投稿者「suzuchado」のアーカイブ

香檳烏龍茶 (東方美人) / 中国紅茶 入荷しました!

お問い合わせの多い今年の香檳烏龍茶が入荷しました!

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特級 香檳烏龍茶 (東方美人)

この香檳烏龍茶は6月中旬に完全手摘みで摘み取られた茶葉を使用し、ロットの中でも最高品質のものです。落ち着きを出すために後熟成を行い、現在はこれ以上ないほどに最高の香り、味わいになっています。

東方美人の多くは新竹、苗栗などで作られる青心大有種のものが主流です。これらは果実香の強い、味わいのしっかりした火入れが強い特徴を持ちます。苦味が出やすく、中には苦味がそのまま出ているものや、多くは複数のロットや様々な品種から作られた東方美人をブレンドします。
一方、石錠で作られる東方美人は青心烏龍種から作られ、軽やかな香りと味わいで、まさにシャンパンのようです。
香檳烏龍という名前は石錠で作られた東方美人に与えられたと言われています。

その石錠郷の中でもこれ以上のものはないほどに上質な東方美人です。
もしお手元に東方美人があれば是非比べていただきたいと思うほどに、今年もとても上品に美味しく仕上がっております。

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南糯山 古樹滇红(雲南紅茶)

古茶樹で有名な雲南省南糯山の樹齢300年以上の茶樹から作られた非常に上質な古樹雲南紅茶です。

一般的な雲南紅茶は甘く、誰もが美味しいと思えるお茶である反面、味わいが分かりやすすぎて飲み続けるには飽きてしまう部分もあります。近年流行している金色の雲南紅茶は特にその傾向が強く感じられ、当店ではお問い合わせをいただくものの、WEBショップでのお取り扱いは控えておりました。

今回のこの雲南紅茶は金色一色ではありませんが、その香りと味わいの複雑さ、奥深さが違います。
金色の雲南紅茶が入門向けとすれば、このお茶は上級者向け、玄人好みの味わいです。11月の中国出張で出会ったお茶ですが、雲南紅茶にこれほど、奥行きのある美味しさを持つものがあったのかと驚きました。
(もちろん、入荷できない位に高額なお茶にはあります・・・)

少数民族が代々大切に守ってきた古茶樹から丁寧に作られた紅茶です。
ぜひ、大切な時間に楽しんでいただければと思います。

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四川高山桂花紅茶

当店で一番人気の四川高山紅茶に桂花の香りを移した四川高山桂花紅茶が入荷しました。

ベースとなっている四川高山紅茶は四川省蒙山主峰の標高1200m以上という高山地帯で栽培された茶葉を使用して丁寧に作られています。無農薬認証は得ていませんが、標高が高く斜度のきつい斜面で栽培された無農薬栽培の茶樹を使用しています。また香り付けに使用している桂花(キンモクセイ)も厳選された無農薬の桂花を使用しています。

今年から新しく作り始めた紅茶です。

一般的に流通する桂花紅茶よりも桂花(キンモクセイ)は少なめです。これは桂花が多すぎると味わいが鈍ってしまい、ベースの紅茶が本来持っている味わいを崩してしまうだけでなく、桂花の香りと共に四川高山紅茶の香りも楽しんで欲しいという作り手さんのこだわりの結果です。

清楚という言葉が似合うような、とても上品な桂花紅茶です。

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大益 老茶頭 2012年

実は隠れた人気商品の老茶頭ですが、2012年が入荷しました。

プーアル熟茶には定評のあるモウ海茶廠の老茶頭は安定した美味しさとお求め安さが人気で、中国でも日常のお茶として親しまれています。
非常に煎持ちも良く、上質なボルドーワインのような味わいです。

円安・現地の物価上昇に伴い、2011年度のものとはお値段が異なります。今後の状況によっては再入荷時にまた価格の変更がある場合もございます。どうぞご了承ください。

品切れでご迷惑をおかけしていたガラス茶器も再入荷しております。
(一部商品は既に再度品切れてしまいました。申し訳ありません。)

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ガラス 茶杯 (大)

程よい厚さでシンプル、使いやすいガラスの茶杯です。
茶水の色が確認しやすく、お茶を選ばずに使えるのも魅力です。また、お茶だけでなくお酒の杯としても使っている方もいらっしゃいます。

こちらも品切れでご迷惑をおかけしていました。
茶道具の再入荷です。

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花梨茶盤

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花梨 茶道組

日常的に使用するのにちょうど良い大きさの茶盤と茶道具です。質の良い木材を使用し、しっかりと作られていますので、使っているうちに歪んできてしまったりすることはありません。

花梨以外の木材、黒檀や緑檀の茶盤や茶道具をご希望の場合は中国からお取り寄せ、個人輸入手続きを行うことも可能です。
ご希望の場合はお問い合わせください。


今年もささやかな感謝の気持ちとして、ノベルティプレゼントをさせていただいております。

1月15日までにご注文いただいた方には心ばかりではありますが、お茶などのセットをプレゼントさせていただいております。

期間中のご注文毎に1セットずつプレゼントさせていただきます。プレゼントの組み合わせはどうぞお任せください。
また、数量限定のため内容の変更、早期終了などもございます。

メール便対象商品のみをご注文の場合は対象外となります。
(メール便でお届けする場合はプレゼントを同梱することができません)

期間中、複数回のご注文をいただいた方にはプレゼントさせていただく、お茶の種類を変えてお送りさせていただいておりますが、ご用意しているプレゼントには限りがありますので、同じものが届く場合もあるかもしれません。どうぞご理解いただければ幸いです。

数量限定のため早期終了させていただく場合もございます。
どうぞご了承ください。

お茶会のお知らせ & おかげさまで2周年を迎えます

中国の茶市場

来年、2014年1月のお茶会は黒茶がテーマです。

黒茶は一言で言うと「後発酵茶」です。
紅茶や青茶(烏龍茶)が鮮葉の酸化発酵を利用して作られているのに対して、黒茶は麹菌による発酵が行われたお茶になります。
黒茶は昔から雲南省、四川省や湖南省、陜西省などで作られ、チベットをはじめとする辺境の地へ、その地に住む人々の健康に欠かせないものとして大切に運ばれています。
一方、香港や台湾、東南アジアへも輸出され、その地の人々の喉を潤す美味しいお茶の1つとしても親しまれています。

普洱茶(プーアル茶)が非常に有名ですが、中国には様々な黒茶があります。
香港や台湾の乾倉で熟成された普洱茶、未入倉のフレッシュな味わいを持つ普洱茶、チベットで愛飲されている四川省の蔵茶、生産量では最も多い湖南省の茯茶、その茯茶のオリジナルとして近年復活した陜西省咸陽の泾渭茯茶(涇渭茯茶)、広西の六堡茶、かつては小葉種で作られていた重慶市の重庆沱茶(重慶沱茶)など沢山の黒茶が存在しています。
そしてその味わいも様々です。濃厚なボルドーワインのようなものからフレッシュな蜂蜜のような甘い香りを持つもの、フルーツのニュアンスをもつものや穀物のような香ばしさをもつものなど・・・

1月はその黒茶の一部分をご紹介、美味しく楽しみたいと思います。

日時 2014年1月13日(月曜・祝日)12時30分~14時30分
場所 Bistro&Bar After Taste
東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネやまとビル5F
03-6273-2001
新宿駅 徒歩2分 / 新宿三丁目駅 A5出口 徒歩1分
料金 3000円(お茶3種以上・デザート・お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、1月10日までにAfter Taste店舗までご予約ください。満席になりしだい、ご予約を締め切らせていただきます。ご了承ください。
( 03-6273-2001)

開催時間、料金が前回と変更になっております。ご注意ください。

おかげさまで満席となりました。ありがとうございます。現在はキャンセル待ちをお受けしております。どうぞご了承ください。


チベット ポタラ宮

12月13日で鈴茶堂Webショップはおかげさまで2周年を迎えます。

鈴茶堂では現地の普通の人々ではなく、お茶好きの人々が大切に楽しんでいるお茶、かつ、私たちも美味しく安心して味わえるお茶をご紹介したいと思って選んでいます。1年目よりもちょっとマニアックな品揃えに変わってきたにも関わらず、この1年も私たちが想像していたよりもずっと多くのお客さまにご利用いただきました。本当にどうもありがとうございます!心から感謝しております。どうもありがとうございました。

まだまだ日本できちんと紹介されていないようなお茶が沢山あります。これからも美味しく、安心して楽しめるお茶をご紹介していきたいと思っております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

お世話になっているみなさまにお礼の気持ちをと思い、今年も本日12月7日から1月15日までにご注文いただいた方には心ばかりではありますが、お茶などのセットをプレゼントさせていただきます。数量が少ないためショップにでていないお茶や販売を検討したものの業務販売のみに絞ったお茶などを予定しておりますので、珍しいものもあれば、特別に美味しいお茶、普通に美味しいお茶など様々です。

期間中のご注文毎に1セットずつプレゼントさせていただきます。
お茶の組み合わせはどうぞお任せください。また、数量限定のため内容の変更、早期終了などもございます。
ただし、メール便対象商品のみをご注文の場合は対象外とさせていただきますのでご注意ください。(メール便でお届けする場合はプレゼントを同梱することができません)
どうぞご了承ください。

1年目もたくさんの茶縁がありましたが、この2年目ももっと多くの、戸惑うほどに多くの茶縁があり、たくさんの素晴らしい出会いがありました。今年からはじめさせていただいている新宿のAfter Tasteさんで行っているお茶会もその1つです。多くの方にご参加、お申込みいただき、本当に楽しく、嬉しく、心から感謝しております。

3年目も美味しく安全なお茶をお届けできるようにスタッフ一同努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

発送業務再開しました&手摘み川根茶 2013年熟成茶 入荷しました!

チベット・ラサ・ポタラ宮

長期間の発送業務お休みでみなさまにはご迷惑、ご不便をおかけしました。
無事に中国・チベット・台湾を回って帰国いたしました。
発送業務も再開しております。

北京からはじまり、安徽省では合肥と涌渓火青の産地を見学させていただき、上海、四川省成都、そしてチベット自治区のラサ、シガツェ、ギャンツェ。ラサからは鉄道で西安まで。西安のお隣、咸陽で黒茶の泾渭茯茶(涇渭茯茶)工場を見学させていただき、再び北京へ。今までに経験したことのない距離を移動しましたが、どこも素晴らしい景色はもちろん、素敵な人たちと素晴らしいお茶との出会いがありました。

写真は紅葉が美しいチベット・ラサのポタラ宮です。

日月潭紅茶工場

その後の台湾では台中をベースに南投縣、台北とまわりました。
南投縣ではいつもの凍頂烏龍茶、渓頭、日月潭を。台中では陶磁器作家のみなさんと交流させていただきました。沢山の方と新たな交流がはじまり、今回も茶縁の深さに驚かされた旅になりました。

写真は台湾南投縣日月潭の紅茶工場です。

今回であった美味しいお茶たちは通関終了次第、順次ご紹介させていただきます。
また、旅の様子は本ブログやお茶会などで改めてご報告させていただきます。


手摘み川根茶 2013年熟成茶
手摘み川根茶 2013年熟成茶

春に大変ご好評をいただいている鈴茶堂唯一の日本茶、手摘み川根茶の熟成茶が入荷しました。
春の新茶の時期ももちろん美味しいのですが、実は一番美味しくなるのは適切に管理されて夏を越した秋以降のお茶です。
新茶時期のように香りは望めませんが、新茶特有の強さが抜け、柔らかく深みのある甘味の増した、この上なく美味しい日本茶になりました。

新茶の状態で完売してしまう、この茶農家さんの日本茶を贅沢にも熟成茶に仕上げています。今までは販売せずに自家消費で楽しんでいたものを、今年は確保していただきました。

発送は12月7日以降を予定しています。

柴窯 冬梅傲雪杯 再入荷しました!

柴窯 冬梅傲雪杯
柴窯 冬梅傲雪杯

あっという間に完売してしまった冬梅傲雪杯が再入荷しました。
メールマガジンご購読者限定でのご予約数が多かったこともあり、数量が限られますのでご注意ください。

普段使いにできる粉彩の茶杯ですが、柴窯の製法で作られています。
綺麗な梅と鳥の図柄は「冬梅傲雪」と呼ばれる書画の題材に良く使われる縁起の良いものです。
高さのある茶杯はお茶の香りを際立たせてくれますので、青茶などの香りの良いお茶に最適です。


お問い合わせの多い凍頂烏龍茶、台湾茶のご報告です。

凍頂烏龍茶2013年冬茶の入荷予定は来年1月以降を予定しております。今シーズンも天候に恵まれず、作り手さんにとっては厳しいシーズンだったようですが、非常に品質の良い冬茶を確保できました。

一般的には流通しはじめている冬茶ですが、当店が信頼している作り手さんは非常に頑固で昔と変わらない「冬茶」しか作りません。そのため、現在では冬片と呼ばれるような時期に摘み取り、製茶します。また、焙煎に期間をおくため、仕上がりは12月中旬以降になります。

もう1つお問い合わせの多い香檳烏龍茶 (東方美人)について。

本年度も納得できる品質のお茶に仕上がっていました。
とても清らかでありながら力のある香檳烏龍茶のため、作りたてよりもしばらく期間をおいて寝かせた方が良いということで、当店ではこの時期にご紹介することにしています。
本当は1年以上寝かせておきたい位、時間をおいた方がより美味しく甘くなるお茶ですので、現在お勧めはショップでご紹介中の2012年物です。

特級 香檳烏龍茶 (東方美人)

2013年の香檳烏龍茶のご紹介は早くて12月中旬以降になります。

昨年、茶樹の状態が良くないからという理由で冬茶の製造を断念した渓頭高山茶の作り手さんですが、今年は製茶することができました。とても丁寧な作り方をする上質な高山茶で、こちらも12月中旬以降にはご紹介できると思います。
日本ではあまりメジャーではない渓頭高山茶ですが、とても美味しいお茶です。

発送業務お休みのお知らせ

アバ・チベット族チャン族自治州

10月27日から11月21日、11月23日から11月30日までのあいだ、中国および台湾へ出張・研修のため、発送業務をお休みさせていただきます。
かなり長期に渡るお休みとなります。ご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ありません。

10月25日21時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文、銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は同じく10月25日中に入金確認ができたご注文を10月26日に発送させていただきます。それ以降のご注文は11月22日または12月1日以降の発送となります。

11月は発送可能日が22日のみとなっております。ご注文が集中した場合は22日に発送できない場合もございます。その場合はメールにてご連絡、ご相談させていただきますが、11月22日に確実に発送を希望する場合は備考欄にその旨をお書き添えください。可能な限り対応させていただきます。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。ネット接続環境が不明な場所へも行くことを予定しておりますため、ご返信などに最長で5日程度のお時間をいただくことも予想されます。

ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。


気温が下がって岩茶が美味しい季節になってきました。

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青獅子岩 金牡丹

武夷岩茶の中でも一番のお勧めはこの青獅子岩 金牡丹です。

金牡丹は福建省農科院研究所が作出した比較的新しい品種です。非常に香り高く、味わいも良いことから評価の高い品種ではあるものの、栽培量が極めて少なく、産地である武夷山はまだしも、中国でも金牡丹という品種を知らない人の方が圧倒的に多い希少な岩茶です。
その中でも青獅子岩と呼ばれる山深い場所で作られている金牡丹です。この青獅子岩で作られる岩茶は最高の味わい、香り、岩韻を備えています。同じ品種の岩茶でも他の場所で作られた岩茶とは全く別物と言って良いほど味わいと香りの深さがあります。
産地でもまず青獅子岩の金牡丹に出会えることはありません。

慧苑坑 鉄羅漢
慧苑坑 铁罗汉(鉄羅漢)

四大名欉として知られる鉄羅漢です。
本来の生産地は福建省武夷山のなかでも慧苑坑という場所ですが、現在では生産される鉄羅漢の殆どが慧苑坑以外の場所で栽培されています。
慧苑坑とは三坑両澗と呼ばれる、ワインで言うところのグランクリュ畑。その正岩茶区の中心となる地域で作られた素晴らしい岩韻を持つ鉄羅漢です。鉄羅漢という岩茶が本当はこんなに美味しいお茶だったのかと実感していただけると思います。

臨時休業のお知らせ

誠に勝手ながら、10月19日および20日はお休みをいただきます。
臨時休業中もご注文はWEBフォームより24時間受付しておりますが、当店よりの返信、商品の発送は21日以降の対応とさせていただきます。

長期発送業務お休み前にご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いいたします。

10月のお茶会 どうもありがとうございました!

茶席

10月14日に新宿のAfter Tasteで開催させていただいたお茶会、おかげさまで無事終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました!

中国紅茶をテーマに4種類の紅茶を淹れさせていただきました。
普通にお求めいただけるものから、中には一般流通していないものまでお出ししました。
とはいえ、中国紅茶はまだまだ奥が深く、今回ご紹介させていただいたのはごく一部のものばかりです。
また機会を改めて他の中国紅茶もご紹介できればと思っております。

中国紅茶(九曲紅梅)のフラン・タルト

お茶会の茶譜は以下の内容でした。

四川高山紅茶

金丝凤庆红茶(金糸鳳慶紅茶)

斎藤シェフによるデザート 中国紅茶(九曲紅梅)のフラン・タルト

皇家 正山小种(正山小種)

桐木野生紅茶

After Tasteの斎藤シェフによる中国紅茶のフラン・タルト、絶品でした。前回の正山小種のアイスクリームも美味しかったですが、今回のフラン・タルトも伝統的なフランス菓子がこんなに美味しくアレンジされてしまうんだと驚く程に美味しかったです。
いつもお茶会のためにスペシャルメニューを作ってくださるシェフに感謝します。

お土産にお持ちいただいたものはこちらになります。

特級 妃子笑 2013
桐木野生紅茶
冬梅傲雪杯

妃子笑は今年度のものは価格が上昇し過ぎてしまい、WEBショップへの入荷を断念していたものです。妃子笑という名前のお茶は色々と流通していますが、この妃子笑は非常に上質で美味しいものです。
桐木野生紅茶は一般的に流通することのない、年間3斤(1.5kg)しか作られない貴重な紅茶です。今回、作り手さんにご好意でいただいたものをおすそ分けさせていただきました。
どちらも上質でとても美味しい紅茶です。どうぞゆっくり楽しんでいただければと思います。

次回は来年1〜2月を予定しています。詳細な日時やテーマは未定ですが、決まりましたらまたお知らせいたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


伝統 九曲紅梅
伝統 九曲紅梅

大湖山で栽培された伝統的な品種である鳩坑小葉種を使用し、昔ながらの製法を守って作られています。
とても技術の高い、現地では非常に有名な作り手が全て手作業で機械を使わずに作ったとても上質な九曲紅梅です。

もう1つの九曲紅梅は珍しい奇蘭種を使って作られたものです。

九曲紅梅 奇蘭
九曲紅梅 奇蘭

中国茶に詳しい方は奇蘭と聞いて不思議に思われると思います。
奇蘭は福建省などにある青茶(烏龍茶)の茶樹品種です。この九曲紅梅に使われているのは台湾の奇蘭種です。
かつて、この地でお茶作りをしようとした台湾人が持ち込み植えたまま放置されている奇蘭の茶畑があり、その半野生化した茶畑から摘み取って作ったものがこの九曲紅梅です。

奇蘭種の方はスポット的なお取り扱いになりますので追加入荷の予定は今のところありません。
生産量が少ないため、今後の輸入予定も未定です。在庫わずかとなっております。

四川高山紅茶
四川高山紅茶

品切れが続き、ご迷惑をおかけしていた四川高山紅茶が入荷しました。
当店でも一番人気の四川高山紅茶です。

今年4月の四川省雅安大地震では製茶所も被害を受け、紅茶の生産も危ぶまれていましたが、何とか自分たちで製茶所を直しながら製茶を行ったそうです。(本格的な修復も製茶のシーズンが終わったため、ようやく始まったそうです。)

現在も当店では四川のお茶の売上げの一部を地震の義捐金として寄付させていただいております。
そのお礼として今回、茶業さんからの仕入れ価格を下げていただき、以前よりもお求め安いお値段でご提供できることになりました。


10月27日から11月21日、11月23日から11月30日までのあいだ、中国および台湾へ出張・研修のため、発送業務をお休みさせていただきます。
かなり長期に渡るお休みとなります。ご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ありません。

10月25日21時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文、銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は同じく10月25日中に入金確認ができたご注文を10月26日に発送させていただきます。それ以降のご注文は11月22日または12月1日以降の発送となります。

11月は発送可能日が22日のみとなっております。ご注文が集中した場合は22日に発送できない場合もございます。その場合はメールにてご連絡、ご相談させていただきます。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。ネット接続環境が不明な場所へも行くことを予定しておりますため、ご返信などに最長で5日程度のお時間をいただくことも予想されます。

ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。

La Belta CUCCINA E BAR お茶メニュー変わりました & お茶カクテル

La Belta CUCCINA E BAR

町田の本格イタリアンレストラン、La Beltaのお茶メニューが変わりました。
定番の祁門、正統派の正山小種(Lapsang Souchong)はそのまま、秋から冬にふさわしい岩茶が登場です。

昨年も大変ご好評をいただいた3年ビンテージの老欉水仙と今年はもう1つ、青獅子岩 金牡丹のご提供がはじまりました。

青獅子岩 金牡丹はWEBショップでもご紹介しているように、武夷正岩地区の中でも特別な場所である青獅子岩で作られた岩茶です。青獅子岩の岩茶というだけでも貴重なため日本へはあまり輸入されませんが、中でも金牡丹という現地でもあまり栽培されていないとても珍しい品種から作られています。
金牡丹は非常に香り高く、味わいも良いことから評価の高い品種ではあるものの栽培量が極めて少なく、産地である武夷山はまだしも、中国でも金牡丹という品種を知らない人の方が圧倒的に多いといった希少な岩茶です。

また、3年ビンテージの老欉水仙はWEBショップなどではご紹介していない、La Beltaだけでお楽しみいただける岩茶です。色々な老欉水仙がありますが、この老欉水仙はしっかりと醗酵と火入れを行った昔ながらの伝統的な製法で作られた岩茶です。

美味しい食事の後に美味しいお茶を提供したいというお店の思いがあり、普通にお楽しみいただけるお値段でご提供しています。ぜひこの機会にLa Beltaで美味しい食事とお茶をお楽しみください。

また、La Beltaではお茶を使ったカクテルも充実しています。

La Belta CUCCINA E BAR

こちらは3年ビンテージの老欉水仙を使ったリキュールです。
老欉水仙の旨みと香りがベースの甘いお酒ととても良くあっていて、とても美味しいLa Beltaオリジナルのお酒です。

ストレートでも美味しいですがロックがおすすめです。より老欉水仙の香りが引き立ちます。お酒が苦手な方はソーダ割りなどにしてもお楽しみいただけます。
とても美味しいお酒で、私たちも食事の後には必ずお願いしてしまうほどです。

La Belta CUCCINA E BAR

こちらは四川公主というLa Beltaオリジナルカクテルです。
四川公主というのは四川の王女さまという意味で、四川省のジャスミン茶である碧潭飄雪を使って作られています。

ジャスミンの綺麗な香りと爽やかに甘く、可憐な四川公主を連想させるようなカクテルに仕上がっています。

お酒は強くないので・・・という方にはアレンジも可能です。
どうぞスタッフまでお気軽にご相談ください。

La Belta CUCCINA E BAR

こちらはまだ試作中の鳳凰単欉を使ったリキュールです。少し味見させていただきました。
このままでも充分に美味しいのですが、まだまだ改良中なんだそうです。
La Beltaでは熱心なスタッフがお茶を使ったカクテルやリキュールの開発を行っていますので、今回ご紹介したもの以外にもお茶を使ったお酒がお楽しみいただけると思います。
美味しい食事とデザートの後の食後酒に、お茶を使ったリキュールやカクテルでゆっくりとお楽しみください。


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青獅子岩 金牡丹

金牡丹は福建省農科院研究所が作出した比較的新しい品種です。非常に香り高く、味わいも良いことから評価の高い品種ではあるものの、栽培量が極めて少なく、産地である武夷山はまだしも、中国でも金牡丹という品種を知らない人の方が圧倒的に多い希少な岩茶です。
その中でも青獅子岩と呼ばれる山深い場所で作られている金牡丹です。この青獅子岩で作られる岩茶は最高の味わい、香り、岩韻を備えています。同じ品種の岩茶でも他の場所で作られた岩茶とは全く別物と言って良いほど味わいと香りの深さがあります。
産地でもまず青獅子岩の金牡丹に出会えることはありません。

新ロットも登場しています。

特級 祁門
特級 祁門

雑味が一切無く、甘く、旨味をしっかりと含んだこの祁門紅茶はホットはもちろんアイスティーにしてもとても美味しくお楽しみいただけます。
また、苦味や渋みなどがないため、ラム酒や焼酎などで割っていただくととても美味しいカクテルとしてもお楽しみいただけます。
祁門紅茶の多くにはスモーキーな香りや渋みなどがあることが多く、アイスティーやカクテルとしてお酒と合わせるとそれらが増幅してしまって思うようになりません。当店の祁門は本来の祁門香と美味しさにこだわりました。自信をもってお勧めできる祁門紅茶です。


貢品 碧潭飄雪

四川省蒙頂山で栽培された茶葉を使って丁寧に作られた蒙頂甘露に、四川省はもちろん、中国大陸でも最も品質の良い四川省楽山市のジャスミンの花を厳選して丁寧に香りを移したジャスミン茶です。茶葉はもちろんですが、ジャスミンの花も無農薬栽培にこだわっているとても手間をかけたお茶です。(ジャスミンの花は虫がつきやすく、無農薬栽培をするのはとても大変です。)
こだわりの上に高い製茶技術を持った作り手が作っているため、ジャスミン茶に良くある「焼けた感じ」が一切ありません。普通のレベルとは違う、上質なジャスミン茶を楽しみたい方にお勧めします。


春韻白毫

君子蘭の香りを丁寧に移した、とてもめずらしい花茶です。
このお茶のベースにも、四川省蒙頂山で作られた蒙頂甘露が使われています。
花茶が苦手な方や男性の方がハマってしまう、不思議なお茶です。

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杉林溪烏龍紅茶

杉林溪は台湾・凍頂茶区の奥、標高を更に上げた高山地帯にあります。
高山茶が有名な地域ですが、紅茶も作られています。

この地域では高い技術を持つことで有名な作り手が自ら開発した紅茶がこの杉林溪烏龍紅茶です。

一般的に連想するような紅茶のイメージとは少し異なり
東方美人を連想させるような独特の果実香のある、限りなく青茶に近い紅茶です。
紅茶と青茶の良い所を合わせたような、とてもまろやかで優しいお茶に仕上がっています。

正山小種の産地 武夷山桐木訪問

龍鳳谷景区

武夷山の茶産地訪問の最後は正山小種の産地、桐木村を訪問しました。

桐木村は武夷山星村鎮桐木関と呼ばれる地名ですが、実際は岩茶を作っている「武夷山」からは5~60キロ離れた場所にあります。片道車で2時間はかかる場所で、九曲渓の遥か上流に位置しています。
この地域は国家級自然保護地区に指定され、数年前から外国人の立ち入りが禁止されています。中国人は保護地区内から招待があれば入ることができます。手前にある龍鳳谷景区までは誰でも行くことができますが、その先の桐木関へはゲートがあり招待の有無と身分証明書のチェックがあります。今回、私たちがお世話になっている作り手さんのご好意で特別に招待していただきました。もちろん、外国人であることは周囲に秘密の訪問です。

ゲートの中には小規模の昔ながらの製茶場から近代的な工場などが急勾配の山道沿いにポツポツと建っていました。私たちがお世話になっている作り手さんはその中でもかなり標高の高い場所に製茶場を持っているため、更に山道を車で登っていきます。

ゲートを過ぎてすぐの頃は道沿いの茶畑も急傾斜ではあるものの、私たちの良く知っている「茶畑」といった感じが多く続いています。これらの半分近くは水仙種の茶樹です。
通常、正山小種の殆どは古来から桐木にある在来の茶樹(桐木奇种と呼ばれていましたが実際には複数の名称で呼ばれる様です)と中葉種の水仙の両方をブレンドして作られています。これは在来種の採取量が少なく、非常に繊細な味わいの品種のため、在来種のみで作られた紅茶は味わいの深みを出すことが難しいという理由です。

桐木 正山小種茶畑

ようやく目的の作り手さんの製茶場に到着しました。標高1000mを越える場所で、先ほどまで真夏のように暑かったのが嘘のように寒いと感じるほどの気温です。
製茶場の周囲は茶畑に囲まれていますが、茶畑といっても写真の様な状態です。シュロの根元に生えている背の低い植物が茶樹で、全て在来種になります。樹齢100年は軽く越えているだろうとのことでした。元々、遥か昔からこの地にあった茶畑で、詳細は分からないとのことでした。農薬は当然ながら肥料すら与えていないそうです。

審評室

まずは製茶場の審評室で今年の正山小種、妃子笑、金駿眉などの評茶をさせていただきました。

この作り手さんは金駿眉の製法を作り出したメンバーのお一人で、日本でも中国茶の書籍で紹介されていることもあるような方です。とても品質には厳しく、お茶の審評は欠かせません。オランダ王室をはじめ、ヨーロッパ王室向けの正山小種を任されていて、壁にはEUをはじめとした各国の有機認証の証書が飾られています。
普通ならこんな親しくさせていただくことはもちろん、お話させていただくのも難しいような方なのですが本当に良くしていただいています。この日は試作中の新しい製法で作られた紅茶も試飲させていただきました。

正山小種工場

数時間、たくさんのお茶をいただき、色々なお話をさせていただいた後は製茶場を見せていただきました。

この建物は正山小種ではスタンダードなものです。
少し地面を掘り下げて作られている1階部分に窯があります。写真では薪が積み上げられている所の丁度後ろの部分です。その窯で松材の薪を使って火を炊きます。植物の伐採が禁止されているこの地域では薪となる松の伐採も禁止されているため、薪は全て保護地区外から運んでくるそうです。
その上、人が休憩している後ろで茶葉を燻します。製茶の工程にあわせて必要とする温度が変わります。そのため茶葉は工程によって2階、3階と移動していきます。内部の床は薪を燃やした煙が上りやすいように板を渡しただけのような簡素な作りになっています。

正山小種工場

ちょうど訪れた日にも製茶を行っていました。製茶場にある小さな扉を開けると煙が充満している中に茶葉があります。まさにモルトウィスキーでいうところのフロアモルティングです。外からの光が届く範囲以外は真っ暗で何も見えません。その上、内部は長年の製茶によって煤で真っ黒になっています。

この茶葉はこの地で摘み取られたものですが、実際には桐木以外の地で摘み取られた茶葉を持ち込み、桐木の正山小種として流通するケースが多いそうです。実際、桐木は険しい山間にひっそりとあるような場所で、決して茶畑が作りやすいとは言えません。また、自然保護地区に指定されてからは既にある茶畑以外、新たに茶畑を作ることは禁止されています。そのような事情もあって生産量を増やすことは難しいようです。

この地で育った在来種のみを使った正山小種はとても優しく柔らかいお茶です。私たちが普段知っている正山小種とは全く違う繊細な味わいと香りで、同じ「正山小種」とは思えません。


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伝統 正山小種

この作り手さんが作った正山小種です。
通常、正山小種の殆どは古来から桐木にある在来種と中葉種の水仙の両方をブレンドして作られています。これは在来種の採取量が少ないということ、非常に繊細な味わいの品種で在来種のみで作られた紅茶は味わいの深みを出すことが難しいという理由です。
この正山小種は桐木の中でも標高1000mを越える地域に昔からある樹齢100年を越える在来種からのみ作られています。通常であれば繊細すぎる味わいに仕上がってしまうことが多々ありますが、名人ともいえる作り手の技術で繊細さを持ちながら非常に上品で滋味深い紅茶になっています。

また、正山小種と言えば独特の焙煎香が挙げられますが、輸出用には追加焙煎を行って非常に強い香りをつけています。そのような追加焙煎を行わない中国国内流通用の上質な正山小種でも出荷先地域によって香り付けの程度が異なります。華北方面は強めに、華南方面は弱めにというように調節されていますが、この正山小種はそのような調節を行わないこの地域本来の香りで仕上げています。

中国国内流通向けの伝統的製法の味わいの濃い正山小種もございます。
(在来種・水仙種使用)
正山小種

また、使用品種の違いを比較しやすいお得なセットもご用意しました。
正山小種 テイスティングセット

10121.7
金駿眉

価格が上昇しすぎてしまって入荷する予定はなかったのですが、今回は少量ですが入荷しました。
これは金駿眉を最初に作り出した作り手の1人から譲り受けたもので、生産地の桐木の中でも標高1200m以上の高地で採取した樹齢100年を超える野生茶樹の茶葉から作られたものです。
本物の金駿眉を飲んでみたいという方からのお問い合わせが多く、今回、作り手が保管していた分を少量分けていただきました。作出した本人自ら製茶したオリジナルの金駿眉です。


10月27日から11月21日、11月23日から11月30日までのあいだ、中国および台湾へ出張・研修のため、発送業務をお休みさせていただきます。
かなり長期に渡るお休みとなります。ご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ありません。

10月25日21時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文、銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は同じく10月25日中に入金確認ができたご注文を10月26日に発送させていただきます。それ以降のご注文は11月22日または12月1日以降の発送となります。

11月は発送可能日が22日のみとなっております。ご注文が集中した場合は22日に発送できない場合もございます。その場合はメールにてご連絡、ご相談させていただきます。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。ネット接続環境が不明な場所へも行くことを予定しておりますため、ご返信などに最長で5日程度のお時間をいただくことも予想されます。

ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。

武夷山 茶農家さん訪問

武夷山 茶農家さん訪問

お世話になっている武夷岩茶研究所の工場の他にも、茶農家さんも訪問させていただきました。
武夷山が世界遺産に指定されて保護景観地区の指定が行われる前までは天心岩の方にお住まいだったのですが、現在は保護景観地区内に居住することは基本的に許されていないため、以前の場所とは離れた場所に村が移動しています。

こうした「岩茶村」というのはいくつかあるようです。武夷宮からそれほど離れていない大王峰の見える訪れやすい場所にある岩茶村は観光客向けの看板が出ていたりするために目につきますが、それ以外にも看板すら出ていないような保護景観地区外の山間部に小さな集落として岩茶村が点在していたりします。私たちが訪れたこの茶農家さんも、そういった注意していないと見落としてしまいそうな小さな集落にあります。歩いているのは人よりも鶏の方が多いような、静かで小さな村です。

武夷山 茶農家さん訪問

こちらでも最終焙煎工程で忙しくしていました。
この茶農家さんは牛蘭坑と宝国岩の間にある険しい場所に茶畑を持っていて、そこで摘まれた茶葉から作られた岩茶はとても力強く滋味深い優しい岩茶になります。家族で製茶をしている小さな茶農家さんですが製茶設備はしっかりしています。お世辞にも立派とは言えない自宅兼製茶場の中には古いけれど綺麗に使われている製茶機械が並んでいます。

武夷山 茶農家さん訪問

この茶農家さんでは正岩地区以外の半岩地区、外山地区でとれる茶葉も扱っています。基本的に炭焙煎は行っていませんが、正岩地区の品質の良い茶葉は昔ながらの炭焙煎を行います。その際は炭から作る程のこだわりようで、製茶場の外には炭を作るための木材が積み上げられています。

武夷山 茶農家さん訪問

製茶場を見学させていただいた後は今年の岩茶の審評を行わせていただきました。この時ばかりは90歳になろうかという先代、お爺ちゃんも一緒です。様々な岩茶を確認させていただきましたが、今年は水仙の出来が特に良かったようで、とても気に入った岩茶に出合いました。ただし、非常にパワフルな水仙でしたので、こちらはまだ熟成を行っていただいています。みなさまにご紹介できるのは、まだ当分先になりそうです。


新入荷した鉄観音老茶、ご好評をいただいております。
中でも一番のお勧めはこちらの中国と台湾にまたがって作られた絶品の鉄観音です。

鐵觀音茶王
鐵觀音茶王

鉄観音発祥の地、中国福建省安渓の西坪で無農薬・有機栽培で大切に育てられた茶葉を使い、高い製茶技術を持つ作り手が丁寧に作った鉄観音を台湾の凍頂烏龍茶で有名な南投県凍頂へ運び、熟練した焙煎技術者によって焙煎、後熟成を行った非常に贅沢な鉄観音老茶です。
私たちが師事する台湾の高名な茶人が自ら福建省まで赴き、茶摘みから監修して作り上げた最高の鉄観音です。

3年間ゆっくりと火入れを行いながら熟成させてきた、言わば「好いとこ取り」の傑作となりました。

凄みを感じるほどに滋味深く、柔らかく、華やかな鉄観音です。

四川高山紅茶
四川高山紅茶

ちょっと寒いような秋の日には甘くてコクのある紅茶がとても美味しく感じられます。

中国の四川省・蒙頂山主峰で栽培された茶葉を使用して丁寧に作られた紅茶です。四川省の紅茶と言うと聞きなれない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?四川省の紅茶という意味で「川紅」(センホン)と呼ばれる、あまり見かけない希少な紅茶です。

ティーポットで、中国式であれば茶壷や蓋碗で淹れてみてください。
綺麗な透明度の高い褐色の紅茶です。
花の香りと香ばしさ、濃厚に深く甘い果実の香りをしっかり感じることができますが、自然の茶葉だけの香りというのですから驚きです。味は深みのある濃厚な甘さと旨みをしっかりと感じていただけます。

体の中から優しく暖まるような本当に美味しい紅茶です。


10月27日から11月21日、11月23日から11月30日までのあいだ、中国および台湾へ出張・研修のため、発送業務をお休みさせていただきます。
かなり長期に渡るお休みとなります。ご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ありません。

10月25日21時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文、銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は同じく10月25日中に入金確認ができたご注文を10月26日に発送させていただきます。それ以降のご注文は11月22日または12月1日以降の発送となります。

11月は発送可能日が22日のみとなっております。ご注文が集中した場合は22日に発送できない場合もございます。その場合はメールにてご連絡、ご相談させていただきます。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。ネット接続環境が不明な場所へも行くことを予定しておりますため、ご返信などに最長で5日程度のお時間をいただくことも予想されます。

ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。