫砂茶壺が入荷しました!
彼女の作品は現地でも人気が高く、だんだん入手が難しくなっています。

湯宣武 玲瓏
湯宣武 玲瓏

当店が取り扱う紫砂作家の中でも人気の高い、国家級工芸美術師の女性作家、湯宣武による綺春です。
この作家の茶壺を一度手にして、その完成度の高さに魅了されてしまった方も多くいらっしゃいます。

この彼女の新作は非常に美しく可愛らしい茶壷です。縁起の良いリスを精密に表現、無駄のない洗練された造形で、美しさだけでなく使いやすい作品です。

ありがとうございます。完売いたしました。


龍泉窯の劉傑大師による柴窯(薪窯)の工房で柴窯(薪窯)の火入れが行われました。
若くして中国伝統工芸大師、麗水市工芸美術大師となった非常に優秀な作家です。APECやG20、一路一帯といった国賓を迎えて行われる晩餐会で使用される食器の制作にも携わり、龍泉窯の中でも技術の高い作家として知られています。

劉傑大師の作品は大変高価なものですが、今回は少し訳ありの作品を入手しました。そのため、本来の価格から大幅に抑えた価格で提供させていただきます。(使用には全く問題はありません。)

在山堂 劉傑 柴窯蓋碗
在山堂 劉傑 柴窯蓋碗

本来は受け皿もある蓋碗でしたが、この作品にはありません。
受け皿が無い以外には全く問題はありません。

在山堂 劉傑 柴窯小壺
在山堂 劉傑 柴窯小壺

この作品は注ぎ口の内部の釉薬が薄く一部素地が露出しているため、かなり価格を抑えてご紹介させていただいています。
その他には全く欠点はなく、使用には全く問題はありません。

彼自身、お茶が好きということもあり、非常に使いやすい茶器を創り出します。
美しさだけでなく、細部までこだわり抜いた精密さは使いやすく、美味しくお茶を淹れることができる稀有な作品を生み出しています。釉薬に至るまで自ら山の中に赴き素材を探して作っています。この釉薬が美しさだけでなく、美味しくお茶を楽しめる茶壺を実現させています。
不思議なことに岩茶や鳳凰単叢といった烏龍茶と非常に相性がよく、驚くほど優しく柔らかくお茶を淹れることができます。

ありがとうございます。全て完売いたしました。

ワークショップ 10月予約受け付け開始します

四川上里古鎮
四川上里古鎮にて

10月のワークショップに空きがでましたので予約受け付けを開始いたします。
受け付け開始は9月17日20時からとなります。
(現在中国出張中のため、当店よりのお返事は9月19日以降となります。)

2019年10月19日(土曜)16時00分~18時30分頃まで 残席1
2019年10月20日(日曜)
 1部 : 13時00分~15時30分頃まで 残席1満席となりました。
 2部 : 17時00分~19時30分頃まで 残席1満席となりました。
2019年10月21日(月曜)14時00分~16時30分頃まで 残席1満席となりました。

場所 東京都新宿区 丸の内線四谷三丁目駅徒歩5分またはJR信濃町駅徒歩7分
詳しい場所は参加受付後にお知らせいたします
料金 3000円
当日現金にてお支払いください。(お釣りのご用意はありませんので、お釣りがないようにご用意いただきますようお願い致します。)
その他 茶葉および茶器はご用意させていただきます。

詳細はこちらをご確認ください。

お申込みは当店のご利用をされたことのあるお客さまを
優先とさせていただきますのでご理解いただけますようお願いいたします。

受付開始は9月17日20時からとなります。
現在中国出張中のため、当店よりのお返事は9月19日以降となります。
また、通信状況によってはお返事が遅れる場合もございますことをご了承ください。

ご参加をご希望の方は admin[a]suzuchado.com まで
([a]を@に置き換えてください)

      ・お名前
      ・ご住所およびご連絡先のお電話番号
      ・中国茶、茶芸などのご経験の有無
       ご経験がある場合は簡単で結構ですので内容をお知らせください。
      ・キャンセル待ちを希望するかどうか

を明記の上、お申込みください。

ご参加いただく方には各自30分程度、実際にお茶を淹れていただきます。
お申込みは当店のご利用のある方を優先にお受けいたします。ご了承ください。

お席には限りがありますため、定員に達した場合は満席となります。

よろしくお願いいたします。

無農薬 碧潭飄雪(ジャスミン茶) ご予約開始します! / 発送業務お休みのお知らせ

多くのお問い合わせをいただいているジャスミン茶、碧潭飄雪の入荷ロットが決まり、入荷時期が決まりました。
大変おまたせいたしました。

9月下旬入荷予定です。発送は入荷後9月29日頃を予定しております。

無農薬 碧潭飄雪 2019
無農薬 碧潭飄雪 2019

現在流通するジャスミン茶には完全無農薬のものはまず存在しません。
というのも、茶葉よりも香りの強いジャスミンの花を栽培する場合に、花が虫を引き寄せてしまうため、無農薬で栽培することが非常に難しく、茶葉は無農薬でもジャスミンは農薬を使用せざるを得ないという事情があります。

この碧潭飄雪はそのジャスミンの花においても無農薬にこだわっています。

この碧潭飄雪に使われるジャスミンの花は、一部の木にネットをかけて栽培し、それらの木から摘み取られたジャスミンを使って作られています。非常に手間のかかる栽培方法のため、多くの量を作ることはできません。

茶葉は四川省蒙山の標高1000m以上という高山地帯で栽培された蒙頂甘露を使用しています。こちらも無農薬で栽培されています。

当店の碧潭飄雪の特徴は無農薬というだけではありません。
ジャスミン茶を作るためには生の花から花の香りを茶葉に移しますが、その際にどうしても花のもつ水分が茶葉に吸収されてしまいます。そのため、1晩花の香りを移した茶葉は加熱して乾燥させます。これを何日も何度も繰り返すのですが、段々と茶葉も焼けてしまいます。多くのジャスミン茶に焼けたような味が残るのはそのためです。
この碧潭飄雪にはその独特の味がありません。非常にフレッシュで甘く爽やかな香りと味を持っています。

ジャスミン茶はどれも同じと思っている方も多いと思いますが、そういった方にぜひお勧めしたい、とても美味しいジャスミン茶です。


易武弯弓寨の古樹プーアル生茶のご予約受付中です!
本商品はご予約優先となります。
発送は入荷後、9月下旬頃を予定しております。

ご予約期間は9月20日20:00までとなります。
日本入荷後、通関時の調整分が多く出た場合は改めてご提供いたします。

易武弯弓寨の2018年春茶(プーアル生茶)です。
原生林に育つ樹齢約350年と思われる茶樹から作られています。手摘みはもちろん、機械を使用せず、全て手作業による製茶を行っています。

2019年 弯弓寨 古樹生茶
2019年 弯弓寨 古樹生茶

黒く艷やかな茶葉はこの生茶の品質が高いことを示しています。元々の茶樹の質はもちろん、熟練した作り手による高品質な茶葉に仕上がっています。水色も素晴らしく、金色の透明度の高い、艷やかな茶水です。見事な花の香りをまとった蜜香、現地では蜜香蘭韻と称されるような香りで滋味深く、調和の取れた奥行きのある味わいと合わせて楽しみことができます。茶園の茶樹ではなく、原生林に生きる古茶樹の味わいが楽しめます。

大変美味しくバランスの良いお茶でありながら、お手軽な価格でこの品質、美味しさを持つプーアル生茶は滅多に出会えません。このプーアル生茶は中国で高名なプーアル茶専門家である私の師が技術指導、鑑定を行っている関係で入手することができました。日常的にお楽しみいただける価格帯となっています。またプーアル生茶を飲むのは初めてという方にもおすすめです。


9月15日から9月22日まで中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

9月13日18時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は9月14日までに発送させていただきます。
銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合、9月13日18時までに入金確認ができたご注文を9月14日までに発送いたします。
それ以降のご注文は9月23日以降の発送となります。
また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。
今回は通信環境状況が不明な地域へも参りますため、状況によってはお返事まで数日お時間をいただく場合もございます。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

弯弓寨古樹生茶 紫砂湯宣武 ご予約受け付けます!/ 発送業務お休みのお知らせ

易武弯弓寨の古樹プーアル生茶のご予約を開始します。

易武弯弓寨の2018年春茶(プーアル生茶)です。原生林に育つ樹齢約350年と思われる茶樹から作られています。手摘みはもちろん、機械を使用せず、全て手作業による製茶を行っています。

2019年 弯弓寨 古樹生茶
2019年 弯弓寨 古樹生茶

黒く艷やかな茶葉はこの生茶の品質が高いことを示しています。元々の茶樹の質はもちろん、熟練した作り手による高品質な茶葉に仕上がっています。水色も素晴らしく、金色の透明度の高い、艷やかな茶水です。見事な花の香りをまとった蜜香、現地では蜜香蘭韻と称されるような香りで滋味深く、調和の取れた奥行きのある味わいと合わせて楽しみことができます。茶園の茶樹ではなく、原生林に生きる古茶樹の味わいが楽しめます。

大変美味しくバランスの良いお茶でありながら、お手軽な価格でこの品質、美味しさを持つプーアル生茶は滅多に出会えません。このプーアル生茶は中国で高名なプーアル茶専門家である私の師が技術指導、鑑定を行っている関係で入手することができました。日常的にお楽しみいただける価格帯となっています。また、プーアル生茶を飲むのは初めてという方にもおすすめです。


メルマガ限定 紫砂湯宣武 ご予約受け付けます!

湯宣武

湯宣武

当店が取り扱う紫砂作家の中でも人気の高い、国家級工芸美術師の女性作家、湯宣武による新作です。
入荷してもすぐに売れきれてしまうことが多く、今回はメールマガジンご購読の方限定でご予約をお受けします。

2種類、各1点のみとなります。

詳細、お申込み方法は配信済のメールマガジンをご覧ください。

全て売約済みとなりました。ありがとうございます。


9月15日から9月22日まで中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

ワークショップ 2019年9月 ありがとうございました!& 10月開催詳細

ワークショップ 2019年9月

ワークショップにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
特に今回の日曜の回は台風が接近しているという状態にも関わらず、殆どの方がご参加くださいました。どうもありがとうございます。

今月は以下のお茶でした。

2003年 同慶號
中国・雲南省易武山落水洞地区
(2015年まで香港乾倉、以後北京保管)

今回は珍しく紫砂茶壺を使って全員で同じお茶を続けて淹れていただきました。
この2003年同慶號はショップでもご紹介している普洱生茶です。非常に品質が高い茶葉であること、煎持ちが非常によく、また、綺麗な沈香が10煎を超える頃から甘い果実香(水果香)に変化するほどの茶葉であるため、おひとりの持ち時間では十分に理解できないということもあり、今回の形式にしました。

これほどまでに上質な普洱生茶はなかなか出会えません。当店ご紹介の茶葉の中でも高価な方ではありますが、普通は出会えたとしても、もっと遥かに高価であることがほとんどです。ここまでこの普洱生茶の品質が高いのは、2003年ごろまでは茶樹をもっと休ませていたこと(現在は生産量をあげるために当時よりはるかにたくさんの茶葉を摘んでしまうため、茶樹自体のちからが弱くなってきています)、製茶技術が高く丁寧に行われていること、特に乾燥工程が非常によくできています。晒日で乾燥させる古式製法の普洱生茶はこの乾燥工程の結果いかんで長期間保存できるか、美味しく香り高く熟成できるかに関わります。また、その後の後熟成も素晴らしく、全てにおいて正しく丁寧に作りあげてきた結晶のような普洱生茶です。
こういった普洱生茶はこれが最後かなとも思っていることもあり、よい機会なので本当に上質な普洱生茶を知るという意味でも今回はこのお茶を選ばせていただきました。

最初は見事な沈香、複雑で深いミネラル感のある味わいであったのが10煎を超える頃から果実香へ、更に蜂蜜のような甘露に変化していくのを実感していだだけたと思います。
このレベルの普洱生茶は楽しむ機会も多くはないと思います。みなさん驚かれていましたね。(^^
本当に上質で美味しい普洱生茶の入り口ではありますが、楽しんでいただけたと思います。

ワークショップ 2019年9月

また、紫砂茶壺の使い方、美味しくお茶を淹れる方法も改めて学んでいただきました。意外と茶壺であれば、どのような淹れ方であっても美味しく淹れることができると思いがちですが、正しい持ち方、扱い方、湯の使い方を理解していないと、そのお茶のポテンシャルを十分に引き出すことができません。また、紫砂は素材(泥料)の品質も重要ですが、お茶に合わせた大きさ、形状も重要です。実際に茶壺を使って淹れていただきましたが、淹れたお茶の味わい、香りが動作を変えることで驚くほど変わっていくのを実感していただけたと思います。

店主が最後に淹れたお茶はこちらです。

単叢古樹 東方紅 2019
広東省潮州市潮安県乌崇山大庵

鳳凰単叢の作り手さんからいただいた、一般流通はしていない非常に貴重なお茶です。香りの高さ、味わいの深さは鳥肌が立つほどでしたね。また、龍泉窯の劉傑大師の茶壺を使用したということもあり、より柔らかく香り高くはいっていたと思います。(劉傑大師の茶壺や蓋碗は釉薬が特別なのか、特に烏龍茶が非常に柔らかく美味しくはいります)
とてもよいお茶をいただいたので、ワークショップご参加の方と楽しませていただきました。

ワークショップ 2019年9月

今回は今年最後のドライ茘枝とお茶請けの定番、黒瓜子をご用意しました。
ドライ茘枝はいつもどおり大人気でしたね。
黒瓜子(スイカの種)は中国、台湾では定番のお茶請けですが、はじめてという方もいらっしゃいました。なかには止まらなくなっている方も・・・(笑

次回は10月の開催となります。

日時 2019年10月19日(土曜)16時00分~18時30分頃まで
2019年10月20日(日曜)
1部 : 13時00分~15時30分頃まで
2部 : 17時00分~19時30分頃まで
2019年10月21日(月曜)14時00分~16時30分頃まで
場所 東京都新宿区 丸の内線四谷三丁目駅徒歩5分またはJR信濃町駅徒歩7分
詳しい場所は参加受付後にお知らせいたします
料金 3000円
当日現金にてお支払いください。(お釣りのご用意はありませんので、お釣りがないようにご用意いただきますようお願い致します。)
その他 茶葉および茶器はご用意させていただきます。

ご参加いただく方には各自30分程度、実際にお茶を淹れていただきます。

お申込みは継続してご参加いただき、体験していただきたいということもありますので、前回ご参加いただいた方を優先にお受けいたします。その後、お席に空きが出た場合は、以前に参加したことがあり、今後の参加を希望している方のご予約をお受けいたします。参加したことがない、以前参加したことがあるが今後の参加を希望していなかったという方はそれ以降、お席に空きがある場合に予約受付のご案内をメールマガジン、ブログ、Facebookなどでご案内させていただきますので、お申込みください。

どうぞよろしくおねがいします。

古樹鳳凰単叢 碑頭 鴨屎香 蜜蘭香 入荷しました!

少し珍しい鳳凰単叢、碑頭が入荷しました!

古樹鳳凰単叢 碑頭 2019
古樹鳳凰単叢 碑頭 2019
産地に伝わる地元ならではの品種です。生産量が限られるため、産地以外に流通することが少なく、また、知名度も高くはないため、あまり知られてはいませんが、夜来香型の魅力的なお茶です。その香りの高さ、複雑で深みのある味わいは最近流行の品種にはない格の違いを感じさせるような凄みすら感じます。
高山地区にある大奄の標高約900m付近にある茶畑で栽培された樹齢推定100年の茶樹から作られています。マニアックな品種である碑頭ですが、古茶樹の滋味、香気が加わることで、より複雑で上品なお茶に仕上がっています。


古樹鳳凰単叢 鴨屎香  2019
古樹鳳凰単叢 鴨屎香 2019

日本でも有名になった鴨屎香ですが、数年前までは一部で栽培されていたのみでしたが、その人気の高さから現在は標高の低い場所にある茶園でも大量に栽培されるようになりました。実際、流通している多くの鴨屎香の品質は下がり、納得できる品質のものが少なくなってしまったため、ここ数年は鈴茶堂での取り扱いを見合わせていました。

この鴨屎香は標高の低い中山や低山で栽培されたものではなく、高山地区にある大奄、なかでも標高約900mにある茶畑で栽培されています。まだ鴨屎香が大量に作られていなかった頃から大切に育てられている樹齢推定90年という茶樹から作られた茶葉です。かつての鴨屎香を思い出させる、とても深く清らかな香り高い鳳凰単叢でした。
当初、入荷予定の無かった鴨屎香でしたが、これだけの品質の鴨屎香を、この価格でご紹介できるならばと急遽ご紹介させていただくことにいたしました。
品格のある清らかな甘い花の香りが感じられるお茶です。一般的な鳳凰単叢に見られる苦みが殆ど無く、すっきりとした上品な甘さと古樹ならではのミネラル感、滋味がしっかりと感じられます。煎を進めていくうちに、このお茶の表情はどんどん変化していきます。


2019年の鳳凰単叢 蜜蘭香が入荷しました!

高山鳳凰単叢 蜜蘭香 2019
高山鳳凰単叢 蜜蘭香 2019

鳳凰単叢の中で有名な品種として知られています。日本にも多く輸入され、鳳凰単叢と聞くと蜜蘭香を連想される方も多いと思います。蜜蘭香はライチやマスカット、桃の香りに例えられる華やかなお茶です。

お茶にも流行があります。数年前まで蜜蘭香が最も多く栽培されていました。そのため、産地の中でも低山(標高の低い位置)でも殆どが蜜蘭香の栽培という状況になり、様々な品質の蜜蘭香が流通していました。現在はその流行は去り、現地では鴨屎香(ここ最近は銀花香とも呼ばれます)が、それにとって代わりました。
これは蜜蘭香というお茶にとって良いことであると考えます。
流行にのって大量生産された品質の低い蜜蘭香ではなく、本来の蜜蘭香らしさを追求する生産者のみが蜜蘭香を大事に育て製茶するようになります。
今回ご紹介する蜜蘭香もそういった生産者によるもので、高山地区の足がすくむような急斜面の茶畑で栽培された無剪定、無農薬、無肥料の茶樹から作られています。茶摘みを行うのも大変な傾斜地にある茶畑の鮮葉のみを使用しています。
(先日ご紹介した鳳凰単叢10大香型セットの蜜蘭香と同一ロットです)


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

9月8日および9日はワークショップ開催のため
9月15日から9月22日まで中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

蘭香甘露 涇渭茯茶(ケイ渭茯茶) 入荷しました!

珍しい君子蘭の香りを移した花茶が入荷しました!

蘭香甘露 2019
蘭香甘露 2019

中国・四川省の有名な名茶、蒙頂甘露の茶葉に丁寧に君子蘭の香りを移した上質な花茶です。一般的に花の香りを移す花茶に使われるのはジャスミンの花(茉莉花)ですが、この蘭香甘露は君子蘭を使用して香りを移しています。清らかで品格のある蘭香と蒙頂甘露の優しく深い味わいが素晴らしいお茶です。

君子蘭の香りを移した花茶は非常に珍しいものです。一般的なジャスミンなどよりも君子蘭の場合は香りを移す工程が難しく、作り手の技術が問われます。この蘭香甘露を作り出した作り手は店主が知る限り最も高い技術を持っています。
生の花から花の香りを茶葉に移しますが、その際にどうしても花のもつ水分が茶葉に吸収されてしまいます。そのため、1晩花の香りを移した茶葉は加熱して乾燥させます。これを何日も何度も繰り返すのですが、段々と茶葉も焼けてしまいます。多くのジャスミン茶をはじめとした花茶に焼けたような味が残るのはそのためです。
この蘭香甘露にはその独特の味がありません。非常にフレッシュで甘く爽やかな香りと味を持っています。

冷やしても美味しく楽しめます。


久しぶりに涇渭茯茶(ケイ渭茯茶)が入荷しました!
リピートされるお客さまが多く、ご予約のみで完売、ショップでのご紹介がなかなかできずにおりましたが、今回はショップでもご紹介できました。


涇渭茯茶(ケイ渭茯茶)

現在、黒茶の生産が最も多いのは湖南省です。湖南省で作られている茯茶のオリジナルは、この咸陽の涇渭茯茶(ケイ渭茯茶)でした。近年、この涇渭茯茶(ケイ渭茯茶)を復活させようという動きがはじまり、3年以上の研究、試行錯誤を繰返して、ようやく2011年に復活したものです。

金花と呼ばれる麹菌が湖南省で作られている茯茶よりも多く見られます。基本的には湖南省のものと同系統の麹菌ですが、湖南省のものよりも金花が大きく出るのが特徴的です。

香りは控えめながら柑橘系の果香のある棗系、微かに薬香があります。味わいは甘く柔らかいミネラル感がバランス良く感じられます。煎持ちも非常によく、飲み進めていくといくつもの表情が豊かに感じられます。

8月入荷分は完売いたしました。
現在はご予約をお受けしております。入荷は9月下旬頃を予定しております。

同梱を希望される商品がございます場合はご一緒にご注文ください。
他に購入を希望される商品があり、先の発送を希望される場合は、システムの都合上、お手数ですがご予約商品とは別にご注文ください。


碧潭飄雪(ジャスミン茶)についてお問い合わせを多くいただいております。
2019年の新茶は9月下旬頃に入荷予定となります。
当店の碧潭飄雪に使用するジャスミンの花も無農薬で育てるためにネットをかけて栽培しています。そのため、通常のジャスミンよりも今年は花が咲くのが遅れたとのことで、入荷が遅れております。
2018年の碧潭飄雪は完売いたしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

大紅袍茶壺 柴窯郎紅品杯 蔵茶 2003年同慶號 入荷しました!

湯宣武の大紅袍茶壺が入荷しました!

湯宣武 大紅袍 西施
湯宣武 大紅袍 西施

当店が取り扱う紫砂作家の中でも人気の高い、国家級工芸美術師の女性作家、湯宣武による西施です。
この作家の茶壺を一度手にして、その完成度の高さに魅了されてしまった方も多くいらっしゃいます。
中でも大紅袍泥料は朱泥の中でも最高の品質であり、通常の作家が扱う大紅袍よりも、ずっと硬く締まった作品を作ることが彼女の凄さでもあります。

彼女ほどの技術を持つ作家は決して多くはありません。残念ながら紫砂作家の国家級工芸美術師などといった肩書きだけで高値がついてしまう作家、作品が多いのが現状ではありますが、彼女の作品はその素晴らしい造形のセンスだけでなく、硬度の高い土を作り、扱うことのできる技術を持っています。また、中国では女性作家の作品は高く評価されない傾向(残念ながらこのあたりは男尊女卑なようです)があり、男性作家よりも価格が抑えられていることがほとんどです。湯宣武は紫砂作家として、女性であっても評価が高く、人気も高い作家です。同等の価格帯の男性作家の茶壺よりもずっと品質の高い作品です。

証明書、専用箱付きです。


景徳鎮 柴窯 郎紅品杯
景徳鎮 柴窯 郎紅品杯

高い技術を持つことで知られる景徳鎮の鼎成の柴窯(薪窯)の品杯です。
非常に美しい郎紅が印象的な作品です。

ガスではなく薪窯でこの色合いを出すのは非常に難しく、一口に郎紅釉と言っても、ここまで完成度の高い色合いを出すのには、高い技術力はもちろん、その時の運にもよります。同じ色合いの作品は2つと作ることができません。
ルビーのような美しい色彩を持つ茶杯です。

飲み口も薄く、お茶の美味しさ、香りが分かりやすく使いやすい形状です。


蔵茶の中でも最高級品、金尖 雅細の2007年ビンテージが入荷しました!

蔵茶 金尖 雅細 2007年
蔵茶 金尖 雅細 2007年

四川省雅安茶廠の倉庫に保管されていたもので、基本的にはこの旧パッケージの出荷は終了していますが、茶廠の友人にお願いして探してもらったところ、2007年ビンテージが倉庫にあり、今回はそれを譲り受けることができました。

古い蔵茶のため外箱に痛みや破損がございます。
蔵茶の品質に問題はありませんが、ご了承いただきました上でお求めください。

また、通常商品の蔵茶 康磚(布袋)も再入荷いたしました。

蔵茶 康磚(布袋)
蔵茶 康磚(布袋)

甘い香り、味は非常に柔らかくて甘く、飲みやすく、癖がありません。
香ばしさもあり、香り高く、品のある甘さが感じられます。

気温の低い時期はもちろんですが、猛暑の夏にもおすすめです。
ヤカンなどで煮出した蔵茶を冷水筒で冷やして味わっていただくと癖もなく、甘く美味しく、優しいお茶になります。(5gで1リットル)
また蔵茶は冷やしてお楽しみいただいても体を冷やしすぎることなく、胃腸に優しいのが特徴です。胃腸をはじめ、体に疲れがでるこの時期こそ、おすすめのお茶です。水出しのお茶などは体に疲れが溜まっていたりすると胃に負担がかかることも少なくありません。店主は過去に急性胃腸炎になった際、当然、お茶はもちろん、白湯も受け付けないほど胃腸が弱っていたのですが、この蔵茶だけは大丈夫でした。
それほど胃腸、体に優しいお茶です。


2003年のプーアル生茶、同慶號を特別価格にてご提供させていただきます。

2003年 同慶號
2003年 同慶號

雲南易武の落水洞地区の古茶樹から丁寧に作られた大変に品質の高いプーアル茶です。
2003年当時はまだプーアル茶も今ほど高値をつけることもなく、現在のように限界まで茶樹を酷使するようなお茶づくりは行っていませんでした。昔と今では1本の茶樹から作るお茶の生産量が違い、現在のプーアル茶にはない「お茶のちから」を感じることができます。

2003年 同慶號

このお茶の凄さはその味わいと香りの変化です。
淹れはじめは綺麗な沈香と心地よい微かな渋み、圧倒的なミネラル感が楽しめます。その味わいの深さに惹き込まれるほどです。これが煎を重ねていくと驚くように変化していきます。10〜15煎を超える頃から甘い果実香(水果香)に変化します。味わいは蜂蜜のように甘く、粘性を感じるように茶水が変化します。これが同じお茶とは思えないほどの変化を楽しむことできます。

このプーアル茶は“プーアル教父”と名高い白水清老師の弟子である店主の老師が保有していたものです。今回は日本の方にも本当に美味しいプーアル茶を楽しんでいただきたいということで譲っていただきました。中国国内での流通価格より遥かに抑えた価格でご提供させていただきます。(中国国内標準流通価格は5000元、約76000円とのことです。)


シンプルなガラスの蓋碗が入荷しました!
夏の茶席にもおすすめです。

ガラス蓋碗
ガラス蓋碗

在山堂 劉傑 柴窯小品杯 入荷 / 発送業務お休みのお知らせ

在山堂 劉傑 柴窯小品杯
在山堂 劉傑 柴窯小品杯

龍泉窯の劉傑大師による柴窯(薪窯)の茶杯が入荷しました。
若くして中国伝統工芸大師、麗水市工芸美術大師となった非常に優秀な作家です。APECやG20、一路一帯といった国賓を迎えて行われる晩餐会で使用される食器の制作にも携わり、龍泉窯の中でも技術の高い作家として知られています。

在山堂 劉傑 柴窯小品杯

彼自身、お茶が好きということもあり、非常に使いやすい茶器を創り出します。美しさだけでなく、細部までこだわり抜いた精密さは使いやすく、美味しくお茶を淹れることができる稀有な作品を生み出しています。
この茶杯は花をモチーフとした、手に馴染みの良い造形に仕上がっています。触感もよく、口当たりもお茶の味わいを損なうことなく、最大限に引き出せるよう、飲み口が薄く作られています。お茶だけでなく、酒器としても素敵です。

作家によっては型を使用して作品を制作することがありますが、彼の作品は基本的に型は一切使用せず、全て自らの手で作り上げています。またこの作品は柴窯(薪窯)であるため、ガスと違い、登り窯の内部全てを同じ温度で焼き上げることは不可能です。そのため1つ1つ色合いや造形は異なり、同じものは2つとありません。

証明書、専用箱付きです。


毎日のお茶としてお楽しみいただいている方も多く、人気の高い蔵茶ですが、1年を通してお楽しみいただけるものの、特に夏にお勧めいたします。

蔵茶 康磚(布袋)
蔵茶 康磚(布袋)

甘い香り、味は非常に柔らかくて甘く、飲みやすく、癖がありません。
香ばしさもあり、香り高く、品のある甘さが感じられます。

気温の低い時期はもちろんですが、猛暑の夏にもおすすめです。
ヤカンなどで煮出した蔵茶を冷水筒で冷やして味わっていただくと癖もなく、甘く美味しく、優しいお茶になります。(5gで1リットル)
また蔵茶は冷やしてお楽しみいただいても体を冷やしすぎることなく、胃腸に優しいのが特徴です。胃腸をはじめ、体に疲れがでるこの時期こそ、おすすめのお茶です。水出しのお茶などは体に疲れが溜まっていたりすると胃に負担がかかることも少なくありません。店主は過去に急性胃腸炎になった際、当然、お茶はもちろん、白湯も受け付けないほど胃腸が弱っていたのですが、この蔵茶だけは大丈夫でした。
それほど胃腸、体に優しいお茶です。


■ 発送業務お休みのお知らせ ■

8月7日より14日までは中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

8月4日24時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は8月6日までに発送させていただきます。
銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合、8月5日17時までに入金確認ができたご注文を8月6日までに発送いたします。
それ以降のご注文は8月15日以降の発送となります。
また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

発送業務をお休みさせていただいている期間もご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

ワークショップ 2019年7月 ありがとうございました!& 9月開催詳細

ワークショップ 2019年7月

ワークショップにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
今月は以下のお茶でした。

2009年 福鼎白茶 緑印陳韻
(福建省福鼎市点頭鎮柏柳村)

2010年 野生政和白牡丹
(福建省政和市)

2005年 古樹 正山小種
(福建省武夷山桐木)

2007年 月光美人
(雲南省勐海县勐海)

今回は夏ということもあり、白茶を中心の茶譜にしました。
特に福鼎白茶 緑印陳韻と月光美人は餅茶(固形茶)の形状をしていることもあり、湯を注いだ後の茶葉の広がり具合を判断するのが難しい方が多かったようです。茶葉の外観を観察し、どのように変化するか推察しながら淹れていくことが必要です。経験、体感してみないと分からないということもあります。ぜひワークショップの機会で色々なお茶に触れてみてください。

白茶は時間の経過と共に味わいが深く、美味しくなることが知られてきたお茶です。今回は10年ほど前の白茶を中心に味わっていただきました。また、餅茶は散茶と違い、味わいが変わります。餅茶の製法と合わせて説明させていただきました。
今回は今となっては貴重な正山小種も味わっていただきました。最後の仕上げに使われる松材の薪も桐木を使っていた頃のものです。現在の正山小種にはない優しい味わいの紅茶です。また、時間の経過を感じさせないポテンシャルの高さも感じられる正山小種です。このように上質な中国紅茶は10年、20年と美味しく楽しめるものです。ただしワインなどと同様、元々の茶葉のポテンシャルが低いものは時間の経過と共に味わいが落ちてしまいます。

ワークショップ 2019年7月

最後に店主が淹れたお茶はこちらです。

単叢古樹 宋茶 2019
(広東省潮州市潮安県乌崇山)

これは友人である鳳凰単叢の作り手さんからのプレゼントで、樹齢300〜350年は経過しているであろう貴重な古樹から作られた特別なお茶です。通常、入手することはできません。宋種ではなく、敬意を込めて宋茶と呼ばれるレベルのお茶です。
今回、そのお茶を少量いただいたこともあり、ワークショップご参加のみなさまと楽しませていただきました。恐ろしいほどに美味しかったですね。本来であればもう少し落ち着かせた方が、より味わいが深くなったと思いますが、少量ということもあり、ご紹介させていただきました。

ワークショップ 2019年7月

今回は茘枝干、ドライライチをお茶と一緒に楽しんでいただきました。これは毎年この時期だけご紹介しているものです。鳳凰単叢の作り手さんの親戚が作っているもので、とても美味しく、毎年楽しみにしているものです。香りも甘味も素敵に美味しいですよね。

次回は9月の開催となります。
(8月はお休みです。)

日時 2019年9月7日(土曜)16時00分~18時30分頃まで
2019年9月8日(日曜)
  1部 : 13時00分~15時30分頃まで
  2部 : 17時00分~19時30分頃まで
2019年9月9日(月曜)14時00分~16時30分頃まで
場所 東京都新宿区 丸の内線四谷三丁目駅徒歩5分またはJR信濃町駅徒歩7分
詳しい場所は参加受付後にお知らせいたします
料金 3000円
当日現金にてお支払いください。(お釣りのご用意はありませんので、お釣りがないようにご用意いただきますようお願い致します。)
その他 茶葉および茶器はご用意させていただきます。

ご参加いただく方には各自30分程度、実際にお茶を淹れていただきます。

お申込みは継続してご参加いただき、体験していただきたいということもありますので、前回ご参加いただいた方を優先にお受けいたします。その後、お席に空きが出た場合は、以前に参加したことがあり、今後の参加を希望している方のご予約をお受けいたします。参加したことがない、以前参加したことがあるが今後の参加を希望していなかったという方はそれ以降、お席に空きがある場合に予約受付のご案内をメールマガジン、ブログ、Facebookなどでご案内させていただきますので、お申込みください。

どうぞよろしくおねがいします。

9月ワークショップは満席となりました。ありがとうございます。