投稿者「suzuchado」のアーカイブ

伝統 九曲紅梅 入荷しました!

お問い合わせの多い本年度の宜興紅茶ですが、早ければ今月末には入荷いたします。
どうぞよろしくお願いします。


毎年人気の伝統 九曲紅梅が入荷しました!
たいへんお待たせいたしました。

伝統 九曲紅梅 2016
伝統 九曲紅梅 2016

この九曲紅梅は大湖山で栽培された伝統的な品種、製法を守って作られています。とても技術の高い現地では非常に有名な作り手が全て手作業で、機械を使わずに作ったとても上質な九曲紅梅です。

本年度の九曲紅梅はこの伝統九曲紅梅のみとなります。
奇蘭種、在来種は茶摘み時に雨が多く、ベストな状態での茶摘みができず、作り手が製茶を断念しているため入荷がありません。
とても品質にこだわる作り手によるものですので、どうぞご了承ください。


白茶 入荷しています!

夏日が続き、白茶が美味しい時期になってきました。
今年も白茶が入荷いたしました!
新茶でもしっかりと甘く美味しい白茶を選びました。

野生寿眉 2016
野生寿眉 2016

山の中に群生している茶樹から摘みとって作られた白茶です。
元は福鼎大白茶種と思われますが、長年、人の手によって管理されていない野生茶樹を使用しているため、白茶の分類上、寿眉としていますが、丁寧に手摘みで作られた上質なお茶です。
とても貴重な野生白茶ですが、懇意にしていただいている作り手さんのご好意で今回入荷することができました。

福鼎白牡丹 頭茶 2016
福鼎白牡丹 頭茶 2016

その年の最初に摘み取られたお茶を頭茶と呼びます。この白牡丹はその名の通り2016年3月下旬、最初に摘み取られた茶葉から作られています。春の訪れと共にようやく芽吹きはじめた最初の萌葉は冬の間に成分をしっかりと溜め込み、味わい深い、美味しい甘い白茶となります。

新茶よりも時間をおいて後熟成を行った白毫銀針の方がずっと味わい深いため、白毫銀針の2016年度の入荷は現在のところは予定しておりません。

現在、白毫銀針で一番のおすすめはこちらです。
既に在庫が少なくなっております。

白毫銀針 2015
白毫銀針 2015

清涼感と深みの出た甘さとのバランスがとても良い状態です。
青臭さなどは全く無く、北路銀針らしい味わいが特徴的です。

白茶の中でも一番のおすすめは無農薬・無肥料栽培 政和白茶です。
この白茶は他の白茶とはレベルが違う美味しさを持っています。

無農薬・無肥料栽培 政和白茶 2014
無農薬・無肥料栽培 政和白茶 2014

無農薬・無肥料栽培 政和白茶 2015
無農薬・無肥料栽培 政和白茶 2015

2014年の方がより深みのある味わいになっています。


雲南白茶も入荷しております!

雲南白茶 月光美人 翠芽 2016
雲南白茶 月光美人 翠芽 2016

芽のみを使って作られた雲南白茶です。
爽やかで深みのある甘味が特徴で、水出しでも美味しくお楽しみいただけます。

雲南白茶 月光美人 2016
雲南白茶 月光美人 2016

こちらは芯芽のみではなく、芯以外の芽も含まれていますので、より複雑で奥行のある味わいになっています。
ミネラル感や旨みの奥行きは抜群の甘い白茶に仕上がっています。


感徳鉄観音 清香 2016春
感徳鉄観音 清香 2016春

福建省安渓感徳の中でも標高1000mを超える山の中で作られた鉄観音です。
この春、実際に製茶している現場を見せていただきました。

鉄観音の原産地、安渓は今や随分と開発が進み、都会となっている部分も多いものですが、この鉄観音は安渓の中でも北側の感徳、その感徳の中でも大変な山の中にある茶農家で作られています。標高が高いというだけでなく、電気がようやくあるのみといった、昔のままの村で無農薬栽培で作られています。

とても品質にこだわる作り手による鉄観音です。
通常であれば清香系の鉄観音はご紹介していないのですが、今回はこのロットの品質が非常に良いことから、ご紹介させていただくことにしました。

漳平水仙がお好きな方にはおすすめの清らかな花香とミネラル感、回甘が強く感じられる品格のある鉄観音です。通常、鉄観音の多くはざらつきというような感覚があるものが、その製法上多いのですが、この鉄観音にはそれが殆どありません。
煎持ちも良く、長くお楽しみいただけます。

こちらはご予約商品となります。ご予約は7月14日まで受け付けておりますが、予定入庫数に達し次第、締め切りとさせていただきます。
本商品と一緒にご注文いただいた商品は、入荷後に同梱して発送させていただきます。
別送をご希望の場合はシステムの都合上、お手数ですが2回に分けてご注文いただけますようお願いいたします。


7月16日から20日までのあいだ中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

7月13日22時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は15日までに発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、7月13日中に入金確認ができたご注文を15日までに発送いたします。それ以降のご注文は7月21日以降の発送となります。また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

発送業務をお休みさせていただいている期間もご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどに、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

Trattoria&Bar AfterTaste COMODO

Trattoria&Bar AfterTaste COMODO

鈴茶堂のお茶をお楽しみいただけるお店が増えました。

西新宿にあるTrattoria&Bar AfterTaste COMODOさんです。
新しく鈴茶堂のお茶もお楽しみいただけるようになりました。

Trattoria&Bar AfterTaste COMODO
(アフターテイスト コモド)
東京都新宿区西新宿1-14-3 新宿ひかりビル4F
03-5990-5522
15:00~25:00(不定休)
新宿駅より徒歩5分

鈴茶堂サイト内紹介ページ

産直で送られてくる新鮮なオーガニック野菜を使った美味しいイタリアンが楽しめるお店です。
野菜やフルーツを使ったカクテルも豊富で美味しく楽しめます。
本格的なバーとしての一面もある、とても色々と楽しめるお店です。
個室も完備されているので、ちょっとした集まりという時にも便利ですね。

Trattoria&Bar AfterTaste COMODO

お茶はジャスミン茶、カフェインレスの蔵茶、上質な武夷岩茶や紅茶などをご用意しております。
また、白茶も複数種類ご用意しております。

お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

蒙頂山製茶場

蒙頂山

四川ではいつもの蒙頂山へもお伺いしました。
弊店がお世話になっている作り手さんで、いつも家族のように迎えてくれます。

蒙頂山の中でも茶摘みが遅い地域とはいえ、訪れた時期はちょうど春茶の製茶が一段落した時期で、茶畑は静かさを取り戻していました。時折、茶摘みをしている摘み子さんを見かけるものの、本当に静かでのどかな茶畑の風景が広がっています。この時期は茶樹を休ませるため、畑や製茶器具のメンテナンスにはいっていました。

蒙頂山

茶畑には人間よりも鶏や山鳥が多いようです。これは茶畑のそばにある作り手さんの自家用の畑ですが、どうやら七面鳥のような鳥が歩いていました。何でも野生の山鳥なんだとか。作物を荒らしていたようですが、作り手さん曰く「山に住む者でみんなで分ければいいんだよ。」と一向に気にしていません。そんな大らかな作り手さんを表すかのように、鳥や虫など、たくさんの生き物がいる静かだけれど賑やかな茶畑です。

蒙頂山

ひと通り製茶場の周囲の茶畑を作り手さんと近況を話しながら回ったあとは、すっかり火の落ちた製茶場で後熟成をさせている途中のお茶を品茶していました。静かな製茶場は少し寂しそうな感じがしますが、一時的なもの。この後は紅茶の製茶や黄茶の熟成、昨年からはじめた昔ながらの石灰による後熟成中の緑茶の手入れなど、まだまだ忙しさが続きます。一瞬のお休みといったところです。

蒙頂山

久しぶりの製茶場を見せていただいていると、作り手さんが楽しそうに説明してくれた製茶機械がありました。なんと、この機械を自作しているとのこと。
この作り手さんは本当に研究熱心で、昔の文献や引退したお年寄りから昔の製茶方法を聞いたり、他の地域の製茶方法を参考にして良い所を取り入れたりしています。製茶が忙しくない時期は大学の農学部へ講師として呼ばれることもあるほどなのですが、まさか製茶機械まで自作しているとは思いませんでした。一番忙しい時期が終わり、紅茶や花茶の製茶がはじまるまでは色々と試行錯誤しながら研究すると、とても楽しそうに話してくださいました。
やっぱりこの作り手さんのお茶は美味しいです。その理由が分かった気がします。


2016年 特級 蒙頂黄芽
2016年 特級 蒙頂黄芽

中国を代表する銘茶、中でも希少性の高い黄茶の蒙頂黄芽です。
かつては皇帝への献上茶として作られていたお茶ですが、産地が限られていることや、その独特の製法(悶黄)などから、中国でもごく一部の地域でしか作られていません。一般的に黄茶は独特の風味が強いものが多く、好みが分かれますが、この蒙頂黄芽は誰もが美味しいと思うような品格のある黄茶です。

2016年は現地の流行もあり、悶黄の弱いタイプが主流となっています。
現在流通する黄茶は緑茶と変わらないようなタイプが殆どですが、鈴茶堂では作り手さんに依頼し悶黄のしっかりした昔ながらのお茶を特別に作っていただきました。
こだわりの蒙頂黄芽です。

特に今年は産地でも雨が多く、昔ながらの蒙頂黄芽を作るのには大変に難しい年であったようです。産地の蒙頂山でも悶黄という特別な工程のある黄茶となると今年は作れないという茶業も少なくありませんでしたが、当店が懇意にしていただいている作り手さんの技術の高さが実感できる、これまでにない良い出来あがりになっています。

金華 野生茶 2016
金華 野生茶 2016

ここ数年ご紹介ができずにいましたが、今年は入荷しています!

中国、浙江省金華市でも古くからお茶が作られています。商業的な生産を目的とした茶業さんや茶農家さんはもちろんですが、一般家庭でも春になるとその年のお茶を作る習慣が残っています。

生活の習慣の中に当たり前のように
「家族のお茶をつくる」
ということが入っている地域です。

このお茶は現地に住む親友のお母様が毎年手作りしているもので、名前のない自家製茶です。野生茶樹から作るお茶のため、いつしか野生茶と呼ぶようになりました。普段は全くと言ってよいほどに人が立ち入らない急斜面の山の中に自生する野生茶樹から作られました。標高約800mの急斜面を1日茶摘みをして回っても1日で作れるお茶の量は多くてもたった250gとのこと。山が厳しいうえに野生茶樹は品種改良された茶樹と違って成長が遅く、また点在して自生しているために、少しずつしか摘むことができません。苦労して摘み取られた茶葉は昔ながらの方法で丁寧に製茶されます。

昔からの土着のお茶です。一般に販売されることのない自家製茶です。
その作る苦労からか、今では現地でも作る人が少なくなりつつあります。

白茶・茶壺入荷しました! / 鉄観音ご予約承ります / 発送業務お休みのお知らせ

先日ご紹介した漳平水仙ですが、昨年の倍以上の入荷であったにも関わらず多くの方にご利用いただき、完売いたしました。
ありがとうございます。
中には美味しいとリピートいただいた方も多く、漳平水仙の中でも、この作り手さんのこのロットとこだわって入荷しただけに、とてもうれしく思います。
今年は秋にも秋茶を入荷できるようにしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。


福建白茶 入荷しました!

夏日が続き、白茶が美味しい時期になってきました。
今年も白茶が入荷いたしました!
新茶でもしっかりと甘く美味しい白茶を選びました。

野生寿眉 2016
野生寿眉 2016

山の中に群生している茶樹から摘みとって作られた白茶です。
元は福鼎大白茶種と思われますが、長年、人の手によって管理されていない野生茶樹を使用しているため、白茶の分類上、寿眉としていますが、丁寧に手摘みで作られた上質なお茶です。
とても貴重な野生白茶ですが、懇意にしていただいている作り手さんのご好意で今回入荷することができました。

福鼎白牡丹 頭茶 2016
福鼎白牡丹 頭茶 2016

その年の最初に摘み取られたお茶を頭茶と呼びます。この白牡丹はその名の通り2016年3月下旬、最初に摘み取られた茶葉から作られています。春の訪れと共にようやく芽吹きはじめた最初の萌葉は冬の間に成分をしっかりと溜め込み、味わい深い、美味しい甘い白茶となります。

新茶よりも時間をおいて後熟成を行った白毫銀針の方がずっと味わい深いため、白毫銀針の2016年度の入荷は現在のところは予定しておりません。

現在、白毫銀針で一番のおすすめはこちらです。

白毫銀針 2015
白毫銀針 2015

清涼感と深みの出た甘さとのバランスがとても良い状態です。
青臭さなどは全く無く、北路銀針らしい味わいが特徴的です。

白茶の中でも一番のおすすめは無農薬・無肥料栽培 政和白茶です。
この白茶は他の白茶とはレベルが違う美味しさを持っています。

無農薬・無肥料栽培 政和白茶 2014
無農薬・無肥料栽培 政和白茶 2014

無農薬・無肥料栽培 政和白茶 2015
無農薬・無肥料栽培 政和白茶 2015

2014年の方がより深みのある味わいになっています。


雲南白茶も入荷しております!

雲南白茶 月光美人 翠芽 2016
雲南白茶 月光美人 翠芽 2016

芽のみを使って作られた雲南白茶です。
爽やかで深みのある甘味が特徴で、水出しでも美味しくお楽しみいただけます。

雲南白茶 月光美人 2016
雲南白茶 月光美人 2016

こちらは芯芽のみではなく、芯以外の芽も含まれていますので、より複雑で奥行のある味わいになっています。
ミネラル感や旨みの奥行きは抜群の甘い白茶に仕上がっています。


感徳鉄観音 清香 2016春
感徳鉄観音 清香 2016春

福建省安渓感徳の中でも標高1000mを超える山の中で作られた鉄観音です。
この春、実際に製茶している現場を見せていただきました。

鉄観音の原産地、安渓は今や随分と開発が進み、都会となっている部分も多いものですが、この鉄観音は安渓の中でも北側の感徳、その感徳の中でも大変な山の中にある茶農家で作られています。標高が高いというだけでなく、電気がようやくあるのみといった、昔のままの村で無農薬栽培で作られています。

とても品質にこだわる作り手による鉄観音です。
通常であれば清香系の鉄観音はご紹介していないのですが、今回はこのロットの品質が非常に良いことから、ご紹介させていただくことにしました。

漳平水仙がお好きな方にはおすすめの清らかな花香とミネラル感、回甘が強く感じられる品格のある鉄観音です。通常、鉄観音の多くはざらつきというような感覚があるものが、その製法上多いのですが、この鉄観音にはそれが殆どありません。
煎持ちも良く、長くお楽しみいただけます。

こちらはご予約商品となります。(7月14日まで)発送は7月下旬を予定しております。
本商品と一緒にご注文いただいた商品は、入荷後に同梱して発送させていただきます。
別送をご希望の場合はシステムの都合上、お手数ですが2回に分けてご注文いただけますようお願いいたします。


片石山房 西施
片石山房 西施

先日ご紹介した片石山房の紫砂茶壺が入荷しました!
デザインの良さ、価格の割に品質の良さが特徴的な工房です。

片石山房は宜興にある小さな工房ですが、確かな技術と真面目なモノづくりをすることで知られています。

特徴のある造形は普洱茶などの黒茶を淹れるのにとても適しています。
土質もしっかりとしており、硬度も十分にあり、本来であれば作家物としてご紹介できる品質の茶壺ですが、工房の方針により無名、工房名のみの作品となっています。


夏らしい可愛らしいガラスの茶壺が入荷しました!

ガラス茶壺
ガラス茶壺

耐熱ガラスのティーポットです。
手作りで1つ1つ丁寧に作られています。
手頃な大きさで1〜2人で使うのに向いています。

透明ですので茶水の色や透明感が確認しやすく
工芸茶を楽しむ際にもお勧めです。


7月16日から20日までのあいだ中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

7月13日22時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は15日までに発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、7月13日中に入金確認ができたご注文を15日までに発送いたします。それ以降のご注文は7月21日以降の発送となります。また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

発送業務をお休みさせていただいている期間もご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどに、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

青城雪芽 製茶場見学

青城雪芽

中国四川省にある世界遺産、都江堰では青城雪芽という緑茶が作られています。都江堰と同様に世界遺産に指定されている美しい青城山に茶畑、製茶場があります。この年の四川訪問の際にはこの製茶場も訪問、見学させていただきました。

青城雪芽は50年あまり前に作り出され、古くからあるお茶ではありませんが、この地では昔から製茶が行われてきた茶経にも登場する茶産地です。都江堰とその付近は文化大革命などで消失してしまった銘茶も多く、この青城雪芽もそういった昔の製茶方法を復活、改良して作られたと言われています。

青城雪芽

一般的に良く言われているのは清明節の前後に茶摘、製茶するということですが、実際にはもう少し早くから茶摘みが行われることが多く、その年の気候にもよりますが、清明節の頃には殆ど終わりということも少なくありません。
他の四川省の茶産地と同様に温暖で雨の多い気候で、夏は暑くなりすぎず涼しく過ごせる、過ごしやすい気候です。

この製茶場では無農薬、有機栽培を行っています。荒れ地か単なる山にしか見えませんが茶畑です。茶畑の間には野苺などもたくさん自生しています。茶樹以外の植物も豊かで、自然に任せているそうです。標高1800〜2000mの茶山は意外と急な斜面が続く山肌に茶畑が作られています。蛇なども多くいて、本当に自然豊かな茶畑でした。

青城雪芽

この日は生憎の雨で茶摘、製茶はお休みでした。本来、中国茶は雨が降っていると茶摘みを行わないと言われますが、実際には少しの雨であれば、かつ、品質が高い高級茶ではない場合、茶摘みも製茶も行うことが多くあります。この製茶場では品質に影響する雨の日はお休みするとのことで、品質に対する姿勢の厳しい製茶場でした。
それなりの規模の茶業なので機械化出来る部分はしっかり機械化されていますが、こういった殺青などに使われる鉄鍋を見ても分かるように、人が行っている工程も多く残されています。こういったお茶の味や香りを左右する工程はやはり人が行うということなのだそうです。

青城雪芽

お休みの製茶場は少し寂しい雰囲気ですが、その分、ゆっくり見学させていただきました。
工場のいたるところに作業指針や作業目標が貼りだされていて、しっかり厳しく管理されているのが分かります。実際に製茶作業が行われている時はたくさんの人で熱気がこもってしまうほどだそうです。

青城雪芽

青城雪芽は一芯一葉で摘み取られて作られる白毫の美しいお茶です。同じ四川でも蒙頂茶とはまた違う甘さを持っています。爽やかな甘味とミネラル感の強さ、滋味の深さが複雑で後を引く美味しさがあります。
いつか青城雪芽もショップでご紹介させていただければと思います。


中国・福建省の漳平水仙という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。
その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。

中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、私たちは何年もこの漳平水仙を作る茶農家さんを探していました。やっと納得いく品質の漳平水仙を作る茶農家さんとのご縁ができ、ご紹介させていただいています。今年はその産地まで訪問させていただき、色々と現地の様子を見せていただきました。

話に聞いているよりもずっと昔のままの村で、今も殆ど手作業で1つ1つ丁寧に作られています。また、無農薬、有機栽培を徹底しており、茶畑の中には養蜂の巣箱がたくさん配置されています。茶畑で取れるこの蜂蜜も村の大事な収入源となっています。

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伝統 漳平水仙 2016年

漳平水仙には桂花香型と花香型とありますが、このショウ平水仙は花香型の中でも最高品質の蘭花香型になります。標高800m以上の、漳平では最も高地の茶畑で作られています。また、機械を可能な限り使用しない伝統的な製法で作られています。

今年の漳平水仙は爽やかな甘味、ミネラル感、奥行きの深い滋味が花香と共に、上品にバランス良くまとまっていて、品格のある蘭香と爽やかで深みのある優しい甘味が感じられます。

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漳平水仙水仙 紅茶 2016年

甘い果実香と深みのある旨味、甘さを持っています。中国紅茶にしては珍しく甘く柔らかい中にミネラル感も感じることができます。紅茶でありながらも煎持ちが非常によく、かなり長く楽しめます。英徳紅茶にも通じるような心地良い独特な余韻もしっかり感じられます。

元々生産量の少ない紅茶ですが、今年は特に少なく、大変に貴重な紅茶となりました。

漳平水仙・湯宣武 朱泥茶壺 他 入荷しました!

当店でご紹介している紫砂作家の中でも人気の高い、湯宣武の茶壺が久しぶりに入荷しました!
今回は特に評判の高い朱泥の茶壺が再入荷です。

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湯宣武 清雅

中国国内でも大変に高い評価を得ている彼女の作品ですが、特に朱泥は素晴らしく、入手が大変に難しくなってきています。
普通、朱泥を使う場合は着色を行いますが、彼女の作品は一切の着色を行いません。また、朱泥とは思えないほどの硬さと艶を持っています。
これほどの朱泥を配合し、作品を作る技術を持ち、この価格でご紹介できる作家は殆どいないと思います。
特に朱泥は人気が高く、また作品数も少ないため、今後の入荷は未定です。


珍しい固形の烏龍茶、漳平水仙が今年も入荷しました!

中国・福建省の漳平水仙という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。
その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。

中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、私たちは何年もこの漳平水仙を作る茶農家さんを探していました。やっと納得いく品質の漳平水仙を作る茶農家さんとのご縁ができ、ご紹介させていただいています。今年はその産地まで訪問させていただき、色々と現地の様子を見せていただきました。

話に聞いているよりもずっと昔のままの村で、今も殆ど手作業で1つ1つ丁寧に作られています。また、無農薬、有機栽培を徹底しており、茶畑の中には養蜂の巣箱がたくさん配置されています。茶畑で取れるこの蜂蜜も村の大事な収入源となっています。

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伝統 漳平水仙 2016年

漳平水仙には桂花香型と花香型とありますが、このショウ平水仙は花香型の中でも最高品質の蘭花香型になります。標高800m以上の、漳平では最も高地の茶畑で作られています。また、機械を可能な限り使用しない伝統的な製法で作られています。

今年の漳平水仙は爽やかな甘味、ミネラル感、奥行きの深い滋味が花香と共に、上品にバランス良くまとまっていて、品格のある蘭香と爽やかで深みのある優しい甘味が感じられます。

漳平水仙紅茶も入荷しております!

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漳平水仙水仙 紅茶 2016年

甘い果実香と深みのある旨味、甘さを持っています。中国紅茶にしては珍しく甘く柔らかい中にミネラル感も感じることができます。紅茶でありながらも煎持ちが非常によく、かなり長く楽しめます。英徳紅茶にも通じるような心地良い独特な余韻もしっかり感じられます。

元々生産量の少ない紅茶ですが、今年は特に少なく、大変に貴重な紅茶となりました。


黒茶の中でも一番人気の蔵茶が入荷しました!
品切れで大変ご迷惑をおかけしました。

温かいままで楽しむのはもちろん、これからの時期はヤカンでたくさん作って
冷やして楽しむのも大変美味しいお茶です。
当店でも毎年夏は蔵茶を冷やして愛飲しています。

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蔵茶 康磚(布袋)

身体が冷えすぎることもなく、もちろん美味しくお楽しみいただけます。


大変に人気の高い正山小種 無焙煎ですが、特別に業務販売用在庫分をWEBショップの方に追加入荷いたしました。
ロットは今までと同じものになります。

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明前 正山小種 無焙煎 2016

この正山小種は現地では妃子笑とも呼ばれる武夷紅茶です。
以前はこの作り手さんの方でも妃子笑と呼んでいましたが、ここ数年、妃子笑と呼ばれる紅茶の中に品質が低いものが目立つようになり、作り手さんの方であえて妃子笑と名乗らないことにしました。そんなこだわりの品質を持った紅茶です。
本年度のロットは今回ご紹介する分で最後となります。
これ以上の追加入荷はございません。


こちらも人気の高い大益 老茶頭が再入荷しました!
度々の品切れ、申し訳ありません。

飲みやすい日常のお茶として大変優秀なお茶です。
特に大益は熟茶の品質に定評があり、このお茶もとても評価の高い、現地でも人気の高いお茶です。

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大益 老茶頭 2014年

大益 老茶頭 2014年(100g)


品切れでご迷惑をおかけしていた茶器が再入荷しました!
どれも私たちが実際に使い込み、おすすめできるものばかりです。

J01.3
ダブルウォールグラス

耐熱ガラスのティーグラスです。
2重構造耐熱ガラスで作られているため、保温性にも優れています。
また、アイスにもホットにもお使いいただけます。
透明ですので茶水の色や透明感が確認しやすく、お茶の色合いも楽しめます。

D05.1
古玉瓷 蓋碗 (大)

古玉瓷 蓋碗 (小)

白磁のシンプルな蓋碗です。
使いやすい造形、美味しくお茶を楽しめるよう、適度な放熱性を持った材質で、リピート買いされる方も多い優秀な蓋碗です。
蓋碗の使い方、美味しくお茶を淹れることを目的とする方には大をおすすめします。

文殊院 香園

文殊院

2015年の春は杭州から四川省にも行ってきました。

温暖な気候とお茶の名産地でもある四川はいたるところに茶座と呼ばれる青空茶館があります。この文殊院という歴史ある古刹にも昔から茶座があったのですが、少し前まで改修のため閉鎖されていました。この時にはその改修も終わり、また地元の方に愛される茶座として再開されていたので、早速お茶を楽しみに行ってきました。

文殊院

以前は入場料が必要だった文殊院も現在は無料で自由に入れるようになっているようです。文殊院の中からも入ることができますが、茶座へは外からも直接入ることができます。香園という名の茶座で、とても綺麗に改修されていました。

中に入ると道路側の入り口の所でお茶を購入します。ただし、大抵いつも満席に近い状態ですので、先に席を確保してからが良いようです。中国の茶館はお茶を購入して好きなだけゆっくり過ごすことができるシステムです。これも中国茶の煎が続くということもあるのだと思いますが、お湯を継ぎ足してもらいながら、みなさん思い思いに本を読んだり、友人や家族とお喋りしたり、トランプで遊んでいたりしています。

文殊院

緑茶から青茶、黒茶など色々なお茶がありますが、ここは四川省の花茶、碧潭飄雪を。蒙頂山の方で作られるジャスミン茶で飾り用のジャスミンの花が美しいお茶です。当店でも大変に人気の高いジャスミン茶です。(完売しております。2016年分は現在製茶中です。)

成都らしく蓋碗でいただきます。実は蓋碗、成都が発祥です。
この茶座の蓋碗は普通の大きさですが、これは急須としても、本来の飲むための茶器としても使えるものです。飲むため専用の蓋碗は実際にはとても大きく、急須として使うには手の大きさがちょっと足りないという位の大きさがあります。

文殊院
成都青羊区文殊院街66号


10126.5
5年寿眉

2009年の春に作られた白茶の寿眉を5年間熟成させ、固形茶にしています。
強めの発酵が施された白茶で、年月による熟成もあり、柔らかく味わいの深い白茶に仕上がっています。
近年、白茶は時間が経過した陳年のお茶の方がより美味しく、味わいが深くなることが知られるようになりました。普洱茶のように元々時間をかけて後熟成を行うという習慣のなかった白茶ですが、ここ最近はそうした年月をかけて後熟成された白茶も見られるようになりました。1年目はお茶、3年目は薬、7年目は宝と例えられる言葉もあるほどです。とはいえ、元々の茶葉の状態が良く、熟成に耐える品質を備えたものではないと年月をかけても味わいがよくなることはありません。
この寿眉は完全に管理された状態で5年間ゆっくりと熟成され、ようやく出荷されたものです。元々上質な茶葉を使っていることに加えて固形茶にする際に行われる蒸す工程がより柔らかい味わいにしています。煎持ちも良く、通常の白茶よりもずっと、じっくりと楽しむことができます。
味わいは甘く、微かな薬香が癖になるようなアクセントを与えています。茶葉の滋味がしっかりと感じられる奥行きの深い味わいです。香りは甘い花香が感じられます。

2016年 特級 蒙頂黄芽
2016年 特級 蒙頂黄芽

毎年たくさんの方が楽しみにされている蒙頂黄芽が入荷いたしました!

中国を代表する銘茶、中でも希少性の高い黄茶の蒙頂黄芽です。
かつては皇帝への献上茶として作られていたお茶ですが、産地が限られていることや、その独特の製法(悶黄)などから、中国でもごく一部の地域でしか作られていません。一般的に黄茶は独特の風味が強いものが多く、好みが分かれますが、この蒙頂黄芽は誰もが美味しいと思うような品格のある黄茶です。

2016年は現地の流行もあり、悶黄の弱いタイプが主流となっています。
現在流通する黄茶は緑茶と変わらないようなタイプが殆どですが、鈴茶堂では作り手さんに依頼し悶黄のしっかりした昔ながらのお茶を特別に作っていただきました。
こだわりの蒙頂黄芽です。

特に今年は産地でも雨が多く、昔ながらの蒙頂黄芽を作るのには大変に難しい年であったようです。産地の蒙頂山でも悶黄という特別な工程のある黄茶となると今年は作れないという茶業も少なくありませんでしたが、当店が懇意にしていただいている作り手さんの技術の高さが実感できる、これまでにない良い出来あがりになっています。


6月18日から21日までのあいだは中国出張のため発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

発送業務をお休みさせていただいている期間もご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

城皇閣茶楼

城皇閣

杭州の河坊街のすぐ傍に吴山(城隍山)があります。

ここには城隍阁という城隍神(街を守る神様)を祀った城隍廟があります。廟といってもかなり大きなもので、ちょっとした山にあることもあって眺めの良い場所でもあります。その城隍阁の最上階には茶楼があり、観光客で混雑している時期でも意外と空いている穴場的な茶楼があります。杭州を訪れるたびにこの茶楼でお茶をいただいています。

城皇閣

中国国内外でも有名な観光地でもある杭州、西湖は観光客がいつもたくさんいます。特に中国国内のお休みの時期に重なると、景色を楽しむどころか人しか見えないという状況になることも珍しくありません。また、美しい西湖を眺めながらお茶を楽しみたいと思って茶館を探しても満席ということもしばしば。
ここではそれほど混まず、西湖はもちろん、杭州市街地まで一望できる眺望とお茶がゆっくりと楽しめます。

城皇閣

お茶の種類はいくつかありますが、だいたいは龍井茶を楽しんでいます。
蓋碗ではなくグラスでの提供ですが、お湯を継ぎ足しながらゆっくり日が沈むまで楽しむことができます。(茶楼自体は夜遅くまで営業しているようです)お湯は保温ポットで提供されますので、自分のペースでゆっくり過ごすことができます。また、ポットのお湯は何度でも貰うこともできます。

城皇閣

意外と西湖を眺めながら、ゆっくりとお茶を楽しめる場所は少ないものです。ここは少し西湖からは離れまずが、静かにゆっくりと景色を堪能しながら過ごせる穴場的な茶楼です。
他にもおすすめの茶館がありますが、交通の便が悪いことがほとんど。車を手配しないと戻ってこれないような場所ですが、城皇閣は観光スポットでもある河坊街のすぐそばにありますので、比較的アクセスも容易です。

城隍阁茶楼
中国杭州市吴山路3号3楼


王雲雲 金彩壷
王雲雲 金彩壷

金彩が美しい茶壺です。湯の出方が非常に秀逸で、使っていて心地よく、土質もしっかりしているため、とても美味しくお茶を淹れることができます。

本来であればこの価格でのご紹介ができる茶壺ではありませんが、証明書が無いため、今回の価格でのご紹介となっております。
(証明書をご希望の方は別料金にて手配可能です。)

10126.5
5年寿眉

2009年の春に作られた白茶の寿眉を5年間熟成させ、固形茶にしています。
強めの発酵が施された白茶で、年月による熟成もあり、柔らかく味わいの深い白茶に仕上がっています。
近年、白茶は時間が経過した陳年のお茶の方がより美味しく、味わいが深くなることが知られるようになりました。普洱茶のように元々時間をかけて後熟成を行うという習慣のなかった白茶ですが、ここ最近はそうした年月をかけて後熟成された白茶も見られるようになりました。1年目はお茶、3年目は薬、7年目は宝と例えられる言葉もあるほどです。とはいえ、元々の茶葉の状態が良く、熟成に耐える品質を備えたものではないと年月をかけても味わいがよくなることはありません。
この寿眉は完全に管理された状態で5年間ゆっくりと熟成され、ようやく出荷されたものです。元々上質な茶葉を使っていることに加えて固形茶にする際に行われる蒸す工程がより柔らかい味わいにしています。煎持ちも良く、通常の白茶よりもずっと、じっくりと楽しむことができます。
味わいは甘く、微かな薬香が癖になるようなアクセントを与えています。茶葉の滋味がしっかりと感じられる奥行きの深い味わいです。香りは甘い花香が感じられます。

2016年 特級 蒙頂黄芽
2016年 特級 蒙頂黄芽

中国を代表する銘茶、中でも希少性の高い黄茶の蒙頂黄芽です。
かつては皇帝への献上茶として作られていたお茶ですが、産地が限られていることや、その独特の製法(悶黄)などから、中国でもごく一部の地域でしか作られていません。一般的に黄茶は独特の風味が強いものが多く、好みが分かれますが、この蒙頂黄芽は誰もが美味しいと思うような品格のある黄茶です。

2016年は現地の流行もあり、悶黄の弱いタイプが主流となっています。
現在流通する黄茶は緑茶と変わらないようなタイプが殆どですが、鈴茶堂では作り手さんに依頼し悶黄のしっかりした昔ながらのお茶を特別に作っていただきました。
こだわりの蒙頂黄芽です。

特に今年は産地でも雨が多く、昔ながらの蒙頂黄芽を作るのには大変に難しい年であったようです。産地の蒙頂山でも悶黄という特別な工程のある黄茶となると今年は作れないという茶業も少なくありませんでしたが、当店が懇意にしていただいている作り手さんの技術の高さが実感できる、これまでにない良い出来あがりになっています。


6月18日から21日までのあいだは中国出張のため発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

6月15日22時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は17日までに発送させていただきます。
銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は6月15日中に入金確認ができたご注文を17日までに発送いたします。それ以降のご注文は6月22日以降の発送となります。
また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

発送業務をお休みさせていただいている期間もご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。

大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

紫砂茶壺 入荷しました! / プーアル生茶 発掘・入荷しました!

今年のお茶について入荷予定などご質問を良くいただくことが多いお茶についてお知らせさせていただきます。
明前四川メイグイ紅茶は茶摘み時期の茶葉の状態が悪く、作り手さんが製茶を断念したため本年度の入荷はございません。明前ではありませんが、同じ製茶方法でのメイグイ紅茶を製茶しています。こちらについては品質をみての判断となります。
また、英徳紅茶は本年度の入荷予定はございません。
九曲紅梅の奇蘭種も同様に入荷予定はございませんが、伝統九曲紅梅は今月中旬以降にご紹介予定となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。


今回はちょっとお値打ちの茶壺が入荷しています。

王雲雲 金彩壷
王雲雲 金彩壷

金彩が美しい茶壺です。湯の出方が非常に秀逸で、使っていて心地よく、土質もしっかりしているため、とても美味しくお茶を淹れることができます。

本来であればこの価格でのご紹介ができる茶壺ではありませんが、証明書が無いため、今回の価格でのご紹介となっております。
(証明書をご希望の方は別料金にて手配可能です。)

片石山房 紫砂壷
片石山房 紫砂壷

片石山房は宜興にある小さな工房ですが、確かな技術と真面目なモノづくりをすることで知られています。
特徴のある造形と上質な陶肌はプーアル生茶や鳳凰単叢、また、緑茶を淹れるのにとても適しています。
緑茶と聞くと驚かれるかもしれませんが、本来中国緑茶は高温で淹れるもの。上質な緑茶は高温で淹れた方が香りもよく味わいも豊かです。

土質もしっかりとしており、硬度も十分にあり、本来であれば作家物としてご紹介できる品質の茶壺ですが、工房の方針により無名、工房名のみの作品となっています。

ありがとうございます。完売いたしました。
本茶壺は工房物になりますので、再入荷が可能な場合があります。ご希望の場合はお問い合わせください。
ただし、1つ1つ手作りになりますので、微妙に形が変わります。また、作品数には限りがありますので、現地工房でも在庫切れの場合はご容赦ください。


先日の長期出張の際に中国現地の協力店でもある友人のお店の茶倉を整理していて、懐かしく素晴らしいプーアル生茶を発掘してきました。

雲南曼崗茶業 七子餅茶 2006年
雲南曼崗茶業 七子餅茶 2006年

勐海生餅 2010年
勐海生餅 2010年

かつて完売してしまっていたプーアル生茶です。
とても素晴らしい香りと味わいで、今も大事に少しづつ楽しんでいるという方も多いのではないでしょうか?
少数のみの入荷となります。

ありがとうございます。完売いたしました。

九曲紅梅の製茶

九曲紅梅

杭州へ向かったのは老師の九曲紅梅の製茶を見せていただくことが目的だったのですが、実際にお会いして詳しく聞いてみると、鮮葉の質にこだわる老師が製茶しているのは杭州といってもこの付近からは車で片道3〜4時間はかかるという山奥で、その後のスケジュールもあり断念せざるを得ませんでした。老師の製茶はまた改めて計画をきちんとたててお伺いさせていただこうと思います。
それでも折角来たのだからと老師が紹介してくださったのは、ちょうど訪問初日に製茶について質問しにきていた茶農家さんの村。大きな茶業さんなどはなく、本当に小規模な茶農家さんだけの村で、製茶機械は使っているものの、勉強になるはずですよとすすめてくださいました。茶農家さんも快く招待してくださり、この日はその村を目指すことに。

九曲紅梅

近いと聞いていたものの、この村も結構な山奥です。市街地からは車で片道2時間以上はかかる場所にありました。とても小さな村で昔から製茶を行ってきているのだそうです。専業で茶農家を営む方もいれば、兼業の茶農家を営む方も。それでも殆どの住民が何かしらお茶に関わっているそうです。
このあたりでは殆どが龍井43号を栽培しています。春の早い時期は龍井茶を、葉が成長してきてからは九曲紅梅を作っているそうです。
お伺いした時は九曲紅梅の製茶が真っ盛りと言った時期で、この時も摘み取ったばかりの茶葉が集められているところでした。

九曲紅梅

小さめの揉捻機があります。これは村の有志で共同で購入した機械だそうです。交代でみなさん大事に使っていました。
このあたりでは茶摘みも自分たちで全て行います。茶業としてそれなりの規模として行う場合は摘み子さんを雇うのですが、本当に小規模な茶農家さんの集まりなので家族総出で茶摘みから全て行っていました。
とはいえ、実際の製茶が始まると周囲の村人たちが集まってきて、ここはこうした方が良いなどとみんなで意見を交わしながらワイワイと製茶しています。

九曲紅梅

とても興味深かったのは発酵工程です。村の共同製茶場には揉捻機はあるものの他の製茶機械は見当たりません。萎凋槽も見当たらないなぁと思っていたら、このように茶葉用のビニール袋に入れて密封、太陽の熱で発酵を行っていました。面白いですね。
村のお年寄りのお話では昔はビニール袋ではなかったけれど、似たような方法で発酵を行っていたとのこと。なので、このように自然の太陽の力で発酵を行うのは当たり前のことなのだそうです。もちろん天気にも左右されます。太陽の熱が足りない時には何日も十分に発酵するまで待っていたり、納屋で火を起こして発酵を促進したりすることもあるのだとか。自然の変化に対応しながら、九曲紅梅を作っているそうです。これぞ基本の作り方ですね。

九曲紅梅

乾燥も天気が良ければ太陽で行うそうです。この日も乾燥中という九曲紅梅が並んでいました。
この乾燥工程も基本は太陽の熱で行いますが、天気が悪い場合は乾燥機を使うこともあるとのこと。ちなみにこの乾燥機は村の方の手作りで薪を燃やして熱源にしている原始的なものでした。

とても興味深く製茶を見学させていただきました。正直なところ、このような作り方ということもあり、ロットによる品質にかなり差がでてしまっていたり、なにより茶葉の中の水分量が多いために保存が難しいということなどもあり、ショップでご紹介することのできるお茶ではありませんが、とても魅力的なお茶でした。こうしたお茶は誰もが美味しく淹れられるというものではないのですが、ある程度お茶を淹れる技術のある人が淹れると本当に魅力的な個性のある美味しいお茶として楽しめます。この地域、地元のお茶というのは本当に美味しく魅力的です。

杭州では陳老師をはじめ、たくさんの茶農家さんに大変良くしていただきました。快く案内してくださったり、製茶方法をご紹介いただいたり、本当にありがとうございました。

※陳老師による2016年の九曲紅梅は今月6月中にはご紹介させていただく予定です。


明前 正山小種 無焙煎 2016
明前 正山小種 無焙煎 2016

今年は入荷しますか?とご質問をいただくことの多い紅茶です。

最高品質の紅茶として有名な金駿眉を最初に作り出した1人という、とても技術の高い作り手によって作られた無焙煎の正山小種です。
この正山小種は桐木保護地区内の在来種を通常は行う松の枝を使った焙煎を行わずに作られました。清らかで上品な甘い花香とバランスの良い甘味とミネラル感がしっかりと感じられる味わいは無焙煎という変わった正山小種ではなく、非常に上質な武夷紅茶であることが実感できます。とても清らかな紅茶に仕上がっています。

こちらは中国で大変お世話になっている恩師のご好意で入手することができました。そのため、中国国内よりも価格を抑えてご提供することができています。

蔵茶 金尖 雅細
蔵茶 金尖 雅細
蔵茶 金尖 雅細 (バラ)

人気の高い黒茶、蔵茶 金尖 雅細が再入荷いたしました!

蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、普洱茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。
辺境の少数民族へと運ばれ消費される「辺茶」の1つであり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。
(チベットは西「蔵」といいます)

蔵茶の中でも最上質のお茶で味わいや香りはとても素晴らしいです。