投稿者「suzuchado」のアーカイブ

武夷岩茶 入荷しました!

熟成を続けてきた武夷岩茶がようやく仕上がりました。
鈴茶堂が扱う武夷岩茶は岩韻の強い、力のある茶葉を使ったものが多いため、熟成に時間を要します。
中には数年かけて熟成するものもあるほどです。
上質な岩茶は熟成に時間がかかる分、強すぎることなく、身体の芯から暖めてくれるミネラル感を持っています。

10135.1
天心岩 半天腰
岩茶の本流を感じさせるような品格のある花果香と火の香りが素晴らしく
岩茶とはこのような美味しさのあるお茶だったと再認識させてくれるような格の違う深みのある美味しさがあります。
まるで上質なモルトウィスキーのような奥行きのある複雑な味わいに仕上がっています。

10134.1
慧苑坑 瓜子金
甘く深みのある果香と柔らかい甘味のバランスが良い岩茶に仕上がっています。
煎を進めていくと甘い味わいが変化してお菓子のようなニュアンスもでてきます。
火入れの程度は中火。強すぎず弱すぎず、絶妙のバランスで火入れが行われています。

10133.1
天心岩 黄玫瑰
黄玫瑰はまだ比較的新しい品種で、2013年から本格的に収穫がはじまりました。
綺麗な優しいバラの香りのする岩茶です。
美しい琥珀のようなお茶は香りだけでなく爽やかな甘味と複雑で上品な滋味
しっかりとしたミネラル感と合わさり、上品で軽やかな美味しさがあります。

10131.1
慧苑坑 千里香
名前の通り、驚く程に素晴らしい甘い花の香りを持つお茶です。
甘さと複雑な旨味が合わさり、非常に良いバランスの岩茶に仕上がっています。

10117.1
流香澗 悦明香
南国の果物を連想させるフレッシュな香りと火の香ばしさが合わさり、非常に素晴らしい香りを持っています。
またこの悦明香の特徴とも言える深みのある甘さは正岩茶の持つミネラル感と合わさり
非常に複雑で奥深い味になっています。

10108.5
百年老枞水仙(百年老欉水仙)
慧苑坑にある樹齢160年ほどの水仙の茶樹から摘み取った茶葉で作られた貴重な老欉水仙です。
特別な古樹だけが持つ落ち着きある、凄みすら感じる旨味を持つ岩茶に仕上がっています。


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江南茗茶城

江南茗茶城

安徽省の合肥では茶市場へ行く機会がありました。

合肥には古くからの茶市場もあるそうですが、こちらはまだ新しい茶市場です。まだ建物も綺麗で整然としています。
訪れたのが平日ということもあってお客さんの数も少なく、少し寂しい気もします。
まだ新しい市場ですのでお客さんが少ないのかもしれません。

北京や広州の茶市場に慣れているとその他の茶市場を小さいと感じることが殆どですが、この江南茗茶城はかなり広い市場でした。

江南茗茶城

安徽省らしく安徽省の緑茶のお店が多く並んでいます。
続いて祁門紅茶のお店も他の茶市場に比べるとかなり多く並んでいました。
太平猴魁が大流行した今となっては他の地域にある茶市場でも安徽省のお茶を見かけますが、これほどの数の専門店が並んでいることはありません。やはり安徽省の茶市場ならですね。
黄山毛峰や霍山黄芽、六安瓜片などの看板も見えます。

江南茗茶城

あまり時間がなかったのですが、その中の1件、太平猴魁の専門店にお伺いしました。

このお店は太平猴魁が大人気となるきっかけとなった、胡錦濤元国家主席がロシアのプーチンにプレゼントした太平猴魁を作ったメーカーさんの直営店だそうです。
太平猴魁はこの一件で大変な人気となり、今では気軽に購入することが難しいほどに価格が上昇しました。
今は少し落ち着いてきたとはいえ、元々高価な緑茶だけに当分はこの状態が続きそうです。

江南茗茶城

お店の中では丁度太平猴魁の篩い分けを行っていました。篩い分けといっても、この形状のお茶ですので1枚1枚手作業で行われています。
大変立派な太平猴魁の茶葉ですが、途中で折れてしまったものや、欠けてしまったものを1枚1枚分別しています。
選り分けた茶葉は折れないように丁寧に専用の箱に詰めていました。

こうした太平猴魁の篩い分けなど、他の地域の茶市場ではなかなか見かけることはありません。
茶市場、特に産地に近い地域の茶市場はこうしたその地域の特色がよく出ていて面白いです。

江南茗茶城
中国安徽省合肥市蜀山区樊洼路


寒い時期に身体の中からほっこりと暖かくなるような、火入れ・発酵をしっかり行った味わい深い鉄観音のご紹介です。

感徳鉄観音 6年老茶
感徳鉄観音 6年老茶

感徳鉄観音 9年老茶
感徳鉄観音 9年老茶

感徳鉄観音 14年老茶
感徳鉄観音 14年老茶

中国・福建省安渓の感徳で伝統的製法を守り作り続けている作り手による鉄観音の老茶です。昔ながらの深みのある甘い味わいに年月を経た柔らかさがとても美味しい鉄観音に仕上がっています。

鉄観音の老茶は珍しいというだけでなく、茶葉に充分滋味を持っていないと年月をかけても美味しく仕上がりませんが、これらの鉄観音老茶はしっかりと醗酵させられる力を持った茶葉を丁寧に製茶し熟成した、とても美味しいお茶に仕上がっています。

鐵觀音茶王
鐵觀音茶王

絶品ともいうべき鉄観音です。

鉄観音発祥の地、中国福建省安渓の西坪で無農薬・有機栽培で大切に育てられた茶葉を使い、高い製茶技術を持つ作り手が丁寧に作った鉄観音を台湾の凍頂烏龍茶で有名な南投県凍頂へ運び、熟練した焙煎技術者によって焙煎、後熟成を行った非常に贅沢な鉄観音老茶です。
私たちが師事する台湾の高名な茶人が自ら福建省まで赴き、茶摘みから監修して作り上げた最高の鉄観音です。

台湾では木柵で作られる木柵鉄観音が有名ですが、今や生産量が減少し、木柵で作られたものではない鉄観音が「木柵鉄観音」として流通しているような状態になっています。また、数少ない木柵で生産される鉄観音も以前に比べて質が低下してきてしまっている状態となってしまいました。
そんな中、昔ながらの最高に美味しい鉄観音を作ろうと中国安渓の西坪でも名人として知られる作り手に依頼、納得のいく、老茶となることのできる美味しさを持った鉄観音を作ってもらったそうです。その鉄観音を今度は台湾でも製茶技術が高いことで知られる凍頂の中でも焙煎名人として有名な作り手に託し、3年間ゆっくりと火入れを行いながら熟成させてきた、言わば「好いとこ取り」の傑作です。

凄みを感じるほどに滋味深く、柔らかく、華やかな鉄観音です。

発送業務お休みのお知らせ

北京景山公園

2月13日から2月21日までのあいだ、中国出張、イベントのため、発送業務をお休みさせていただきます。
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香檳烏龍茶・中国紅茶、ご好評をいただいております。
ありがとうございます。

20702.2
特級 香檳烏龍茶 (東方美人)

この香檳烏龍茶は6月中旬に完全手摘みで摘み取られた茶葉を使用し、ロットの中でも最高品質のものです。落ち着きを出すために後熟成を行い、現在はこれ以上ないほどに最高の香り、味わいになっています。

東方美人の多くは新竹、苗栗などで作られる青心大有種のものが主流です。これらは果実香の強い、味わいのしっかりした火入れが強い特徴を持ちます。苦味が出やすく、中には苦味がそのまま出ているものや、多くは複数のロットや様々な品種から作られた東方美人をブレンドします。
一方、石錠で作られる東方美人は青心烏龍種から作られ、軽やかな香りと味わいで、まさにシャンパンのようです。
香檳烏龍という名前は石錠で作られた東方美人に与えられたと言われています。

その石錠郷の中でもこれ以上のものはないほどに上質な東方美人です。
もしお手元に東方美人があれば是非比べていただきたいと思うほどに、今年もとても上品に美味しく仕上がっております。

10912.4
南糯山 古樹滇红(雲南紅茶)

古茶樹で有名な雲南省南糯山の樹齢300年以上の茶樹から作られた非常に上質な古樹雲南紅茶です。

一般的な雲南紅茶は甘く、誰もが美味しいと思えるお茶である反面、味わいが分かりやすすぎて飲み続けるには飽きてしまう部分もあります。近年流行している金色の雲南紅茶は特にその傾向が強く感じられ、当店ではお問い合わせをいただくものの、WEBショップでのお取り扱いは控えておりました。

今回のこの雲南紅茶は金色一色ではありませんが、その香りと味わいの複雑さ、奥深さが違います。
金色の雲南紅茶が入門向けとすれば、このお茶は上級者向け、玄人好みの味わいです。11月の中国出張で出会ったお茶ですが、雲南紅茶にこれほど、奥行きのある美味しさを持つものがあったのかと驚きました。
(もちろん、入荷できない位に高額なお茶にはあります・・・)

少数民族が代々大切に守ってきた古茶樹から丁寧に作られた紅茶です。
ぜひ、大切な時間に楽しんでいただければと思います。

10802.7
四川高山桂花紅茶

当店で一番人気の四川高山紅茶に桂花の香りを移した四川高山桂花紅茶が入荷しました。

ベースとなっている四川高山紅茶は四川省蒙山主峰の標高1200m以上という高山地帯で栽培された茶葉を使用して丁寧に作られています。無農薬認証は得ていませんが、標高が高く斜度のきつい斜面で栽培された無農薬栽培の茶樹を使用しています。また香り付けに使用している桂花(キンモクセイ)も厳選された無農薬の桂花を使用しています。

今年から新しく作り始めた紅茶です。

一般的に流通する桂花紅茶よりも桂花(キンモクセイ)は少なめです。これは桂花が多すぎると味わいが鈍ってしまい、ベースの紅茶が本来持っている味わいを崩してしまうだけでなく、桂花の香りと共に四川高山紅茶の香りも楽しんで欲しいという作り手さんのこだわりの結果です。

清楚という言葉が似合うような、とても上品な桂花紅茶です。

安徽農業大学 再訪

安徽農業大学

昨年、10月から11月にかけての中国・台湾訪問による発送業務のお休みでみなさまには大変ご不便、ご迷惑をおかけしました。

中国へは北京から入国、現地スタッフや茶業さんたちとの調整を済ませてから安徽省へ移動しました。この時も前年と同じく、安徽省合肥にある安徽農業大学を訪れました。Webと仕入れを担当させていただいている私の高級茶藝師養成・受験講座の受講が目的です。

茶藝師という資格は単にお茶を綺麗に淹れるというだけではなく、茶藝館に勤務するために必要な知識や技術を学びます。中級は茶藝館で勤務する人のための内容になっています。対して高級は茶藝館を経営する内容とされています。
評茶員と同じく、普通にお茶を楽しむ分には必要ない資格で、美味しくお茶を淹れるという技術とはまた別のものですが、こちらも最後まで受講してみることにして、日本中国茶協会が主催する講座を受講してきました。

安徽農業大学茶藝室

1年ぶりに訪れた大学の茶藝室が新しく綺麗に改装されていました。

ここでは一般的な工夫茶の茶器だけではなく、レストランなどで使用するような大きなティーポットなども含めた様々な茶器を使用した淹れ方を学びます。
他にも茶藝とか何か、茶道(中国における茶道)とはどのようなものかなど概念的な部分も学習します。
現地では茶藝館の経営者として中国の労働基準に関する内容も学習するようですが、今回は日本人受講者向けということもあり、どちらかと言うと文化的な内容に絞られていたようです。

安徽農業大学

評茶員の講座は大学が夏休み期間中の開催で大学の敷地内は学生が殆ど残っていないような状態でしたが、今回は大学も通常授業が行われている時期で、敷地内には沢山の学生さんがいました。
前回は人気が少なかった学内も学生のみなさんの熱気でまた違った普通の雰囲気を感じることができました。学校というものから離れて久しいので、こういった雰囲気はとても新鮮です。

出会った先生方をはじめ、学生のみなさんもとても親切にしていただきました。特に偶然交流ができた学生の方からは合肥の美味しいお店を教えていただいたり、色々と大変親切にしていただき、本当に感謝しています。
今回も前回に増して、素敵な経験をたくさんさせていただきました。ありがとうございました。


凍頂烏龍茶 2013年冬茶
凍頂烏龍茶 2013年冬茶

最近は本来の産地以外で作られたものなども多く流通していますが、この凍頂烏龍茶は代々、伝統的な製法を頑なに守って作り続けています。その味わいはまさに本来の凍頂烏龍茶そのものです。他の作り手がとっくに冬茶の摘み取りを終えるころまで充分に待ってから、作られたこの冬茶は数が少ないものの非常に良い出来です。

この作り手の凍頂烏龍茶は伝統的に醗酵が強く、火入れもしっかり行うため、実質的な賞味期限がないどころか年月を経た方がより柔らかく美味しくなります。
この冬茶も本当に美味しいのは半年後、6月以降です。ご紹介するのには早いかとも悩んだのですが(毎回のことですが)、その後熟成の変化もお楽しみいただけることと思い、ご紹介させていただきます。

既にリピートされている方も多い凍頂烏龍茶ですが、春茶とはまた違った味わいがあります。台湾では1年中春茶しか飲まない人や、冬茶しか飲まない人もいるほど味わいや香りが異なります。
どうぞ、お好みの味を見つけてください。

実際、今いちばん美味しい凍頂烏龍茶は後熟成がしっかり行われている2012年の春茶です。数が少なくなってきております。

凍頂烏龍茶 2012年春茶
凍頂烏龍茶 2012年春茶

凍頂烏龍茶 2012年冬茶
凍頂烏龍茶 2012年冬茶

凍頂烏龍茶 2013年春茶
凍頂烏龍茶 2013年春茶

凍頂烏龍茶 2013年冬茶 入荷しました! / お店のブログが変わりました。

凍頂烏龍茶 2013年冬茶
凍頂烏龍茶 2013年冬茶

お待たせいたしました。凍頂烏龍茶 2013年冬茶 入荷しました。

最近は本来の産地以外で作られたものなども多く流通していますが、この凍頂烏龍茶は代々、伝統的な製法を頑なに守って作り続けています。その味わいはまさに本来の凍頂烏龍茶そのものです。
他の作り手がとっくに冬茶の摘み取りを終えるころまで充分に待ってから、作られたこの冬茶は数が少ないものの非常に良い出来です。

この作り手の凍頂烏龍茶は伝統的に醗酵が強く、火入れもしっかり行うため、実質的な賞味期限がないどころか年月を経た方がより柔らかく美味しくなります。
この冬茶も本当に美味しいのは半年後、6月以降です。
ご紹介するのには早いかとも悩んだのですが(毎回のことですが)、その後熟成の変化もお楽しみいただけることと思い、ご紹介させていただきます。

既にリピートされている方も多い凍頂烏龍茶ですが、春茶とはまた違った味わいがあります。台湾では1年中春茶しか飲まない人や、冬茶しか飲まない人もいるほど味わいや香りが異なります。
どうぞ、お好みの味を見つけてください。

実際、今いちばん美味しい凍頂烏龍茶は後熟成がしっかり行われている
2012年の春茶です。数が少なくなってきております。

凍頂烏龍茶 2012年春茶
凍頂烏龍茶 2012年春茶

凍頂烏龍茶 2012年冬茶
凍頂烏龍茶 2012年冬茶

凍頂烏龍茶 2013年春茶
凍頂烏龍茶 2013年春茶

現在、ショップで新入荷としてご紹介している普洱老茶(プーアル老茶)ですが、現在はメールマガジンご購読の方(2014年1月20日時点)限定で予約をお受けしております。
ご予約が入荷予定数に達した場合は売り切れとなりますのでご了承ください。

ご紹介している普洱老茶(プーアル老茶)は以下になります。

2001年 楊聘號
2001年 楊聘號

2003年 昌泰號
2003年 昌泰號

2004年 绿印红丝带(緑印紅絲帯)
2004年 緑印紅絲帯

今後もメールマガジンご購読の方限定のイベントや特典なども続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ご購読申し込みはWEBショップ、ブログ左メニューのメールマガジンお申込みフォームからお申込みください。


お店のブログが変わりました。

今まではWEBショップ内にブログがありましたが、カテゴリーなどの確認がしにくかったと思います。これからはWEBショップとブログはそれぞれのメニューが左側に表示されますので、お探しの記事などが探しやすくなると思います。

どうぞよろしくお願いします。

1月のお茶会 どうもありがとうございました!

1月のお茶会

1月13日に新宿のAfter Tasteで開催させていただいたお茶会、おかげさまで無事終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました!

黒茶をテーマに4種類のお茶を淹れさせていただきました。
今回は少しマニアックなお茶を揃えてみました。
近年復活した黒茶から今は無くなってしまった黒茶、新しいけれどとても上質で美味しく楽しめる黒茶や倉熟成したものなど、タイプ別にご紹介させていただきました。
とはいえ、この黒茶もたくさんのタイプや種類があります。
また機会を改めて他の黒茶もご紹介できればと思っております。

武夷岩茶(肉桂)のムース

お茶会の茶譜は以下の内容でした。

泾渭茯茶 经典茯方(涇渭茯茶 経典茯方)

2001年 楊聘號

斎藤シェフによるデザート 武夷岩茶(肉桂)のムース

2012年 古树阿呆小沱(古樹阿呆小沱)

1970年代 重庆乌龙沱茶(重慶烏龍沱茶)

After Tasteの斎藤シェフによる武夷岩茶(肉桂)のムース、とても美味しかったです。フワフワ、トロトロの本物のムースで作りたてならではの柔らかさと美味しさでした。
また次回のお茶会のデザートも楽しみですね!

お土産にお持ちいただいたものはこちらになります。

普洱茶刀
甲级绿印青饼(甲級緑印青餅) 1999年
乙级蓝印青饼(乙級藍印青餅) 1999年

普洱茶刀は台湾で手作りの可愛らしい竹のものです。
緊圧の強いお茶には難しいですが、一般的な餅茶などには問題なくお使いいただけます。

甲级绿印青饼(甲級緑印青餅)と乙级蓝印青饼(乙級藍印青餅)は飲み比べがおすすめの香港乾倉、台湾乾倉熟成を経た普洱茶(プーアル茶)です。どちらも甲乙つけ難いという位に美味しく、それぞれの個性が際立ちます。
甲級の方は梅香と若干バターのような乳香も感じられる優しい風味のお茶です。乙級は綺麗な樟蘭香が楽しめます。
どちらも上質でとても美味しい普洱茶です。沢山お入れしてありますので、どうぞゆっくり楽しんでいただければと思います。

次回は3月23日を予定しています。詳細な内容やテーマは未定ですが、決まりましたらまたお知らせいたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます!

去年のはじめはもっと余裕のある状況で新年のご挨拶を書いていたのですが、今年はおかげさまで予定よりも一日早く仕事はじめを迎えさせていただきました。ありがとうございます。

お茶の現場にいる人々の思いをもっともっと伝えていけるように、少しずつではありますが、進んでいけたらなと思います。

昨年から新宿のAfter Tasteさんで開催させていただいているお茶会はもちろん、今年はまた違う場所でもお茶会を開催させていただくこともあると思います。また、2月のメールマガジンご購読の方限定のイベントをはじめ、みなさまとお会いできるイベントもできるかぎり行っていきたいと思っています。

今年ももうすぐ凍頂烏龍茶の冬茶が入荷できる見通しです。通常の冬茶よりも冬片に近い時期の摘み取りのため元々多いとは決していえない生産量です。特に今シーズンは量が少なく厳しい状況となりましたが、作り手さんのご好意もあって、今年も無事に入荷できる見通しとなりました。
量は少ないですが、とても良い品質のものです。

鈴茶堂のお茶は美味しいと言っていただける機会が増えてきました。
とても嬉しく励みに思っています。
これもそれぞれのお茶の現場にいる人々の思いの結果とご好意のおかげです。
また、数あるショップやお茶の中から鈴茶堂を選んでくださっているみなさまのおかげでもあります。
本当にどうもありがとうございます。
感謝の気持ちを忘れずに、今年も頑張ります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2013年 どうもありがとうございました!

鈴茶堂
チベット・タンラ山脈

2年目を迎えた2013年もたくさんのみなさまのおかげで無事に終えることができます。
おかげさまで私たちが想像していたよりも遥かに素敵な経験や出会いが沢山あった、素晴らしい1年でした。
どうもありがとうございました。

年々の物価上昇と共にお茶の価格も値上がりしているのにも関わらず、今までと変わらない価格で美味しいお茶を提供してくれる作り手さんや茶業さんたち。中には今までよりも価格を抑えてお茶を提供してくださった方もたくさんもいました。予想以上の円安にも関わらず、お茶の品質を下げずに、今までと変わらない価格でご提供できるのも、そういったみなさんのおかげです。

4月の中国・四川省雅安の大地震では当店と取引のある茶業さんも決して少なくない被害を受けました。多くのみなさまのご支援をいただき、四川のお茶の売上の一部などを義捐金を届けることができました。現在もまだ完全に復旧したとは言えない状況だそうですが、製茶場はほぼ元通りに戻っています。
ご協力いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました。

武夷山では製茶に忙しい時期にも関わらず、茶畑をはじめ武夷山の隅々まで案内してくれた茶業さん。マニアックな細かい質問にも嫌な顔もせずにきちんと答えてくれたり、焙煎室で根気よく焙煎技術を教え続けてくれたりもしました。
正山小種の作り手さんは、外国人立ち入り禁止区域にも関わらず、桐木の製茶場まで招待してくださいました。

チベットでは蔵茶をはじめとする黒茶がどのように楽しまれているか知りたいという私たちの希望に答えて、現地チベット族のガイドさんには一般的な観光客が訪れることのないような地元の人々が集まる茶館に案内していただきました。
バター茶を作るドンモという器具を買いたいという私たちのために、家族、親戚総出で探してもらったりと本当にお世話になりました。
ようやく見つけたドンモの製造者の方は、外国人を自宅に招くと当局に罰されてしまうというのにも関わらず、私たちを工房まで招待、色々と説明をしてくださいました。

友人たちのおかげで、製造過程が国家機密に該当するという黒茶の茶廠へも行くことができました。通常は見せられないという工程まで見せていただいたり、たくさん勉強させていただきました。

国家機密といえば台湾の茶業さんも。国賓用のお茶も作っているために撮影は許可できないけれど・・・といいながら色々と細かく案内、教えてくださいました。現在とはとても異なる、昔ながらの製茶方法を教えていただき、その味わいの理由が改めて納得できたことも。

各地でふらりと立ち寄ったお茶屋さんや茶業さん。この土地のお茶は殆ど流通していないので勉強させて欲しいという私たちに忙しい最中にも関わらず長い時間を使って細かい部分まで教えていただいたり、とても面倒な客であったにも関わらず嫌な顔もせずに付き合ってくださいました。

今年も茶器などの作家さんたちにも沢山お会いできました。作業の手を止めて工房を案内してくれるだけでなく、他の作家さんの工房までいくつも案内して紹介してくださったり、儲けが一切無いような価格でワガママなオーダーを聞いてくださったりも。

そして中国、台湾をはじめとする各地の友人たち。自分たちの得には一切ならないにも関わらず、時間を作って各地の移動を手伝ってくれたり、案内してくれたり・・・本当に感謝しています。彼らの協力がなければ鈴茶堂はありません。

上海、安徽、浙江、北京、台中、そして日本の老師の方々。今年もたくさんのことを教えていただきました。

今年も数え切れないほどの縁がありました。

そして宣伝もしていないようなWEBショップにも関わらず、ご利用いただいたみなさま。
また、バーやレストランで私たちの選んだお茶をお楽しみいただいたみなさま。
今年からはじめたお茶会に参加してくださったみなさま。
数あるお茶の中から選んでいただいたことに、心から感謝しております。
どうもありがとうございました。

2014年はたくさんの「縁」をもっともっとお返ししていけるように努めてまいります。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。

溪頭高山茶・溪頭高山紅茶 入荷しました!

溪頭

台湾の溪頭高山茶、渓頭高山紅茶が入荷しました。

溪頭は台湾南投県にある素晴らしい自然で有名な場所です。
日本統治時代、東京大学の演習林であった溪頭自然教育園区もあるこの地域は素晴らしい自然に囲まれています。現在は国立台湾大学の管理下である教育園区内には今も樹齢3000年を超すと言われるご神木や美しい竹林などがあります。年間平均気温も16〜17度前後という環境で、豊かな自然とともに台湾屈指の避暑地としても知られています。

溪頭

日本ではその先にある杉林溪高山茶の方が有名ですが、この溪頭でも昔から上質な高山茶が作られています。

観光地から外れた、標高1000~1300mに位置する茶園で鈴茶堂の溪頭高山茶は作られています。
作り手は昔からこの地域に住み、製茶に携わってきたベテランです。最近主流の高山茶の作り方は取り入れず、古くからの製法を守って、こだわりの製茶を行っています。

溪頭

そのこだわりは茶畑からはじまります。
最低限の有機肥料のみを使い、大切に茶樹を育てています。

そのこだわりようは普通の作り手のそれとは違います。
2012年の冬は度重なる天候不順によって茶樹の状態が良くない状態にあり、このまま製茶をしても納得できるお茶にならないと判断して冬茶の摘み取り、製茶を断念しました。これは普通できない判断です。
冬茶を作らないということは1年の半分の収入を自ら失うことになります。普通は製茶したお茶の品質が悪く、価格が安くなってしまうことを覚悟しても製茶を行います。収入が無くなるよりは良いからです。この作り手はそれを良しとせず、冬茶の製造を見送りました。
美味しいお茶をつくることに強い情熱を持っている作り手です。

溪頭

今年は無事に春茶に続いて冬茶も作ることができました。

この作り手の製茶場は非常に小規模で家族で切り盛りしているような規模です。そのため、茶摘みの時期は摘み取りを行う摘み子さんの応援が必要になります。
毎年同じ顔ぶれの熟練した摘み子さんたちが手際よく丁寧に摘み取っていきます。もちろん、全て手摘みです。摘み取りにも技術が必要です。熟練した摘み子さんたちの確保は決して楽ではありませんが、ここで手を抜くわけにはいきません。

溪頭

摘み取った茶葉は大急ぎで近くの製茶場へ運ばれます。

この作り手は現在の流行に左右されることのない、少し古い作り方をしています。非常に勉強・研究熱心で時間を見つけては色々な製茶方法を試してみたり、色々なことにチャレンジされている方ですが、自分が楽をするのではなく、美味しいお茶をつくるために最良と思われる方法はこうした昔ながらの製茶方法になっているのだそうです。

しっかりと作られた溪頭高山茶は出来たばかりの今も美味しいものですが、時間をおいて熟成させた方がより深く美味しくなります。これはしっかりとした製茶技術を持って作られた高山茶だけです。
近年、標高の高さばかりが判断の基準となり、製茶技術の伴わない高山茶が多く流通しています。標高が高すぎる地域では環境が厳しすぎ十分な製茶を行うことができないケースや、最近になって開拓した高山地帯では技術の未熟な作り手も少なくありません。それでも標高の高さだけで消費者の人気が高くなり、高値がつくのも現状です。
鈴茶堂ではあえて茶樹、製茶技術、作られたお茶の品質にこだわります。


20106.3
溪頭 高山茶 2013年春

2013年4月20日に摘み取った茶葉から作られた春茶です。
しっかりと丁寧に作られたこのお茶は、少し時間をかけて落ち着かせた方が美味しく楽しめます。味わいに深みと丸さが備わり、そろそろ飲み頃を迎え始めました。

20106.4
溪頭 高山茶 2013年冬

2013年10月30日摘み取りの冬茶です。
春茶と同様、しっかりと丁寧に作られたこのお茶は、少し時間をかけて落ち着かせた方が美味しく楽しめます。できれば半年から1年位は後熟成をしておきたいお茶ですが、新茶の状態でもお試しいただけるよう、今年は早い時期にご紹介することにしました。
冬茶独特の丸い味わいが楽しめます。

20106.1
溪頭 高山茶 2012年春

2012年の春茶です。しっかりと管理された環境で後熟成を行っています。
味わいに柔らかさと深みが増していて、清香系の溪頭高山茶の中では一番美味しくお楽しみいただけると思います。

20106.2
溪頭 焙香高山茶

伝統的な凍頂烏龍茶の製法で作った焙香高山茶です。醗酵も焙煎もしっかり行った高山茶です。驚くほどに甘く深みのある味わいと香りは、しっかりとした味わいの好きな方にお勧めです。
溪頭高山茶の中では次にご紹介する高山紅茶とあわせて当店スタッフの一番のお気に入りです。

20106.5
溪頭高山紅茶

通常は高山烏龍茶にする茶葉を使って作られた紅茶です。

台湾では日月潭をはじめとする有名な紅茶の産地をまわりましたが、最も美味しく感動した紅茶が紅茶の産地ではない、この溪頭高山紅茶でした。リンゴの香りを連想するような果香と香ばしさが合わさった素晴らしい香りです。深みのある甘味とその後ろに複雑な旨みと清涼感があります。


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